どうしてこうなった道中記-サブスキルで面倒ごとだらけ-

すずめさん

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-第六章-ウィンタースノー連邦-スノーピース~霊峰ウルフハウリング・前編-

-第六章五十六節 二人目の囚人戦と九死に一亀と煽り耐性-

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さて話はトーナメント第四試合!…

リーナvs囚人二人目・グラトニアの話になって行く!…

その際リーナは何事も無くも闘技エリアへのゲート前まで辿り着くと、

若干緊張をする様に自身の手を見詰め!…

しかしそれも闘志に返るようギュッと握って目を瞑り!…

いつでも戦える様にふと色々と考え事をして居ると、

そのゲートの向こうからは司会の声が!…

内容としては先程の第三回戦の事を話しており!…

驚いた!と言った感想の言葉が聞こえて来ると、

リーナもリーナで負けじ!と…その話に耳を傾けつつ瞑想を続ける!…


〈…さぁ!!…さぁさぁさぁさぁ!!!…

まもなくトーナメント第四回戦が始まろうとしている訳なのですが!!…

その前に!!…少し第三回戦であった事を振り返って行きましょう!!!…

…この戦いでは圧倒的戦いを見せてくれました闘士オリハ!!!…

何と今大会で最速記録となる秒殺ノックアウトを披露し!!!…

闘技場にその名が刻まれる事と相成りました!!!…

…それこそ最初は体調を崩したのか何故かお腹を抱えて苦しそうにしている

様子が伺えたのですが…

相手闘士から容赦の無いクリティカルヒットを貰った瞬間!!!…

火が付いた様に相手との間合いを詰めて渾身の一撃!!!…

あの様子はまるで眠れる獅子を起こした天罰とばかりの恐ろしい一撃と

なっていました!!!!…

…そしてそのノックアウトに至ったまでの時間はなんとたったの四十五秒!!!…

その内十秒間は相手闘士からの一撃を貰って怯んだ時間として…

本当なら三十五秒で勝負が付いた事になります!!!…これは凄い!!!…

怯んだ事が悔やまれますが!…それでも堂々の殿堂入りを果たしましたあぁ!!!〉


{…ほぅ!…オリハは四十五秒で決着を着けたのか!!…

…これは私も負けては居られないな!!…}


__…ガラガラガラガラ!!…ッ!……コッ…コッ…コッ…コッ…


司会がオリハの殿堂入りについて話して居ると、

一方でその話を聞いたリーナもより一層闘志を燃やし!…

と、そんな事を考えて居ると時間が来たのか?…

リーナの目の前からゲートの重そうな開く音が聞こえて来ると、

リーナも目を開いて覚悟を決め!…そして堂々と闘技エリアへ入って行く!…

するとそこは先程オリハと無双した場所であるにも関わらず、

異様な雰囲気が感じられ!…

と言っても勿論罠等が仕掛けられて有るとかそう言うのではなく、

ただただ雰囲気が不気味!…

この先から不穏と言う名の獣がこちらに対して睨みを利かして居る様な!…

そんな感覚を覚えて行くと、ふと身構える様子を見せる!…


__…ッ!?…ババッ!!…ッ……


{…殺気?…いや…殺気ではないな?…だが何者かの視線は感じる!!…

…確かラグナスが言って居たのは食人鬼だったか…

これがその食人鬼の視線と言う奴なのか?…

だとすると確かに今までの犯罪者と違う異様な視線!!…

…これがマサツグの言っていた気を付けろの意味なのか!?…}


それは殺気と言うよりももっと別の…

まるで奇異な目で見られて居る様にリーナが感じ取って戸惑って行くと、

その視線にさすがのリーナ自身も初めて!と…

ただ睨み返す様に反対側のゲートを見詰め!…

まるでもう戦闘が始まって居るかの様なそんな雰囲気を露わにすると、

モツ達もそんなリーナの様子を感じ取ってか!…

思わず若干の不安を覚える!…

そしてこの時リーナもラグナスやマサツグの言葉を!…

思い出しながら構えていると、司会がそのリーナの紹介をし始め!…


〈…トーナメント第四試合!!!…

まず闘技エリアに姿を現したのは可憐な姫騎士!!!…

バトルロワイヤルでは先程の第三回戦でスピード決着を見せた

闘士オリハとタッグを組み!!!…見事に闘士達を圧倒!!!…

そのコンビネーションプレイには闘技場内も割れんばかりの

歓声を送りましたが!!…

この戦いではその闘士オリハも助けてはくれません!!!…

さぁさぁ一体どんな戦いを見せてくれるのか!!!…乞うご期待!!!…

人間の闘士!!…リイイイィィィナアアアアアァァァァァ!!!!〉


__ワアアアアァァァァァァァァァァァァ!!!!!…


リーナもやはり注目選手として見られて居るのか、

紹介する際も無双をして居たと司会に語られ!…

だがオリハのオマケとしか見られて居ない様子でもあるのか!…

誰も助けてくれない!と誇張をして行き!…

その奮闘ぶりに期待する!と何か上から目線で小馬鹿にするよう!…

司会がリーナの紹介をして行くと、リーナは勿論怒り!…

とは行かず!…ただ聞こえて居ない様子でゲートを見詰め!…

それ所ではない様子を見せて居ると、

一方ではそのリーナが出て来た事にピクッ!と…

何か怪しい反応を見せる者達が現れ始める!…

そして司会も続けて今度は!…

そのリーナの対戦相手の紹介を口にし出すのだが、そこでも何か様子が…


〈…そしてその闘士リーナと対戦する闘士は!!!……え?…

……これ本当?……マジかよ!?……な…なななななんと!!!…

今回二人目のリザーブ闘士!!!…情報によりますと……

何と言う事でしょう!!……驚きのその二人目の闘士は!!!…

かつて!!…この霊峰を震撼させた食人鬼!!!…

その美貌と声に数々の男を狂わせた絶世の美女!!!…〉


__どよぉ!!…ザワザワ!!…ザワザワ!!…


〈事件時その容姿からは想像出来ないと言われ!!…

真っ先に事件関係者から外されるも!!…

アレクシスホワイトファングの執念の捜査により逮捕!!!…

そしていざ彼女の自宅を調べてみると!!…

なんと無数の骨とバラバラにされた遺体が多数見つかり!!…

更にはななななんと自分の妹にまで手を掛けた模様!!…

捕まる際も彼女は頑なに食べていた人肉を離さなかったと聞きます!!!…

そんな恐ろしくも美しい魔性の人狼が遂に!!!…

この闘技場に姿を現します!!!!…

グラトニアアアァァ!!!…クラビィィィィアアアァァナアアァァァァ!!!!〉


__ガラガラガラガラ!!……ッ…


と言うのもまた事前に話しを聞かされて居なかった様子で司会は戸惑い!…

また誰かに確認を取る様なそんな言葉を漏らして行くと、

次には確認が取れたのか紹介を!…その際も酷く興奮した様子で語り始め!…

やはり相手が食人鬼である事を話して行くと、その話に聞き覚えが有るのか?…

観客席からはどよめきがこれでもか!とばかり上がり始める!…

それは困惑の様子が主な所ではあるのだが、

一部何か興奮を覚える様な声も聞こえ!…

何でも司会が言うには絶世の美女!と語って行き!…

しかしその残忍性についても勿論紹介!…

それらを話した上で今回闘士として出て来る事を!…

さも珍しい!とばかりに話して行くと、その名前を口にする!…

するとそれに呼応をするようリーナが睨んで居るゲートが開き出すと、

更にリーナは警戒を強め!…


__…ッ!!…チャキ!!……ヒタッ…ヒタッ…ヒタッ…ヒタッ…


「…ふわぁ……あぁ~…

ようやっと私の出番~?…」


「ッ!……[鑑定アプレェィザァル]!!」


__ピピピ!…ヴウン!…


いつ襲われても大丈夫な様に剣へ手を!…そして睨んで居るゲートも開き切り!…

そこから素足で歩く軽い音が聞こえて来ると、遂にその件の食人鬼!…

グラトニアが姿を現して見せる!…

その際さも今起きて来たとばかりに気だるそうな態度を露わにすると、

その手にはしっかりと包丁らしきナイフが二本握られており!…

と、そんなグラトニアの登場にモツが何故かピクッ!と…

何か能力が気になった様子で徐にリーナの代りに安定の初手をして行くと、

モツの目の前にはグラトニアのステータスが…

そこで不可解な情報も目にして行く!…

 -----------------------------------------------------------------------

 「グラトニア・クラビィアナ」  

 Lv.55

   HP 56500 ATK 510  DEF 420

        MATK 120 MDEF 210


 SKILL

 双剣術 Lv.13 解体術 Lv.10 忍術 Lv.7 悪路走行 

 -----------------------------------------------------------------------


「ッ!…忍術?…それにこのスキルは?…」


__オオオオオオオオォォォォォォォォォォォォ!!!!!…


やはり何か引っ掛かりが有った様子でモツは疑問を…

特にスキル面の方を重視すると、その画面を見詰めては首を傾げ…

と、その一方では男性達もそのグラトニアの姿に大歓声!…

と言うのもそこに現れたのはシルビィと良い勝負をするであろう!…

ナイスバデーな人狼の女性で、

モフモフのロングポニーテールに少し童顔の整った顔立ち!…

更には少しボロボロのミニスカ囚人服がチラチラ!と…

そのグラトニアの白い肌を露出すると、色々と激しく動けば漏れそうな!…

とにかく男性諸君の本能を刺激する格好で現れた事に!…

やはりその部分に関して大興奮の様子を露わにすると、

そんな男性達を女性達は白い目で見て居り!…

が、そんな事を言って居る場合では当然無く!…

リーナはその眠そうにして居るグラトニアをジッと睨み!…

スッと剣を抜いて見せると、心の中で文句を!…


{クッ!!…なんと白々しい!!…

先程からこちらの事をジロジロ見て居ただろう!!…

まるで品定めをする様な視線で!…}


「…ッ…ふわぁ……あぁ~……ッ…」


先程からのグラトニアの視線を知って居るため白々しい!と…

相手が何かこちらを煽るよう演技をして居る様に感じてしまうと、

リーナは一人イライラ!…

と、その一方でグラトニアは未だ気だるそうに欠伸をして居り!…

またリーナの事を頭の先から足の爪先までグルッと見ると、

視線を顔に戻してまた凝視!…やはり眠そうな表情を見せる!…

となると更にリーナが怒りを覚えた様子で睨んで居ると、

次にはグラトニアが徐にリーナへ質問をし始め!…


「……で?…本当に私とヤリ合うの?…」


「ッ!!…何ぃ!!…」


「ふふふ!…もう!♥…何度も言わせないでよぉ~?♥…

私とぉ~?♥…ヤリ合うのぉ?って、聞いてるのよ?♥…」


「ッ!?…なっ!?……」


それは一体如何言う意味で言って居るのか?…

何か妖しく笑みを浮かべるとリーナを見詰め!…

するとリーナもその質問に対して!…

更に怒りを覚えた具合に返事をして行き!…

この時直ぐにでも叩き斬ってやる!とばかりに!…

目で威嚇もして見せると、その返事にグラトニアも更に笑みを浮かべ!…

次には何故か自身の体をクネらせ始める!…

それはまるでリーナを誘う様に扇情的にやって見せると、

更には自身の体に指を這わせ!…

まるでそっちの気が有る様に舌なめずり!…

これまた煽るようリーナに再度意味深な質問をして行くと、

リーナも意味を理解したのか!…途端に慌てて赤くなり出す!…

となるとあからさまにペースを乱されドギマギすると、

そんな様子にグラトニアも更に妖しい笑みを!…


__ニコォッ……ヒタッ…ヒタッ…ヒタッ…ヒタッ…


「ふふふ!…何を誤解しているのかしらぁ?…お綺麗な騎士様?…

私が言っているのは殺し合いの事であってぇ~?…そ・ん・なぁ~?…

騎士様が考えている様ないやらしい事じゃないのよぉ?…」


「ッ!!…き!…貴様ぁ!!…」


「ふふふ!…何をそんなに怒る事が有るのぉ?…

ただ騎士様が勘違いしている様だったから教えただけなのにぃ?…

そんな怖~い顔で凄まれたらぁ…私ぃ!…ゾクゾクしちゃうじゃない!!♥…」


まるで弄る様に距離を縮め!…

物理的にも徐々にリーナへ近付くよう歩いて見せると、

リーナのその反応を見て楽しみながら微笑み!…

何なら武器を構えるリーナに対して恐怖心は無く!…

更に扇情的になるよう!…

自身の持ち味を生かす様に意味深な動きを一々リーナに見せ付けて行くと、

リーナを煽りに煽って行く!…

となるとそんなグラトニアの態度に更に顔を赤くすると、

自身の心の弱さ?に付け込まれたよう感じては怒りを露わに!…

が、グラトニアはそんなリーナの様子に更に笑い!…

もはや相手を術中に嵌めたよう!…

更に近付いて遂に自身の攻撃間合いにリーナの姿を捉えて行くと、

その一連の流れにモツ達もヤバい!と…慌ててリーナに声を荒げる!…


「ッ!!…不味い!!!…リーナアアァ!!!…

そんな見え見えの挑発に乗るなぁ!!!…

確実に攻撃して行けぇ!!!」


「そうよ、リーナ!!!…

乗っちゃ駄目よ!!!…これは罠よ!!!」


「ッ~~~!!…この!…ッ!!!…この痴れ者があああぁぁぁ!!!!」


この時モツ達から見えたそれは確実に見え見えの挑発なのだが、

肝心のリーナにその煽り耐性はやはり無く!…

幾ら観客席から叫ぼうともその声はリーナに決して届かず!…

リーナももはや頭に血が上っては冷静さを欠き!…

これ見よがしに挑発に乗ったよう!…

その握って居る剣で大振りの構えを露わにすると、

次には縦に大きく振り下ろしに掛かる!…

それこそ感情の赴くままに力任せに向かって行くと、

グラトニアはそれを目の当たりにするとこれまたニヤリと笑い!…


「ッ!…ふふふ!…」


__スッ…グオォン!!!…ザスウゥゥン!!!…ッ!?…


「うっふふふ!!…騎士様ぁ~?…

そんなに剣を大振りしてぇ~?…

私にそんなに切り刻まれたいのかしらぁ~!?…」


「ッ!?…しま!!…」


それこそこれを待って居た!とばかりにグラトニアは半身で攻撃を回避!…

そこからリーナの懐に潜り込むよう一気に間合いを詰めて行くと、

逆に反撃の構えを見せる!…

何ならこれ見よがしに余裕たっぷりのさも煽る様な表情も浮かべて行くと、

これまた煽る様な言葉も口に!…

となるとリーナもハッと我に返って慌て始め!…

咄嗟にガードの体勢に入ろうとして見せるのだが、既にお寿司!…

そのナイフは滑り込んで来る様にリーナの腹部へ伸びて来る!…


__スウゥ!!!…ッ!!…リーナ!!!…


{クッ!!…不覚!!…

まさかこんな手に引っ掛かるとは思わなかった!…

せめてダメージだけでも!!…}


__ギュッ!……グッ!!…


勿論その様子を観客席から見ていたモツ達も慌て出すと、

思わず立ち上がって名前を呼び!…

しかしその叫ぶ声も他の観客達の歓声によって掻き消され!…

リーナもここまで来ると被弾を覚悟し!…

この時自身の煽り耐性の無さに何か嘆く様な事を考え出すと、

奥歯を噛み締め痛みに耐える!…更に腹筋にも力を入れる!…

そしてリーナは被弾の覚悟をして居る一方で、

グラトニアもこの一撃で終わると思って居るのか!…

更に余裕の言葉を吐き!…


「ふふふ!…やっぱり人なんて簡単よ!…

こんな挑発で簡単に乗ってくるのだから!!!…

さぁ!…その綺麗なお腹に風穴を開けてあげる!!」


__ヒュン!!!…ッ~~~!!!…


何の躊躇いも無くそのままスイング!…

その際リーナも迫って来るナイフに思わずビビる反応を見せてしまうと、

遂にそのグラトニアの振るうナイフがリーナの腹部に直撃しようとするのだが!…

ここで可笑しな光景を目に!…

と言うのもその様子は誰が如何見てもダメージが入った!と…

そう確信させる光景である筈なのだが、

そこで聞こえて来た音と言うのは生々しい肉が斬られる音では無く!…

それはまるで固い物がぶつかった様な音であり!…

同時に攻撃を仕掛けたグラトニアも!…

何か戸惑った様子でよろけるそんな素振りを取って見せると、

その場の者達を困惑させる!…


__ガキイィィィン!!…


「ッ!?…な!?…」


「ッ!?…えぇ!?…」


__ズサァァ!……バババッ!!……ッ!?…ッ!?!?…


それは攻撃を受けたであろう本人も困惑させる出来事で、

仰け反るグラトニアの様子に目を丸くし!…

と、その一方でグラトニアも何が起きたのか理解出来ず!…

とにかく体勢を立て直す様に一度リーナから離れて見せると、

その自身の手応えを確認し出す!…

しかし確認をした所でそこに居たのは無傷のリーナの姿であり、

何なら攻撃を受けた本人も戸惑って居る様子で!…

次に自身の持って居るナイフに目を向け!…

そこで逆に自身のナイフの切っ先が欠けている事を確認すると、

再び驚きを露わにする!…

そして結局の所何が起きたのか理解出来ずに戸惑って居ると、

リーナも自身の腹部に手をやっては感触を確かめ!…


「……ッ!…こ、これは!?…

確かに私は腹部を!?……ッ!…」


{上半身のプレートアーマーは勿論スカートのアーマーベルトも

を使用し!…

並みの攻撃など簡単に弾く強固な硬度を誇っておる!!…

少々の無茶をしようが

近い仕様にした!!!…}


「……そうか!!…そう言う事なのか!!!…

深く!…深く感謝するぞ!!…ドレッグ殿!!!…」


やはり幾ら触った所で傷は無く!…

更にこれは何?とばかりに戸惑って見せると、ここでふとある事を!…

ドレッグの装備仕様説明を思い出し始める!…

と言うのも改めてこの装備が最上級のアダマンタイト製である事を思い出すと、

並の攻撃では刃が通らない!と言う部分を続けて思い出し!…

となるとリーナもハッとした様子で漸く理解を示して行き!…

そしてこれ程までの頑丈さにこれまた驚き!…

この頑丈さが無ければ今頃自分が死んで居た事も改めて理解をして行くと、

心の中でドレッグに感謝!…そこから気を取り直す様に剣を構える!…

するとその一連の様子を見てモツ達もリーナが無事である事にホッとすると、

同時に何故無事なのか?にも気が付き!…


「……ふぃ~!!…あぶなかったぁ~!!…

鎧がアダマンタイト製で助かったぁ~!!…

もう本っ当に今ヒヤヒヤしたぁ~!!…」


「えぇ!…本当ね!……本当に心臓に悪い!!…一時はどうなるかと!…」


「…でもまだ決着は着いて無いんやからまだまだ油断は出来へんで?…

一回まぁつぐの戦う姿とヒロ…じゃ無くて!…オリハに見せて貰ったけどぉ…

装備だけが決定的な強さじゃない!ってのがよぉ分かったからなぁ?…」


「ッ!……確かに!…まぁ強いて言うなら…

参考例がマサツグとオリハなのが少しアレですが…」


各々力が抜けた様に席へストン!と…

そしてリーナが無事である事に一息吐きながら言葉を漏らすと、

アヤが本気で心配をして居た具合に言葉を…

何ならグッタリと額の汗も拭って見せる!…

しかしだからと言って勝負が着いた訳では当然無く、

その事を改めてマサキが口に!…まだ油断ならない!と緊張感を持ち続け!…

その際装備だけが決定的差では無い事を続けて漏らすと、

その参考例に化け物二人マサツグとオリハ!…

と、そんなマサキの言葉にモツも同意!…

しかし比較例があの二人である事に苦笑いをすると、

一方でグラトニアも未だに驚きを露わに!…


{…確かにさっきノーガードの腹に一撃を見舞った筈!!…

それに自分でも会心の手応えを感じたのに!!…さっきのは!?…

…ナイフも欠けてこれじゃあ使えないも同然!…

残って居るのは左手のナイフのみ!…予備も手元にない!…

って言うかこんな事になるなら予備位持たせなさいよ!!…

本っ当に使えない連中ねぇ!!……とにかく!…

あの鎧だけじゃなく何か別の物も固くてヤバいってのが良く分かった!!…

だったら!!…斬れる所を徹底的に狙って苦痛に悶えさせてやる!!…}


もはやそこに先程までの余裕は無く!…

何ならあの挑発的な態度も何処かへ消えた様に慌てて見せると、

ただリーナをマジマジ見詰める!…

それこそ今のが駄目だとなると他の弱点を探す様に!…

その際心の中で文句を漏らしつつ!…

一撃の始末から手数を稼ぐ事を優先すると、

ひたすらに刃が通りそうな場所を!…

その斬れるであろう場所に目星を付ける!…

そしてそんな必死の様子を当然リーナからも見て取れ!…

逆にマウントを取る様にリーナが余裕を見せ始めると、

お返しとばかりに挑発をする!…


「…ふっふっふっふっふっ!…

どうやら貴様の自慢のナイフも肉や骨を断つ事は出来ても…

亀の甲羅を断つ事は出来なかった様だな!…」


「ッ!!…それって一体如何言う意味!?…」


「ふっふっふっふっふっ!……まぁ…

先程は不覚にも挑発に乗ってしまったが…これで目が覚めた!…

さっきの様な事はもう無いと思った方が良いぞ!…」


__チャキッ!…ッ!!…ギリィ!!…


この時リーナは余裕の余りグラトニアにヒントを与える様な事を言うのだが、

グラトニアも煽り耐性が無いのか怒りに燃え!…

そしてリーナの言った事に理解が及ばず!…

とにかく馬鹿にされた様な気がしてキャラが崩壊したよう膨れて見せると、

リーナは更に笑みを!…そして気を取り直す様に剣を強く握って行く!…

するとそこからは浅く呼吸をし始めると、グラトニアの動きに集中!…

それは先程までの様子が嘘の様で!…真剣そのものの表情に!…

グラトニアもそんな表情を見てフッと反応する素振りを露わにすると、

やはり苛立ちを露わに!…面倒!と言った言葉も口にし出す!…


「…チッ!…命拾いをしたからって調子に乗っちゃって!…

…良いわ!!…本気で相手してあげる!!!…

まさかとは思うけど色仕掛けだけで今まで生きて来たと思わない事ね!!」


「……ッ!!…」


不愉快とばかりに舌打ちをしては眉間にしわを!…

そしてリーナに睨みを利かせ!…

ここから本気を出す!とばかりにリーナに吠えて見せると、

先程とは違う構えを!…腰を低くしてナイフを構える!…

それは今にも走り出しそうな様子を露わにすると、

前後でナイフを手に水平にして構え!…

それをもっと簡単に分かり易く言うと某・ドットでハックなゲームの様!…

双剣を構えるモ-ションに酷似しており、

リーナもそれを見て更に警戒を強める反応を露わにすると、

更にグラトニアは言葉を!…


「私の戦い方はこの霊峰やまでは特殊な物に当たるの!…

だから今までどんな相手だろうと!…

その特徴を理解する前に皆私の前に倒れて行ったわ!…」


「…何だ?…あの構えは?…」


「…なぁ、アレって?…もしかせんでも?…」


「……ハ○ヲ?…」


自ら自身の戦い方が特殊である!と…

誰も見た事が無いよう自分はさも特別!とばかりに語って見せると、

リーナもそのグラトニアの構えに困惑!…

見た事が無い!とその表情で答えて見せる!…

その際何ならポソッとその事についても思わず漏らしてしまう始末で、

一方でアヤ・フィロ・くまさんにマサキは見た事が有る様子で反応を!…

が、そんな事など全く持って関係無し!…

対峙している本人がとにかく戸惑って見せて居ると、

グラトニアも徐々に饒舌!…


「ふふふふふ!…

その様子だと騎士様もこの構えを見た事無いって表情をしているわね?…

でも安心して?…私がこの構えを取ったって事はもう騎士様は…

自分が死んだ事にすら気付かないままそこに倒れて居るんだから!!!…」


「ッ!…あれ?……何だろう?…あの構え何処かで見た事が有るような?……」


それはさもリーナの反応を見て安堵する様でもあり!…

絶対の自信が有るのかこれで終わり!とまで言って見せると、

次には調子を取り戻す様な反応も露わに!…

と、その一方でまだアヤが疑問を持って居る様子で言葉を口に!…

やはり見覚えがある事で気になる!と漏らし!…

隣に居るモツもそれを聞いてピクッと反応をして見せると、

可笑しいと返事を口にしようとするのだが!…


「ッ!…え?…そうなのか?…てかアヤは……ッ!…あぁそうか!…

確かに一回誘拐された事が有るアヤなら見覚えが有るかもしれないな?…」


「ッ!…え?……うぅ~ん……」


モツはふとある事を思い出してはなるほど!と…

徐にアヤが一度誘拐された事を口にすると、見覚えがある筈と逆に肯定!…

するとアヤもそれを聞いて戸惑い始める!…

と言うのもアヤが誘拐されたのはあの秋羊雲オータムクラウド国での事であり、

アヤもその言葉を受けてふと思い出す様なそんな反応を!…

が、直ぐにはスッと思い出せない様子で悩み始め!…

モツもそんなアヤの様子を見て苦笑いをして見せると、

何か和気藹々とする様な…場違いな雰囲気が露わになる!…

さてそんなこんなでモツ達の方でその様な話をして居ると、

一方で怪しまれている連中の方でもある話が!…


「…よもやこの様な場所で出会えるとは!…これも一つの運命では?…」


「……動きますか?…」


「いや、まだいい…それよりも奴からの合図はまだか?…」


「はい…まだに御座います…」


現在進行形で戦って居る闘技エリアを目の前に!…

何やらフードを深く被った者達が動かずに会話をして居ると、

一点にリーナを見詰め!…

そして何やら不穏な会話も続けて行き!…

何か合図が有るのか待って居る具合にボソボソと話しをして居ると、

たまに展望デッキの方をチラッ!と…さも気にする様に視線を動かす!…

そしてそれに気付いて居るのか!…

未だパルシィも警戒をする様に見つめて居ると、

その間の間で不穏な空気が流れ!…しかし観客達は全く気付かず!…

その目の前の戦っている二人だけに注目すると、更に熱気を!…

二人に声援を送って行く!…


因みに一方では…


「…で、ハティさんはいつまでここに?…」


「…その強さの理由を教えて貰うまで!…」


「…オリハじゃ…駄目?…」


「ッ!……うぅ~ん……駄目!…です!…」


__ガアァ~~~ン!!!……ショボン…


未だ控室でマサツグとハティが我慢比べ?をしている最中で…

マサツグがハティに戻らなくて良いのか?と言った具合に声を掛けるが、

ハティは頑なにそれを拒否!…マサツグの前で頑張って見せる!…

となるとマサツグとしても困った様な反応を見せると、

次には代案を出すのだが…

その代案を聞いたハティは一旦聞き入れる反応を露わにすると、

その際チラッとオリハの方へ振り返り…

しかし次にはクルッとまたマサツグの居る方に振り向き!…

やっぱり駄目である事をハッキリ明言して見せると、

その言葉にオリハがショック!…その場で項垂れてしまうのであった!…

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貧乏大学生の探索者はダンジョンに潜り、全てを覆す。 ~あらすじ~ 世界に突如出現した異次元空間「ダンジョン」。 そこから産出される魔石は人類に無限のエネルギーをもたらし、アーティファクトは魔法の力を授けた。 しかし、その恩恵は平等ではなかった。 富と力はダンジョン利権を牛耳る企業と、「属性適性」という特別な才能を持つ「選ばれし者」たちに独占され、世界は新たな格差社会へと変貌していた。 そんな歪んだ現代日本で、及川翔は「無属性」という最底辺の烙印を押された青年だった。 彼には魔法の才能も、富も、未来への希望もない。 あるのは、両親を失った二年前のダンジョン氾濫で、原因不明の昏睡状態に陥った最愛の妹、美咲を救うという、ただ一つの願いだけだった。 妹を治すため、彼は最先端の「魔力生体学」を学ぶが、学費と治療費という冷酷な現実が彼の行く手を阻む。 希望と絶望の狭間で、翔に残された道はただ一つ――危険なダンジョンに潜り、泥臭く魔石を稼ぐこと。 英雄とも呼べるようなSランク探索者が脚光を浴びる華やかな世界とは裏腹に、翔は今日も一人、薄暗いダンジョンの奥へと足を踏み入れる。 これは、神に選ばれなかった「持たざる者」が、絶望的な現実にもがきながら、たった一つの希望を掴むために抗い、やがて世界の真実と向き合う、戦いの物語。 彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。 テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。 SF味が増してくるのは結構先の予定です。 スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。 良かったら読んでください!

異世界にアバターで転移?させられましたが私は異世界を満喫します

そう
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ナノハは気がつくとファーナシスタというゲームのアバターで森の中にいた。 そこからナノハの自由気ままな冒険が始まる。

レベルアップに魅せられすぎた男の異世界探求記(旧題カンスト厨の異世界探検記)

荻野
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ハーデス 「ワシとこの遺跡ダンジョンをそなたの魔法で成仏させてくれぬかのぅ?」 俺 「確かに俺の神聖魔法はレベルが高い。神様であるアンタとこのダンジョンを成仏させるというのも出来るかもしれないな」 ハーデス 「では……」 俺 「だが断る!」 ハーデス 「むっ、今何と?」 俺 「断ると言ったんだ」 ハーデス 「なぜだ?」 俺 「……俺のレベルだ」 ハーデス 「……は?」 俺 「あともう数千回くらいアンタを倒せば俺のレベルをカンストさせられそうなんだ。だからそれまでは聞き入れることが出来ない」 ハーデス 「レベルをカンスト? お、お主……正気か? 神であるワシですらレベルは9000なんじゃぞ? それをカンスト? 神をも上回る力をそなたは既に得ておるのじゃぞ?」 俺 「そんなことは知ったことじゃない。俺の目標はレベルをカンストさせること。それだけだ」 ハーデス 「……正気……なのか?」 俺 「もちろん」 異世界に放り込まれた俺は、昔ハマったゲームのように異世界をコンプリートすることにした。 たとえ周りの者たちがなんと言おうとも、俺は異世界を極め尽くしてみせる!

【完結】元ゼネコンなおっさん大賢者の、スローなもふもふ秘密基地ライフ(神獣付き)~異世界の大賢者になったのになぜか土方ばかりしてるんだがぁ?

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【Hotランキング3位】  ゼネコンで働くアラフォーのおっさん、多田野雄三は、ある日気がつくと、異世界にいた。  見覚えのあるその世界は、雄三が大学時代にやり込んだVR型MMOアクションRPGの世界で、当時のキャラの能力をそのまま使えるらしい。  大賢者という最高位職にある彼のやりたいことは、ただ一つ。スローライフ!  神獣たちや気がついたらできていた弟子たちと共に、おっさんは異世界で好き勝手に暮らす。 「なんだか妙に忙しい気もするねぇ。まあ、楽しいからいいんだけど」

現実世界にダンジョンが出現したのでフライングして最強に!

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2026年、突如として世界中にダンジョンが出現した。 ダンジョン内は無尽蔵にモンスターが湧き出し、それを倒すことでレベルが上がり、ステータスが上昇するという不思議空間だった。 過去の些細な事件のトラウマを克服できないまま、不登校の引きこもりになっていた中学2年生の橘冬夜は、好奇心から自宅近くに出現したダンジョンに真っ先に足を踏み入れた。 ダンジョンとは何なのか。なぜ出現したのか。その先に何があるのか。 世界が大混乱に陥る中、何もわからないままに、冬夜はこっそりとダンジョン探索にのめり込んでいく。 やがて来る厄災の日、そんな冬夜の好奇心が多くの人の命を救うことになるのだが、それはまだ誰も知らぬことだった。 至らぬところも多いと思いますが、よろしくお願いします!

異世界帰りの元勇者、日本に突然ダンジョンが出現したので「俺、バイト辞めますっ!」

シオヤマ琴@『最強最速』発売中
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俺、結城ミサオは異世界帰りの元勇者。 異世界では強大な力を持った魔王を倒しもてはやされていたのに、こっちの世界に戻ったら平凡なコンビニバイト。 せっかく強くなったっていうのにこれじゃ宝の持ち腐れだ。 そう思っていたら突然目の前にダンジョンが現れた。 これは天啓か。 俺は一も二もなくダンジョンへと向かっていくのだった。

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 社会勉強のため、幼い頃から暮らしていた山を降りて現代で生活を始めた男、草埜コウジ。  なんと現代ではダンジョンと呼ばれる場所が当たり前に存在し、多くの人々がそのダンジョンに潜っていた。  食い扶持を稼ぐため、山で鍛えた体を鈍らせないため、ダンジョンに潜ることを決意するコウジ。  そんな彼に、受付のお姉さんは言う。「この加護薬を飲めばダンジョンの中で死にかけても、脱出できるんですよ」  コウジは返す。「命の危険がない戦場は温すぎるから、その薬は飲まない」。  かくして、本来なら飲むはずだった加護薬を飲まずに探索者となったコウジ。  もとよりそんなもの必要ない実力でダンジョンを蹂躙する中、その高すぎる実力でバズりつつ、ダンジョンで起きていた問題に直面していく。  なお、加護薬を飲まずに直接モンスターを倒すと、加護薬を呑んでモンスターを倒すよりパワーアップできることが途中で判明した。  カクヨム様にも投稿しています。

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