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73.覚えがありません
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一体、僕は何をされているんだ? だって、見回りじゃなかったのか?
それなのに、いつの間にか隊長に城の中の狭い廊下に連れ込まれていた。
「た、隊長っ……待ってくださいっ……!」
そんなことを言いながらも、気持ちよくて、体に力が入らなくて、おかしくなってしまいそう。
それでも隊長は僕を離してくれない。
隊長、どうしちゃったんだろう……いきなり媚薬の魔法なんて言い出すし、なんだかいつもより力だって強いような気がする。
「んっ…………! あ、あぁっ……」
股間が熱い。歩くたびにくすぐったい刺激がそこを虐めて、このままイってしまいそう。
隊長は、まるでこれまで僕が逃げて来た仕返しとでも言わんばかりに僕を強く抱き寄せ、キスを繰り返す。
舌を押し込まれて、抗おうとしたけど、当然ヴァンフィルイト様の力には敵わない。強く押さえつけられているのに抵抗したら、余計に彼の力を感じてしまう。
押さえつけられているのに気持ちいい……このままイキそう。彼の体を感じるだけで、だんだん快楽が強くなる。どうしよう……このままじゃ、おかしくなる。歩きながら垂れ流してしまいそう。隊長の前なのに。
「んっ……あ…………ぁあっ……た、隊長っ……も、お願いっ……まほう、といてよぉ……」
すでに僕の口から漏れていくのは、ねだるような、だらしない声ばかりになっていた。服が股間に擦れて、足が触れるだけで、欲ばかり溜め込んで熱くてたまらない僕に、隊長はどこか冷めたような声で言う。
「さっきは、何をしていたんだ?」
「へ……? さ……さっき??」
「会議が始まるまでの間だ」
なんの話だろう……
あ、ここに来るまでに、隊長に会うための準備をしていた時か? もちろん、二人で歩く時のことを考えて準備していた。それだけなのに……
「あっ……」
僕はもう、隊長の支えがないと立っていることすらできない。それをいいことに、隊長は僕の手を強引に引いて、そばにあった部屋に連れて行った。
誰もいないそこは、僕の知らない部屋だった。廊下を歩いている時に思ったけど、この辺りはしんと静まり返っている。普段、人が来るところではないんだろう。
そんなところに連れてこられて、僕は怖くて仕方ないんだがっ……!!
そのはずなのに、媚薬の魔法のせいか、ひどく体が高揚して、いやらしく体が震えている。なんとか少しでも股間の辺りに集まった熱を逃したくて、足が勝手に股間をさするように動く。だけど、自分でそんなふうに微かに触れれば触れるほど辛くなって、苦しくてたまらない。もう着ているものを脱いで扱いてしまいたい……
ふらふらな僕の体を、隊長は壁に押し当てて、体が擦れ合うくらい近づいてくる。こんなにそばに来られたら、隊長の体で囚われてしまったかのように動けない。
少しでも動けば、また体が高揚して、いやらしい声が出てしまいそう。微かに体が擦れただけで、勃ち上がった先がびくびくしているのに、隊長は僕の頭上で僕を見下ろして、追い詰めるように言う。
「……俺のことは避けるくせに、あの王子とは、やけに仲がいいじゃないか…………」
「そんなっ……ことっ…………ぁっ……あっ……!!」
ちょっと体が触れただけで気持ちよくて、ますます彼に近づきたくなる。それが怖くて、僕は壁に張り付いて、隊長から顔を背けていた。
「……隊長……許してくださいっ…………僕は、そんな、こと…………」
「そんなこと、なんだ? 俺じゃない奴には色々と相談するくせに、俺には話せないのか?」
「そんなことっ……あぁあっ……!」
すでに限界なのに、股間に彼の手が触れて、そのまま出してしまいそうになる。
もうダメ……足に力が入らなくて、倒れてしまいそう……
そんな僕を彼は捕まえて、そのままキスしてしまう。
「んっ…………!! んっ……むうっ……あ、あっ……」
キスされているのに、襲いかかってこられたような気になる。何度もキスされて、僕の唇を吸う音がして、彼の唇が離れていく。唇の辺りから、どろっと涎が垂れて、絶え絶えな息を吐いていた。
ずっとキスされて、その上暴れたせいなのか、僕の体は汗だくだ。力が入らない身体で、咳き込むように息を吐くと、僕の顎を隊長が掴んで、乱暴にあげる。
「ぐっ……ぅっ……」
「俺とは二人で会ってもくれないのに、他の男とは仲がいいじゃないか……」
なんのことだろう……覚えがない……
それなのに、いつの間にか隊長に城の中の狭い廊下に連れ込まれていた。
「た、隊長っ……待ってくださいっ……!」
そんなことを言いながらも、気持ちよくて、体に力が入らなくて、おかしくなってしまいそう。
それでも隊長は僕を離してくれない。
隊長、どうしちゃったんだろう……いきなり媚薬の魔法なんて言い出すし、なんだかいつもより力だって強いような気がする。
「んっ…………! あ、あぁっ……」
股間が熱い。歩くたびにくすぐったい刺激がそこを虐めて、このままイってしまいそう。
隊長は、まるでこれまで僕が逃げて来た仕返しとでも言わんばかりに僕を強く抱き寄せ、キスを繰り返す。
舌を押し込まれて、抗おうとしたけど、当然ヴァンフィルイト様の力には敵わない。強く押さえつけられているのに抵抗したら、余計に彼の力を感じてしまう。
押さえつけられているのに気持ちいい……このままイキそう。彼の体を感じるだけで、だんだん快楽が強くなる。どうしよう……このままじゃ、おかしくなる。歩きながら垂れ流してしまいそう。隊長の前なのに。
「んっ……あ…………ぁあっ……た、隊長っ……も、お願いっ……まほう、といてよぉ……」
すでに僕の口から漏れていくのは、ねだるような、だらしない声ばかりになっていた。服が股間に擦れて、足が触れるだけで、欲ばかり溜め込んで熱くてたまらない僕に、隊長はどこか冷めたような声で言う。
「さっきは、何をしていたんだ?」
「へ……? さ……さっき??」
「会議が始まるまでの間だ」
なんの話だろう……
あ、ここに来るまでに、隊長に会うための準備をしていた時か? もちろん、二人で歩く時のことを考えて準備していた。それだけなのに……
「あっ……」
僕はもう、隊長の支えがないと立っていることすらできない。それをいいことに、隊長は僕の手を強引に引いて、そばにあった部屋に連れて行った。
誰もいないそこは、僕の知らない部屋だった。廊下を歩いている時に思ったけど、この辺りはしんと静まり返っている。普段、人が来るところではないんだろう。
そんなところに連れてこられて、僕は怖くて仕方ないんだがっ……!!
そのはずなのに、媚薬の魔法のせいか、ひどく体が高揚して、いやらしく体が震えている。なんとか少しでも股間の辺りに集まった熱を逃したくて、足が勝手に股間をさするように動く。だけど、自分でそんなふうに微かに触れれば触れるほど辛くなって、苦しくてたまらない。もう着ているものを脱いで扱いてしまいたい……
ふらふらな僕の体を、隊長は壁に押し当てて、体が擦れ合うくらい近づいてくる。こんなにそばに来られたら、隊長の体で囚われてしまったかのように動けない。
少しでも動けば、また体が高揚して、いやらしい声が出てしまいそう。微かに体が擦れただけで、勃ち上がった先がびくびくしているのに、隊長は僕の頭上で僕を見下ろして、追い詰めるように言う。
「……俺のことは避けるくせに、あの王子とは、やけに仲がいいじゃないか…………」
「そんなっ……ことっ…………ぁっ……あっ……!!」
ちょっと体が触れただけで気持ちよくて、ますます彼に近づきたくなる。それが怖くて、僕は壁に張り付いて、隊長から顔を背けていた。
「……隊長……許してくださいっ…………僕は、そんな、こと…………」
「そんなこと、なんだ? 俺じゃない奴には色々と相談するくせに、俺には話せないのか?」
「そんなことっ……あぁあっ……!」
すでに限界なのに、股間に彼の手が触れて、そのまま出してしまいそうになる。
もうダメ……足に力が入らなくて、倒れてしまいそう……
そんな僕を彼は捕まえて、そのままキスしてしまう。
「んっ…………!! んっ……むうっ……あ、あっ……」
キスされているのに、襲いかかってこられたような気になる。何度もキスされて、僕の唇を吸う音がして、彼の唇が離れていく。唇の辺りから、どろっと涎が垂れて、絶え絶えな息を吐いていた。
ずっとキスされて、その上暴れたせいなのか、僕の体は汗だくだ。力が入らない身体で、咳き込むように息を吐くと、僕の顎を隊長が掴んで、乱暴にあげる。
「ぐっ……ぅっ……」
「俺とは二人で会ってもくれないのに、他の男とは仲がいいじゃないか……」
なんのことだろう……覚えがない……
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