血の繋がりのない極道に囲まれた宝

安達

文字の大きさ
180 / 210
筋肉痛

夜のこと

*亮視点





「何怒ってんだよお前。」



さっきまで楽しそうに…あ、いや組長と瀧が楽しそうにしていただけか。庵はずっとからかわれてたな。けど怒ることはしなかった。なのに庵が急に声を荒らげたから俺は何があったのか気になって庵にそう問うた。そしたら庵が…。



「亮っ…!」



って言って抱きついてきた。そんで俺に一生懸命縋ってきたんだ。全く…可愛いことすんなよ。



「おお、どうした。可愛いことすんじゃねぇか。」

「龍と瀧が俺の事いじめるの…っ!」

「は?またお前なんかしたのか?」

「違うから…っ!」



どうやら俺は庵の地雷を踏んでしまったらしい。だが瀧も組長も庵が本気で嫌がればやめるし多少嫌がっていても庵のご機嫌取りをする。だがそれをしないとなれば庵が何かをやらかしたということだ。だから俺はそう思ってそう言ったがどうやら違ったらしい。



「はは、亮にバレバレじゃねぇか。」



ん?瀧がこういうってことはやっぱ庵がやらかしたのか?やっぱそうだよな。さっき台所から俺はこいつらを見ていたが瀧も組長も庵を怒らせるようなことはしてなかったからな。



「何もバレてないもんっ、ひどい瀧っ、俺は悪いことしてないから…っ!」

「まぁまぁそう怒るなって庵。どうしたんだよ。先に俺に何があったのか説明してみろ。瀧と組長のことは一旦放っとけ。」

「この2人が組んで俺の事いじめるの…っ!」

「は?そんなことかよ。そりゃまぁお前が可愛いからなぁ。」



それは仕方がないこと。やりすぎてしまうことに関しては俺も反省しているがどうしても庵が可愛いんだよ。だからやりすぎてしまう気持ちはよく分かる。だが俺がそれを言ったことで庵はさらに怒っちまった。



「…亮までそんなこと言うんだ。もういいもん。」

「怒るなよ。冗談だって。」



俺は怒った庵を引き寄せて頭を撫で優しく抱きしめた。そしたら庵は怒っていても俺に抱きつき返してくる。そんなことが可愛いって言ってんだよ馬鹿庵が。俺がそんなことを思っていると組長が立ち上がって…。



「けどあの遊びもこれで終わりだな、庵。」

「え?」

「何とぼけた顔してんだ。組長の言う通りだぞ。あの遊びはあくまで亮が来るまでって言う約束だったじゃねぇか。」

「あ、そうだった。」

「だろ?」

「…よかった。」



庵は瀧の言ったことを聞いて心底安心した様子だった。一体何があったんだろうか。あとで瀧に聞くことにしよう。



「たく、安心した顔してんじゃねぇよ。俺らは全然良くねぇのに。」



そう言いながら瀧が庵の頬をむにむに、と触りだした。それを庵は拒否しない。別に嫌じゃないんだろうな。



「まぁそう言うなよ瀧。夜は長いじゃねぇか。」



組長がそういったのを聞いて庵は体をびくりと動かした。そんで顔を上げ組長を見た。



「そうですね組長。」

「きょ、今日もするの…?!?」

「「「当たり前だろ。」」」



何驚いてんだこいつは。毎日するに決まってんだろ。こうしてお前も立ち上がることが出来るようになったみたいだし余裕だろ。



「け、けどさ、おれ、まだ体辛いから…っ、」

「大丈夫。優しくてしてやるから。」



と、瀧。



「ああ、そうだな。これでもかってほど優しくして甘やかしてやる。」



と、組長。



「さっき俺は参加出来なかったからその分お前を気持ちよくさせてやるよ。」



と、俺は2人に続くようにそう言った。庵に拒否権を与えないように3人で庵を囲みながらな。



「で、でも…っ、あの、」



3人相手はまぁそりゃ辛いよな。ただでさえ感じやすい庵のことだから。けど悪いが逃がさねぇよ。



「まぁ何はともあれ先に飯食おうぜ。せっかく作った俺の出来作が冷めちまうから。」
感想 17

あなたにおすすめの小説

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

4人の兄に溺愛されてます

まつも☆きらら
BL
中学1年生の梨夢は5人兄弟の末っ子。4人の兄にとにかく溺愛されている。兄たちが大好きな梨夢だが、心配性な兄たちは時に過保護になりすぎて。

後輩が二人がかりで、俺をどんどん責めてくるー快楽地獄だー

天知 カナイ
BL
イケメン後輩二人があやしく先輩に迫って、おいしくいただいちゃう話です。

鎖に繋がれた騎士は、敵国で皇帝の愛に囚われる

結衣可
BL
戦場で捕らえられた若き騎士エリアスは、牢に繋がれながらも誇りを折らず、帝国の皇帝オルフェンの瞳を惹きつける。 冷酷と畏怖で人を遠ざけてきた皇帝は、彼を望み、夜ごと逢瀬を重ねていく。 憎しみと抗いのはずが、いつしか芽生える心の揺らぎ。 誇り高き騎士が囚われたのは、冷徹な皇帝の愛。 鎖に繋がれた誇りと、独占欲に満ちた溺愛の行方は――。

邪神の祭壇へ無垢な筋肉を生贄として捧ぐ

BL
世間に秘された名門男子校・平坂学園体育科 空手の名選手であった高尾雄一は、新任教師として赴任する 高潔な人格と鋼のように鍛えられた肉体 それは、学園にとって最高の生贄の候補に他ならなかった 至高の筋肉を持つ、精神を削られ意志をなくした青年を太古の神に捧げるため、“水”、“風”、“土”の信奉者達が暗躍する 意志をなくし筋肉の操り人形と化した“デク” 消える教師 山奥の男子校で繰り広げられるダークファンタジー

冤罪で堕とされた最強騎士、狂信的な男たちに包囲される

マンスーン
BL
​王国最強の聖騎士団長から一転、冤罪で生存率0%の懲罰部隊へと叩き落とされたレオン。 泥にまみれてもなお気高く、圧倒的な強さを振るう彼に、狂った執着を抱く男たちが集結する。

魔王に飼われる勇者

たみしげ
BL
BLすけべ小説です。 敵の屋敷に攻め込んだ勇者が逆に捕まって淫紋を刻まれて飼われる話です。

BL団地妻-恥じらい新妻、絶頂淫具の罠-

おととななな
BL
タイトル通りです。 楽しんでいただけたら幸いです。