どうしてこうなった道中記-サブスキルで面倒ごとだらけ-

すずめさん

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-第六章-ウィンタースノー連邦-スノーピース~霊峰ウルフハウリング・前編-

-第六章三十四節 シロのお怒り道中とハティの恨みと育つ娘!…-

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さてマサツグを殴り飛ばした後のシロはと言うと、

パルシィの読み通りに会議室を飛び出して行っては然程移動をして居らず…

そしてこれまたパルシィの読み通りに行く当てもない様子で彷徨い歩き!…

城からも出る事無くただイライラした様子を見せて居ると、

そんな様子に他の者達…兵士や使用人達がビクッとする!…

と言うのも別に鬼の形相をしている!とかそう言うのでは勿論なく、

ただ単に異様なまでに近付き辛く!…

それはまるで闘気となって現れて居る様に見えてしまい!…

それを目にした者達が戦々恐々とした反応を見せて居ると、

取り敢えずシロはあの部屋に!…マサツグ達と泊った部屋に向かって歩いていた!…


__ドッカ!…ドッカ!…ドッカ!…ドッカ!…


{……ふん!!…ご主人様の馬鹿!!!…

ご主人様が謝らない限りシロは絶対に許さないのです!!!…

さっきのパンチも当然の報いなのです!!!…}


__……へにょ…


{……でもご主人様…痛そうでした…

おめめも白くなってホッペがおっきく腫れていたのです…

…少しやりすぎちゃったですか?…}


それこそ怒りを露わにしながら大股で闊歩!…

マサツグに対して心の中で文句の言葉を吐き続け!…

が、次にはマサツグを傷付けてしまった事もふと思い出し!…

その場で俯き耳を伏せっとさせて見せると、

やはりやり過ぎた?と自己反省の色も露わにする!…

そして一人マサツグに対して悶々と考え込む様子を見せて居ると、

その通路の反対側からは聞き覚えのある声が…

と言うのもその正体はフィロで有り!…

呑気に今起きたと言った様子で歩いて来ると、

フィロもシロに気が付いて見せる!…


「ふあぁ~~……あぁ……

ん~~?…何じゃシロか…

こんな所で何をしておる~?…」


__ガッシャ…ガッシャ…ッ!?…ッ……ドゴッ!!…


この時寝間着姿のフィロは大欠伸をしながら歩いて来て、

マサツグに直して貰った筈の胸元をまた曝け出しながら眠い目を擦り!…

と、そんなフィロの様子にこれまた周りの者達もギョッとして見せ!…

その開けた胸元に如何にも抗えない視線を向けて行くと、

そのまま壁にぶつかりそうに!…雄としての反応を見せて居た!…

しかしその一方で肝心のフィロはその事に対して気にしておらず!…

ただただ目をショボショボとさせながら辺りを見回し…


__キョロ…キョロ…


「んん~~?…何じゃマサツグは居らぬのか…」


「ッ!……」


「これシロ…

マサツグは何所に言ったか知らぬか?…

…妻として夫に朝の挨拶をせねば…」


と、ここでマサツグが居ない事に気が付き…

シロにその事について尋ねるよう言葉を口にして行くと、

シロもここでピクッと反応!…まるで呼ばれた様に顔を上げる…

その際シロはこの時怒った様な悲しむ様な!…

どっちも言えない表情を浮かべて見せると、

ジッとフィロの事を見詰めるのだが…

フィロは全く気にして居ない様子で話しを続け!…

改めてシロにマサツグの居場所について質問をすると、

シロはハッとした様子!…また俯きその場で拳を握る!…


「……ッ!…」


__ギュッ!!……ッ?…


と言うのも勿論フィロに対して怒りを燃やして居る訳ではない!…

だが如何にもやるせない気持ちがまたシロを襲い!…

モヤモヤとした感情は更なる負の念を作り始め!…

怒りと後悔の念を増幅させ!…

シロの心を苛み続ける様に増えに増え続けてしまうと、

またもや感情が爆発しそうになって行く!…

するとフィロもふとそんなシロの様子に気が付いたのか、

はたまた返事が返って来ない事に疑問を持ったのか?…


「これ白いの!……ッ!…」


__プルプル!…プルプル!…


「…ん~~?…何じゃ?…そんなに震えて~…寒いのか~?…

それにその様に拳を固めて…妙な様子を見せてからに…」


__ポロッ!…ヒッグ!…ポロポロッ!…ウッグ!…


当然返事を求める様にシロへ声を!…

するとここで小刻みに震えて居るシロの様子を目にして行き!…

となるとまたその様子に対して疑問を持った具合に言葉を続け!…

まだ寝惚けて居るのかとにかく訳が分からない!と言った言葉を続けて行くと、

遂にはその俯くシロから水滴が!…

同時に泣いている様な声も一緒に聞こえて来ると、

やっと様子が可笑しい事に気が付いて行く!…


「…のじゃ?……」


__カコンッ…コロンッ…


「んん~?…何じゃお主…泣いて居るのかや?…

いつも馬鹿みたいに笑って居るのがとりえのクセに…

何をそんなに…」


「ヒッグ!!…ごしゅ…ご主人様に!…ヒッグ!…嫌われちゃったのです!!…」


フィロはその泣いて居る様に見えるシロにふと近づいて行くと、

わざわざ顔を覗き込んで泣いて居るのかを確認し!…

と、ここで確信を持った様子で泣いて居ると…

つぎに小馬鹿にするよう軽口を一つ!…

そしてその泣いて居る原因についてシロ本人から聞き出そうとすると、

シロも涙を拭いながら返事!…端的に何があったのか?をフィロに話す!…

その際フィロにマサツグから嫌われた!と泣きながらに話しをすると、

その話を聞いたフィロは途端に!…


「……はあぁ~?…おぬし寝惚けて居るのか?…

無い無い!!…それは有り得んの…」


__ガッ!!…ッ!?…


「で…でも、ご主人様が!…ヒッグ!!…」


まるで絶対にない!と言った様子で呆れた表情を浮かべて見せ!…

そして言葉でもあり得ない!と言った事を口にすると、

次にはシロに詰め寄られる!…

その際シロはフィロの寝間着に向かって手を伸ばすと、

フィロを捕まえる様に抱き締めに掛かり!…

となると突如シロが抱き付いて来た事でフィロも驚き!…

しかし成す術なくそのままシロの腕に掴まってしまうと、

今度は泣きながらに訴えられる!…

この時もはや堪える事無くシロは涙を流して見せると、

鼻水も垂らしながら感情のままに訴え続け!…

と、そんなシロの様子にフィロも当然動揺して見せ!…

慌ててシロに待った!を掛けよう言葉を口にして行くと、

何とか落ち着かせようと引き剥がしに掛かる!…


「おおう!?…その鼻水顔をこちらに向ける出ない!!…

汚れるではないか!!…」


__グスッ!…グスッ!…


「はあぁ~……で?…」


それこそ必死に拒否反応を見せる様にシロの顔を押し返すと、

シロもそんなフィロの抵抗にふと我に返ったのか…

しかしシロは未だに悲しそうな様子で泣いて居り…

フィロもそんなシロの様子を見て更に呆れた具合に溜息を吐くと、

その詳しい話について質問をする!…

その際思いっきり面倒臭そうな表情を浮かべて見せるのだが、

何だかんだで面倒見が良い様で…

と、そんなフィロの言葉に対してシロも事の経緯を口にし出し!…

涙を拭いながらに説明をすると、取り敢えず簡単にまとめて話す!…


「……ヒッグ!…ご主人様が…女王様に…一週間シロを…

好きに…させるって言う…約束を…したのです!…

……ヒグ!!…ジロは…イヤだっで言っだのにご主人様は!!…

うええぇぇぇ!!!…」


「ッ!……ほぅ…」


この時涙ながらに語るシロの説明は断片的で、

フィロも思わず困惑の表情を浮かべながら頭の中で文章を組み立て!…

何なら説明も最後の方になるともはや感情的になり聞き取り辛く!…

フィロも腕を組み何か悩む様なそんな反応を取って見せると、

如何にも難航する様子を露わにする!…

しかしそれでも何とか理解出来るまでには至ったのか、

次にはピンッと来た様子で耳を立たせ!…

その一方でシロはまた思い出した様に泣き出してしまい!…

フィロもその話を聞いて何か思う様なそんな反応を取ると、

スッと目を閉じる素振りを見せる!…

それはまるで何かを考える様にも見えるのだが、

シロは構わず再度フィロに抱き付き!…


「フィロ!!!…」


「ッ!?…のじゃあぁぁ!!…」


「ジロは!!…ジロはやっばり嫌われだのでじょうが~~~!!!…

うわあああぁぁぁんん!!!」


「えぇ~いい!!…相も変わらず落ち着きの無い奴め!!!…

いいから離れぬか!!!」


{…マサツグの奴いつもこれを受けているのか!?…

だとすると大した者じゃ!!…わっちには鬱陶しくて敵わん!!!…}


フィロの名前を口にすると、また泣き顔ドUPで身柄を拘束!…

涙と鼻水のダブルコンボでフィロにくっ付き!…

また飛び付かれた事でフィロもビックリした様なそんな反応を取って見せると、

また慌てて抵抗をし出す!…

しかしシロはそんなフィロの抵抗を受けても尚やはり離れる気は無い様で、

泣き付きに掛かると自身の心を吐露し!…

が、それ所では無いフィロは必死に抵抗!…その際シロに文句を零し!…

これシロを相手にして居るマサツグの事を感心し出すと、

何とかシロを引きがして行く!…


__ガバアァ!!…ザザザッ!!…


「…はぁ!…はぁ!…ま、まったく!!……

寝巻きはグシャグシャにするわ!…考える時間すら寄越さんわ!…

…とにかくそこで待って居れ!!…

…詳しい話をマサツグにも聞かん事には何とも言えん!!…

…それに何の考えも無く…

マサツグがその様な事を言うとはわっちも思えんからなぁ?…」


「ッ!……はいです……グスッ!…」


__ズズズッ…スッ…


若干息を切らしながらも離れる事に成功!…

その際フィロは寝巻きが涙や鼻水でグズグズになった事等を上げると、

シロに対して文句を続け!…何なら一旦待つ様にシロに待て!の言葉も

口にして行き!…そしてマサツグの意見も必要である事を続けて話すと、

シロの相談に乗って見せる!…

するとシロもそれを聞いて若干落ち着いた反応を露わにすると、

次にはシュンとした様子で鼻を啜りながら三角座り!…

壁にもたれ掛かる様にして落ち着いて行き…

と、そんなシロの様子を見てフィロも疲れた!とばかりに溜息一つ!…

そして改めてシロに質問をする様に声を掛けると、

マサツグの居る方について尋ねて行く!…


「…はあぁ~……で、どっちに進めばマサツグに会える?…」


__ッ!……スッ…


「ッ!…ふぅ~……そうか…では行ってくる…」


__カコンッ…コロンッ…


寝起き早々疲れたと言った様子でガックリとして見せ!…

質問をした所でシロがそのマサツグの居る方を無言で指すと、

フィロはもう一度息を吐く…

それはまるで呼吸を整える様にフッと吐くと、

次にはシロに行って来る!とだけ声を掛け!…

と、何ならシロの事をチラッと確認!…

この時やはりシロが落ち込んだ様子を見せて居る事を目にして行くと、

何か若干呆れた反応も露わにする!…

それはフィロ自身も何か誤解である!と考えている様であり、

とにかく確認を!とその指差す方へ向かい…

すると次にはフィロがその場を後にしてからすぐ位にハティビィエールが姿を!…

何処からともなくシロの前へと出て来ると、怒りの表情を浮かべて見せる!…


__…スッ……コッ…コッ…コッ…コッ…


「ッ!……あっ…ハティビィエールちゃん…」


__……コッ…コッ…コッ…コッ…


「…ッ!…ッ!……こんな所で何を…」


目の前に現れたハティビィエールにシロもふと気付くと、

ハティビィエールの名前を呼び…

と、その一方でハティビィエールは表情をそのままにシロへ向かい!…

そして無言のまま何か睨む様なそんな様子も露わにすると、

ズンズンとシロに近付き続ける!…

するとそんなハティビィエールの様子にシロもハッとした様子で涙を拭うと、

その場から立ち上がり!…次には仲良くなろう!と挨拶を口に!…

しかしそれとは裏腹にハティビィエールは自身の間合いにシロを入れると、

次には怒りのままにビンタ!…シロの左頬を赤く染める!…


__…ッ!!…パアァァン!!…


「ッ!!!…………え?…」


__…スリ………ギュッ……ッ…


ハティビィエールがシロの頬にビンタを入れると、

その廊下内にビンタの音が木霊し!…

そしてシロの顔は横に流れる様にして吹き飛んで行き!…

そのまま廊下に倒れるようシロ自身もとにかく戸惑った反応を見せて居ると、

そのビンタをし終えた後でもハティビィエールはシロを睨み続け!…

怒りも露わにし続ける!…

となると頬を叩かれたシロもシロで何で自分がビンタされたのか全く分からず、

自分の叩かれた頬に手を当ててはゆっくりと撫で…そして倒れた体を起こして行き…

その怒った表情を見せるハティビィエールに視線を向けて見せると、

ハティビィエールは更に言葉を続ける!…


「……何であんな事が出来るのですか?…」


「ッ!…え?…」


「そんなにハティのお母様が嫌いなのですか?…

だったら何でお姉様ここに来たのですか!?…」


「ッ!?…ち、ちがいま…」


出会って初めて怒った表情を見せるハティビィエールは、

まるでシロを憎んでいる様なそんな感情を滲ませ!…

シロがした事に対して怒りぶつける様に言葉を投げると、

更にシロを困惑させる!…

だがハティビィエールの不満は当然!とばかりにこれでは止まらず!…

更に先程のマサツグとシロがして居た話の内容を掘り返すと、

困惑して居る様子など御構い無し!…怒涛の攻めを見せ始め!…

するとシロもそれを言われてやっとハッとした様子で目を見開き!…

慌てて誤解である事をハティビィエールに話そうとするのだが、

ハティビィエールは聞く耳を持たない!…寧ろ恨みを更に吐き出す!…


「……やっぱり恵まれているのです!!…」


「ッ!…え?…」


「野良で生きて来た筈のお姉様が恵まれて!!…

本当のお母様と過ごして来たハティが不幸!?…

…ッ~~~!!!…そんなの可笑しいです!!!…」


まるで長い年月恨んで来た様にハティビィエールは何か意味深な言葉をポロリ!…

それはまるで自身が不幸!と言って居る様であり!…

するとそんな言葉とハティビィエールの様子にシロも戸惑い困惑!…

思わずハティビィエールに対して恐怖を覚え…

一体何が何だか理解出来ない様子を見せて居ると、

ただただ叩かれた自身の頬をスッと撫でる!…

その際一体如何言う意味?と言った具合にシロもポロッと言葉を零すと、

恨み怒るハティビィエールの事を見詰め!…

と、そんなシロの視線など御構い無し!…

ハティビィエールもハティビィエールで更に恨み言を零し!…

何なら闇を感じさせる言葉を口にすると、それはシロのせい!とばかりに…

更に怒気を強めて見せる!…

となるとそんなハティビィエールの様子にシロもショックを受けた様に

反応をすると、その訳を聞こうとするのだが!…


「ッ!?…な、何を言ってる…」


「お姉様なんか!!……ッ!!!…お前なんか!!!…

…ここに来なければ良かったのに!!!…

生まれて来なければ良かったのに!!!!!」


「ッ!?!?……」


この状態のハティビィエールがシロの言う事など一切聞く筈もない訳で!…

怒気を強めてはお姉様からお前!と…

わざわざ言い換え恨み節を更に強く吐き出して行くと、

遂には言ってはいけない言葉も口にする!…

となるとシロとしても実の妹からそんな事を言われた事で更にショックを

受けて見せると、そのハティビィエールからの視線にも戸惑い!…

が、ハティビィエールの怒りが収まる事は決してなく!…

ハティビィエールは威嚇をする様に息を荒げ!…

そしてシロに対しまるで親を殺されたかの様な憎しみの目でジッ!と…

ブレる事無く睨み続けると、更に圧を掛けて行く!…

するとそんな視線を向けられて居る…

何なら実の妹からそんな目で見られて居る事にシロも更にショックを受けると、

何か心が急速に締め付けられる様な感覚を覚え!…


「ッ!?……ッ!!…ッ~~~!……」


__グラァ……ザスッ…ッ!…カヒュッ!……カヒュッ!…


と、同時にシロの身にも違和感が!…それはシロの胸に異変が起き!…

まるで締め付けられる鈍い痛みと…

針で刺される様な鋭い痛みの両方を感じて行くと、シロは自身の胸に手を…

そして次には耐えられない様子で膝から崩れる!…

それは本当に辛いのか堪えがたい!と言った表情も浮かべて見せると、

徐々に呼吸もままならず…何か眩暈の様なモノも感じ出し…

シロ自身何が起きて居るのか全く分からない様子を見せて居ると、

そんなシロの急変具合にハティビィエールは…


「…フン!!…やっぱりこの程度ですか?…お姉様?…

…何も知らない野良犬!…ハティとは覚悟が違うのです!!…」


__ッ!?…カヒュッ!……カヒュッ!…


ハティビィエールは膝を着いたシロを見下ろすと、鼻で笑う様にして悪態を突き!…

何なら馬鹿にするよう言葉も口に!…一切心配をすると言った反応も全く見せず!…

過呼吸状態のシロに止めの言葉を掛けて完全に心を折ろうとすると、

もはや顔も見たくないと言った具合に!…

シロの事を野良犬!と言って毛嫌いする!…

そしてシロも過呼吸状態で誰にも助けを求める事も出来ずに苦しみ続けて行くと、

徐々に意識が遠退き始め…


「…ッ…ッ~~~!!…」


「…お姉様では無理です!……絶対に!!……

あの人間さん達を連れてこの山を下りて下さい!!…

その程度でこの城に戻って来てもお母様を苦しませるだけなのです!!…

そして今後!!…私達の前に姿を見せないで下さい!!…

野良犬は野良犬らしく…何処かで朽ち果!…」


それでもハティビィエールに向かい必死に手を伸ばして助けを乞い!…

何とか助かりたい!と言った反応を見せるのだが、

その手はハティビィエールに届かない!…

寧ろ見放される様に逃げられてしまう!…

さてそうしてシロが危機的状態に陥って居ると、

ハティビィエールも最後の言葉を口にしようとするのだが!…

それを良しとしないタイミングである者達が!…

そのハティビィエールの言葉に被せるよう姿を現すと、

慌ててシロの名前を口にする!…


「シロ!!!(スコルティナ!!!)」


__ビクッ!!!!…


「シロ!!…大丈夫か!?…おい!…おい!!!…」


その危機的状況に駆け付けて来たのはマサツグと女王!…

二人はそれぞれシロの名前を呼んで見せると、

その普通ではあり得ない光景に驚き戸惑い!…

と、その二人の登場にハティビィエールも言葉を飲み込み!…

更には不味い!と言ったビクッとする反応も露わにすると、

次にはフッと視線を…シロから外して空気になる!…

しかし当然その様子と言うのは女王がしっかりと見て居る訳で、

とても逃げられる状況ではなく…

その一方でマサツグはシロに向かってスライディング!…

そして倒れるシロを滑りながらに回収して、

その容態に慌てて声を掛け続ける様子を取って見せると、

女王も女王で言葉を…


「……これは如何言う事ですか?…ハティビィエール…

何故こんな事になっているのですか!?…」


「お、お母様…これは!…」


「事と次第によっては!!…

私は本気で貴方を叱らねばなりませんよ!?…

ハティビィエール!!…」


__ビクッ!!!!…ッ…ッ~~~!!!…


その現場を見て既に大体の事を察したのか怒り様を露わに!…

そしてその女王の質問に対して明らかな狼狽え方をするハティビィエールも有り!…

それはやはりまだまだ子供だと言う事を物語っており!…

もはや自分が犯人です!と言って居る状態に女王も更に怒気を強めて見せると、

ハティビィエールは委縮!…その女王を前に固まってしまう!…

その際ギュッと握り拳を握って我慢をする様子を見せる一方、

何で私が!?とばかりに涙ぐみ!…だが女王は決してその怒りを衰えさせず!…

ただただ睨み付ける様にハティビィエールの答えを待って見せると、

更に尋問も続けて行く!…


「……どうしたのですかハティビィエール!?…

何故答えられないのですか!?…

…となると…もしやこのスコルティナの原因は!!…」


__ビクゥッ!!!!…パタッ!…


この時シロやハティビィエールが子犬化した時みたく女王もオーラを!…

それはまるで感情に左右される様に溢れ出ると、

女王の身の回りはブリザードと化し!…

そして再度話し掛けても帰って来ないハティビィエールからの返答に!…

女王ももはや確信を持った様に牙を剥くと、更にハティビィエールへ圧を掛ける!…

するとその圧を掛けられて居るハティビィエールも更にビクッとした反応を

見せると、次には委縮し過ぎてか腰を抜かし…

立って居る事も出来なくなった様子でその場にへたり…

そして怒りの表情を見せる女王に対して恐怖の感情を露わにすると、

女王もハティビィエールに向かいスッと…何か罰をとばかりに近付き始める!…


__ドッ…ドッ…ドッ…ドッ…


「お、おかあさま!…ごめんなさ…」


「ハティビィエールウウウゥゥゥゥゥ!!!!!」


「ッ!!…あれは不味い!!!…」


__チャキ!!…ギュンッ!!…


もはや怒りで我を忘れそうな感じで女王はハティビィエールの元に!…

そしてハティビィエールも遂に観念したのか怯えながらに謝罪を口に!…

が、それを言い切る前に女王はハティビィエールに向かって口を開き!…

まるで命まで奪いかねない様子を露わにすると、

マサツグも不味い!とばかりに行動を!…咄嗟に女王へ向かって手を伸ばす!…

と言っても女王を攻撃する訳では当然無く、ハティビィエールを庇おうと

前に跳び出し!…何なら抱えて居たシロはその場に安静!…

とにかくやり過ぎ!とばかりに仲裁に入ろうとして行くと、

その飛び出したマサツグの左腕が女王の前に!…

違う事件が起きようとする!…しかし!…


__バッ!!…ッ!!!……


「ッ~~!!!…ストップでぇ~~~~す!!…

…ッ!!!…カヒュ…コホッ!…コホコホッ!!……」


__ッ!!!…ビタッ!!!…


「…今のは…シロ?……ッ!!!…シロ、目を覚ましたのか!?…」


それは突然の事であった!…

まさに仲裁に入ったマサツグが女王とぶつかりそうになった瞬間!…

何処からともなくその喧嘩を止める様に声が響き!…

と、その声にマサツグと女王もビクッと反応!…

それは時が止まったかの様に動きを止め!…

その声の聞こえて来た方にチラッと二人揃って視線を向けると、

そこでシロが声を上げたであろう姿を!…息を切らす様子を目にする!…

その際シロは未だ何かに苦しむ様子を見せると、

マサツグもそんなシロの様子に戸惑って言葉を漏らし…

が、次にはそんな戸惑いなど如何でも良く!…

シロが意識を取り戻した事にハッと反応をして見せると、

慌てて駆け寄り心配をする!…

そして恐る恐るシロの事を抱えて行くと、

次にはギュッと抱き締めながら安堵して見せ!…


__……ギュッ!!……ッ!…


「よかった~!……よかった~!…」


「ッ~~~!!……ッ!…女王様!!…

ハティちゃんは悪くは有りません!!…

ただ…ただシロの気分が悪くなっただけです!!…」


「ッ!?…しかし!!…」


「本当です!!…信じてください!!…」


と、シロもマサツグに抱き締められた事でご機嫌に!…

しかしそれも数分のつかの間の事であって…

突如ハッと思い出した様に目を見開き女王の居る方へ振り向いて行くと、

次にはハティビィエールの事を擁護!…何でも無い!と言って見せる!…

その際自身の気分が悪くなっただけ!と続けて話しをして行くと、

女王もそのシロの言葉に驚き戸惑い!…

何ならハティビィエールの様子からも既に主犯は割れて居り…

庇い立てするのもその理由が分からない!と言ったそんな反応を見せて居ると、

更にシロはまだ苦しそうにしながらも言葉を!…真剣な表情で訴えて見せる!…

もう見るからにただ喋るだけでも本当に辛そうな様子を見せるのだが、

それでも退かないシロの様子に女王は更に驚き!…


「ッ!?……ふぅ……分かりました……

では、この事は私の勇み足だったと言う事に致します…」


__ッ!?……チラッ?…


そのシロの図太い神経に女王も一息…

そしてシロの意を汲んだ具合に徐々にその怒りを治める様子も露わにすると、

ハティビィエールの事を許して行く…その際自身の勘違いであった事を口にすると、

ハティビィエールも自身が許された事に驚き戸惑い!…

と、同時に何で?とばかりに疑問を持ち…

チラッとシロの方に視線を向けて見せると、そこでシロもホッと安堵する!…

そんな大人なシロの一面を目にして行く!…


「ッ!!…よかった…です…」


__くたぁッ…ッ!?…


「シロッ!!…ッ~~!!!…ステータス!!…」


しかしそれもそこまでが限界だった様子で有り…

次には緊張の糸が切れたよう目を回して見せると、

マサツグの腕の中で気絶してしまい…

となるとそんなシロの様子にマサツグと女王も揃って慌て!…

またもや心配した様子でシロの容態を確かめ出すと、

マサツグはステータス画面から状態を!…

シロの詳しい状態について目を通し始める!…

その際もうNPCの目とかメタい事等気にする余裕も無くなって行くと、

目を皿の様にしてガン見し!…


__ピピッ!!…ヴゥン!!…ッ~~~~!!!……


「……ふぅ…ただの気絶…かな?…

大丈夫そうだ!…それにあの変な呼吸も無いし…」


「……驚きました…この子もちゃんと立派に育っているのですね?…」


「……女王様?…

それって軽く俺が馬鹿にされている様に聞こえるのですが?…」


「ッ!!!…あっ!…あぁ!!…も…申し訳有りません!!…

今のはそう言う意味では無く、何と言いますか!!…」


幾ら見直した所で異常はなく!…正常に呼吸もし始めたでホッとすると、

マサツグは大丈夫!と言葉を…女王に零してフッと笑う!…

するとそれを聞いた女王としてもホッとした反応を露わにすると、

次にはシロの成長に驚きの言葉を漏らし…

それは自身の娘がちゃんと育っている事に喜ぶよう!…

一方で別に他意はないのだが!…

何かマサツグの教育に心配があった様にも聞こえてしまうと、

マサツグもそう受け取ったのか…すかさず女王に対してツッコミを入れる!…

するとそんなツッコミが飛んで来た事で女王もハッとして見せると、

次には誤解!と慌てて訴え!…

と、マサツグとしても当然ながら分かって居るからのツッコミで有り!…

そんな慌てる女王の様子に思わず吹き出す様にして笑って見せると、

一旦はこの事件は収束!…しかしまだ謎は残った様子で燻ぶるのであった!…

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 恵まれない固有スキルを持って生まれたクラウディオだったが、一人、ダンジョンの一階層で宝箱を漁ることで生計を立てていた。  いつものように一階層を探索していたところ、弱い癖に探索者を続けている彼の態度が気に入らない探索者によって深層に飛ばされてしまう。  モンスターに襲われ絶体絶命のピンチに機転を利かせて切り抜けるも、ただの雑魚モンスター一匹を倒したに過ぎなかった。  そこで、クラウディオは固有スキルを入れ替えるアイテムを手に入れ、大逆転。  モンスターの力を吸収できるようになった彼は深層から無事帰還することができた。  その後、彼と同じように深層に転移した探索者の手助けをしたり、彼を深層に飛ばした探索者にお灸をすえたり、と彼の生活が一変する。  稼いだ金で郊外で隠居生活を送ることを目標に今日もまたダンジョンに挑むクラウディオなのであった。 『箱を開けるモ』 「餌は待てと言ってるだろうに」  とあるイベントでくっついてくることになった生意気なマーモットと共に。

『希望の実』拾い食いから始まる逆転ダンジョン生活!

IXA
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30年ほど前、地球に突如として現れたダンジョン。  無限に湧く資源、そしてレベルアップの圧倒的な恩恵に目をつけた人類は、日々ダンジョンの研究へ傾倒していた。  一方特にそれは関係なく、生きる金に困った私、結城フォリアはバイトをするため、最低限の体力を手に入れようとダンジョンへ乗り込んだ。  甘い考えで潜ったダンジョン、しかし笑顔で寄ってきた者達による裏切り、体のいい使い捨てが私を待っていた。  しかし深い絶望の果てに、私は最強のユニークスキルである《スキル累乗》を獲得する--  これは金も境遇も、何もかもが最底辺だった少女が泥臭く苦しみながらダンジョンを探索し、知恵とスキルを駆使し、地べたを這いずり回って頂点へと登り、世界の真実を紐解く話  複数箇所での保存のため、カクヨム様とハーメルン様でも投稿しています

神々に見捨てられし者、自力で最強へ

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三大貴族の一角、アルベール家の長子として生まれた少年、ライズ。だが「祝福の儀」で何の天職も授かることができなかった彼は、『神々に見捨てられた者』と蔑まれ、一族を追放されてしまう。 「天職なし。最高じゃないか」 しかし彼は逆にこの状況を喜んだ。というのも、実はこの世界は、前世で彼がやり込んでいたゲーム【グランドワールド】にそっくりだったのだ。 天職を取得せずにゲームを始める「超ハードモード」こそが最強になれる道だと知るライズは、前世の知識を活かして成り上がっていく。

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とある過去を持つ青年が異世界へ。しかし、神様が転生させてくれた訳でも誰かが王城に召喚した訳でもない。気が付いたら、森の中にいたという状況だった。その後、青年は優秀なステータスと珍しい固有スキルを武器に異世界を渡り歩いていく。そして、道中で沢山の者と出会い、様々な経験をした青年の周りにはいつしか多くの仲間達が集っていた。これはそんな青年が異世界で誰も成し得なかった偉業を達成する物語。

魔道具は歌う~パーティ追放後に最高ランクになった俺を幼馴染は信じない。後で気づいてももう遅い、今まで支えてくれた人達がいるから~

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異世界転生者シナグルのスキルは傾聴。 音が良く聞こえるだけの取り柄のないものだった、 幼馴染と加入したパーティを追放され、魔道具に出会うまでは。 魔道具の秘密を解き明かしたシナグルは、魔道具職人と冒険者でSSSランクに登り詰めるのだった。 そして再び出会う幼馴染。 彼女は俺がSSSランクだとは信じなかった。 もういい。 密かにやってた支援も打ち切る。 俺以外にも魔道具職人はいるさ。 落ちぶれて行く追放したパーティ。 俺は客とほのぼのとした良い関係を築きながら、成長していくのだった。

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