血の繋がりのない極道に囲まれた宝

安達

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筋肉痛

*亮視点





「おーい。庵。おーいって。」



あれから俺たちは庵を抱きすぎてしまった。そんで今に至る。あの後気絶した庵を風呂に入れて寝かせていたのはいいものの庵が拗ねてしまった。その証拠に庵はもう目が覚めているはずなのに俺の問いかけを全部無視してきやがるんだ。



「庵。おいって。無視すんなよ。」

「……………………。」



たく、こいつは…。仕方ねぇな。組長連れてくるか…。



「亮。お前でけぇ声出して何やってんだ?」



俺が今から組長を呼びに行こうとしたその時、瀧が寝室に入ってきた。その瀧の声を聞いて庵は分かりやすく体をビクッと震わせた。まぁあん時1番庵に快楽を与えてたのは瀧だからな。



「お、瀧。」

「よぉ。んで、何やってんの?」

「庵が起きてくんねぇから組長を呼びに行こうとしてたんだ。」

「あ?狸寝入り?」

「そうだ。俺達がやりすぎたから拗ねてんだ。可愛いだろ?」

「んだそりゃ。可愛すぎるな。俺もベット入ろーっと。」



瀧がそう言って庵が寝ているベットの中に入っていった。そしたら庵のやつ飛び起きたんだぜ。可愛いやつだろ?瀧がベットに入ってくるのが相当嫌だったらしい。



「瀧来ないで…っ!!」



庵は結構怒ってる顔をしてそう言った。そんでちょくちょく顔を顰めてた。多分体が痛いんだろうな。まぁあんだけやったからな。



「おいおい庵。そんな悲しいこと言うなよ。ラブラブしようぜ。」

「嫌だ…っ!!」



瀧はベットの上にいる庵を捕まえて抱きしめていた。その瀧から逃れようと庵は大暴れだ。全く…。瀧が庵の事離してやるわけねぇのに。つか力でも勝てねぇの分かってんだろ。



「んだよ。つかあんま暴れんな。体痛いだろ?」



瀧はそう言いながら庵を捕まえたままキスをしまくっていた。庵はそれが別に嫌ではなさそうだったけど多分プライドで暴れていた。俺はまだ怒ってるんだぞっていう感じでな。可愛いやつ。



「瀧が離れたら暴れない…っ!」

「悪いが離れねぇよ。お前が可愛いから。」

「やーだ!!」

「おい瀧。その辺にしといてやれって。庵も疲れてんだろ。俺らがやりすぎたのは事実だし。」

「だからだろうが馬鹿亮。やりすぎたから俺らがこいつの体をいたわってやるんだよ。こいつをべろっべろに甘やかしてやってな。」

「あーなるほど。」



瀧の言い分に俺は納得してしまった。だってそうだろ?そうすりゃ庵の怒りも消えるだろうし何より庵と一緒にいれる。こんないい事ねぇじゃん。



「ちょ、2人とも勝手に決めないでよっ、俺は1人で休むから…っ!!」

「あ?んな事許さねぇよ。おい瀧、そのまま庵捕まえて組長とこ行くぞ。」

「そうだな。よーし庵。俺らがお前のことたーーっぷり甘やかしてやるからな。」



瀧はそう言うと嫌がる庵を簡単に押さえつけて抱き抱えた。その間も庵は頑張って暴れてたけど疲れたんだろうな。暴れることもやめて瀧の腕の中で大人しくなった。



「なぁ庵。お前腹減ってるだろ?何食いたい?」

「…減ってない。」



たく、反抗期かよ。庵は俺の問いかけに目も合わせずそう言ってきた。そういうところも愛おしんだけどな。



「嘘つけ。減ってんだろ。じゃあ適当になんか作るからちゃんと食えよ。」

「じゃあ俺の分も作ってくれよ亮。腹減った。」

「はぁ?なんでお前の分まで作んなきゃいけねぇんだよ。」

「んな事言うなよ。庵も一人で食べるより俺と食べた方がいいだろ。」

「まぁそれもそうか。分かった。」

「亮の太っ腹。」



瀧がそうやってあまりにも嬉しそうに言うからよ、俺はため息ついちまった。けどちらっと庵を見てみるとさっきまでの不貞腐れた顔がどこかに行ってた。あーそうか。庵は嬉しかったんだろうな。瀧とご飯が食べれるってなって。瀧もたまにはいいことするじゃねぇか。



「うるせぇ。お前のためじゃねぇよ瀧。庵のためだ。」

「へいへい。分かってるよー。」
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