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44.懲りない奴だ
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僕は誰かを庇ったつもりなんてない。それなのに、領主様を怒らせてしまったらしい。
「…………俺の前で別の男に気を取られるとは、いい度胸だ…………無様にイカせてやる」
「や、やだっ…………待ってっ……!」
制止なんて、結局無駄。我慢の限界だったところに、さらに強い快楽を与えられて、僕は、溜まったものを噴き出した。着ていた服が濡れていく。
僕が快楽に夢中になった顔で吊るされたままイく姿を、領主様は満足げに見下ろしていた。
恥ずかしくて溜まらない。
僕、ベリレフェク様を探しに行こうとしただけなのに……なんでこんなことされてるんだ……
もう限界なのに、イったばかりで汚れた体のまま抱き寄せられてしまう。
「うあ…………あっ……!!」
その時、部屋の外から大きな悲鳴が聞こえてきた。オフィガタス様の声だ。何かあったんだ。
「領主様……あのっ…………」
「放っておけ」
「でもっ…………」
「後でなんとかしてやる」
「え……? わっ……!!」
ついに僕の服を剥ぎ取ってしまう領主様。そして、僕を見下ろし、ニヤリと笑った。
「もう少し、楽しませろ」
「も、もう……少し……? …………ま、待って…………ひっ!!」
怯える僕の背中に、領主様の手が回る。そして、尻にゆっくり彼の手が触れた。
「あっ…………! いやっ……ま、待って……待ってくださいっ………!! 領主様っ……!」
「………………そんなに怯えた顔をするな……」
「…………だって…………領主様に触れてもらえて…………嬉しくて…………っ!!」
話している間にも、またキスされてしまう。こんなのしたことない。震えていたら、気づいたら涙が滲んでいて、領主様は、僕の鎖を消してくれた。
「わっ…………」
急に鎖が消えて、倒れそうになる僕を、領主様が抱き止めてくれる。もう力が入らないまま、またキスされて、領主様は、くすぐるように言った。
「ふらふらじゃないか」
「だ、だって…………」
あんなことされて、立っていられるわけがない。だけど領主様の腕の中が気持ちよくて、僕はずっと、彼に身を委ねていた。
そしたら、部屋の外からまた大きな声がする。それに、何度か爆発のような音も。
……大丈夫か? オフィガタス様も、ベリレフェク様も。
「あ、あの……領主様…………や、やっぱり、オフィガタス様を探しに行きましょう!」
「…………なんだ? また他の男を気にかけているのか?」
「へっ…………!? ぁっ……!!」
やっと離してもらえたのに、また触れられてしまう。もう限界なのにっ……
「そうじゃなくてっ…………ふ、二人だって心配ですっ……! 魔物退治にも手を貸してくれていたのにっ…………!」
「…………安心しろ。ベリレフェクのところには、使い魔を飛ばしてある」
「え!? じゃあ、二人が今何してるか、分かるんですか!?」
「ああ」
よかった……それなら安心だ。
そう思ったら、そんなの甘かったみたいで、領主様は平然と言う。
「オフィガタスが倒れているな」
「は!?? いっ……急ぎましょう!! 早くっっ!」
*
それから、数日が経った。ベリレフェク様と一緒にいたオフィガタス様は気絶していただけで、領主様が回復の魔法をかけて、一日くらい寝ていたら、何事もなかったように目を覚ました。
オフィガタス様が無事でホッとしたけど、だからと言って、まだ完全にここが取られてしまうことを回避できたわけではない。気の抜けない毎日になるはずなのに、あの日から、領主様はずっと僕をそばに置くようになって、離してくれない。
今日だって、僕は魔法の道具の整理があるって言ったのに、領主様まで倉庫に来てしまった。そして、テーブルに置いた書類に魔法をかけて、魔物に関する報告の書類を書きながら、僕に迫ってくる。
「終わりそうか? キャトラズイル」
「は、はい……あと少し……です」
「終わったら触れていいか?」
「…………っ!」
すぐ背後に領主様がいて、そんなふうに甘く囁かれたら、僕は緊張してどうしていいか分からない。ただ棚に魔法の道具を戻しているだけなのに、ひどく心臓が高鳴っている。
だって背中に何度も領主様の体が触れて、そんなにそばに領主様がいると思ったら、領主様のことばっかり考えちゃう。
「あ、あの…………領主様……」
「婚約の話だが……」
「こ、婚約!!??」
「……そうすると言っただろう……? 今更、撤回する気か?」
「い、いえっ…………そ、そんなっ…………!!」
まずい……変なことを言って、また怒らせてしまったらしい。領主様は、僕を抱き止め囁いた。
「懲りない奴だ……」
「ぁっ……!!」
倉庫の棚に追い詰められた僕の背後から領主様の手が伸びてきて、僕の胸の辺りを撫で回す。くすぐったいのに、そんなことされたら、もっと触れられたくなっちゃう。
領主様は最近どこでも構わずに僕に触れてくる。この前なんか、僕が少し他の魔法使いと話していただけで、立てなくなるまでその場でたくさんキスされた。
「り、領主様っ…………あ、あのっ……もう少しで終わるのでっ……!」
「……もう少しか…………だったら、終わるのを待つか」
言って、領主様は離れてくれるかと思いきや、ずっと背後から僕を抱き寄せたまま。体を撫でることはやめてくれたけど、それだけやめられても、意味がない! せめて体が擦れ合わないくらいに離れてくれないとっ……!!
「あ、あのっ……待ってくださるのは嬉しいのですがっ…………っ!!」
領主様、僕の話、聞くつもりある!? なんで服の中に手を入れてくるの!??
そんなふうに肌に触れられたら、またドキドキしてしまう。だけど、領主様は言っても聞いてくれないし……
「それと、午後からは会議に出ろ」
「え…………? 僕がそんなのに出て、いいんですか?」
「キャトラズイルは、何度も俺の魔法を打ち破っている。魔法の道具でさらに制御できるようにしたら、今より強力な魔法を使えるようになるかもしれない」
「ほ、本当ですか……!?」
「ああ」
「あ、ありがとうございます!」
「…………俺の前で別の男に気を取られるとは、いい度胸だ…………無様にイカせてやる」
「や、やだっ…………待ってっ……!」
制止なんて、結局無駄。我慢の限界だったところに、さらに強い快楽を与えられて、僕は、溜まったものを噴き出した。着ていた服が濡れていく。
僕が快楽に夢中になった顔で吊るされたままイく姿を、領主様は満足げに見下ろしていた。
恥ずかしくて溜まらない。
僕、ベリレフェク様を探しに行こうとしただけなのに……なんでこんなことされてるんだ……
もう限界なのに、イったばかりで汚れた体のまま抱き寄せられてしまう。
「うあ…………あっ……!!」
その時、部屋の外から大きな悲鳴が聞こえてきた。オフィガタス様の声だ。何かあったんだ。
「領主様……あのっ…………」
「放っておけ」
「でもっ…………」
「後でなんとかしてやる」
「え……? わっ……!!」
ついに僕の服を剥ぎ取ってしまう領主様。そして、僕を見下ろし、ニヤリと笑った。
「もう少し、楽しませろ」
「も、もう……少し……? …………ま、待って…………ひっ!!」
怯える僕の背中に、領主様の手が回る。そして、尻にゆっくり彼の手が触れた。
「あっ…………! いやっ……ま、待って……待ってくださいっ………!! 領主様っ……!」
「………………そんなに怯えた顔をするな……」
「…………だって…………領主様に触れてもらえて…………嬉しくて…………っ!!」
話している間にも、またキスされてしまう。こんなのしたことない。震えていたら、気づいたら涙が滲んでいて、領主様は、僕の鎖を消してくれた。
「わっ…………」
急に鎖が消えて、倒れそうになる僕を、領主様が抱き止めてくれる。もう力が入らないまま、またキスされて、領主様は、くすぐるように言った。
「ふらふらじゃないか」
「だ、だって…………」
あんなことされて、立っていられるわけがない。だけど領主様の腕の中が気持ちよくて、僕はずっと、彼に身を委ねていた。
そしたら、部屋の外からまた大きな声がする。それに、何度か爆発のような音も。
……大丈夫か? オフィガタス様も、ベリレフェク様も。
「あ、あの……領主様…………や、やっぱり、オフィガタス様を探しに行きましょう!」
「…………なんだ? また他の男を気にかけているのか?」
「へっ…………!? ぁっ……!!」
やっと離してもらえたのに、また触れられてしまう。もう限界なのにっ……
「そうじゃなくてっ…………ふ、二人だって心配ですっ……! 魔物退治にも手を貸してくれていたのにっ…………!」
「…………安心しろ。ベリレフェクのところには、使い魔を飛ばしてある」
「え!? じゃあ、二人が今何してるか、分かるんですか!?」
「ああ」
よかった……それなら安心だ。
そう思ったら、そんなの甘かったみたいで、領主様は平然と言う。
「オフィガタスが倒れているな」
「は!?? いっ……急ぎましょう!! 早くっっ!」
*
それから、数日が経った。ベリレフェク様と一緒にいたオフィガタス様は気絶していただけで、領主様が回復の魔法をかけて、一日くらい寝ていたら、何事もなかったように目を覚ました。
オフィガタス様が無事でホッとしたけど、だからと言って、まだ完全にここが取られてしまうことを回避できたわけではない。気の抜けない毎日になるはずなのに、あの日から、領主様はずっと僕をそばに置くようになって、離してくれない。
今日だって、僕は魔法の道具の整理があるって言ったのに、領主様まで倉庫に来てしまった。そして、テーブルに置いた書類に魔法をかけて、魔物に関する報告の書類を書きながら、僕に迫ってくる。
「終わりそうか? キャトラズイル」
「は、はい……あと少し……です」
「終わったら触れていいか?」
「…………っ!」
すぐ背後に領主様がいて、そんなふうに甘く囁かれたら、僕は緊張してどうしていいか分からない。ただ棚に魔法の道具を戻しているだけなのに、ひどく心臓が高鳴っている。
だって背中に何度も領主様の体が触れて、そんなにそばに領主様がいると思ったら、領主様のことばっかり考えちゃう。
「あ、あの…………領主様……」
「婚約の話だが……」
「こ、婚約!!??」
「……そうすると言っただろう……? 今更、撤回する気か?」
「い、いえっ…………そ、そんなっ…………!!」
まずい……変なことを言って、また怒らせてしまったらしい。領主様は、僕を抱き止め囁いた。
「懲りない奴だ……」
「ぁっ……!!」
倉庫の棚に追い詰められた僕の背後から領主様の手が伸びてきて、僕の胸の辺りを撫で回す。くすぐったいのに、そんなことされたら、もっと触れられたくなっちゃう。
領主様は最近どこでも構わずに僕に触れてくる。この前なんか、僕が少し他の魔法使いと話していただけで、立てなくなるまでその場でたくさんキスされた。
「り、領主様っ…………あ、あのっ……もう少しで終わるのでっ……!」
「……もう少しか…………だったら、終わるのを待つか」
言って、領主様は離れてくれるかと思いきや、ずっと背後から僕を抱き寄せたまま。体を撫でることはやめてくれたけど、それだけやめられても、意味がない! せめて体が擦れ合わないくらいに離れてくれないとっ……!!
「あ、あのっ……待ってくださるのは嬉しいのですがっ…………っ!!」
領主様、僕の話、聞くつもりある!? なんで服の中に手を入れてくるの!??
そんなふうに肌に触れられたら、またドキドキしてしまう。だけど、領主様は言っても聞いてくれないし……
「それと、午後からは会議に出ろ」
「え…………? 僕がそんなのに出て、いいんですか?」
「キャトラズイルは、何度も俺の魔法を打ち破っている。魔法の道具でさらに制御できるようにしたら、今より強力な魔法を使えるようになるかもしれない」
「ほ、本当ですか……!?」
「ああ」
「あ、ありがとうございます!」
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