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「おい誠也。早く服脱げって。」
「嫌だってば…!」
ベットまで腕を引かれて無理やり連れてこられた俺は抵抗をしていた。嫌なわけじゃない。ただこのまま従順になるのが…なんか…俺のプライドが許さなかった。そんな変なプライドさっさと捨てて素直になった方が慎都さんも喜ぶってわかってるのに…っ。
「はぁ?お前ここまで来てやらねぇとかねぇぞ。なぁ誠也。」
「俺は無理やりベットに連れてこられたんだ…!やらねぇし…!」
「たく、お前はいつまで経っても素直になれないんだから。まぁそこも可愛んだけどよ。」
「デタラメ言うな!」
「デタラメだ?何を言ってんだか。こっちの口はいつになったら素直になるんだろうな。」
「うるせぇ…!」
俺の唇を触りながら慎都さんが俺の上に覆いかぶさってきた。さりげなく身体中触られてるけどこれはいつもの事だから何も気にしない。
「なぁ誠也。服脱がねぇなら脱がしてやろうか?」
「…っ、好きにすればいいだろ!いちいち聞くな!」
俺が抵抗してもどうせやるくせに…!ならこんなこと聞かずにさっさと脱がせばいいじゃんか!俺を試すようなことばっかり言いやがって!まぁ…素直になれない俺が悪いんだけど…っ。
「嫌じゃねぇなら素直になればいいのに。」
そんなの簡単に出来たら俺だってしてる…!なのに素直になれないんだよ…!俺だって…俺なりに頑張ろうとしてんだ…っ。
「うるさい!もう慎都さんとはやらねぇ!」
あ…またやっちまった。けどこうやって逃げれるのは慎都さんが捕まえてくれるってわかってるから。そこに俺は甘えていつまでも素直になれない。
「あ、おい誠也。逃がさねぇぞ。」
「離せ…!」
なんて言いながら俺は本気で逃げる気は無い。きっと慎都さんもそれを分かってる。
「すぐそうやって拗ねるとこも可愛いけど俺はお前に素直になって欲しいんだよな。」
俺の事を腕の中に閉じ込めながら慎都さんはそう言ってきた。なんか…こんな感じで言われ続けるの…初めてじゃねぇか?慎都さんはそんなに俺に素直になって欲しいのか?そうしないと…。
「…そうしねぇと慎都さんは嫌なのか?」
「んー?嫌じゃないぜ?」
「ならなんで…?」
「お前がいっぱい我慢してるからよ。言いたいこと言えるようになればいいなぁって思ってよ。」
「…………っ。」
なんか全部見透かされてる感じだ…。適わねぇなやっぱり…。けどこれは簡単に解決できるような事じゃない。俺は素直になれない。なりたいけどなれない。
「ま、無理にとは言わない。とりあえず服脱ごうぜ誠也。」
「あ、ちょっ!」
「邪魔なもんはぜーんぶ脱ごうな。」
「……………っ!」
あっという間に俺は服を脱がされてまた慎都さんに覆いかぶさられた。部屋…まだ明るいのに!
「し、慎都さん…!」
「あ?」
「電気消してよ…!」
「はぁ?別に良くねぇか?」
「やだ!」
「嫌はなし。」
「なんでだよ…!」
「嫌がってないの知ってるから、な?」
つ、都合よく解釈しやがって!恥ずいんだよ!だから電気消して欲しいのに!
「あ、さわ…」
「触るなって?期待してる目をしてるくせにこの口はほんと正直じゃねぇ。」
「ちがう…っ。」
「違わねぇ。」
慎都さんはそう言うと俺の後孔に指を挿れてきた。何度もその行為を慎都さんとしているせいか俺のそこはすんなり慎都さんの指を受け入れるようになっていた。
「誠也、痛くねぇか?」
「…だい、じょうぶ。」
「可愛い顔だな。ほんと。」
「…しんと、さんは俺の顔が好きなのか…?」
「顔も好き。お前の全部が好きでたまんねぇ。」
「…よ、よくもそんな恥ずかしいこと言えるよな。」
俺から聞いておいてそんなこと言うのもあれだけどよ…っ。
「恥ずかしくねぇよ。事実だ。俺はいつ死んでも後悔しないように誠也に毎日愛を伝えてんだ。」
「…え?」
「あ、お前を残して死ぬことは無いからそこは安心しろ。だから不安にならないでいいぞ。」
「不安になってねぇし…!」
「あっそ。じゃあいいわ。」
「あぁっ、いきなりっ、は、なし!」
「気を抜いてるお前が悪い。さぁ、朝まで付き合ってもらうからな誠也。」
「嫌だってば…!」
ベットまで腕を引かれて無理やり連れてこられた俺は抵抗をしていた。嫌なわけじゃない。ただこのまま従順になるのが…なんか…俺のプライドが許さなかった。そんな変なプライドさっさと捨てて素直になった方が慎都さんも喜ぶってわかってるのに…っ。
「はぁ?お前ここまで来てやらねぇとかねぇぞ。なぁ誠也。」
「俺は無理やりベットに連れてこられたんだ…!やらねぇし…!」
「たく、お前はいつまで経っても素直になれないんだから。まぁそこも可愛んだけどよ。」
「デタラメ言うな!」
「デタラメだ?何を言ってんだか。こっちの口はいつになったら素直になるんだろうな。」
「うるせぇ…!」
俺の唇を触りながら慎都さんが俺の上に覆いかぶさってきた。さりげなく身体中触られてるけどこれはいつもの事だから何も気にしない。
「なぁ誠也。服脱がねぇなら脱がしてやろうか?」
「…っ、好きにすればいいだろ!いちいち聞くな!」
俺が抵抗してもどうせやるくせに…!ならこんなこと聞かずにさっさと脱がせばいいじゃんか!俺を試すようなことばっかり言いやがって!まぁ…素直になれない俺が悪いんだけど…っ。
「嫌じゃねぇなら素直になればいいのに。」
そんなの簡単に出来たら俺だってしてる…!なのに素直になれないんだよ…!俺だって…俺なりに頑張ろうとしてんだ…っ。
「うるさい!もう慎都さんとはやらねぇ!」
あ…またやっちまった。けどこうやって逃げれるのは慎都さんが捕まえてくれるってわかってるから。そこに俺は甘えていつまでも素直になれない。
「あ、おい誠也。逃がさねぇぞ。」
「離せ…!」
なんて言いながら俺は本気で逃げる気は無い。きっと慎都さんもそれを分かってる。
「すぐそうやって拗ねるとこも可愛いけど俺はお前に素直になって欲しいんだよな。」
俺の事を腕の中に閉じ込めながら慎都さんはそう言ってきた。なんか…こんな感じで言われ続けるの…初めてじゃねぇか?慎都さんはそんなに俺に素直になって欲しいのか?そうしないと…。
「…そうしねぇと慎都さんは嫌なのか?」
「んー?嫌じゃないぜ?」
「ならなんで…?」
「お前がいっぱい我慢してるからよ。言いたいこと言えるようになればいいなぁって思ってよ。」
「…………っ。」
なんか全部見透かされてる感じだ…。適わねぇなやっぱり…。けどこれは簡単に解決できるような事じゃない。俺は素直になれない。なりたいけどなれない。
「ま、無理にとは言わない。とりあえず服脱ごうぜ誠也。」
「あ、ちょっ!」
「邪魔なもんはぜーんぶ脱ごうな。」
「……………っ!」
あっという間に俺は服を脱がされてまた慎都さんに覆いかぶさられた。部屋…まだ明るいのに!
「し、慎都さん…!」
「あ?」
「電気消してよ…!」
「はぁ?別に良くねぇか?」
「やだ!」
「嫌はなし。」
「なんでだよ…!」
「嫌がってないの知ってるから、な?」
つ、都合よく解釈しやがって!恥ずいんだよ!だから電気消して欲しいのに!
「あ、さわ…」
「触るなって?期待してる目をしてるくせにこの口はほんと正直じゃねぇ。」
「ちがう…っ。」
「違わねぇ。」
慎都さんはそう言うと俺の後孔に指を挿れてきた。何度もその行為を慎都さんとしているせいか俺のそこはすんなり慎都さんの指を受け入れるようになっていた。
「誠也、痛くねぇか?」
「…だい、じょうぶ。」
「可愛い顔だな。ほんと。」
「…しんと、さんは俺の顔が好きなのか…?」
「顔も好き。お前の全部が好きでたまんねぇ。」
「…よ、よくもそんな恥ずかしいこと言えるよな。」
俺から聞いておいてそんなこと言うのもあれだけどよ…っ。
「恥ずかしくねぇよ。事実だ。俺はいつ死んでも後悔しないように誠也に毎日愛を伝えてんだ。」
「…え?」
「あ、お前を残して死ぬことは無いからそこは安心しろ。だから不安にならないでいいぞ。」
「不安になってねぇし…!」
「あっそ。じゃあいいわ。」
「あぁっ、いきなりっ、は、なし!」
「気を抜いてるお前が悪い。さぁ、朝まで付き合ってもらうからな誠也。」
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