血の繋がりのない極道に囲まれた宝

安達

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筋肉痛

おはよう

「お、庵。おはよう。飯食えそうか?」

「……んん、体痛い…。」



亮が満面の笑みでおはようと言ってきたが庵にはその亮におはようと返す気力すらなかった。何せ全身が痛いのだ。まぁそれはそうだろう。あれから何回やったかも分からない。気絶してまた起こされてまた抱き潰される。その繰り返しだったのだから。


「そりゃそうだろう。あんだけして体痛くねぇ方が不思議だ。」



瀧雄がまるで何を言ってるんだお前はというようにそう言ってきた。そのため腹が立った庵はそっぽ向いて口を尖らせた。



「……もう瀧とはしない。」

「は?やんぞ。」

「…やらない。瀧とせずに龍と亮だけとする。」

「ふざけんなてめぇ。俺を殺す気か?やるってば。」

「やだ…!」

「嫌じゃねぇよ。なんで組長と亮とはすんのに俺は駄目なんだよ。」

「嫌だから…!」

「んだそれ。理由になってねぇよ。」

「おいおい起きて早々喧嘩すんなよお前ら。」



と、喧嘩を始めた瀧雄と庵をそう言って龍之介は止めた。そしてその後龍之介は庵の頬にキスをした。



「庵もそんな風に怒るな。」

「だって瀧が…。」



龍之介に怒るなと言われたが納得できなかった庵は龍之介に言い返した。そんなところも可愛いなと思いつつ龍之介は庵の頬に触れた。



「そうだな。さっきのは瀧が悪いな。だからってお前も怒るな。俺のとこに逃げてくればいいじゃねぇか。ほら庵、こっちに来い。」

「いく…。」



腕を広げてくれた龍之介に庵は飛び込むようにして抱きついた。そんな庵をみて少し拗ねたように瀧雄が口をとがらせた。



「おい瀧。いじけんなって。」

「うるせぇ亮。」



と、言い返したものの瀧雄は本当にいじけている様子だった。そのためそんな瀧雄を見かねた亮が庵に話しかけた。



「おい庵。瀧雄がいじけちまったぞ。いいのか?」



その亮の言葉を聞いた庵は少し迷ったものの瀧雄のことを見た。そしたら思ってた以上に瀧雄がいじけてたのでしょうがないなと言うように庵は瀧雄に話しかけた。



「…瀧。」

「ん?」

「瀧も一緒に寝る…?」

「寝る。」



庵からのお誘いに瀧雄が拒否するわけが無い。だから瀧雄は即答した。しかしそんな二人の会話を聞いていた亮はちょっと待てというよに口を開いた。



「は?おい待て待て。庵、お前また寝んのか?」

「うん。眠い。」

「その前に飯食おう、な?」

「亮の言う通りだ。飯食ってから寝よう。瀧が食わしてくれるってよ。」

「うん。わかった。そうする。」

「ん。いい子だ。」
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