どうしてこうなった道中記-サブスキルで面倒ごとだらけ-

すずめさん

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-第五章-ウィンタースノー連邦-スノーピース~ドワーフファミリア編-

-第五章四十節 突然の銃声と短かった別れと妙な陰謀-

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それはいつも突然である!…もはや恒例の様に面倒事に巻き込まれ、何処の誰とも

知らない兵士達と戦闘を始めようとした途端!…突如背後より銃声が!…となると

勿論そんな銃声に一同は驚き!…慌てて振り返ってその銃声を放った主を確認しよう

とするのだ、その前に気になる事が…と言うのもまずその銃声は誰に向けて撃った

物なのかと言う事で?…思わず自身の身を心配しつつもその正体を確認して行くと、

振り返ったと同時にその相手にしようとして居た兵士達より苦痛の声が!…


__バシュウゥンン!!!…ッ!?…ババッ!!……ッ!?…


「ッ!!……ぐはぁ!!!…」


「ッ!…え!?…」


背後を振り返るとそこに居たのは距離を離れて一人の冒険者の影が!…まるで

猟銃の様な物を構えると、マサツグ達?…それとも兵士達に向けてその猟銃を

構えて立って居り!…だが先程の上記の通り倒れたのは兵士一人だけであって!…

そんな兵士の声に驚きつつ!…これは味方なのか?と言った具合に一同が

戸惑って見せて居ると、更には立て続けて銃声が響く!…しかしそのどれも

マサツグ達に当たる事は決してなく、やはりマサツグ達が相手にしようとして

居た兵士達の方から悲鳴が聞こえ!…


__バシュウゥンン!!!…バシュウゥンン!!!…バシュウゥンン!!!…


「ぐえッ!!」


「ぐあッ!!!」


「うあああ!!!」


「ッ!?…マ、マジか!?…

幾らゲームの中だっつっても狙撃が上手過ぎる!…」


その銃声は三発立て続けに辺りに響き!…身構えるマサツグ達の間を縫って

その兵士達の武器へ!…その際武器だけではなく腕を貫いて兵士達の無力化

を図って行き!…当然そんな光景を目にしたマサツグ達も驚き!…冒険者の

腕に思わず驚きを隠せない様子で戸惑いの声を漏らして居ると、次にはその

冒険者が構えを解く!…まるで最初からマサツグ達を狙って居なかったかの

様に!…スッと構えを解くと今度は徐にマサツグ達の方へと近付いて来る!…


__……スチャッ!…ザッザッザッザッザッザ!!!…


「ッ!!…や、やっぱりか!!…やっぱりここに居たんだな!!…」


「…まさかとは思って居たが!…この様な再会をするとは!!」


「……再会するにしてもスパン期間が短くないですか?…」


兵士の様にいつでも銃を構えられる体勢で!…足早にマサツグ達の方へと

駆けて来ると、そこで徐々にその影がハッキリ!と…となるとその影は

やはり見覚えの有るモノへと変わって行き!…身長はマサツグと同じ位…

髪は黒髪でオールバック!…その目は視界を確保する為かゴーグルを!…

首周りは迷彩色のマフラーが掛けられ、まるで本当に何処かの現代兵士を

思わせる格好をして見せると、マサツグ達もハッと気が付いた様子で言葉を!…

と言うのもマサツグとオリハの目にはプレイヤーネームが!…リーナに至っては

忘れる筈ない!とばかりに言葉を!…とにかくその冒険者はマサツグ達の前に!…

合流した所でその倒れている兵士達に対して銃を突き付け牽制を掛けて行くと、

一人でその場を掌握する!…


__ザス!…ジャキ!!…ッ!?……


「……ッ!…あ、貴方は!!…」


「……この様子だともう勝ち確だね?……暴れ損ねた…」


「それよりも何故ここに!?…

…いや、まぁ居ても可笑しくは無いのだが?…」


合流するとマサツグ達と並び立つ様に、銃を構えて兵士達を威圧!…すると

アヤも近くまで来て初めて気が付いた様子で言葉を口に!…あまりにも見た目が

変わって居る事に驚いた様子で言葉を零すと、オリハも残念そうに言葉を零す…

と言うのも戦闘出来る事を楽しみにして居た様子で暴れ損ねた!と…するとそんな

オリハの一言にマサツグは呆れ…次には思わずツッコミを入れる様にその視線を

オリハの方へ向けて行き!…その一方でリーナも懐かしむ様に言葉を口に!…

その際驚いた様子で誰であるかを戸惑った様子で話して行くと、その冒険者も

マサツグ達に対して返事をする!…


「…ヨッ!…義により助太刀に参った!……ってか?…

おっひさ~!…って言っても一週間ぶり位か?」


「…ゲーム内の時間だとそんなモンだな?…モツ!!…

てか何でここに?…確かに高原へ出て来た時に姿を見掛けはしたが?…」


まるで友人と再会した様に言葉を!…そして銃を身構えながらも片手でゴーグルを

ズラして見せると、その素顔を露わにする!…するとそこに有った顔と言うのは

モツで有り、やはりオータムクラウド国で別れた時より雰囲気がガラッと変わって

おり!…と言うのも感覚的には2ndから1stにクラスアップした様な!…とにかく

バスターソードを背負わせると似合いそうな様相に変わって居た!…そしてモツの

挨拶に対してマサツグも笑うと、次には質問を!…その質問と言うのも何故

ここに?と…一度見掛けた事も交えてモツがここに来た理由について質問をすると、

モツは何か意味有り気に反応する!…


「…まぁ俺もここへは依頼クエストで…

あと、単純に欲しい武器がこの大陸で手に入るから来たってのが一番の目的かな?…

モンスターのレベルも高いし!…レベル上げには持って来いだと……ッ!!…

おい、動くんじゃねぇ!!…大人しくしろ!!…抵抗するなら撃つぞ!!…」


マサツグの質問に対して若干困った様な?…だが嘘を吐く様子は見せないで

そのまま質問には返答!…モツが言うには依頼クエストでこの高原にやって来た!と…

この大陸に渡って来た理由についても簡潔に説明をして見せ!…ただ武者

修行をして居る!と…特にコレと言った違和感のない返事をマサツグ達にして

見せると、次にはハッとした様子で警戒をする!…と言うのもそんな談笑を

している隙を狙って兵士が武器を!…手を伸ばしマサツグ達に一矢報いようと

するのだが!…寸での所でモツにバレて牽制され!…


__ジャキンッ!!…


「ッ!?…クッ!!…」


「…お前等には聞きたい事が有る!!…

…お前等、ここ最近この場所で悪さをして居る様だが?…

その目的は何だ!!…後、堀テクのドワーフ達についても話を聞かせて貰おう!…」


「ッ!?…堀テクのドワーフって!?……て事はこいつ等が黒幕!?…」


見つかった事で苦虫を噛んだ様なそんな表情をモツ達に向け!…恨めしそうに

キッと睨んで見せるのだが、そんな睨んで来る視線に対してモツは怯まず!…

寧ろそんな兵士達に対して質問をすると、ある気になる事を口に!…何でも

モツは人探しをして居るらしく、その探している人物の事を掘りテク!と…

するとその名前に当然聞き覚えの有るマサツグ達もハッとして見せ!…モツに

尋ねるようその兵士達との因果関係について声を掛けると、次には兵士達が

意地を見せる!…


「ッ!!…クッ!!…どの道我らに退路は無い!!…ならば!!…」


__スッ…ガッ!…ババッ!!…ダッ!!…


「任務遂行の為に!!!…

ハイール・オオオォォォォ!!!」


「ッ!?…デグ!!…」


モツの質問に対してまるで死を覚悟した様に!…独り言を口にすると、次には

その伸ばし掛けて居た腕をもう一度伸ばす!…そして手早く武器を手に取って

立って見せると、負傷した腕を庇いつつ!…だが遣る事と言ったら突貫の一つ

覚えで然程脅威とはならない訳で!…しかしその際忠誠心を見せる様にある事を

叫びながら剣を振り被ると、その言葉にリーナが反応をする!…と言うのも

その兵士が口にした言葉と言うのはデグレアント!…まさかのデグレアントの

兵士と言う事を口にし!…すると他の兵士達も一気に動き!…その初めに突貫

した兵士に続くよう自分達も!とばかりに飛び起きると、一斉に武器を手に

突貫をし始める!…


__ジャキ!!…ババッ!!…ウオオオオオオオオオオオオオ!!!!…


「ッ!!…チッ!…大馬鹿野郎共が!!…」


__チャキッ!!…バシュウゥンン!!!…バシュウゥンン!!!…


一斉に吠えながら向かって来る兵士達に向かってモツもピクッ!と…その際

面倒臭い!と言った具合に言葉を漏らし!…だが慌てる事無くすぐさま銃を

構え!…その走って来る兵士達の脚に向かって発砲すると、その内の数名を

無力化!…しかしそれを目の前にしても兵士達が止まる事は決してなく!…

もう間近までその兵士達が迫って来る様子が伺えると、次にはモツが剣を抜く!…


__ウオオオオオオオオオオオオ!!!!……ッ!……ブンッ!…チャキッ!!…


「…はあぁ~…本当に救いようがない!!」


__ババッ!!…フォンフォン!!…ザシュ、バシュ!!…


「ぐおああ!!…」


「ゲハアア!!…」


剣を抜く際モツは猟銃を投げ捨ててから剣を抜剣!…その鞘から見事な白銀の刃を

露わに!…マサツグと違って丁寧に扱って居るのか刃毀れ一つなく!…ましてや

壊れていない姿で颯爽と振り抜いて見せると、溜息を吐く!…そして向かって来る

兵士達に対して一振り、二振り!…一撃で兵士達をその場に斬り伏せ!…その手際に

マサツグも感心!…リーナも兵士達の言葉にハッとしつつ…そのモツの動きを目に

すると、称賛の言葉を送り出す!…


「…相変わらず手堅い良い動きを見せるなぁ!…

さすが万能冒険者オールラウンダー!!…」


「ッ!……あ、あぁ!…そうだな!…

私も一度モツと手合わせをしてみたいモノだ!!!…

…ッ!…そう考えるとワクワクするな!!…」


「ッ!?……お前はどこぞのサ○ヤ人か!」


その流れる様な安心感のある動きにマサツグはさすが!と…そしてリーナもハッと

すると、モツに言葉を!…友が元気にして居る事に今は忘れ!…とにかくその動き

を見て感化された様に手合わせを願うと、マサツグがすかさずツッコミを入れる!…

さてそうして話している間に兵士達は壊滅!…その際その突っ掛かって来た兵士達の

中に一人魔導士っぽいのが居た筈なのだが…この時その姿は何処に無く!…

逃げられた!とばかりにモツが舌打ちをして居ると、戦闘は無事に終了する!…


「……ッ!……チッ!…一人逃がしたか!!…

…まぁいいか…はあぁ~…ったく!…手間掛けさせんなっての!…」


「…ひゃああぁ~…また豪く強くなったなぁ~!…

…ここそんなに稼ぎが良いのか?…」


結果としてモツ一人でその場を制圧!…その際マサツグ達が歩いてきた山道は

若干の鮮血で赤く染まり!…だがそれも直ぐに無かったかの様に凍結し出し!…

そして雪の中に埋もれる様にしてそのまま純白が覆い隠してしまうと、元の

山道へと姿を変える!…しかしこの時モツはそんな事など御構い無しに言葉を

漏らすと、一人逃がした事にしまった!と…だがそれも直ぐに如何でも良く

なったのか文句の言葉を!…兵士達に対して不満を漏らし!…そのモツの活躍の

一部始終を見ていたマサツグがふと声を掛けると、モツもハッとした様子で

返事をする!…


「ッ!…まあな?…一応上級者向けの土地だし!…

…それよりも、だ……おい?…お前達に聞きたい事がある!…

ドワーフファミリアの堀テク調査隊達を何所へやった?…

素直に答えたら少なくとも命は取らない!…だが?…」


マサツグの質問に対していつもの対応!…稼げる!と言った具合に返事をし!…

しかし次には兵士達の方へ振り返ると尋問官の様に!…まるで養豚場の豚を

見る様な目でその倒れる兵士達に視線を向けると、冷徹な言葉を口にする!…

と言うのも依頼を優先するよう!…先程の戦闘でチラッとだけ触れた堀テクの

ドワーフ達の事について質問をし始め!…まるでその兵士達を犯人と断定した

様に!…白状しろ!とばかりにその声を若干荒げて見せると、その倒れる

兵士達は不敵に笑う!…


「……だが何だってんだ?……へへ!…言っただろう?…

俺達に退路なんて存在しない!…

つまりこうして捕虜になって生きる事さえ許されない!!…

…逃げた奴も今頃何処かでくたばって居るだろうよ?…

なんせ帝国を裏切った様なモンなんだからな!?…」


「ッ!?…お前!…一体何が!!…」


「へへ!…へへへ!……ッ!?…ウグ!!…ガアァ!!!…」


「ッ!?…何!?…どしたぁ!?…」


まるでモツの脅しに屈する様子は全く無く!…寧ろ小馬鹿にするよう言葉を!…

何なら先程も言った!とばかりにモツを嗤い!…自分達の死を悟った様子で

淡々と言葉を続けて見せると、次には異変を!…この時先程まで笑って居た

にも関わらず、その表情は突如苦痛に歪み出し!…白目を剥くと口から泡を!…

そしてジタバタと体を痙攣させ!…そのまま徐々にピクピクと小刻みに

落ち着きを見せて行くと、次にはその場で絶命する!…


__ガタガタ、ブルブル!!…ガタガタ、ブルブル!……ピクッ…ピクピクッ……


「……ッ…な、何なんだよ!…これ!?…」


__……ザッ…ザッ…ザッ…ザッ……スッ……ペイッ…


「…はあぁ~…こりゃ長引くかもなぁ~…」


それはまるで何か薬を服用したよう!…或いは呪い殺された様で!…とにかく

そんな現場を目撃してマサツグ達も戸惑い!…だがモツだけはその様子を知って

居るかの様に舌打ち!…やっぱり駄目かと言った具合に肩を落としながらもその

兵士達に近付いて行くと、本当に死んだかどうかを確認する!…そして脈を取る

様に兵士の手を取るのだが、やはり亡くなって居るのか確認が取れると直ぐに

その手を放棄…何か苛立ちを覚えた具合に溜息を一つ!…そして難航が予想される

事に思わず言葉をポロッと零して見せると、その様子にリーナがある事を尋ねる!…


「…モ、モツ?…これは一体?…」


「久しぶりで有るな、モツ!!…息災にして居たか?…

…して聞きたい事が有る!…これは一体如何言う事なのだ?…」


「ッ!…あぁ、そう言えば…

リーナとこうして会うのもかなり久しぶりだな!…

元気に…」


「挨拶は後で良い!!…これは一体如何言う事なのだ!?…

お前は先程デグレアントと!!…」


それこそマサツグがモツに訳を聞こうとするのだが、そんな二人の間に割って

入るようリーナが質問!…と言うのもマサツグ同様これは何?と…やはり

デグレアントと言う言葉に引っ掛かりを覚えた様子で戸惑い様を露わにすると、

モツもそんなリーナに返事をする!…その際久しぶり!と友人と再会した具合に

声を掛けると、元気にして居たかを尋ねようとするのだが!…リーナはそんな

挨拶は良い!と…安定のピーカブースタイルでモツに詰め寄り!…更に先程の

話について詳しい詳細を求めて行くと、モツの体を反らして見せる!…


「ッ!?…お、落ち着けって!!…

と、取り敢えずそのピーカブーで迫って来るのを何とかしてくれ!!…」


「ッ!…ス、スマン!…しかし!…」


モツの体を逆くの字に曲げるよう!…リーナがモツに迫って見せると、モツも

慌てて待つ様に声を掛けて行く!…その際そのピーカブーを何とかしてくれ!

と口にすると、両手を前に持って来てはドウドウ!と…とにかく落ち着く様に

リーナへ説得を口にし出し!…リーナもそんなモツの悲痛の言葉を聞いて

ハッとした具合に目を見開いて見せると、次には跳び退いて謝り始める!…

だがやはり気になる事には変わらない様子で、それでも!とばかりにモツに

声を掛けようとするのだが!…モツも体を起こすなり自身の腰を摩って見せ…

リーナの様子に気付いた具合で待て!と言うと、次には質問に答え始める!…


「あたたた!……じゅ、順を追って説明するから!……はあぁ~…

…ったく…リーナは相変わらずなんだな?…はは!…

…で、だ…まず俺がここに居る理由はさっきも言った通り!…

ギルドでドワーフ達が行方不明になっているって!…

救助要請のクエストを受けたからここに居る!…」


「ッ!…掘りテクの事だな?…」


「…あぁ!…それで受けた際まずは堀テクの協会本部の方に事情を聞きに行ったら…

アダマンタイマイが見つからないってのが事件の発端になっている事が分かって…

そこからはこっちの高原に来て、何か怪しい人影がチラホラして居るのを見掛けて

声を掛けようとしたらこいつ等みたいな?…

それがデグレアント兵で、捕まえて尋問しようにもこの有様…

それを繰り返しに繰り返して居る内に…」


「俺達を見つけたと…」


順を追って説明すると慌てて口に!…そして溜息を一つ吐くと次には苦笑いを!…

相変わらず!と言ってはその場の空気を和ませて見せ!…軽く笑ってからスッと

その表情を真剣なモノへと変えて行くと、そのモツがここに居る本題について

話し出す!…何でもモツが言うにはやはり依頼と、ギルドでクエストを受けた

所から話し!…するとここでマサツグが確認をする様に相槌を!…モツもそれに

対して返事をし!…そこから掘りテク協会本部で話を聞いた事を説明して行くと、

そのきっかけについて更に続ける!…この時語るそのきっかけについても聞いた

通り!…事の発端はアダマンタイマイ!と…故にここでこうして調査をして居る

と話を続け!…その際デグレアント兵と邂逅した事を話し出すと、今に至る!と

言った具合に説明をする!…そしてその説明を聞いてマサツグも察した具合に

言葉を!…そして全員が納得した所でふとリーナの様子が…


「……ッ!…ん?…どうしたんだ?…

急に暗い顔色になったが?…何かあったのか?」


「ッ!!……い、いや…なんでもない…」


この時リーナは何か嫌な予感を感じたのか?…ふと俯くと次には思い詰めた具合に

表情を…さも自分のせい!…と感じた様にグッと奥歯を噛んで見せ…一人抱え込む

様にギュッと拳も握って見せると、次にはモツが気が付いた様子で声を掛ける!…

勿論目の前でそんな様子を見せて居るリーナに思わず困惑!…何か有ったのか?と

尋ねるのだが…リーナはその問い掛けに対して笑って返事!…何でも無い!と

無理やり笑顔を作って返事をすると、更に違和感を感じさせる!…だがそんな

リーナに対してモツとしても迂闊に踏み入る訳には行かないので、戸惑いながらも

返事…


「ッ!?……そ、そうか…なら良いんだが……無理はするなよ?…」


「ッ!……あぁ、すまない!…」


「……ッ!…っで、それはそうとヤブ達は何でここに?…

明らか観光で来たって訳じゃなさそうだが?…」


如何声を掛けたら良いのか悩みつつ…とにかく無理はしない様に言葉を掛けると、

リーナもモツに対して礼を言う!…と言っても謝って居る様なモノなのだが、

それでも感謝して居るとばかりに苦笑いを…と、リーナの話もここまでに!…

今度は此方の番!と言った様子でモツがマサツグに質問をすると、ここに居る

理由について説明を求める!…別に何か来て欲しくなかった!とかそう言うのでは

無いのだが…ふと疑問に思った程度で質問をすると、マサツグもハッとした様子で

返事をする!…


「ッ!…あ?…あぁ、それはだな…

俺達もアダマンタイマイを探してここまで来たんだ!…

目的はアダマンタイト!……ほら…

俺の大剣ってあの神滅鬼と戦った時に折れちまっただろ?…

で、それを修理するのに必要で…」


「ッ!…なるほどな…

だが如何やってそのアダマンタイマイを見つけるつもりだ?…

俺もここ二日間ここで活動しては居たが…

そんな影なんて一回も見た事が無かったぞ?…

…何か見つけるのに条件が有るとかか?…」


マサツグは誤魔化す事無くここに来た目的を話し出す!…その際引き合いに出した

のがあの折れた大剣の話であり、その話をするとリーナの表情は途端にムッ!と…

さも思い出した様にマサツグの事をキッと睨み!…マサツグもその視線に気が付き

ながらもモツに話しを続けて見せると、本来の目的であるアダマンタイトの事にも

触れて行く!…するとモツもそれを聞いて納得した様子を見せる一方、やはりその

姿を見て居ないのか如何するのか?と…日は浅いモノの見て居ない!と…宛てが

有るのか?についてマサツグに続けて質問をして行くと、次にはマサツグより先に

返事を!…


「ッ!…あぁそれについては…」


「それは僕が案内します!」


「ッ!……え?…今の声は何処から?…」


__……ヒョコッ!…ッ!?!?…


マサツグが答えようとするとその声に被せる様に!…ノームがリーナの胸部より

返事をすると、モツはその突然の聞き慣れない声に戸惑って見せる!…そして

辺りを警戒するよう慌てた具合にキョロキョロとし出すと、次にはノームが姿を

ヒョコッと見せるのだが…そのノームが出て来た場所と言うのは当然リーナの

胸の下からと!…モツもそれを見て何か感じたのか!…驚き戸惑った様な反応を

更に見せると、逆にリーナへ質問攻めをし始める!…


「ちょ!?…えぇ!?…こ、これ如何なって!?…

な、何なんだこのコックピットみたいな籠はぁ!?…」


「ッ!?…お、落ち着けモツ!!…私とて着けたくて着けた訳じゃ!!…」


「…あぁ~…落ち着けって…ただ岩をその鎧にくっ付けて居る…」


別に仕返しと言う訳では無いのだが、改めてリーナの鎧を見るとその瘤が出来て

居る事に驚き戸惑い!…何ならそこからノームの顔がコンニチハ!…それを見て

モツもあるモノを思い浮かべたのか!…さもロボットアニメみたいな事になって

居る!と慌て出すと、今度はリーナを追い込んで行く!…それこそ先程とは

打って変わって逆になった様に!…リーナもモツに追い込まれると落ち着く様に

言葉を口に!…何なら両手を前に持って来るとドウドウ!と…そんな二人の様子に

マサツグも話が進まない!とばかりに落ち着かせに掛かろうとすると、次には

ノームが声を上げる!…


「……ッ!?…あぁ~~!!!」


「ッ!?…こ、今度は何だ!?…」


「こ、この人達です!!…

この人達がさん達です!!!」


「ッ!?…ちょ!!…それ本当なのか!?…」


ノームはまるで有名人を見つけたミーハーの様に声を上げ!…そのノームの

叫び声に一同も戸惑い!…となるとマサツグが驚いた様子で何事!?と

ノームに声を掛け!…その問い掛けに対してノームも慌てた様子で倒れている

デグレアント兵達を指差すと、件の悪い人間さん達と答えて見せる!…すると

その言葉に当然マサツグ達も慌てた反応を露わにすると、次には確認の言葉を!…

するとノームは間違い無い!とばかりに頷き返事!…しかしある事を口にすると、

途端にその答えを曖昧にする!…


「はい、間違い無いです!!……顔は何か違う様な気がしますが!…

格好はソックリです!!…間違いありません!!!」


「ッ!?…か、顔は分からないって!……で、でもまぁ…

間違い無くそのデグレアントが絡んで居る事に間違いは無さそうだな…」


何でもノームはその悪い人間達の人相を覚えていない!と…だがその格好は

そっくりと自信満々に語り!…となるとそんなノームの言葉に一同困惑!…

マサツグがツッコミを入れる様に戸惑いの言葉を口にすると、それでも次には

犯人達と断定する!…と言うのも態々そんな兵士の格好をするのはその手の

関係者達しか居ないと考え、十中八九デグレアントの仕業!と…何なら

自分達の事を語るよう絶命前にデグレアント!と…叫んでいた事から何かしら

企んで居る事も同時に伺えると、モツもその話を聞いて興味を持つ!…


「……アダマンタイマイにデグレアント…

行方不明者達は消える直前にアダマンタイマイの調査へ!…

…こりゃ完全に無関係って訳じゃあなさそうだな?…

…ヤブ?…俺もその鉱石掘りに一枚噛ませて貰っていいか?…

事件を解決するならヤブ達と行動した方が良さそうだし…」


「ッ!…別に構わんよ?…てかその方が助かる!…」


「んじゃ決まりだな?……って、どした?…」


__ザクッ…ザクッ…ザクッ…ザクッ……パチッ…パチッ…


一度話を纏める様にモツは言葉を!…そして何かしらの因果関係がある事を

理解すると、次にはマサツグ達に協力を申し出!…するとマサツグも願ったり

叶ったりと言った様子で返事を!…モツに笑って助かる!と口にして行くと、

こうしてモツをパーティに加える!…そしてモツもパーティに加わった事で

再出発!…となる筈なのだが、マサツグは徐に焚火の前へと移動し…宛ら

某・心を折られる事で有名なダークファンタジーのゲームの様に!…まるで

暖を取る様にゆっくりと腰を据えて見せると、更に聞き覚えの有る台詞を

口にする!…


「…ふぅ…どっこいしょ~いち…」


「ッ!……え?…」


「ッ!!…な、何をしてるんですか!!…

早く行かないとアダマンタイマイが!!…」


__……スッ…ッ!……ッ?…ッ!!…


突如マサツグが座って暖を取り出した事でモツは困惑!…思わずポカ~ンと

立ち尽くし…それこそこれから再出発と言う所なのに!…ノームもそんな

マサツグの様子を見て戸惑い慌てた反応を露わにすると、次には急かす言葉を

口にする!…その際リーナの胸の下から顔を出し腕をブンブンと振り回して

見せると、マサツグもそんな様子に苦言を漏らし…と言うのもスッと徐に

アヤを指差し!…アヤの体力が限界である事を口にすると、この休憩が必要で

ある事を続けて行く!…


「分かってるけど今は無理だ!……見たら分かるだろ?…

アヤの膝が何に壺ったのかは知らないが、大爆笑だ!…

そんな状態で更に進んでみろ?…怪我待った無しだ!…

…急いでいる時ほど冷静に!…余裕を持って行動しろ!…」


「ッ!……ッ…」


マサツグが指差す先には膝がガクガクのアヤが…やはり色々と限界が来ていたのか

立って居るのでやっと!と言った様子を見せて居り!…するとそんな様子にノームも

ハッ!と…今気が付いた様子でマサツグの意図を理解すると、一人俯き反省をする…

その際マサツグもノームに説教!…周りを見ろと言うと余裕も持てと言葉を続け!…

確かに切羽詰まっている状況では有るのだが、ここで倒れては元も子もないと言い

聞かせる様に話しをすると、次にはモツがアヤの元へと歩み寄る!…


__……ザクッ…ザクッ…ザクッ…ザクッ…スッ…


「ッ!?…な、何!?…」


「……その調子だとあそこまで歩けそうに見えなかったから!…

肩を貸すぞ?…ほら!…」


「ッ!?……う、うん…あ、ありが…と…」


「ッ!…ほほう…」×2


モツはアヤの元まで来ると徐にしゃがみ、そしてアヤの脚を触診!…するとそんな

モツの様子にアヤは当然の如く驚き戸惑い!…顔を赤くして何を!?とばかりに

言葉を漏らすと、モツは触診の理由を口にする!…と言うのもアヤの脚を見てモツは

心配になったのか?…笑顔で異常が無い事を伝えると、次には肩を貸し…すると

そんなモツの行動にアヤはやはり戸惑い!…それでも心配をしてくれた事に感謝を

しつつ…顔を赤くしながらモツの肩を借りてその焚火の元まで歩き出すと、

その様子をリーナとオリハの二人が!…何か睦まじく見えたのか!…ニヤッと興味が

湧いた様な表情を見せると、後ろからジッと見守るのであった!…

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貧乏大学生の探索者はダンジョンに潜り、全てを覆す。 ~あらすじ~ 世界に突如出現した異次元空間「ダンジョン」。 そこから産出される魔石は人類に無限のエネルギーをもたらし、アーティファクトは魔法の力を授けた。 しかし、その恩恵は平等ではなかった。 富と力はダンジョン利権を牛耳る企業と、「属性適性」という特別な才能を持つ「選ばれし者」たちに独占され、世界は新たな格差社会へと変貌していた。 そんな歪んだ現代日本で、及川翔は「無属性」という最底辺の烙印を押された青年だった。 彼には魔法の才能も、富も、未来への希望もない。 あるのは、両親を失った二年前のダンジョン氾濫で、原因不明の昏睡状態に陥った最愛の妹、美咲を救うという、ただ一つの願いだけだった。 妹を治すため、彼は最先端の「魔力生体学」を学ぶが、学費と治療費という冷酷な現実が彼の行く手を阻む。 希望と絶望の狭間で、翔に残された道はただ一つ――危険なダンジョンに潜り、泥臭く魔石を稼ぐこと。 英雄とも呼べるようなSランク探索者が脚光を浴びる華やかな世界とは裏腹に、翔は今日も一人、薄暗いダンジョンの奥へと足を踏み入れる。 これは、神に選ばれなかった「持たざる者」が、絶望的な現実にもがきながら、たった一つの希望を掴むために抗い、やがて世界の真実と向き合う、戦いの物語。 彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。 テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。 SF味が増してくるのは結構先の予定です。 スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。 良かったら読んでください!

俺の召喚獣だけレベルアップする

摂政
ファンタジー
【第10章、始動!!】ダンジョンが現れた、現代社会のお話 主人公の冴島渉は、友人の誘いに乗って、冒険者登録を行った しかし、彼が神から与えられたのは、一生レベルアップしない召喚獣を用いて戦う【召喚士】という力だった それでも、渉は召喚獣を使って、見事、ダンジョンのボスを撃破する そして、彼が得たのは----召喚獣をレベルアップさせる能力だった この世界で唯一、召喚獣をレベルアップさせられる渉 神から与えられた制約で、人間とパーティーを組めない彼は、誰にも知られることがないまま、どんどん強くなっていく…… ※召喚獣や魔物などについて、『おーぷん2ちゃんねる:にゅー速VIP』にて『おーぷん民でまじめにファンタジー世界を作ろう』で作られた世界観……というか、モンスターを一部使用して書きました!! 内容を纏めたwikiもありますので、お暇な時に一読していただければ更に楽しめるかもしれません? https://www65.atwiki.jp/opfan/pages/1.html

魔力ゼロの英雄の娘と魔族の秘密

藤原遊
ファンタジー
魔法が支配する世界で、魔力を持たない少女アリア・マーウェラ。彼女は、かつて街を守るために命を落とした英雄的冒険者の両親を持ちながら、その体質ゆえに魔法を使えず、魔道具すら扱えない。しかし、彼女は圧倒的な身体能力と戦闘センスを武器に、ギルドでソロ冒険者として活動していた。街の人々やギルド仲間からは「英雄の娘」として大切にされつつも、「魔力を捨てて進化した次世代型脳筋剣士」と妙な評価を受けている。 そんなある日、アリアは山中で倒れていた謎の魔法使いイアンを助ける。彼は並外れた魔法の才能を持ちながら、孤独な影を背負っていた。やがて二人は冒険の中で信頼を深め、街を脅かす魔王復活を阻止するため、「カギ」を探す旅に出る。 しかしイアンには秘密があった。彼は魔族と人間の混血であり、魔王軍四天王の血を引いていたのだ。その事実が明らかになったとき、アリアは「どんな過去があっても、イアンはイアンだよ」と笑顔で受け入れる。 過去に囚われたイアンと、前を向いて進むアリア。二人の絆が、世界を揺るがす冒険の行方を決める――。シリアスとギャグが織り交ざる、剣と魔法の冒険譚!

『山』から降りてきた男に、現代ダンジョンは温すぎる

暁刀魚
ファンタジー
 社会勉強のため、幼い頃から暮らしていた山を降りて現代で生活を始めた男、草埜コウジ。  なんと現代ではダンジョンと呼ばれる場所が当たり前に存在し、多くの人々がそのダンジョンに潜っていた。  食い扶持を稼ぐため、山で鍛えた体を鈍らせないため、ダンジョンに潜ることを決意するコウジ。  そんな彼に、受付のお姉さんは言う。「この加護薬を飲めばダンジョンの中で死にかけても、脱出できるんですよ」  コウジは返す。「命の危険がない戦場は温すぎるから、その薬は飲まない」。  かくして、本来なら飲むはずだった加護薬を飲まずに探索者となったコウジ。  もとよりそんなもの必要ない実力でダンジョンを蹂躙する中、その高すぎる実力でバズりつつ、ダンジョンで起きていた問題に直面していく。  なお、加護薬を飲まずに直接モンスターを倒すと、加護薬を呑んでモンスターを倒すよりパワーアップできることが途中で判明した。  カクヨム様にも投稿しています。

現実世界にダンジョンが出現したのでフライングして最強に!

おとうふ
ファンタジー
2026年、突如として世界中にダンジョンが出現した。 ダンジョン内は無尽蔵にモンスターが湧き出し、それを倒すことでレベルが上がり、ステータスが上昇するという不思議空間だった。 過去の些細な事件のトラウマを克服できないまま、不登校の引きこもりになっていた中学2年生の橘冬夜は、好奇心から自宅近くに出現したダンジョンに真っ先に足を踏み入れた。 ダンジョンとは何なのか。なぜ出現したのか。その先に何があるのか。 世界が大混乱に陥る中、何もわからないままに、冬夜はこっそりとダンジョン探索にのめり込んでいく。 やがて来る厄災の日、そんな冬夜の好奇心が多くの人の命を救うことになるのだが、それはまだ誰も知らぬことだった。 至らぬところも多いと思いますが、よろしくお願いします!

異世界にアバターで転移?させられましたが私は異世界を満喫します

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ナノハは気がつくとファーナシスタというゲームのアバターで森の中にいた。 そこからナノハの自由気ままな冒険が始まる。

収奪の探索者(エクスプローラー)~魔物から奪ったスキルは優秀でした~

エルリア
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HOTランキング1位ありがとうございます! 2000年代初頭。 突如として出現したダンジョンと魔物によって人類は未曾有の危機へと陥った。 しかし、新たに獲得したスキルによって人類はその危機を乗り越え、なんならダンジョンや魔物を新たな素材、エネルギー資源として使うようになる。 人類とダンジョンが共存して数十年。 元ブラック企業勤務の主人公が一発逆転を賭け夢のタワマン生活を目指して挑んだ探索者研修。 なんとか手に入れたものの最初は外れスキルだと思われていた収奪スキルが実はものすごく優秀だと気付いたその瞬間から、彼の華々しくも生々しい日常が始まった。 これは魔物のスキルを駆使して夢と欲望を満たしつつ、そのついでに前人未到のダンジョンを攻略するある男の物語である。

【完結】元ゼネコンなおっさん大賢者の、スローなもふもふ秘密基地ライフ(神獣付き)~異世界の大賢者になったのになぜか土方ばかりしてるんだがぁ?

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【Hotランキング3位】  ゼネコンで働くアラフォーのおっさん、多田野雄三は、ある日気がつくと、異世界にいた。  見覚えのあるその世界は、雄三が大学時代にやり込んだVR型MMOアクションRPGの世界で、当時のキャラの能力をそのまま使えるらしい。  大賢者という最高位職にある彼のやりたいことは、ただ一つ。スローライフ!  神獣たちや気がついたらできていた弟子たちと共に、おっさんは異世界で好き勝手に暮らす。 「なんだか妙に忙しい気もするねぇ。まあ、楽しいからいいんだけど」

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