血の繋がりのない極道に囲まれた宝

安達

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筋肉痛

ちょっかいやめて!

*庵視点
























「もうやめてってば…っ!!」



今からご飯食べるって言うから俺はリビングに来たのに何故か龍と瀧に好き放題されている。耳舐められたり噛まれたり頸に痕をつけられたりするんだ!だから俺はめちゃくちゃ必死に暴れてるのに…っ!



「こら庵。そんなに暴れんな。身体まだ辛いだろうが。体に負担をかけるようなことすんじゃねぇよ馬鹿。」



って龍が言うんだ!だったらせめて耳舐めるのだけでもやめてよ!耳弱いって龍と瀧は知ってるはずなのに!



「ならやめて…っ、やめて、ってば!」

「亮の飯が出来たらやめてやる。それまでは俺らの好きにさせろ。」



なんだよそれ…!俺は思わずそう言ってきた瀧を睨んでしまった。なのに瀧は俺の事見てニヤって笑ってきたんだ。



「そんな目をしても俺を煽るだけだぞ。」

「全く瀧の言う通りだな。嫌がるくせに煽るようなことすんじゃねぇよ。」



と、龍が言ってきた。俺は煽ってなんかないのに!



「煽ってないっ、ぁ、ちょ、やだ!!」

「ほんっと耳弱いよなお前。おら庵、逃げんなって。舐めずらいだろうが。」



龍がそう言って俺の顔をがっちりと鷲づかんできた。俺が逃げるのは舐められたくないからなのに!まぁそれを多分龍も瀧も分かった上でしている。



「やだっ、耳、っ、いやっ、いやだって!」

「可愛いやつ。反対側も舐めてやろうか?」



っていかにも楽しそうに瀧がそう言って俺の耳を触ってきた。龍が舐めている方とは反対側の耳を…。だから俺は全力で声を荒らげた。ただでさえ今も辛いから。



「やだっ、ぁ、やだやだっ、いや!!」

「そんなに嫌か。ふーん。それなら…」



瀧が何かを企んでる。けど俺は瀧に集中できなかった。今も顔を鷲掴みにされて龍に耳を舐められているから。それから逃げようと暴れるけどやっぱり力の差がありすぎて逃げられない。なのに瀧が何かをしようとしている。この最悪な状況に俺は泣くことしか出来なかった。



「たきっ、ぃ、いやっ、おねがいだから優しくして…っ!」



逃げることも出来ない俺にはただひたすらに頼むことしか出来なかった。けれど瀧は見返りもなしにそんな俺の頼みを聞いてくれるほど優しくはなかった。



「優しくねぇ。いいぜ。けどそれはお前次第だけどな。」



いかにも悪い笑みを浮かべて瀧が俺にそう言ってきた。チラッとキッチン見ると亮が楽しそうにこっちを見ていた。龍に関しては一生耳を舐めてくる。誰も助けてくれないこの状況でどうにかできるのは俺だけ…。そういうことなら…。



「わ、っ、かっ、たっ、わかったからっ!」



龍に耳を舐められて変な声が出てしまう。けどそれから解放されるには瀧が手を貸してくれる他ない。だから俺は必死にそう答えた。そんな俺に満足そうな顔を瀧はした。



「いい子じゃねぇか。それでこそ庵だ。」



そう言いながら瀧はポケットから何かを取り出していた。俺はそれどころじゃないのに!早く!早くして欲しい。そんな思いで瀧を見ていると…。



「1分な。」

「…っ、ぅ、えっ?」



なんの分数だ?瀧の言ったことの意味がわからず俺は混乱した。そんな俺に瀧は…。



「1分間俺と組長でお前の体を好き放題させてもらう。その間声を出さなかったらお前を解放してやるよ。」

「それは名案だな、瀧。」



耳を舐めることを一旦やめて龍がそう言った。だから俺は一時的に耳が解放されたけど次なる災難が降りかかってきた。



「む、りっ、そんなのむり…!」

「なら亮が飯作り終えるまでは解放しねぇよ。」



と、瀧が言う。そんなの…そんなのどっちみち…。



「…俺に選択肢なんかないじゃんかっ、」

「庵。そんな顔すんなって。それなら30秒にするか?」



俺が本気で悲しそうな顔をしたからか龍がそう言ってくれた。30秒…。30秒なら俺にも出来るかもしれない…。



「…30秒なら、やる。」

「よし。決まりだな。瀧、お前はちゃんと秒数測っとけよ。」

「はい。任せてくださいよ。よし庵、頑張れよ。」

「…うぅ。」


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