血の繋がりのない極道に囲まれた宝

安達

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極道の世界

口走る *

「ふっ…ぅ、うっ、」

「ねぇ庵。いつまでそうやって泣いてんのさ。今から兄貴が可愛がってくれるんだよ?泣いてばっかいないでちゃんと感謝の気持ちを伝えなよ。」

 

感謝の気持ちを伝えろだと?バカを言うな!こんなことをされて感謝できるわけが無い。ありがとうなんて庵は死んでも言いたくないと思った。今はひたすら龍之介に会いたい。早く解放されたい。けれど庵はこの人たちから逃げられる気がしなかった。その絶望が庵の中で益々大きくなっていってしまっていた。



「ほら早く言いなよ庵。こんな事で時間かけさせないで。無駄な時間だから。それに兄貴も待ってるんだよ?」



宏斗は自分の言ったこと全てに対して庵に従わせたいのだろう。だから泣いてばかりいる庵の頬を掴んでそう言った。そしてその宏斗の手の力は徐々に強くなっていく。



「ふぅ…っ、ぅ、いたっ、ぅ」

「庵が悪いんだよ。それとももっと痛い思いしたいの?違うでしょ?だから早く言って。」



ここで逆らったらとんでもない事になる。何故か分からないけど庵はそんな気がした。それにただ言葉に出すだけだ。心なんて籠ってなくていい。それだけで辛い思いをしなくなるんならそれでいいやと庵は涙を流しながら口を開いた。



「っ、うっ、ふっ、ぅ…あり、っ、がと、ござっ、ぃ、ますっ、」

「うん。いい子だね。けどちょっと時間がかかりすぎかな。まぁそれもこれから躾していけばいっか。」



庵がちゃんと言ったことに対して半分満足したようで宏斗はそう言った。そして宏斗は視線を庵から玲二に変える。



「兄貴お待たせ。庵を隅から隅まで可愛がってあげて。」

「言われなくてもしてやるよ。」



玲二はそう言うと待ってましたと言わんばかりに庵の足を持ち開かせた。そして庵の後孔に自身の陰茎を当てる。



「ふ…っ、ぅ、うっ、」



たったそれだけなのに庵はこの玲二の行動に背筋が凍った。嫌だ。嫌だ嫌だ。庵はこんな嫌悪感経験したことなかった。龍之介の時とは全く違う。龍之介の時は怖いと思う気持ちだけだったのに今はとんでもない嫌悪感に襲われている。それぐらいの強い嫌悪感に庵は包まれた。けれど先程から宏斗に監視されるように見られている。だから庵は動けなかった。嫌で仕方が無いのに怖くて動くことが出来なくなってしまった。そんな風に怯えて震えている庵の頬を玲二が撫でた。



「はは、お前のその顔たまんねぇな。」



宏斗とは裏腹に庵の抵抗している姿に興奮する玲二はそういい舌なめずりをする。そして玲二は徐々に陰茎を中に挿れていった。



「ふく゛っ…ぅ、ふっ、んっ、」



庵はもはや吐きそうなぐらい気持ち悪かった。気持ちよくともなんともない。すぐに逃げ出したい。こんな男で感じたくない。なのに…。



「いっ、ぅ、ふっ、んんっ、ぁっ、く゛っ!」



徐々に入ってくる玲二の大きな陰茎により庵は嫌でも感じてしまっていた。嫌で嫌で仕方が無いのに前立腺が擦られることで身震いするほど感じてしまう。そんな自分すら庵は嫌いになりそうだった。



「ぁ゛っ、あ…っ、ぅ、ふ゛っ!」

「いい子だね庵。泣いてばっかりだったからどうしようかと思ったけどちゃんと感じてるじゃん。」



宏斗が苦しむ庵に向かってそう言った。そして宏斗は庵の頭を撫でる。その宏斗の行動により庵はさらに身震いしていた。それほど庵の中で宏斗という存在は恐怖だったのだ。



「っ、ぅ、ふっ、あっ、ぁ゛!」



庵は宏斗に見られているだけなのにまるで全身を拘束されているかのようにして動けなくなる。逃げたいのに逃げられなくなる。そして今そんな宏斗が近くにいる。それだけで庵は涙が止まらなくなっていく。ただでさえ陰茎を挿れられたことによる圧迫感と凄まじい快楽に苦しんでいるのにそれに加えての宏斗だ。庵はもういっその事気絶して逃げたかった。しかしきっと宏斗はそれさえ許してくれないだろう。もし庵が気絶なんてすれば薬を使われて起こされる未来しか見えないのだから。



「ぅく゛っ…、ぅ、ふ!」

「おし。全部入ったぞ庵。」

「なんか兄貴優しいね。」

「は?」



全て陰茎を挿れ終えこれから玲二が動き出そうとした時に宏斗がそう言ってきた。そのため玲二は動きを止めて宏斗を見た。



「どういう意味だよ宏斗。」

「だって一気に挿れちゃえばいいのに優しくゆっくり挿れてんだもん。」

「何言ってんだお前。そっちのほうが庵を堪能できるだろ?反応も見れて面白いしよ。」

「まぁ確かに兄貴の言う通りそうかもね。」

「だろ?でもこっから容赦しねぇよ。だからよぉ庵、気絶なんてすんじゃねぇぞ。」

「あぁ゛、ぁ、やめて゛っー!!!」




玲二が宏斗と話していたことで少しだけだったが庵は息を整える時間が出来た。だがその時間があっても玲二の容赦ない突きは辛かった。その衝撃により庵はあれほど頑張って我慢していた拒んでしまう言葉を言ってしまった。そしてそれを宏斗が見逃してくれるはずもなく…。



「あーあ。せっかくいい子だっのにまだ拒む元気があるんだ。ならちょっと虐めても大丈夫そうだね。」



宏斗はそう言うと近くに置いてあった箱に手を伸ばした。だが庵は宏斗がその箱に手を伸ばした理由を探ることが出来なかった。それほど庵には余裕がなかったのだ。玲二による激しいピストンによって訪れるとんでもない快楽に耐えるために。今の状況では絶対に逃げられない。だから庵は耐えていた。逃げれば酷いことをされるのは容易に想像できたから。それに逃げれたとしてもこの部屋からはきっと出られないから。だがそれが分かっていても庵にも限界はある。少しだけしか突かれていないのに庵はもう快楽に耐えきれなくなりさらに宏斗を怒らせることを口走ってしまった。



「あか゛っ、ぁ゛っ、いや゛っ!!」



庵は強い快楽に耐えきれなくなり2回も言ってしまった。拒みの言葉を…。その庵の声を聞いた途端宏斗の顔から笑みが消える。



「はぁ…どうやらお前は酷くされたいみたいだね。」

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