血の繋がりのない極道に囲まれた宝

安達

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極道の世界

限界なんだって *

「あぁ゛っ、いやっ、もぅむりっ、ぁ、あぁっ、ぁ!」

「じゃあどうしたらいいか分かるよな?なぁ庵。」



分かってる。そんなの分かってる。庵はぜーんぶわかってる。何を言ったらいいのかも何を言えば亮が手を止めてくれるのかもわかってる。けれど言えない。余裕がなくなってくるからだ。達せさせられればされるほど意識は逃げようとする方向に向いてしまう。何度イカされたかも分からない庵はもうまともに喋ることが出来なくなってきていた。



「やた゛っ、ぁ、いやっ、ぁ、うっ、んんっ、ぁ、や゛っ、やめっ、いやだっ、もぅむりっ、ぁ、あ!」

「だから言ってんだろ。どうしたらいいか分かるよなって。お前がそれをしない限り俺はやめねぇよ。」



そう言い亮は庵のペニスを擦りづける。もう擦られすぎて庵は痛みすら感じていた。なのにそれすらも感じてしまう。気持ちいいと思ってしまう。痛いのに気持ちいい。もう訳が分からない。パニックだ。こんな状態がまだ続くぐらいなら言った方がマシかもしれない。どの道亮からは逃げられないのだから。だから庵は…。



「た゛いっ、て、ぅ、あぁっ、あ、た゛いてっ、はやく゛っ!!」



亮の求める言葉を言った。亮の腕を掴みながら必死にそう言った。しかし亮は何故か手を止めてくれなかった。手を止めるどころか悪い顔をして庵を見下ろしていた。そして亮は悪い顔をしながら口を開いた。



「なぁ庵。なんだよそれ。それが人に頼み事をする時の態度か?違うだろ。なぁ庵。人に頼み事する時はちゃんとした言葉を使え。」



そうか。そういう事か。亮はきっと嫌々庵がそう言っているのが分かっていた。仕方なく言っていたのも。庵はこれ以上イカされるのが嫌だったから。だから叫ぶように言った。しかし亮はそれが嫌だった。たとえこんな状況だとしても庵からも求めて欲しい。懇願して欲しかったのだ。庵にはもうそんな余裕すらないというのに亮は無慈悲にもそれを催促するように庵の亀頭をぐりっと刺激した。それには堪らず庵は声を荒らげるように必死で亮にお願いをしだした。



「ま、まって゛っ、りょうっ、た゛っ、ぃ、てくた゛さっ、ぁ、た゛いてっ、おねか゛ぃっ、ぁあ!」




庵がそう言い終わると亮は満足そうに笑った。そしてやっと庵のペニスを解放してくれた。しかし庵はまだ安心できない。それは今からきっと嫌ってほど抱かれるから。そんな感情に浸っている庵とは裏腹に亮はとても楽しそうに笑っていた。



「んーまぁほんとはもうちょっとオネダリ欲しかったけど許してやるよ。あと疲れただろうから少し休憩もさせてやる。」



庵は亮のその言葉に安心した。少しでも休憩があるだけで全然違う。例えると全速力で走っている状態からベットに寝転ぶ感じだ。安心感…そして脱力感に庵は包まれた。



「はぁ…っ、はぁ…っ、ぅ、しぬ…………。」

「こんなんで死なねぇって。お前それ何回目だよ。」



こんなんでってなんだ…!亮には分からないんだ。この辛さが。何度も何度も連続で達せさせられる辛さはきっと亮には分からない。だから庵は本当は亮を睨んでやりたかったが堪えた。今そんなことをしてしまえば亮を煽る行為にしかならないと理解したから。



「…つかれた。」

「何言ってんだよ馬鹿。まだこれからだって。」



亮がそんなことを言いながら息が絶え絶えになっている庵の頬を撫でた。そして軽くキスをする。



「ん…ちょ、やだ…やだ休む…。」

「うるせぇ黙ってろ。休ませてやるからキスされるぐらい我慢しろ。」

「…うぅ。」



亮にそう言われてしまえば庵も言い返せない。休憩が欲しいから。だから黙って大人しく言うことを聞くことにした。顔中にキスをされて嫌だったけど…庵は耐えた。おでこにも頬にもそして当然のように唇にもされ首には痕までつけられる。まるで俺のものだと亮に言われているようにも庵は感じた。そしてそんな時間が長いこと続いた後亮は満足したのか顔を上げた。そして…。



「もう休憩は十分だろ。なぁ庵。」

「…まだ欲しい。つかれた。」

「だーめ。これ以上は待てねぇよ。」



亮はそう言って庵の後孔あたりに指を持っていった。そして遠慮なく指を庵の中に挿れてきた。



「な、なんで挿れるんだっ、ぬけ!」

「なんでってそりゃ慣らさねぇと痛いだろ。」



亮はまるで当然だろ?というようにそう言ってきた。しかし庵はまだ休憩を貰えると思っていたので庵からすれば訳の分からない状況だ。そもそもほんの数分の休憩で満足できるわけが無い。庵は龍之介のせいで身体だって疲れているのだからもうちょっと休ませて欲しいのだ。



「やだっ、ぬいてっ、おねがいっ、やだっ、ぁ!」

「おい庵大人しくしろ。痛いのは嫌だろ?だったら大人しくしろって。」

「いやっ、だめっ、もぅむりなんだってば…!!」



本当に限界な庵は本気でそう叫んだ。しかし亮は止まってくれない。だがこの時ある人物が動き始めていた。それはリビングにいた龍之介だ。亮の言った通りこの家にある部屋は全て声が聞こえやすい。だから龍之介は行動を起こしたのだ。あまりにも庵が本気で叫んでいたから。そして龍之介は興奮状態にある亮を止めるべく寝室のドアを開いた。



「おい亮。その辺でやめといてやれ。さっき俺と散々したからな。それにお前手怪我してんだから無茶すんな。あれほど羽目を外すなって言ったろ?」
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