16 / 54
第1部 暴君立志編 第3話 王太子、ロマンを語る
第3話 4
しおりを挟む
城内の回廊を駆け抜けて、ボクは頭を押さえながら、宿舎の自室へと向かう。
絶対に殿下に変に思われた。
でも……良くしてくれる殿下にはバレたくない。
頭を押さえていた手を離して見ると、茶色い染料が手についている。
きっと水に濡れて、元の銀色がこぼれているだろう。
魔法で押さえつけていた頭の上の狼耳も、驚いた拍子に魔法が解けて、立ち上がっているはずだ。
余計な事を考えていたのが良くなかったのかもしれない。
ボクは角を曲がった拍子に誰かにぶつかり、そのまま尻もちをついてしまう。
「――ジュリア? ジュリアじゃないのか?」
「へ?」
声の主を見上げると、そこには窓からの光に金髪を輝かせた美青年の姿。
――スコット・バーク様。
伯爵家当主にして、第二騎士団所属の彼は、ボクの実家の監査隊隊長をしている。
まさか……王都に帰ってきていたのか。
彼は部下を先に行かせると、ボクの腕を掴んで立ち上がらせる。
「ずっと会えなくて心配していたんだ。こんなところでなにを? その格好は?」
もう隠しきれないと観念したボクは、開き直る事にした。
「今、わたしは第三騎士団に所属しています」
「なんだって? 女が――しかも獣属が騎士団に所属できるわけが……」
――ない。
そう言いかけて、スコット様はボクの染料が落ちかけた頭を見下ろす。
「それでその格好か……」
「お願いします! この事は内密にしておいてください。
あと少しで、あと少しで騎兵試験なんです!」
実力さえ示せれば、きっと女でも、獣属でも許されるはずだ。そうすれば家に<兵騎>を持ち帰られる。
今、我が家には一騎でも多くの<兵騎>が必要なんだ。
「そんな事をしなくても、君が私と一緒になれば――」
「それでは実家は――スローグ領の民はどうなりますか?
わたしひとりが逃れるのでは意味がないのです!
お願いします。どうかご内密に。どうか……」
わたしはスコット様に頭を下げる。ポツポツと頭からこぼれる雫が床を濡らしていく。
「……騎兵試験と言ったね。
私もそれを受ける為に王都に帰ってきたんだ。
騎士としては、<騎兵騎>のあるなしで箔が違うからね」
この人は、騎士の誉れの<騎兵騎>を箔付けに使うつもりなのか。
そんな人に頭を下げている自分が情けなくなる。
「ジュリア、こうしよう。
武技大会でどこまで勝ち抜けるかで勝負だ。
君が私より勝ち抜けるなら、君の事は黙っていよう」
「――本当ですかっ!?」
顔を上げると、彼は笑顔を浮かべていて。
「そのかわり。もし君が私に負けたなら、君はすぐに騎士団を辞めて、私に嫁ぐんだ」
ぐっと息が詰まる。
一年前、実家にいた時から、彼はわたしに執着していた。
だから、あの水害の後、わたしは彼に助けを求めたというのに。
この身を差し出す事で領を救えるのならと、そう考えたのに。
彼の答えは無理の一言だった。
彼の権限では、どうしようもないという事で。
なら、それなら。誰も助けてくれないのなら、わたしが――ボクが強くなって、どうにかするしかないじゃないか。
わたしは再びボクの仮面を被り、スコット様を見上げる。
「わかりました。それで黙っていて頂けるのでしたら。約束ですよ?」
ボクの問いに、彼はうなずき、微笑みを浮かべる。
「――そうそう。君の兄上だが。過労が祟ったのか、先日倒れられてね。
任地の領主様の大事だ。私も後ろ髪引かれる想いで帰ってきたんだよ」
「――兄さんが!?」
彼の一言に、被った仮面は容易く打ち砕かれる。
「ま、お互い健闘しようじゃないか。ジュリア……」
スコット様をわたしの肩を叩いて笑い、去っていった。
わたし――ボクはその後、真っ白になった頭のままで自室に戻り、濡れた服を着替えると、髪を染料で染め直し、ツンと立った耳を魔法で隠し直した。
鏡の中に映った『ユリアン』を見る。
「わたしはユリアン。わたしは――ボクはユリアン」
言い聞かせるように自己暗示。
目を瞑って、零れそうになる涙を押し込む。
――少なくとも今、周囲に不審がられるわけにはいかないんだ。
深呼吸して強く息を吹き出すと、ボクは訓練場へと戻った。
ボクを待っていたのだろう。上にシャツを着ただけの殿下が駆け寄ってきた。
「ユリアン、悪かったな。あそこまで驚くとは思わなかったんだ。本当に済まない」
軽々しく謝罪を口にするのは、王族としては褒められた事ではないのかもしれないけれど。
そんな殿下に、ささくれ立っていた気持ちが落ち着いていくのを感じる。
「いえ。こちらこそ、あれくらいの事で取り乱してしまって。申し訳ありません」
「人間誰しも苦手な事のひとつやふたつあるもんだ。
――そうだ。ユリアン。詫びと言ってはなんだが、おまえに俺の宝物を見せてやる」
そう言って殿下は、ニルス隊長にボクを連れ出す許可を取ると、そのまま訓練場を抜け出した。
連れて来られたのは工廠区画の最奥で。
「どーだ。これが噂の<狼騎>だ!」
殿下は、まるで子供が買ってもらったばかりの玩具を自慢するように――実際にそんなお気持ちなのかもしれないけれど――、ボクを振り返って告げる。
漆黒の鎧に真紅のたてがみ。
狼を模したと思われるその冑に、狼属のボクは思わず親近感を覚えてしまう。
「綺麗な<兵騎>ですね」
「ああ。工廠局の連中が頑張ってくれた。
――みんなこいつに関わりたくて、修理業務が滞ってたのは内緒な」
殿下は口元に人差し指を立てて、いたずらっ子のように片目をつむる。
言わなければわからないのに、そういうところも殿下らしい。
それにしても、本当に綺麗な騎体だ。これがあれば……
「――乗ってみるか?」
そんなに物欲しそうな顔をしていただろうか。
殿下の問いに、ボクは驚いて殿下を見る。
「よろしいのですか? これ、殿下の大事な<兵騎>なんじゃ……」
「言ったろ? これは優秀な騎士に下賜するつもりなんだ。
今、おまえが乗ったって、誰も文句など言わん。
……俺も動いてるトコ見たいしな」
腕組みして胸を張る殿下に、ボクは思わず吹き出した。
「それじゃあ、お願いしてもよろしいですか?」
「ああ。さっそく準備だ!」
そう告げる殿下の顔は、殿上人のそれではなくて。
こんな風に思ったら、不敬なのかもしれないけれど。
まるで悪友が悪友に向けるような、嬉しそうな表情をしていた。
絶対に殿下に変に思われた。
でも……良くしてくれる殿下にはバレたくない。
頭を押さえていた手を離して見ると、茶色い染料が手についている。
きっと水に濡れて、元の銀色がこぼれているだろう。
魔法で押さえつけていた頭の上の狼耳も、驚いた拍子に魔法が解けて、立ち上がっているはずだ。
余計な事を考えていたのが良くなかったのかもしれない。
ボクは角を曲がった拍子に誰かにぶつかり、そのまま尻もちをついてしまう。
「――ジュリア? ジュリアじゃないのか?」
「へ?」
声の主を見上げると、そこには窓からの光に金髪を輝かせた美青年の姿。
――スコット・バーク様。
伯爵家当主にして、第二騎士団所属の彼は、ボクの実家の監査隊隊長をしている。
まさか……王都に帰ってきていたのか。
彼は部下を先に行かせると、ボクの腕を掴んで立ち上がらせる。
「ずっと会えなくて心配していたんだ。こんなところでなにを? その格好は?」
もう隠しきれないと観念したボクは、開き直る事にした。
「今、わたしは第三騎士団に所属しています」
「なんだって? 女が――しかも獣属が騎士団に所属できるわけが……」
――ない。
そう言いかけて、スコット様はボクの染料が落ちかけた頭を見下ろす。
「それでその格好か……」
「お願いします! この事は内密にしておいてください。
あと少しで、あと少しで騎兵試験なんです!」
実力さえ示せれば、きっと女でも、獣属でも許されるはずだ。そうすれば家に<兵騎>を持ち帰られる。
今、我が家には一騎でも多くの<兵騎>が必要なんだ。
「そんな事をしなくても、君が私と一緒になれば――」
「それでは実家は――スローグ領の民はどうなりますか?
わたしひとりが逃れるのでは意味がないのです!
お願いします。どうかご内密に。どうか……」
わたしはスコット様に頭を下げる。ポツポツと頭からこぼれる雫が床を濡らしていく。
「……騎兵試験と言ったね。
私もそれを受ける為に王都に帰ってきたんだ。
騎士としては、<騎兵騎>のあるなしで箔が違うからね」
この人は、騎士の誉れの<騎兵騎>を箔付けに使うつもりなのか。
そんな人に頭を下げている自分が情けなくなる。
「ジュリア、こうしよう。
武技大会でどこまで勝ち抜けるかで勝負だ。
君が私より勝ち抜けるなら、君の事は黙っていよう」
「――本当ですかっ!?」
顔を上げると、彼は笑顔を浮かべていて。
「そのかわり。もし君が私に負けたなら、君はすぐに騎士団を辞めて、私に嫁ぐんだ」
ぐっと息が詰まる。
一年前、実家にいた時から、彼はわたしに執着していた。
だから、あの水害の後、わたしは彼に助けを求めたというのに。
この身を差し出す事で領を救えるのならと、そう考えたのに。
彼の答えは無理の一言だった。
彼の権限では、どうしようもないという事で。
なら、それなら。誰も助けてくれないのなら、わたしが――ボクが強くなって、どうにかするしかないじゃないか。
わたしは再びボクの仮面を被り、スコット様を見上げる。
「わかりました。それで黙っていて頂けるのでしたら。約束ですよ?」
ボクの問いに、彼はうなずき、微笑みを浮かべる。
「――そうそう。君の兄上だが。過労が祟ったのか、先日倒れられてね。
任地の領主様の大事だ。私も後ろ髪引かれる想いで帰ってきたんだよ」
「――兄さんが!?」
彼の一言に、被った仮面は容易く打ち砕かれる。
「ま、お互い健闘しようじゃないか。ジュリア……」
スコット様をわたしの肩を叩いて笑い、去っていった。
わたし――ボクはその後、真っ白になった頭のままで自室に戻り、濡れた服を着替えると、髪を染料で染め直し、ツンと立った耳を魔法で隠し直した。
鏡の中に映った『ユリアン』を見る。
「わたしはユリアン。わたしは――ボクはユリアン」
言い聞かせるように自己暗示。
目を瞑って、零れそうになる涙を押し込む。
――少なくとも今、周囲に不審がられるわけにはいかないんだ。
深呼吸して強く息を吹き出すと、ボクは訓練場へと戻った。
ボクを待っていたのだろう。上にシャツを着ただけの殿下が駆け寄ってきた。
「ユリアン、悪かったな。あそこまで驚くとは思わなかったんだ。本当に済まない」
軽々しく謝罪を口にするのは、王族としては褒められた事ではないのかもしれないけれど。
そんな殿下に、ささくれ立っていた気持ちが落ち着いていくのを感じる。
「いえ。こちらこそ、あれくらいの事で取り乱してしまって。申し訳ありません」
「人間誰しも苦手な事のひとつやふたつあるもんだ。
――そうだ。ユリアン。詫びと言ってはなんだが、おまえに俺の宝物を見せてやる」
そう言って殿下は、ニルス隊長にボクを連れ出す許可を取ると、そのまま訓練場を抜け出した。
連れて来られたのは工廠区画の最奥で。
「どーだ。これが噂の<狼騎>だ!」
殿下は、まるで子供が買ってもらったばかりの玩具を自慢するように――実際にそんなお気持ちなのかもしれないけれど――、ボクを振り返って告げる。
漆黒の鎧に真紅のたてがみ。
狼を模したと思われるその冑に、狼属のボクは思わず親近感を覚えてしまう。
「綺麗な<兵騎>ですね」
「ああ。工廠局の連中が頑張ってくれた。
――みんなこいつに関わりたくて、修理業務が滞ってたのは内緒な」
殿下は口元に人差し指を立てて、いたずらっ子のように片目をつむる。
言わなければわからないのに、そういうところも殿下らしい。
それにしても、本当に綺麗な騎体だ。これがあれば……
「――乗ってみるか?」
そんなに物欲しそうな顔をしていただろうか。
殿下の問いに、ボクは驚いて殿下を見る。
「よろしいのですか? これ、殿下の大事な<兵騎>なんじゃ……」
「言ったろ? これは優秀な騎士に下賜するつもりなんだ。
今、おまえが乗ったって、誰も文句など言わん。
……俺も動いてるトコ見たいしな」
腕組みして胸を張る殿下に、ボクは思わず吹き出した。
「それじゃあ、お願いしてもよろしいですか?」
「ああ。さっそく準備だ!」
そう告げる殿下の顔は、殿上人のそれではなくて。
こんな風に思ったら、不敬なのかもしれないけれど。
まるで悪友が悪友に向けるような、嬉しそうな表情をしていた。
0
あなたにおすすめの小説
主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します
白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。
あなたは【真実の愛】を信じますか?
そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。
だって・・・そうでしょ?
ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!?
それだけではない。
何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!!
私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。
それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。
しかも!
ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!!
マジかーーーっ!!!
前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!!
思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。
世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
私の息子を“愛人の子の下”にすると言った夫へ──その瞬間、正妻の役目は終わりました
放浪人
恋愛
政略結婚で伯爵家に嫁いだ侯爵令嬢リディアは、愛のない夫婦関係を「正妻の務め」と割り切り、赤字だらけの領地を立て直してきた。帳簿を整え、税の徴収を正し、交易路を広げ、収穫が不安定な年には備蓄を回す――伯爵家の体裁を保ってきたのは、いつも彼女の実務だった。
だがある日、夫オスヴァルドが屋敷に連れ帰ったのは“幼馴染”の女とその息子。
「彼女は可哀想なんだ」
「この子を跡取りにする」
そして人前で、平然と言い放つ。
――「君の息子は、愛人の子の“下”で学べばいい」
その瞬間、リディアの中で何かが静かに終わった。怒鳴らない。泣かない。微笑みすら崩さない。
「承知しました。では――正妻の役目は終わりましたね」
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
転生したら領主の息子だったので快適な暮らしのために知識チートを実践しました
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
不摂生が祟ったのか浴槽で溺死したブラック企業務めの社畜は、ステップド騎士家の長男エルに転生する。
不便な異世界で生活環境を改善するためにエルは知恵を絞る。
14万文字執筆済み。2025年8月25日~9月30日まで毎日7:10、12:10の一日二回更新。
断罪まであと10分、私は処刑台の上で「ライブ配信」を開始した〜前世インフルエンサーの悪役令嬢、支持率100%でクズ王子を逆処刑する〜
深渡 ケイ
ファンタジー
断罪まで、あと10分。
処刑台の上で跪く悪役令嬢スカーレットは、笑っていた。
なぜなら彼女は――
前世で“トップインフルエンサー”だったから。
処刑の瞬間、彼女が起動したのは禁忌の精霊石。
空に展開された巨大モニターが、全世界同時ライブ配信を開始する。
タイトルは――
『断罪なう』。
王子の不貞、聖女の偽善、王家の腐敗。
すべてを“証拠付き・リアルタイム”で暴露する配信に、
国民の「いいね(=精霊力)」が集まり始める。
そして宣言される、前代未聞のルール。
支持率が上がるほど、処刑は不可能になる。
処刑台は舞台へ。
断罪はエンタメへ。
悪役令嬢は、世界をひっくり返す配信者となった。
これは、
処刑されるはずだった悪役令嬢が、
“ライブ配信”で王子と王国を公開処刑する物語。
支持率100%の先に待つのは、復讐か、革命か、
それとも――自由か。
幼馴染みの婚約者が「学生時代は愛する恋人と過ごさせてくれ」と言ってきたので、秒で婚約解消を宣言した令嬢の前世が、社畜のおっさんだった件。
灯乃
ファンタジー
子爵家の総領娘である令嬢の前に、巨乳美少女と腕を組んだ婚約者がやってきた。
曰く、「学生時代くらいは、心から愛する恋人と自由に過ごしたい。それくらい、黙って許容しろ」と。
婚約者を甘やかし過ぎていたことに気付いた彼女は、その場で婚約解消を宣言する。
前半はたぶん普通の令嬢もの、後半はおっさんコメディーです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる