203 / 210
太陽
久しぶりの!
*庵視点
「龍!!龍ってば!早く!」
今日は待ちに待った外に行く日だ!どこに行くかはまだ決まってないけどね!この前龍と約束したんだ!あの時言ってた通り瀧と亮はお仕事だった。でもまた今度2人とも行くんだ!亮には口説いほど誘われたけど俺も楽しみなんだ!
「急かすなって庵。時間はたっぷりあるんだから。」
「早く行きたいもん!」
「分かった分かった。あ、待て庵。お前その格好で行くのか?」
「え?だめ?」
俺は今日長袖を着ている。冬だからさすがに寒いかなって思って。だけど龍がその俺の格好を見てそう言ってきたんだ。なにかダメだったのかな?
「馬鹿か。寒いぞそんな格好じゃ。」
「…そ、そうかな?」
「今は12月だ。室内と外の気温は違ぇんだから厚着しろ。」
「分かった。」
俺は普段外に出ないから外がどれぐらい寒いか分からない。だからいつも外に行く龍が言うことだから俺はちゃんと上着を着ることにした。
「何着ようかな…。」
俺は一旦寝室に戻ってクローゼットを漁っていた。俺の服はここに管理されている。最近龍がこのクローゼットを作ってくれたんだ。
「んーこれだと厚着過ぎるかな…。」
外がどれだけ寒いか分からない俺はどのアウターを着ればいいか凄く悩んでいた。龍もマフラーを取りに行ってくれたから今は一緒に居なくて余計に悩む…。そんなこんなで俺が悩んでいると…。
「おい庵。これ着とけ。」
と、龍が後ろから話しかけてきた。その手を見たら龍が普段使ってるアウターがあった。しかもモコモコのタイプだ。
「え?これ龍のじゃないの?」
「そうだ。」
「着ていいの?」
「ああ。これは温かいからお前もこれ着てりゃ風邪は引かないだろうよ。普段外に出ない分余計に寒いだろうからな。風邪だけは引かせたくねぇから。」
「ありがとう。」
「ああ。それに俺の服をお前が着ると気分がいいからな。」
「そう…なの?」
龍は時々変なことを言う。服を貸してもらうんだから気分が良くなるのは俺なのに。おかしいなぁ…。けど龍が喜んでくれるならなんでもいいや。
「ああ。俺のもんって感じだ。」
「…な、なんだよそれ!」
「いいじゃねぇか。実際にお前は俺のもんだし。他の奴らにもそれを見せつけろ。あとその首の痕も見せつけてやれ。そしたらお前もナンパされねぇだろ。」
「そんな事しなくても俺はナンパされないよ。」
「はぁ?お前なぁ…。まぁいいや。今はとりあえず行こう。」
「う、うん!」
龍が俺の肩に手を回してきて頭を撫でてきた。いつも龍はスーツを着てる。仕事な時が多いから。それ以外は部屋着を着て俺と一緒にいてくれる。けど今日はオシャレな龍だ。普段と違う龍ってなんか…かっこいいかも…っ。
「龍。どこに行くの?」
エレベーターに乗りながら俺はふと思った。何も計画してないなって。外に行けること自体が嬉しくてどこに行きたいかまでは俺は考えてなかったんだ。
「んー決めてねぇ。庵の好きなとこ行こうかなと思ってよ。」
「じゃあ海行きたい…!」
「はは、言うと思った。じゃあその前に少しドライブしてもいいか?」
「うん。いいよ。」
「ありがとな。車の風に当たるのも気持ちがいいんだぜ。」
「たしかに!」
「冬だからちょっと寒いかもしれないけどな。」
「そうだね。」
そういえば龍と2人っきりになるのも久しぶりな気がする。だから俺は変に緊張してきた。いつも一緒にいるはずなのに違うことをするとちょっと緊張する…。
「ん?庵?寒いか?」
俺は龍に自分からくっついてみた。緊張するのは多分離れてるから。いつも俺は大抵誰かに抱きしめられてるか誰かの膝に乗ってる。けど今は龍と少し離れてた。それだけなのに俺は…落ち着かない。甘やかされた代償だ。だから俺は龍にくっついた。そしたら龍は俺を抱きしめ返してくれるから。
「ううん、寒くないよ。くっつきたくなったの。」
「んだよそれ。可愛いな。」
「へへ。お出かけ楽しみだね。」
「そうだな。」
「龍!!龍ってば!早く!」
今日は待ちに待った外に行く日だ!どこに行くかはまだ決まってないけどね!この前龍と約束したんだ!あの時言ってた通り瀧と亮はお仕事だった。でもまた今度2人とも行くんだ!亮には口説いほど誘われたけど俺も楽しみなんだ!
「急かすなって庵。時間はたっぷりあるんだから。」
「早く行きたいもん!」
「分かった分かった。あ、待て庵。お前その格好で行くのか?」
「え?だめ?」
俺は今日長袖を着ている。冬だからさすがに寒いかなって思って。だけど龍がその俺の格好を見てそう言ってきたんだ。なにかダメだったのかな?
「馬鹿か。寒いぞそんな格好じゃ。」
「…そ、そうかな?」
「今は12月だ。室内と外の気温は違ぇんだから厚着しろ。」
「分かった。」
俺は普段外に出ないから外がどれぐらい寒いか分からない。だからいつも外に行く龍が言うことだから俺はちゃんと上着を着ることにした。
「何着ようかな…。」
俺は一旦寝室に戻ってクローゼットを漁っていた。俺の服はここに管理されている。最近龍がこのクローゼットを作ってくれたんだ。
「んーこれだと厚着過ぎるかな…。」
外がどれだけ寒いか分からない俺はどのアウターを着ればいいか凄く悩んでいた。龍もマフラーを取りに行ってくれたから今は一緒に居なくて余計に悩む…。そんなこんなで俺が悩んでいると…。
「おい庵。これ着とけ。」
と、龍が後ろから話しかけてきた。その手を見たら龍が普段使ってるアウターがあった。しかもモコモコのタイプだ。
「え?これ龍のじゃないの?」
「そうだ。」
「着ていいの?」
「ああ。これは温かいからお前もこれ着てりゃ風邪は引かないだろうよ。普段外に出ない分余計に寒いだろうからな。風邪だけは引かせたくねぇから。」
「ありがとう。」
「ああ。それに俺の服をお前が着ると気分がいいからな。」
「そう…なの?」
龍は時々変なことを言う。服を貸してもらうんだから気分が良くなるのは俺なのに。おかしいなぁ…。けど龍が喜んでくれるならなんでもいいや。
「ああ。俺のもんって感じだ。」
「…な、なんだよそれ!」
「いいじゃねぇか。実際にお前は俺のもんだし。他の奴らにもそれを見せつけろ。あとその首の痕も見せつけてやれ。そしたらお前もナンパされねぇだろ。」
「そんな事しなくても俺はナンパされないよ。」
「はぁ?お前なぁ…。まぁいいや。今はとりあえず行こう。」
「う、うん!」
龍が俺の肩に手を回してきて頭を撫でてきた。いつも龍はスーツを着てる。仕事な時が多いから。それ以外は部屋着を着て俺と一緒にいてくれる。けど今日はオシャレな龍だ。普段と違う龍ってなんか…かっこいいかも…っ。
「龍。どこに行くの?」
エレベーターに乗りながら俺はふと思った。何も計画してないなって。外に行けること自体が嬉しくてどこに行きたいかまでは俺は考えてなかったんだ。
「んー決めてねぇ。庵の好きなとこ行こうかなと思ってよ。」
「じゃあ海行きたい…!」
「はは、言うと思った。じゃあその前に少しドライブしてもいいか?」
「うん。いいよ。」
「ありがとな。車の風に当たるのも気持ちがいいんだぜ。」
「たしかに!」
「冬だからちょっと寒いかもしれないけどな。」
「そうだね。」
そういえば龍と2人っきりになるのも久しぶりな気がする。だから俺は変に緊張してきた。いつも一緒にいるはずなのに違うことをするとちょっと緊張する…。
「ん?庵?寒いか?」
俺は龍に自分からくっついてみた。緊張するのは多分離れてるから。いつも俺は大抵誰かに抱きしめられてるか誰かの膝に乗ってる。けど今は龍と少し離れてた。それだけなのに俺は…落ち着かない。甘やかされた代償だ。だから俺は龍にくっついた。そしたら龍は俺を抱きしめ返してくれるから。
「ううん、寒くないよ。くっつきたくなったの。」
「んだよそれ。可愛いな。」
「へへ。お出かけ楽しみだね。」
「そうだな。」
あなたにおすすめの小説
鎖に繋がれた騎士は、敵国で皇帝の愛に囚われる
結衣可
BL
戦場で捕らえられた若き騎士エリアスは、牢に繋がれながらも誇りを折らず、帝国の皇帝オルフェンの瞳を惹きつける。
冷酷と畏怖で人を遠ざけてきた皇帝は、彼を望み、夜ごと逢瀬を重ねていく。
憎しみと抗いのはずが、いつしか芽生える心の揺らぎ。
誇り高き騎士が囚われたのは、冷徹な皇帝の愛。
鎖に繋がれた誇りと、独占欲に満ちた溺愛の行方は――。
邪神の祭壇へ無垢な筋肉を生贄として捧ぐ
零
BL
世間に秘された名門男子校・平坂学園体育科
空手の名選手であった高尾雄一は、新任教師として赴任する
高潔な人格と鋼のように鍛えられた肉体
それは、学園にとって最高の生贄の候補に他ならなかった
至高の筋肉を持つ、精神を削られ意志をなくした青年を太古の神に捧げるため、“水”、“風”、“土”の信奉者達が暗躍する
意志をなくし筋肉の操り人形と化した“デク”
消える教師
山奥の男子校で繰り広げられるダークファンタジー
冤罪で堕とされた最強騎士、狂信的な男たちに包囲される
マンスーン
BL
王国最強の聖騎士団長から一転、冤罪で生存率0%の懲罰部隊へと叩き落とされたレオン。
泥にまみれてもなお気高く、圧倒的な強さを振るう彼に、狂った執着を抱く男たちが集結する。