どうしてこうなった道中記-サブスキルで面倒ごとだらけ-

すずめさん

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-第五章-ウィンタースノー連邦-スノーピース~ドワーフファミリア編-

-第五章七節 フィロネウスの再臨と凶悪な飛影と強化甲殻-

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さてここからオリハとフィロの大暴れが始まる!…フィロがオリハに憑りついた

事でオリハは自在に炎を!…屋上デッキでほぼ無限湧きするワイバーンを相手に

大立ち回りをして見せ!…その一連の動きが如何にもフィロネウスに似たモノに

なって来ると、やはりその動きを知って居る冒険者プレイヤー達は目を疑う!…

さもその様子はフィロネウスが参戦して居るよう!…そして何故フィロネウスが

居るのか!と…しかしそこに居るのはオリハで有り!…フィロも徐々に何か

オリハに対して親近感の様な物を覚えると、ふと疑問を持った様子で質問をする…


__バジュン!!…バジュン!!!……ドサドサァ!!…


「……ふぅ…返り血を浴びる事無く戦えるのは有り難いかな?…

お陰で視界の確保がし易い…」


{……のうオリハや?…お主わっちの…

わっちがまだ全盛期の頃の戦い方を知って居るかや?…}


「ッ!…え?…何で藪から急に?…」


飛来する小型のワイバーンを悉く焼き斬り!…徐々にその数を減らして行こうと

すると、一度は落ち着いた様子で一息吐く!…その際先程まで頭から被る様に

浴びていた返り血が無い事で視界が良好!と、改めてフィロの能力に感謝をし!…

しかしその一方でフィロはオリハに対して疑問を持ち、ふと思い立った様に

オリハへとある質問を口にすると、オリハはその質問に戸惑って見せる!…

と言うのもフィロはオリハに向かい…以前自身の戦い方を見た事が有るか?と…

それも自身が全盛期の頃と話し始め、オリハもその質問にへ?…とばかりに…

当然見た事が無い様子で疑問に疑問で返すよう返事をすると、フィロは更に

話を続ける!…


{お主の戦いぶり…まだわっちが暴れたい盛りの時の動きにそっくりなのじゃ!…

その手に持って居る両刃剣も…その身に纏う火衣も!…踊る様に流れる斬撃も!…

どれもわっちが魔王として君臨して若かった頃のモノにそっくりなのじゃ!…}


「ッ!……じゃあ今はもう若くないの?…

何か自分は老いたって言ってる様に聞こえるけど?…」


{ッ!!!…な!!…なにょおぉ~~~~!!!!!…

わっちはまだまだ現役じゃ!!!…余計な事を言うでない!!!!…

…ただ!…ただ気になっただけじゃ!!……如何にも!…

諸にわっちの影響を受けて居る様な?…

…これも偏に憑りついた事による副作用と言った所なのじゃろうか?…}


「……だとしても何も問題無いでしょ?…現にこうして向かう所敵なし…」


フィロはオリハに対しこう答える!…今のオリハの戦い方は昔の自分に酷似して

居ると!…別に問題が起きたとかそう言う訳では無いのだが、気になった様子で

声を掛けるとそう語り!…何なら今のオリハの持って居る物から状態まで!…

とにかくそっくり!と言って自身でも若干驚いたようオリハに話しを続けて居る

と、オリハがそのフィロの言葉にふと返事をする!…この時思った事をそのまま

口にして戸惑い気味に尋ねると、フィロは当然その言葉に激怒!…と言っても

そこまで激しくは怒って居ないものの!…何かムキになったようオリハに対して

文句の言葉を口にすると、改めて憑りついた事について語ろうとする!…その際

オリハもその話を聞いて納得したよう、更にフィロと会話をしようとするのだが…

その話の途中で何かフラグめいた事を口にし…次にはその言葉を遮る様に何か

先程とは違う大きな影が飛来すると、それはオリハ達の前に姿を見せる!…


__ブォン!…ブォン!…ブォン!…ッ!…ダァァァン!!!…


「……何が来た?…って、え?…」


{ッ!?……まぁた面倒臭そうなモノが出て来たぞ?…

さて…如何するつもりじゃ?…}


__……はあぁ~…ッ!…チラッ?…チラッ?…


オリハもその飛来して来たモノに視線を向けると次には驚き、これは何?と…

その際フィロもオリハの目を通してその目の前の光景を見て居る訳で、一目見る

なり面倒と零し!…何かボスが出て来たとばかりに呆れた具合に言葉を口にする

と、次にはオリハに如何するか?と判断を委ねる!…その際周りの冒険者達も

その出て来た大物に驚いた反応を見せると、次にはハズレとばかりに落胆!…

当然そんな様子にオリハもえ?…とばかりに戸惑い出し!…一体何を落胆して

居るのか?と言った具合にその原因について辺りの様子を伺って居ると、その

オリハ達の目の前では飛来して来た者が!…オリハ達に向けて大きく口を開けて

見せると、次には吠えて威嚇をする!…


__クココココ!!!…ゴワアアァァァァァ!!!!…


「ッ!?…ッ~~!!!……出て来た以上やるしかないでしょ!?…

……正体掴めると良いけど!!…鑑定アプレェィザァル!!」


オリハ達の前に現れたそれはまるで巨大な深緑のプテラノドン!…更に細かく

分かり易く言うと某・反連邦機密犯罪テロ組織の最高司令官を思わせる様な

風貌をして居り!…思わずクラゲみたいな宇宙生命体が居るのでは無いのか!?と…

何ならこれを専門に戦うバウンティーハンターなど!…それはもう色々と考えて

しまう程に戸惑いに戸惑い続けて居ると、それはさも自身の子供を始末された

事で怒り狂う母の様に吠え続けて見せる!…そしてオリハもいつまでも固まって

居る訳には当然行かない訳で、咆哮が収まった所で行動を!…戦う事覚悟し

安定の初手!…その際色々と不安を覚えつつ!…その目の前のワイバーンに

鑑定アプレェィザァルを発動して行くと、オリハの目の前にはそのワイバーンのステータスが

表示される!…


__ピピピ!…ヴウン!…


 -----------------------------------------------------------------------

 「ワイルドワイバーン・エルマーナ メノル」  

 Lv.45

   HP 55000 ATK 380    DEF 450

      MATK   0   MDEF 350


 SKILL

 飛翔 Lv.17 電撃の息 Lv.15 激昂 Lv.15 噛み付き Lv.12

 強化甲殻  Lv.15
 -----------------------------------------------------------------------

「ッ!?…な、何このBOSS枠みたいなてんこ盛りのスキル!!…

面倒臭いの確定!!…」


{嘆いとる暇は無いようじゃぞ!?…来る!!…}


__ゴアアアアアァァァァァ!!!!…


オリハの目の前に表示されたのは恐らく中BOSSと言った具合のステータス

画面!…しかし中BOSSと言ってもその数値は妙に高水準で!…当然初めて

見るボスのステータスにオリハは困惑!…改めて面倒なのが出て来た!と

ばかりに嘆こうとすると、フィロがすかさず注意をする!…と言うのも

オリハが嘆いて居る内にそのワイバーンは身構え!…オリハに向かい吠え

ながら攻撃を!…その際腰を捻る様にして尻尾で薙ぎ!…辺り一帯の

冒険者プレイヤー達を一掃しようとすると、オリハはすぐさま反応するなり跳んで

回避をして見せる!…


__ッ!!…ンバ!!…ブオォン!!!…


「ッ!?…あっぶな!?…てか、この跳躍力!!…」


{ッ!?…ここにもわっちの力が反映されるのか!!…

…なるほどのぉ?…}


「ッ!!…感心してる場合じゃないでしょ!!」


跳んで回避したオリハの足元をそのワイバーンの尻尾が通過する!…その尻尾は

まるで鞭の様にしなると辺り一帯の物を粉砕!…恐らく他の冒険者達が置いた物を

粉々にして行き!…その一撃にオリハも青褪めた様な反応を見せると、次には

その自身の跳躍力にも驚き始める!…まるでいつも以上に簡単に飛べる!と言った

反応をすると、フィロも若干驚いた様で!…次にはまるで憑依する事に研究する

よう!…何か成果を得た様子で言葉をポツリと零し納得して見せて居ると、

オリハがその様子にツッコミを入れる!…さてそうしてオリハがそのメノルワイバーン

攻撃を回避し着地をすると、ゾロゾロと他の冒険者プレイヤー達が集まり!…


「…へっへっへ!…さっさと片付けちまわねぇなら俺が貰うぜ!?」


「……悪くは思うなよ?…これも競争なんでな?…」


「へっへっへ!…行くぜ!!…ッシャオラァ!!」


さも目の前の獲物に目が眩んだ様に!…恐らくオリハと同じ初見の者達が集まり

出すと、メノルは瞬く間に包囲される!…そして先に戦闘を始めていたオリハに

対して挑発的な言葉を口にすると、武器を身構え!…これも競争と言うと次には

我先に!とばかりに突貫し出し!…その手に持つ武器を振り上げ果敢にメノルに

攻撃を仕掛けて行くと、次には驚くべき光景を目にする!…それは光景だけで

なく音からでも十二分に分かるモノで!…オリハの目に飛び込んで来たのは!…


__グオオォォ!!…ガキンッ!!…ガキン!!…


「ッ!?…な!?…」


「ッ!…退いてろ!!…ハアアアアアァァァァ!!!!」


__グオオォォ!!…ガキイィンッ!!…ギギギギギ!!!…バギン!!!…


「な!?…け、剣が!!…折れた!?…」


__ッ!……ッ!!…ゴワアアァァァァァ!!!!…


その突貫して行った冒険者プレイヤーの攻撃が見事に弾かれる様で有って、刃が全然通らない

事に冒険者が戸惑いを露わにして居ると、更に他の冒険者が無理をし出す!…

それこそ力任せに押し切ろうとして見せるのだが、やった所でやはり弾かれ!…

何なら酷使したのかそれとも手入れをして居なかったのか、簡単にその冒険者の

持っていた剣が折れてしまうと、その冒険者も何やらショックを受ける!…

その一方で攻撃を受けて居る筈のメノルはと言うと、何が有ったのか分かって

居ない様子で!…ただ何か感じた様子で振り返っては敵が居ると察知!…その際

敵達に向かってオリハの時同様!…間近で口を開けて吠えて見せると、更に

冒険者達は慌てた様子で攻撃を繰り出す!…


「ッ!?…ク、クソ!!…剣が折れたからってなんだ!!…

まだ投げナイフが!!…」


__ヒュヒュン!!…カンッキンッ!!…


「ッ!?…」


__グルルルル!!…ブオォン!!!…


もはやパニックに陥って居る様子で正常な判断は出来ない状態!…とにかく

抵抗を!とばかりに投げナイフを!…しかし投げた所でそのナイフが

当たったのはその厳つい甲殻で守られた胸部で有って、軽い音を立てた後

ナイフは空しく落ち…となるとその様子に冒険者達はこれまたハッと更に

青ざめ始め!…次にはメノルが動きこれまたオリハの時同様身構え様な

素振りを見せると、次には尻尾で冒険者達を薙ぎ払って行く!…すると

その尻尾は見事に冒険者達を捉えて飛ばし!…瞬く間にその姿を消して

しまい!…思わずその光景にオリハも青褪め!…一体何処に行ったのか?と

先程の冒険者達の姿を探すと、そこで無残にも転がる!…先程の一撃で

やられたであろう冒険者達の姿を見つける!…


「ッ!?…き、消え!?……ッ!?!?…」


__…カヒュゥ!…カヒュゥ!……ッ~~~!!…グバアァ!!!…


「ヒ、ヒデ!!…ッ!?…

そんな事を言ってる場合じゃない!!…もしかするとまだ!!…」


__ババッ!!…スウゥ……ゴワアアァァァァァ!!!!…


屋上デッキに力尽きたよう転がる冒険者達!…しかもその一撃で呼吸もまま

ならない様子で!…何なら着込んで居た筈の鎧は凹み!…如何にその一撃が

凄まじい物であったのかを物語って行くと、オリハもその光景を見るなり

言葉を零す!…こんなもはやゲームじゃない!…如何やって倒せば!?と…

だがその吹き飛ばされた冒険者達の息はまだ有る様子で、オリハもそれを見て

ハッ!と…一旦メノルから離れて人命救助に当たり始めると、メノルの視界

から姿を消す!…これもフィロのお陰か煙の様に姿を消すと、メノルのマーク注目

簡単にハズレ!…メノルはメノルで勝利の雄叫び!…その間にもオリハは

その冒険者達の元へと駆け寄って行き!…その上体を起こして確認しようと

すると、フィロはパッと見でもう分かった…とばかりに言葉に困る!…


__シュン!!…カランカラン!!……ッ!…


「お、おい!!…大丈夫か!?…」


フィロの様子など知らないオリハは武器を投げ捨てる様にしてその冒険者達に

声を掛ける!…しかし声を掛けた所でその冒険者達からの返事は無く!…ただ

目だけが助けを求める様に訴えて居るよう見えると、オリハは更に戸惑い

慌てる!…別にその冒険者達に何か思い入れが有るとかそう言うのではない

のだが、そのまま死なれると後味が悪く!…とにかく心配した様子で状態を

見て!…何か自分なりに救護する手段は無いか!と探って居ると、フィロは

その状態からもう動く事は無いと口にする!…


{……もう駄目じゃな!…見た所肺は潰れ呼吸もままならん様子…

…冒険者達の間で飲んで居るポーションとやらでも治るかどうか!…

と言うよりも今の状態で飲ませるのは無理に近い!…危険じゃ!!…

…それに…ここに訪れる前に見たあの警告文がもし本当だとするなら…

この者達はただ死ぬ事を待つ事しか出来ん…

もう助からん達になったと言う事じゃな…}


「ッ!?…そ、そんなぁ!!…そんなにヤバい状態なの!?…

…ッ!?…そ、そうだヒーラー回復役!!…

ヒーラーが居れば!!…」


一応は残念そうにしながらも容赦ない言葉を、オリハに伝え!…ただ目の前の

冒険者達も自力で動けず、ただ小刻みに痙攣するだけで指一本動かせない状態を

見せると、オリハ一人ショックを受ける!…そしてこのまま見殺しにするしか

無いのか!?と考えると、ふと思いついた様子で辺りを見回し!…オリハが

探し出したと言うのもヒーラーであり!…必死に誰かに助けを求めようとする

のだが、その肝心のヒーラー達は冷たい反応を露わにする!…


__オオオオオォォォォォ!!!………


{……あの様子を見る限り助ける気は無いようじゃな?…

…まぁ無理も無いと言えばそうなるが…}


「ッ!?……ッ……」


この時そのヒーラー達はと言うと見て見ぬ振り、自分達の事で精一杯になって

おり!…何なら他に余力を裂いている暇は無い!と…自身の組んで居るパーティに

尽力し続ける姿勢を見せると、完全にその先行した冒険者プレイヤー達の事を見捨てようと

して居た!…するとそんな様子を目にしたフィロもやはりと言った様子で言葉を、

更にはその先行した冒険者達の事を自業自得と言い!…そしてこれも戦場!と…

世の中は無情である様に何か含みを持たせるよう言葉を口にすると、オリハも

如何もしよう無い!とばかりにそっと寝かせる!…さてその一方でメノルの方は

と言うと、また別の冒険者達と戦って居るのか慌しい様子が!…


__ゴワアアァァァァァ!!!!…ガキイィン!!!…ガキイィン!!!…


「ッ!?…チィ!!…やっぱり固いな!!…

並の刃じゃ全然通らねぇ!!…

…何か業物!!…或いは剣聖クラスの剣士が居れば!!…」


____ゴワアァァァ!!!…ブオォン!!!…ッ!?…ガイイイィィン!!!…


「ッ~~~!!!……クッ!!…オマケに打撃もこの威力!!…

幾らブラックアイアン製の盾でもこれをずっと防ぎ続けるのは!!…

…クッ!!…一旦体勢を!!…」


オリハが退避した後に戦闘に参加をして来たのだろうか、一パーティがメノルと

戦闘を開始しており!…だがその戦闘も決して優勢ではなくましてや五分とは

言えない様子で!…そのメノルの異様なまでに発達した甲殻に攻撃が阻まれて

しまうと、思う様にダメージが与えられずに苦戦を強いられて居た!…その際

何かヒントになる様な事を口にすると、無いモノを願い!…更には攻撃を

受けると大きくよろめき!…もはやその戦闘を維持するのも難しい!と言った

難色の様子を見せて居ると、メノルはその隙を逃さない様に更に仕掛ける!…

この時その一パーティは一度撤退を考えるのだが、背中を見せた途端に攻撃を!…


__ゴワアァァァ!!!…ブオォン!!!…


「…ッ!?…しま!!…」


__シュン!!!…カッ!…ギリィィ!!…ギイイィィィン!!!!…


「ッ!?!?…な!?…」


さもこの時を待って居た!と言った具合に尻尾を!…またしならせる様にして

一掃しようとすると、その冒険者達は攻撃が飛んで来た事に青褪め!…たった

一瞬目を離しただけで全滅する!と…途端にしまった!とばかりにその表情が

恐怖の色に変わろうとして居ると、次にはオリハがその戦闘に介入をする!…

その際投げ捨てた武器をパッと回収して見せると、次にはそのメノルの攻撃に

合わせてパリィを!…そのしなる一撃を掬い上げる様にして難を逃れ!…

何ならあの一撃を受け流し弾いた事で助けられた冒険者達が驚き戸惑った反応を

露にすると、オリハが注意をする様に声を掛ける!…


「…何をしてる!!…そんなとこで固まって悠長な事はしてられんよ!?…

退くなら退くで退いてくれ!!!…そこに居られると動き辛い!!!…」


「ッ!?…ウッ!…ス、スマン!!…助かった!…」


__ババッ!!…ザッザッザッザッザッ……ッ?…


オリハも必死の様子で声を掛けるとオブラートに包む事無く邪魔!と…となると

普通ならそのオリハの言葉でふと怒りを覚えては激怒しそうなモノなのだが!…

その冒険者達は逆にオリハへ戸惑って見せると次には悪い!とばかりに謝り出し!…

そのままオリハに場を譲るようその場を後にして行くと、何やら慌てた様子を

見せて居た!…と言うのもこの時その冒険者達から見たオリハと言うのは九尾の

様で、やはりふとフィロネウスが居る様に見えており!…となるとあの魔王に

怒られた?…と言った感じで混乱をし始め!…何が何だか分かって居ない様子で

その場を後にしてしまうと、次にはその戦闘の行く末を見守るのであった!…


さてそうなるとほぼほぼオリハとメノルの一騎打ち状態!…互いに睨み合うよう

硬直して見せ!…だが当然ずっとその状態が続く筈もない訳であって!…突如

メノルが口をパカっと開けて見せると、次にはオリハの目の前で何やら息を吸い

出す!…


__……グルルルル…カパァ!!…ゴワアァァァ!!!…


「ッ!…口を開けて息を吸い出した?…」


「ッ!?…ま、不味い!!…逃げろ!!!…

その攻撃だけはヤバい!!!…回避に徹しろぉ!!!」


{ッ!?…オリハよ!!…言う通りにするのじゃ!!…

何かヤバい気を感じる!!!…}


恐らくはブレスを吐き出そうとして居るのだろう!…目の前で息を吸い出した事に

オリハは固まり!…しかしその一方で助言をする様に突如言葉が!…先程助けた

冒険者の一人が逃げる様にオリハへ言葉を口にすると、フィロも何かを感じ取った

様子で同じ注意を口にする!…この時珍しくもフィロが慌てた様子を見せると、

オリハもハッとした具合に身構え!…その身構えて居るオリハの目の前ではメノルに

異変が徐々に見られ!…何やら開いた口の中でバチバチと音が!…それはまるで

電気が弾ける様に不気味に聞こえ!…オリハが身構えて居る一方でその冒険者が

更に周りに注意を呼び掛け始めると、辺り一帯は騒然とする!…


「全員防御の態勢を取れえぇ!!!

被弾したらダメージじゃ済まないぞおぉ!!!」


__どよぉ!!!…バババッ!!!…ゴワアァァァ!!!……カッ!!!…


近くに居る冒険者達に危険!と訴えるとその注意喚起を聞いた冒険者達が行動!…

すぐさま反転するとメノルの方へ振り向き、ガードの体勢!…その際魔法職の者達

は盾を構える者達の後ろに隠れ!…難を逃れる様に何やら震える様な素振りを

見せると、トラウマを持った様子で恐怖していた!…さてそうして全員の防御の

体勢が整った所でメノルも充填が完了したのか、思いっきりその冒険者達に向けて

発射!…口から雷撃ブレスを薙ぎ払う様に吐き出し!…オリハもヤバい!と言った

具合にすぐさま飛んで回避をすると、その際防御して居る者達はある被弾を覚悟で

踏ん張る様に身構える!…


「ッ!?…ヤッバ!!…」


「ッ~~!!!…グオオォォ!!!…」


「うおああぁぁッ!!……」


__ゴワアァァァ!!!………ガウアアアアアアアア!!!…


そのブレスを真っ向から受け止める様にして耐えて見せると、通電ダメージスリップダメージ

有るのか防御して居る者達は普通にダメージを!…防御して居るにも関わらずほぼ

貫通!と…とにかく直撃を免れるようそのブレスに対して歯を食い縛る様な反応を

各々が見せて居ると、一通り吐き終えたのかメノルが吠える!…如何やらその使用

している武具に使われて居る金属、或いは通電性の良いモノにはそう言った通電

ダメージが有る様で!…ガードをしても尚削られるブレスにオリハも戸惑い!…

メノルはメノルで今だブレスを吐き終えた所で勝ち誇ったようまた大きく吠えて

見せて居ると、その眼下の冒険者プレイヤー達は死んでは居ないものの地獄と化していた!…


「ッ~~~!!!…クッ!!!……ハァ!…ハァ!…

…こ、これだからコイツは嫌いなんだよ!!!…」


「…こんなインチキめいた化け物!!…正攻法で倒せるかっての!!…

…オマケに[強化甲殻]持ちとか!!…」


__ッ!…ヒュウウゥゥ…スタッ!!…


「…[強化甲殻]って?」


別に倒れて居る者達は居ないのだが、膝を着く者達は続出しており!…とにかく

誰もが先程のブレスで消耗しており、息を切らしながらぼやくよう文句の言葉を

口にし出すと、ふと気になる言葉を耳にする!…その際オリハも飛んで回避した

所でデッキにスッと帰還をすると、すぐさま気になった様子でその事について

質問を口に!…するとその問い掛けに対して助けた冒険者が息を切らしながら

答え始め!…まさにこれが厄介!と言った具合に説明をすると、メノルの事を

睨み付ける!…


「ッ!……[強化甲殻]ってのは文字通り頑丈な甲殻って意味だ!…

並みの攻撃じゃまずダメージが入らないし!…傷も付かない!!…

こういう相手は打撃系の攻撃に弱いんだが…

見た所この場の全員が持っている武器は斬撃系の武器ばかり!…

打撃による破壊無力化は期待出来ない!!……はあぁ~…

何でよりにもよってこいつ等が湧いて来るんだ!!…」


「ッ!?…有効打が無いって事!?……ッ!!…」


まさにメノルが恨めしい!と言った眼差しを冒険者が向ける一方で、メノルは

吠えに吠え!…その際冒険者はこの時オリハにその[強化甲殻]についての説明

をば!…と言うのもひたすら頑丈な甲殻らしく、簡単に言うと弱点付きの

ハイパーアーマーが常に付いて居る様な物だとオリハに言うと、更に現状の

状況についても話し出す!…この時辺りを見回しては誰も打撃系の武器を

持って居ない事を口にすると、強化甲殻を剥がせないと冒険者は語り!…

何なら普段メノルが出て来る事は無い!と続け!…今日に限って出て来た事に

更に恨み言を漏らして見せると、オリハもその言葉に戸惑った反応を見せる!…

さてそうしてほぼ打つ手なしの状態になった事でオリハも慌て!…何か打開策を

考えるのだが!…


{ッ~~!!!…考えろ!!…考えろ!!!…

何から何まで無敵って訳じゃない筈!!…何か穴が有る筈!!!…

多分兄さんもそんな感じで考えて今までやって来たんだ!!…

相手の動き!!…特徴!!…色々見て考えろ!!!…

…こんな時兄さんなら何を考える!?…

誰もが普通は考えない奇天烈な攻略方法!!!…

真似しようと考えない馬鹿げた攻略方法!!!!…}


当然ふと考え出した所で良い策など考え着かず!…ただ暗示をする様に頭の

中で言葉を!…その際モデルにするのはマサツグの様な奇天烈なやり方で

あって、マサツグは何処を見ているか!…恐らく此処だろう!と言う所に

スッと視線を向けて何かヒントを得ようとするのだが、やはり中々に思い

付かない!…そして思考は徐々に徐々にと必死な物になって行き、考えが

定まらず!…もはやマサツグを若干ディスる様な事を考え始め!…その

難産な思考にオリハが歯を食い縛る様な素振りを見せると、その一方で

同じ体を共有するフィロが興味を持つ!…


{ッ!……ほほぅ…オリハも遂に策を考え始めたか…

マサツグの様な奇策…一発逆転の奇策を!…

…確かにマサツグの行動は普通では考えつかぬものばかり!…

そしてそれを実行するだけの力!…度胸も持って居る!!…

…まぁ土壇場で発揮するのが大半じゃが…

それでも天はマサツグに味方をするよう!…

いつも見事なまでに抜群な結果を生み出す!!!…

…本当にアレは如何なって居るのか?……まぁとにかく!…

…さてアレを生み出すにオリハにはその実力があるか!…

…見物じゃな?…}


フィロはハッと察するとオリハがその境地に辿り着けるかどうか!…思わず

マサツグと重ねて考え!…その際フィロ自身もマサツグは何か変!と言った

様子で思考を巡らせ!…だがそれをやるだけの物をマサツグは持って居ると!…

マサツグの事を信頼している様子で更に色々と考えて行くと、再びオリハと

マサツグの二人を重ねて行く!…この時フィロはその思考だけでは無い!と

言った様子で更にふと思い出し始めると、マサツグの強運ぶりには心底驚いて

居る様子で!…アレは実力だけでは無い!と考えると奇妙と思い!…さも天が

何かしら運命を弄っているのでは?と考えると、思わずマサツグの正体について

悩んでしまう!…しかし今そんな事を考えている場合ではなく、オリハの成長に

目を向け!…ここから更に躍進出来るかどうか、オリハの悩む姿に思わず

ニヤニヤと笑みを浮かべてしまうと、更にその場の様子は地獄と化すので

あった!…

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 社会勉強のため、幼い頃から暮らしていた山を降りて現代で生活を始めた男、草埜コウジ。  なんと現代ではダンジョンと呼ばれる場所が当たり前に存在し、多くの人々がそのダンジョンに潜っていた。  食い扶持を稼ぐため、山で鍛えた体を鈍らせないため、ダンジョンに潜ることを決意するコウジ。  そんな彼に、受付のお姉さんは言う。「この加護薬を飲めばダンジョンの中で死にかけても、脱出できるんですよ」  コウジは返す。「命の危険がない戦場は温すぎるから、その薬は飲まない」。  かくして、本来なら飲むはずだった加護薬を飲まずに探索者となったコウジ。  もとよりそんなもの必要ない実力でダンジョンを蹂躙する中、その高すぎる実力でバズりつつ、ダンジョンで起きていた問題に直面していく。  なお、加護薬を飲まずに直接モンスターを倒すと、加護薬を呑んでモンスターを倒すよりパワーアップできることが途中で判明した。  カクヨム様にも投稿しています。

魔力ゼロの英雄の娘と魔族の秘密

藤原遊
ファンタジー
魔法が支配する世界で、魔力を持たない少女アリア・マーウェラ。彼女は、かつて街を守るために命を落とした英雄的冒険者の両親を持ちながら、その体質ゆえに魔法を使えず、魔道具すら扱えない。しかし、彼女は圧倒的な身体能力と戦闘センスを武器に、ギルドでソロ冒険者として活動していた。街の人々やギルド仲間からは「英雄の娘」として大切にされつつも、「魔力を捨てて進化した次世代型脳筋剣士」と妙な評価を受けている。 そんなある日、アリアは山中で倒れていた謎の魔法使いイアンを助ける。彼は並外れた魔法の才能を持ちながら、孤独な影を背負っていた。やがて二人は冒険の中で信頼を深め、街を脅かす魔王復活を阻止するため、「カギ」を探す旅に出る。 しかしイアンには秘密があった。彼は魔族と人間の混血であり、魔王軍四天王の血を引いていたのだ。その事実が明らかになったとき、アリアは「どんな過去があっても、イアンはイアンだよ」と笑顔で受け入れる。 過去に囚われたイアンと、前を向いて進むアリア。二人の絆が、世界を揺るがす冒険の行方を決める――。シリアスとギャグが織り交ざる、剣と魔法の冒険譚!

現実世界にダンジョンが出現したのでフライングして最強に!

おとうふ
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2026年、突如として世界中にダンジョンが出現した。 ダンジョン内は無尽蔵にモンスターが湧き出し、それを倒すことでレベルが上がり、ステータスが上昇するという不思議空間だった。 過去の些細な事件のトラウマを克服できないまま、不登校の引きこもりになっていた中学2年生の橘冬夜は、好奇心から自宅近くに出現したダンジョンに真っ先に足を踏み入れた。 ダンジョンとは何なのか。なぜ出現したのか。その先に何があるのか。 世界が大混乱に陥る中、何もわからないままに、冬夜はこっそりとダンジョン探索にのめり込んでいく。 やがて来る厄災の日、そんな冬夜の好奇心が多くの人の命を救うことになるのだが、それはまだ誰も知らぬことだった。 至らぬところも多いと思いますが、よろしくお願いします!

収奪の探索者(エクスプローラー)~魔物から奪ったスキルは優秀でした~

エルリア
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HOTランキング1位ありがとうございます! 2000年代初頭。 突如として出現したダンジョンと魔物によって人類は未曾有の危機へと陥った。 しかし、新たに獲得したスキルによって人類はその危機を乗り越え、なんならダンジョンや魔物を新たな素材、エネルギー資源として使うようになる。 人類とダンジョンが共存して数十年。 元ブラック企業勤務の主人公が一発逆転を賭け夢のタワマン生活を目指して挑んだ探索者研修。 なんとか手に入れたものの最初は外れスキルだと思われていた収奪スキルが実はものすごく優秀だと気付いたその瞬間から、彼の華々しくも生々しい日常が始まった。 これは魔物のスキルを駆使して夢と欲望を満たしつつ、そのついでに前人未到のダンジョンを攻略するある男の物語である。

【完結】元ゼネコンなおっさん大賢者の、スローなもふもふ秘密基地ライフ(神獣付き)~異世界の大賢者になったのになぜか土方ばかりしてるんだがぁ?

嘉神かろ
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【Hotランキング3位】  ゼネコンで働くアラフォーのおっさん、多田野雄三は、ある日気がつくと、異世界にいた。  見覚えのあるその世界は、雄三が大学時代にやり込んだVR型MMOアクションRPGの世界で、当時のキャラの能力をそのまま使えるらしい。  大賢者という最高位職にある彼のやりたいことは、ただ一つ。スローライフ!  神獣たちや気がついたらできていた弟子たちと共に、おっさんは異世界で好き勝手に暮らす。 「なんだか妙に忙しい気もするねぇ。まあ、楽しいからいいんだけど」

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