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番外編5.花嫁修業してドジを直します!
95.ドジを報告されちゃった
しおりを挟む目を開けた時には、僕はオーフィザン様の寝所のベッドに降ろされていた。
うううー……いざとなると、やっぱりお仕置きが怖い。ちゃんとお仕置きされるって決めたのに、ベッドの隅っこで体を小さくして震えちゃう。
「どれだけ悪さをしたんだ? 自白した方が身のためだぞ」
「うううううー……えっとえっと……今日はなるべく軽めのお仕置きにしていただけませんか……?」
「それはお前がしたことによる」
「……」
それってすごくお仕置きいっぱいするってことだよね……怖いいい……
オーフィザン様に抱かれるのはすごく嬉しいけど泡責めにされたり、尻尾でいじめられるのは辛い。この前なんか吊るされてずっと泡責めだったし……
「さあ、話せ」
「う、う……」
オーフィザン様、すごく楽しそう。逆らうと絶対もっとひどいことされる。覚悟して話そう!
決意して口を開いた僕だけど、僕がいろいろ告白する前に、ドアの方からセリューの声がした。
「オーフィザン様、いらっしゃいますか?」
オーフィザン様は、ちょっと考えて僕から離れる。
「なんだ? セリュー」
「書類がまとまりました」
オーフィザン様が部屋のドアを開けると、セリューは百枚くらい書類を持って、そこに立っていた。
「こちらが、クラジュに対する苦情をまとめたものです」
え……それ、全部?
びっくりしているのは、オーフィザン様も同じみたいで、ちょっと困惑した様子で書類を受け取った。
「すごい量だな……」
「これだけではありません。すべてまとめるのに時間がかかっている者がいます。明日にはこの三倍くらいには増えそうです」
ううう……そんなに苦情が来るなんて……
「まあいい。あとで目を通しておく」
「オーフィザン様」
「なんだ?」
「お忘れではないでしょうか? 今日は陛下がいらっしゃることを」
「………………忘れてはいない……銀竜がいても来ると言っていた奴のことは。だが、今日はもう来ないんじゃないか? もう五時間も遅れている上に、なんの連絡もない」
オーフィザン様は、セリューから逃げるように窓の方に近づいていく。だけど窓を開いて、ますます不機嫌になっちゃった。
「来たな……」
え? 誰が?
僕も窓に駆け寄るけど、何も見えない。
「オーフィザン様、誰がいらしたんですか?」
「王だ」
「え? 王様、いらしたんですか?」
「ああ……」
オーフィザン様は王様が嫌いみたい。だけど、追い返せ、と命令したりはしない。
この城の人は、みんなオーフィザン様の命令しか聞かない。だからオーフィザン様が追い返せって言えば、みんなそうすると思う。だけど、みんなにそんなことをさせたくないから、そう命令したことはない。すっごく嫌そうだけど、今日も会うんだろう。
「クラジュ、お前も来い」
「え!?」
オーフィザン様、本気!? だって僕が行ったらまたドジしちゃうよ!? 確かにドジは直すって決意はしてるけど……
「でも、でも……オーフィザン様……」
「お前がそばにいれば、あいつを殴らなくてすみそうだ」
えええ……そんなに会いたくないの?
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