どうしてこうなった道中記-サブスキルで面倒ごとだらけ-

すずめさん

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-第六章-ウィンタースノー連邦-スノーピース~霊峰ウルフハウリング・前編-

-第六章九十二節 ダグレスの本性ともう一人の魔王とマサツグの推測-

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魔剣のせいかそれとも元から性根が腐っているのか?…

まるで人を馬鹿にするよう言葉を口にして行くと、

未だアヤの髪を掴んでおり!…

その際モツとしても直ぐにアヤを助けたい所ではあるのだが、

シュタインがそれを邪魔する様にビッタリと…

気持ち悪い位にモツの前へ立って見せると、アヤの救出を阻んで行く!…

その間アヤも藻掻いてダグレスに抵抗を続けるのだが、効果は無く!…

となるとモツとしてもそんな状態に怒りを覚え!…マサツグの時同様!…

更に背中から見た事の有る黒い靄を量産すると、

次にはダグレスに対して吠えて見せる!…


__バッ!!…バババッ!!!…


「ッ!?…クッ!!…邪魔クセェ!!…

…おいお前、アヤから手を離せ!!!…

直ぐに放さないと痛い目に!!!…」


幾らシュタインを無視してダグレスの所に向かおうとしても、

やはりシュタインがビッタリとマークをして来て邪魔で!…

と、そんなシュタインのディフェンスにモツもイライラ!…

一方でアヤを拘束し続けるダグレスに対しても怒りを大いに露わにすると、

さも殺意を向ける様に叫んで見せる!…

と言うのもアヤの拘束を解く様に怒声を浴びせて行くのだが、

肝心のダグレスはそんなモツの怒声に対して涼しい顔を!…

何なら嘲笑う様子も露わにして行き!…

スッとその藻掻くアヤの首元に自身の持つ魔剣を突き付けて行くと、

モツに対して返事を!…


「ッ!…痛い目に?…どうやって?……フフッ!…

自分達が今劣勢だって事を忘れては居ないかい?…」


__チャキッ!!!…ボゥ!!!…


「ッ!?…止めろおぉ!!!!!…」


それはまるで人質を取って居るとばかりに!…

その際自分達が優勢である事を口にすると、堂々アヤを盾にする様な動きを!…

その魔剣にまた妖しい黒い炎を灯して行く!…

それはまるで悪趣味な拷問をするよう徐々に火の勢いを増させて行くと、

アヤの綺麗な肌を火炙りに!…

するとそれに逸早く気が付いたモツが途端に叫んで更に怒りを露わにし出し!…

アヤもそんな迫って来る黒い炎に対してハッ!と気が付いた反応をして行くと、

次には恐怖するそんな表情を!…

その一方で必死になる二人の様子にダグレスも笑う!…


「プッ!!…あっははははははは!!!!…

…駄目駄目!!…そんなんじゃ彼女を守る事なんて出来ないよ?…

…まぁ?…シュタインを相手にしながら?…

これだけ喋って居られるって言う点だけは評価するよ?…

でもぉ?…そんな調子で大丈夫かなぁ?…

シュタインを倒した後に僕も倒すつもりで居るんだろぉ?…

…間に合うのかなぁ?…その前にこの彼女が死んじゃうかもしれないけどぉ?…」


「ヒッ!?…」


もはやダグレスの様子は狂気に満ちている状態で!…

モツを更に挑発するようアヤを守る事は出来ない!と…

思いっきり嘲笑う様に馬鹿にするよう言葉を続けて行くと、

更に火の勢いも強めて見せる!…

その際一応モツの実力を認める様な事も口にするが、

根本的な所は全く変わらず!…何ならモツを試す様に更なる挑発を!…

その黒い炎を纏った魔剣を徐々にアヤの顔に近付けると言った様子まで見せると、

アヤの表情も更に恐怖に引き攣る!…そして遂には頬を掠める様に炎が触れる!…


__…ッ!?…ッ~~~!!!……チリッ!!…


「ッ!!!…きゃあああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」


「ッ!?…アヤアアアアァァァァァァ!!!!!」


__グググッ!!!…ッ!!…スッ…ギイイィィン!!!…ッ!?…


それは感覚にして約1~2秒と言った所か、

それでもアヤはその炎に触れた途端悲鳴を上げ!…

何ならその黒い炎のヤバさを物語る様にその声を響かせ!…

となるとモツも慌てて声を掛け出す!…

当然心配をする様にアヤの名前を呼んで行くのだが、

そこで邪魔をするのはシュタイン!…

絶対に通さない!とばかりにディフェンスを固める!…

その際モツが強引に弾き飛ばそうと感情のままにパリィを決めて行くのだが、

以外にもこのシュタインその手の対処は得意なのか!…

モツが仕掛けるタイミングで見切って受け流し!…

一方でダグレスはその二人のやり取りに笑みを浮かべ!…

全く悪びれる様子を見せる事無く無邪気に笑う!…

それはやっていい事の善悪が分かって居ない具合で楽しんで見せると、

更にモツの事を挑発し出す!…


「おっと、いけない!…近づけすぎちゃった♪…

あぁ~あ?…君が早くシュタインと僕を倒さないから!…

彼女の綺麗な肌が火傷しちゃったよぉ~…

もう…しっかりしないとだねぇ?…」


「ッ!!!…テメェ!!!!…」


まるで今だけは悪者になったようダグレスが振舞うと、

アヤが火傷したのはモツのせい!と…

勿論この時もモツを嘲笑う様に戦闘を促し!…

何ならアヤも守れない騎士モツは失格!と…

男としてもまだまだ未熟である様なそんな言い方をして行くと、

モツは更に怒りを!…

と、同時に更に背中から靄をチラッと露わにする!…

それはもう目視出来るほどに溢れ出ると、

アヤも苦痛に耐えながらそれを見るなりハッ!と言葉を…


「……ッ…モツ…」


「ッ!?…アヤ!?…大丈夫か!?…さっきの怪我は!?…」


「ごめんなさい!……」


「ッ!?…え!?…」


それは声を震わせる様にしてモツを呼び!…

モツもその声を聞いてハッ!となって再度アヤに声を掛けると、

まずはその身を案じて行く!…

その際何かデバフ的なモノは受けて居ないか!?とばかりに心配をすると、

突如アヤはモツへ静かに謝り始め!…と、同時に何か後悔をする様に涙を流し!…

となるとモツもそんなアヤの様子を見て当然困惑!…

一体何が!?とばかりにただアヤの様子に注目をすると、

アヤは更に言葉を!…涙を流しながらモツに謝罪を続けて行く!…


「…ッ…私が感情的になったせいで!…周りが見えなくなったせいで!…

こんな奴に捕まっちゃうし…モツは私のせいで動けない状況にされるし!!…

私が!…私がもっと冷静になって居れば!!…」


__ッ!!…モヤッ…


「きゅ、急に何を?…仕方ないだろ!?…誰だって感情的になる事はある!!!…

…待ってろ!!…今コイツをぶっ飛ばしたら直ぐに助けに行くから!!!…」


この時アヤは何故か今になって自己反省!…自分に非がある事を認めて行くと、

本来ならもっと有利に立ち回れていた筈!と…

と、突如そんな事をアヤが言い出した事でモツは不安に!…

と言うのも展開的に如何にも空気が!…

何か胸騒ぎを感じてモツが慌ててアヤに大丈夫!と励ましの言葉を掛けると、

一方で茶々を入れる様にダグラスが!…

やはり可笑しいのか大笑いをしながら馬鹿にし出す!…


「…プッ!!!…あっはっはっはっはっはっはっはっは!!!!…

何!?…何なのそれ!?…

まさか自分が捕まらなければ?…僕達に勝てると思ってた訳!?…

捕まっていなくてもこうして結果は!!…」


何でもダグレスにはそのアヤの言葉は別の様に聞こえたらしく、

あり得ない!と言った具合にアヤへ顔を近付け言葉を!…

それは悪者になり切った様子で下卑た笑みを!…

何ならそれが本性なのでは?と言いたくなる位に似合って居り!…

アヤの言葉に対して最初から結果はこうなる決まりであった様に話しをするが!…

アヤは水差す様に言葉を!…それは途端に泣き止んで覚悟を決めた表情を見せる!…


「……えぇ!!…そうよ?…」


__ピクッ!……ジロォ~?…


「…それは……どっちの意味で言ってるのかな?…

もしかして結果はおな…」


それはダグレスの言葉に対して何方とも取れる様にハッキリと返事をして行くと、

小馬鹿にするようダグレスに視線を!…

するとそれに気が付いたダグレスも途端に態度が豹変!…

それはその目が気に食わない!とばかりにアヤを睨み!…

返答次第ではその命を奪う!と目でアヤに脅しを掛けて見せると、

アヤにその言葉の真意を尋ねて行く!…

しかしアヤはその視線に臆する事無く自身の考えを口にすると、

逆にダグレスの事を馬鹿にし出し!…


「私が捕まらなければモツが!!…

貴方達を倒してくれるって意味の方よ!!!」


__ッ!!!…ッ!?…タジッ!!…


アヤはダグレスの言葉を真っ向から否定!…

モツ一人で二人を倒せる事を怒りのままに吐いて見せると、

更にダグレスを睨んで行く!…それはダグレスの考え…

いや、根本的に思考が間違って居る事を口にして行き!…

それを言われたダグレスは引き攣った様子で固まり!…

一方でそれを後ろから傍観していたパルメリアもその言葉を聞いて!…

ハッ!とした様子でたじろいで見せると、

更にアヤはダグレスを否定!…思うがままに吠え続ける!…


「アンタ如きが勇者ですって!?…フン!!…笑わせないで欲しいわね!?…

アンタみたいにただ私利私欲で他者の命を奪う事しか出来ない蛮族を!!…

誰が勇者だなんて認めるもんですか!!!…

…そう言った大馬鹿者達の末路は皆揃って同じ倒され方をしているわ!!!…」


__…ピキッ!…ピキピキピキピキッ!!…


まずはダグレスが勇者である事を否定し出すと、馬鹿にするよう言葉を口に!…

その際ダグレスをそこら辺の山賊と変わらない様に言って見せ!…

アヤ自身も勇者とは認めない!と…

何なら誰もが心の底からダグレスを認めない!とばかりに…

言葉を続けて話して行くと、更に悪者と決め付けて見せる!…

それは今ダグレスが演じているから!とかではなく性根がそう!と言って行くと、

ダグレスは更に引き攣った様子で怒りを露わに!…

だがそれでもアヤの言葉はまだまだ止まらず!…

アヤの思う勇者について語り出すと、更にダグレスの地雷を踏む!…


「…そう!…勇者って言うのはねぇ!!…本当の勇者って言うのはねぇ!!!…

弱者の為に自分の身を犠牲にしてでも前に出る!!!…

そんな危険知らずなトンデモナイお人好しの事を言うのよ!!!!…

…アンタみたいに!!!…他人が傷つく所を見て喜ぶ変態じゃなくて!!!…

到底誰も成れはしない!!!…素晴らしい人の事を!!!…」


勿論相手の顔色など御構い無し!…ただアヤは自身が思って居る事を口にすると、

さも誰かと重ねる様に!…更にダグレスを否定する!…

するとその背後では更に青褪めるパルメリアの姿があり、そして怯えた表情も!…

それは何かトラウマを思い出して居る様でも有り!…その場から動けず!…

ただその言いたい放題のアヤの様子を!…

さも怖いもの知らず!と言わんばかりに見詰めていると、

アヤが最後まで言葉を言い切る前に!…ダグレスが切れた様子で行動に出る!…


__ッ~~~~!!!!!…グン、ブンッ!!!…ドシャアァァ!!!…


「ッ!!…クゥ!!!…」


「僕が勇者じゃないだって!?…何をふざけた事を言ってるんだ!!!…

僕がやる事は何もかも正しいんだ!!!…僕こそが絶対的正義なんだ!!!!…

僕に逆らう奴…皆が敵なんだ、魔物なんだ!!!!…

そんな口を叩くお前も僕の敵でしかないんだ!!!!!…

世界の理も知らない奴が!!!…僕に意見をするな!!!!…」


ダグレスは今まで掴んでいたアヤの髪を更に引っ張ると、

勢いを付けて地面へ向かって叩き付け!…

となると突然の事にアヤは反応が出来ずにそのまま叩き付けられ!…

若干地面を滑る様にしてその場に倒れ込んでしまい!…

一方でダグレスは更にその倒れるアヤへ向かって思いっきり足を振り上げて行くと、

動けない事を良い事に!…容赦ない暴行を加えて行く!…

それは相手が女性である事など眼中にない様子で、

腹部・顔・腕・足を思いっきり蹴飛ばし!…それは何度も執拗なまでに傷め続け!…

その際アヤが悲鳴・嗚咽を挙げようがとても醜い必死の形相を露わに!…

とにかく自分が正しい事をただひたすらに叫んで見せると、

モツもこれには遂に本気でブチギレる!…今までに見た事が無い程に殺気を放つ!…


「ッ!?…止めろこの野郎!!!!!…

それ以上やったら本気でお前を殺してやる!!!!!!…」


「ッ!!!…殺せるものならやって見ろ!!!!…

今シュタインに押されて何も出来ないへっぽこが風情が!!!!…

…ッ!…そうだ!…クククク!!…

目の前の仲間も残念な奴には!!…

一つ僕から有難い教えをしてやら無いとな!?!?…」


もはやモツもマサツグの時同様怒りが天元突破状態!…

となると隠し切れない程に靄が溢れ!…

徐々に形を成すよう異様な雰囲気を露わにすると、

一方でそのモツの言葉にダグレスも反応!…

まるで子供の喧嘩の様な返事を口にする!…

その際更に煽る様な言葉も続けて見せると、次にはふと何か思いついた様子で!…

と言うのもスッと屈む様なそんな素振りを取って見せ!…

そこからまたアヤの髪を掴んで頭だけを持ち上げて行くと、アヤは苦痛の表情を!…

もう抵抗も出来ない様子を露わにする!…


__ガッ!!!…グイッ!!…ッ~~~!!!…


「うぅ!!!…ッ~~~!!!…」


「ッ!!…この野郎!!!…」


勿論アヤの様子など御構い無し!…

ダグレスはそのまま持ち上げると、

しゃがんでいる自身の顔と同じ位置までアヤを引っ張り!…

そしてそのアヤの首の下あたりに自身の魔剣をスッと…

斜めになるよう構えて置くと、狂気に染まった表情を見せる!…

と言うのもそれはダグレスが手を離すとアヤは当然落下!…

そして下で構えている剣で斬首すると言う構図で有り!…

と、それに気が付いたモツも更に怒りを!…

これ以上ないのでは?と思う位にダグレスに対して憎悪の表情を向けて行くと、

ダグレスは宣言!…アヤの処刑を口にする!…


「…五秒後にこの手を離す!!!…

僕がこの手を離したらこの魔物は何も出来ないまま!!…

下で待ち構えている剣の上に落ちてその首が飛んでしまう!!!…

…如何だ簡単だろ?…」


「ッ!!!…」


ダグレスは怒りのままに行動を続ける!…

それは逆鱗に触れた!とばかりに言葉を続け!…

堂々とその足止めを喰らって居るモツに対して挑戦的な言葉を口にすると、

モツも更に焦りを覚える!…

そしてそれはモツ自身の動きからも良く分かる位に動きが雑になって行くと、

モツの足止めをして居るシュタインもそこに付け込み!…

何ならその様子はまるでジワジワと嬲り殺しにする様に!…

モツを疲労させて隙を伺い!…

何ならそのディフェンス力を生かしてもはや害悪となって見せると、

一方でダグレスは再度警告!…モツにもう一度説明をする!…


「いいか、猶予は五秒だ!!!…それまでにこの魔物を助けたければ!!…

自分の命を犠牲にしてでも止めて見ろよ!!!…

…まぁ出来る筈も無いだろうけどね?…

なんせシュタインに手こずって居る様じゃ到底僕には勝てない!!…

いや、たったこれだけの距離すら縮める事は出来ないだろうからねぇ!?…」


これが最後のチャンス!のばかりに猶予は五秒!と…

その最後の忠告においてもモツを煽り!…

出来る筈が無い!と不敵に笑い高を括ると、モツは鋭い眼光を!…

それは人を殺せそうな位にダグレスを睨む!…

だが依然としてダグレスは余裕の様子を見せて居り、

それに合わせてシュタインも更に守りを固め!…

そしてモツの背中の靄も更に形を成し!…

ダグレスがカウントを始めてモツの心音も更に早鳴り始めると、

遂にその時はやって来る!…


「…5!!!…」


__ドクンッ!!!…ドクンッ!!!…


「4!!!…」


__ドクンッ!!!!…ドクンッ!!!!…


「3!!!!…」


__ドクンッ!!!!!…ドクンッ!!!!!…


「2!!!!!…」


__ドクンッ!!!!!!…ドクンッ!!!!!!…


「1!!!!!!…」


__ブチッ!!!!!!!!…ブワアアアアァァァァァァ!!!!!!!!…


カウントダウンとモツの心音に合わせて背中の靄も急速に成長!…

それはやはりマサツグと同じ黒い燻ぶる外套となり!…

そして最後はOverflowを起こした様子で辺りに溢れ!…

その様子にシュタインとダグレスも思わず驚いた様子で固まってしまうと、

一方でモツは完全に魔王化!…マサツグと同じ頂に立ってしまう!…

その際モツの眼光は一切衰えを知らないモノとなって行き、

ダグレスをさも下等生物を見る様にジッと見詰め!…

と、睨まれている方は何故か動けず!…体全体が強張ってしまい!…

まるで石になってしまった様な感覚を覚えて行くと、更に焦りを露わにする!…


「な!!…何だよこれ!?…何がどうなって!?…」


「ッ?!…な、何が!?…一体如何なって!?…」


「ッ!!!…モツ!?…貴方!!…まさか!!!……ッ!!…」


当然突如自身の体が動かなくなった事で慌て始め、

藻掻いて何とかしようとするのだが!…勿論藻掻いた所で如何にも出来ず!…

ただ戸惑い何かされたのか!?とモツに対して漸く畏怖の念を抱き出すと、

一方でアヤはふと察した様子!…

マサツグと同じく魔王化している事を察して見せる!…

その際思わずモツの姿に見惚れる様な感じでジッと視線を向けて居ると、

同時にふとある事を思い出し始め!…


__約束の日から五日前・城内にての出来事…


「…ねぇ?…そう言えばモツって…

何かしらに本気で怒った事って…有るの?」


「「ッ!…え?…」」


その記憶は時間を遡って約五日前!…

場面としてはシロ達が親子水入らずで団欒を楽しんで居るのを、

マサツグ達が座って見守っている時であり!…

ふとアヤが疑問に思った様子でマサツグとモツに質問をしたのがきっかけである!…

そしてその質問の内容と言うのも取っ掛かりが無く、

ただ突然の質問に二人は戸惑い!…

ただその表情でアヤに質問の意味を尋ねる様なそんな表情を浮かべて見せると、

アヤも続けて話しをする!…


「いやぁそんな別に深い意味は無いんだけどぉ…ふと思ったんだけどね?…

普段のモツからはそんな怒っている様な姿を見ないなぁ~?…って、思って…

いつも笑って居るか悩んで居るか戸惑って慌てて居るかの三つ巴だからさぁ?…」


「…最後のセリフに引っ掛かりを感じるが…まぁいいか…

…まぁ、俺達だってただの普通の人間だから怒る事位有るさ…

ただ怒る場面が限りなく少ないだけであって…」


それはただの好奇心から突拍子も無く思い付いた様子で…

俗に言う好きな人の事を知りたい!と言うか…

とにかくそんな延長線でモツが怒るのかについて質問をすると、

普段モツがどんな風に映っているのか?…そんな事も口にする!…

となるとその話を聞かされモツが何か引っ掛かりを覚えた様な…

そんな反応を見せていると、怒る事もあると話し!…

それはさも自分は普通!とばかりに…

それは何も特別な怒り方はしない様にアヤに話をするのだが、

ここでマサツグは何か唸って見せる様子を…


「…うぅ~ん…いや…でも……そう…だよな?…」


「ッ!…マサツグさん?…」


と言うのもマサツグはそのモツの言葉に引っ掛かった様子で、

腕を組み目を閉じ悩む素振りを露わに!…

何なら気分は何処かの探偵とばかりに顎に手を当て!…

唸りながらも一旦はモツの言葉を肯定する…

しかしやはり何か違和感が有る様子で煮え切らないそんな反応を見せていると、

そんなマサツグの様子にモツも反応!…一体如何した?とばかりに若干戸惑う!…

それは余計な事を言うのか?と言った具合に警戒もしている様子で…

と、その予感は的中して行き!…マサツグは結論が出たのか!…

その本人を前にして自身の結論を話し出すと、モツとアヤを動揺させる!…


「……多分モツは怒らせるとかなり怖いぞ?…」


「ッ!?…ちょ!?…いきなり何を!?…」


「ッ!!…そ、それってどんな!?…」


__ッ!?……


それはモツの言う事を途端に否定!…

モツは怒らせると怖い!と本気で悩んだ具合に話し出し!…

そのマサツグの発言を聞いてモツも途端に困惑する反応を見せると、

勿論とばかりにツッコミを口に!…一方でアヤがその話に何故か食い付き始める!…

それは興味がある!と言った様子で目をキラキラとさせながら迫って行くと、

マサツグだけでなくモツの事も戸惑わせ!…

しかしマサツグはその問い掛けに対して律義に返事!…

あくまでも自身の結論である事を口にすると、その理由を語り出す!…


「…え?…い、いやぁ…別に大した事じゃないんだが…

実は俺も本気でモツが怒っている所って見た事無いんだよな?…」


「ッ!…え?…じゃあ?…」


「でもほら良く言うだろ?…普段怒らない人間が怒ると本当に怖いって?…

だと俺は思うんだよなぁ?…」


そのマサツグの結論と言うのも確証は持っていない様子で、

何なら自分もモツが怒って居る所を見た事が無い!と…

となるとそんな返事が帰って来た事でアヤは当然戸惑い出し!…

一体如何言う事?と…その意味が分からない様子でマサツグに言葉を零して行くと、

マサツグはある言葉を!…モツはそれに当て嵌まる事を続けて話す!…

と言うのもマサツグ曰く見た事が無いから怖い!と…

モツの事を未知数の様に語って行くと、

それを聞いてモツもホッとした様子で苦笑いをし!…

それは余計な事を言い出さなくて良かった!と…


「ッ!…おいおい!…確かにヤブの前で本気で怒った事は無いけど…

俺だって怒る時は怒る…」


「いや!…本ちゃんは怒らせると怖いね!…

…まぁ、友達って言っても3年位の付き合いだけど…

これだけは何か確証が有る!…本ちゃんは怒らせない方が良い!!…」


「……人をまるで爆弾の様に言うんじゃないよ全く!!…

そしてアヤも何でそんなに興味津々なんだ?…」


「うぇ!?…い、いや…ただ何と言うか……ッ…ッ~~~~……」


そして自分も会話に参加!…

そこで普通!とさもツッコミを入れる様に言葉を口にして行くと、

ここでマサツグが更に否定を!…何故か頑なな姿勢を露わにする!…

それは明確な物では無いのだがここに来て自身の確証を持ち出すと、

アヤに忠告を口にして行き!…

と、そんなマサツグの様子にモツはもはや呆れてしまい!…

それでも律義にツッコミを!…そして改めて何故先程から?と…

その様に興味を持っているのか?について尋ねて行くと、アヤは顔を赤くする!…

そして小さくなるよう黙ってしまう!…

となるとそんなアヤの様子にモツも分かって居ない様子で更に疑問を持って行くと、

アヤの事を呼び続け…


「…ッ?…アヤ?…アヤ?…ア~ヤ~?…」


{…何だろう?…何でこの二人の様子を眺めながらコーヒーを飲むと…

とんでもなく甘い味がするのだろう?…

俺…コーヒーに砂糖を入れた覚えは無いのだが?…}


しかし幾ら呼んだ所でアヤは一切返事をせず、寧ろ呼ばれる度に小さくなり!…

となるとその様子を傍から見て居る者としても何か甘ったるい…

何故かその時口にしているコーヒーの苦みが消えてなくなり!…

無駄に口の中で砂糖を詰め込まれた様な甘さを感じて行くと、各々疑問を!…

そして二人の事を微笑ましい!とばかりに見詰め続ける!…


…と言うのが約五日前の話であり、

アヤはそれを思い出してはマサツグが言っていた事は本当!と…

と、その一方でシュタインは体が思う様に動かせず仕舞いであり!…

モツの足止めすら困難に!…

何なら自身の体の感覚すら無くなった様なそんな違和感を感じていると、

次にはモツがシュタインを簡単にパリィ!…そこからオマケで蹴りも入れる!… 


__ギュン!!!…ガイイィィィン!!!!…


「ッ!!!…グハァ!!!…」


「ッ!!!…シュタイン!!!!……ッ!?…」


それは一瞬の出来事でこれが初めてとなるシュタインへのダメージ!…

ガチガチに固めた装備も無駄!と…

その際鎧をも貫く様に防御無視の蹴りでシュタインの事を吹き飛ばして行くと、

ダグレスもハッと気が付いた様子で慌てる!…

そして自身の守りが手薄になった事を悟って行く!…

それは決して蹴られたシュタインを心配する事は無い様子で…

モツが未だに自身を睨んで居る事に気が付いて行くと、途端に青ざめ始め!…


__ギンッ!!…ッ!?…


「く、来るなぁ!!…来たらコイツを!!…ッ…ッ~~~!!!…

…クソ!!…何で動かないんだ!?…」


__スゥ…ギュン!!!…ッ!?…ッ~~~!!!……


先程の様子から一転!…

アヤを人質に取って何とか自分だけでも助かろうとして見せるのだが、

以前自身の体は自由に動かず!…となると更に慌てて藻掻き!…

だが藻掻いた所でどうにもならず!…モツはダグレスに殺気を剥き出し!…

今にもその首を刎ねん!とばかりに剣を構えると、

次にはダグレスの前から姿を消す!…

するとダグレスも途端に怯えた様子で目を閉じる!…

それは自身の死を悟った様な反応でもあるのだが、

次に恐る恐る目を開けるとそこは何ともなく!…


「……ッ?…え?…あ、あれ?…何とも、ない?……ッ!?…」


__ヴゥワァッサ!!…バタバタ!…ギュウウゥゥゥ!!!…


「…モ、モツ?…」


幾ら自身の身の周りを見回しても怪我は無く、何ならいつの間にか動ける様に!…

と、ここで捕まえて居た筈のアヤが居ない事にもふと気が付いて行き!…

一体何処に行ったのか?と…

辺りを見回しその際背後から不穏な気配を感じて振り返ると、

そこで大事そうにアヤを抱えるモツの姿が!…

絶対に放さない!とばかりに抱え込む男モツの姿を見つけて行く!…

するとアヤも自身が助け出された事に気が付いたのか、

アヤは恐る恐るモツの名前を呼び!…

となるとモツもその呼び掛けに対してピクッと反応!…

次には自身が助けたアヤの顔を覗き込み!…

不安そうにするアヤの顔を確認すると、モツは徐に言葉を!…


「……この…」


「ッ!…え?…」


「この!!…大馬鹿野郎!!!…一体何を考えているんだ!!!!…

突然謝り始めたかと思えば自分を犠牲にしてまで隙を作ろうとしやがって!!!!…

何でそんな無茶をするんだ!!!!…何でそんなにあの剣に執着するんだ!!!!…

勝手に一人で背負い込むんじゃねぇ!!!!…ちゃんと説明をしろぉ!!!!…

…俺達!!…仲間だろうが!!!……もし…アヤが死んだら!!…

俺!!…俺!!!…」


__ッ!!…ッ…ッ~~~~!!!!…


それは溜める様にしてポツリと零し!…

アヤもそのモツの言葉を聞いて更に戸惑った様子で返事をすると、

次にはモツが怒りを爆発!…まずはアヤに対して説教をする!…

それはアヤの考えが読めて居た様子で話しをし出すと、

二度とするな!とばかりに声を上げて怒鳴り!…

と、同時に説明不足についても言及して行き!…

最後にはアヤを失うのが怖かった!と…

思わずポロポロとアヤが見ている中で涙を零して見せると、

アヤもそんなモツの説教と様子を見てハッ!と…釣られて大粒の涙を零し始める!…

それは自身の浅はかな行動で大事な物を!…

失って居たかも知れない事をふと悟るとどうしても涙が止まらず!…

一方でモツはアヤが無事である事にとにかく安堵して行き!…

しかし勿論その怒りの炎は消えて居らず!…

アヤを抱えたまま静かに更なる炎の燃え上がり様を感じて行くと、

ダグラスに殺意を!…ここから反撃の狼煙をあげようとするのであった!…

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貧乏大学生の探索者はダンジョンに潜り、全てを覆す。 ~あらすじ~ 世界に突如出現した異次元空間「ダンジョン」。 そこから産出される魔石は人類に無限のエネルギーをもたらし、アーティファクトは魔法の力を授けた。 しかし、その恩恵は平等ではなかった。 富と力はダンジョン利権を牛耳る企業と、「属性適性」という特別な才能を持つ「選ばれし者」たちに独占され、世界は新たな格差社会へと変貌していた。 そんな歪んだ現代日本で、及川翔は「無属性」という最底辺の烙印を押された青年だった。 彼には魔法の才能も、富も、未来への希望もない。 あるのは、両親を失った二年前のダンジョン氾濫で、原因不明の昏睡状態に陥った最愛の妹、美咲を救うという、ただ一つの願いだけだった。 妹を治すため、彼は最先端の「魔力生体学」を学ぶが、学費と治療費という冷酷な現実が彼の行く手を阻む。 希望と絶望の狭間で、翔に残された道はただ一つ――危険なダンジョンに潜り、泥臭く魔石を稼ぐこと。 英雄とも呼べるようなSランク探索者が脚光を浴びる華やかな世界とは裏腹に、翔は今日も一人、薄暗いダンジョンの奥へと足を踏み入れる。 これは、神に選ばれなかった「持たざる者」が、絶望的な現実にもがきながら、たった一つの希望を掴むために抗い、やがて世界の真実と向き合う、戦いの物語。 彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。 テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。 SF味が増してくるのは結構先の予定です。 スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。 良かったら読んでください!

俺の召喚獣だけレベルアップする

摂政
ファンタジー
【第10章、始動!!】ダンジョンが現れた、現代社会のお話 主人公の冴島渉は、友人の誘いに乗って、冒険者登録を行った しかし、彼が神から与えられたのは、一生レベルアップしない召喚獣を用いて戦う【召喚士】という力だった それでも、渉は召喚獣を使って、見事、ダンジョンのボスを撃破する そして、彼が得たのは----召喚獣をレベルアップさせる能力だった この世界で唯一、召喚獣をレベルアップさせられる渉 神から与えられた制約で、人間とパーティーを組めない彼は、誰にも知られることがないまま、どんどん強くなっていく…… ※召喚獣や魔物などについて、『おーぷん2ちゃんねる:にゅー速VIP』にて『おーぷん民でまじめにファンタジー世界を作ろう』で作られた世界観……というか、モンスターを一部使用して書きました!! 内容を纏めたwikiもありますので、お暇な時に一読していただければ更に楽しめるかもしれません? https://www65.atwiki.jp/opfan/pages/1.html

魔力ゼロの英雄の娘と魔族の秘密

藤原遊
ファンタジー
魔法が支配する世界で、魔力を持たない少女アリア・マーウェラ。彼女は、かつて街を守るために命を落とした英雄的冒険者の両親を持ちながら、その体質ゆえに魔法を使えず、魔道具すら扱えない。しかし、彼女は圧倒的な身体能力と戦闘センスを武器に、ギルドでソロ冒険者として活動していた。街の人々やギルド仲間からは「英雄の娘」として大切にされつつも、「魔力を捨てて進化した次世代型脳筋剣士」と妙な評価を受けている。 そんなある日、アリアは山中で倒れていた謎の魔法使いイアンを助ける。彼は並外れた魔法の才能を持ちながら、孤独な影を背負っていた。やがて二人は冒険の中で信頼を深め、街を脅かす魔王復活を阻止するため、「カギ」を探す旅に出る。 しかしイアンには秘密があった。彼は魔族と人間の混血であり、魔王軍四天王の血を引いていたのだ。その事実が明らかになったとき、アリアは「どんな過去があっても、イアンはイアンだよ」と笑顔で受け入れる。 過去に囚われたイアンと、前を向いて進むアリア。二人の絆が、世界を揺るがす冒険の行方を決める――。シリアスとギャグが織り交ざる、剣と魔法の冒険譚!

『山』から降りてきた男に、現代ダンジョンは温すぎる

暁刀魚
ファンタジー
 社会勉強のため、幼い頃から暮らしていた山を降りて現代で生活を始めた男、草埜コウジ。  なんと現代ではダンジョンと呼ばれる場所が当たり前に存在し、多くの人々がそのダンジョンに潜っていた。  食い扶持を稼ぐため、山で鍛えた体を鈍らせないため、ダンジョンに潜ることを決意するコウジ。  そんな彼に、受付のお姉さんは言う。「この加護薬を飲めばダンジョンの中で死にかけても、脱出できるんですよ」  コウジは返す。「命の危険がない戦場は温すぎるから、その薬は飲まない」。  かくして、本来なら飲むはずだった加護薬を飲まずに探索者となったコウジ。  もとよりそんなもの必要ない実力でダンジョンを蹂躙する中、その高すぎる実力でバズりつつ、ダンジョンで起きていた問題に直面していく。  なお、加護薬を飲まずに直接モンスターを倒すと、加護薬を呑んでモンスターを倒すよりパワーアップできることが途中で判明した。  カクヨム様にも投稿しています。

現実世界にダンジョンが出現したのでフライングして最強に!

おとうふ
ファンタジー
2026年、突如として世界中にダンジョンが出現した。 ダンジョン内は無尽蔵にモンスターが湧き出し、それを倒すことでレベルが上がり、ステータスが上昇するという不思議空間だった。 過去の些細な事件のトラウマを克服できないまま、不登校の引きこもりになっていた中学2年生の橘冬夜は、好奇心から自宅近くに出現したダンジョンに真っ先に足を踏み入れた。 ダンジョンとは何なのか。なぜ出現したのか。その先に何があるのか。 世界が大混乱に陥る中、何もわからないままに、冬夜はこっそりとダンジョン探索にのめり込んでいく。 やがて来る厄災の日、そんな冬夜の好奇心が多くの人の命を救うことになるのだが、それはまだ誰も知らぬことだった。 至らぬところも多いと思いますが、よろしくお願いします!

異世界にアバターで転移?させられましたが私は異世界を満喫します

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ナノハは気がつくとファーナシスタというゲームのアバターで森の中にいた。 そこからナノハの自由気ままな冒険が始まる。

収奪の探索者(エクスプローラー)~魔物から奪ったスキルは優秀でした~

エルリア
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HOTランキング1位ありがとうございます! 2000年代初頭。 突如として出現したダンジョンと魔物によって人類は未曾有の危機へと陥った。 しかし、新たに獲得したスキルによって人類はその危機を乗り越え、なんならダンジョンや魔物を新たな素材、エネルギー資源として使うようになる。 人類とダンジョンが共存して数十年。 元ブラック企業勤務の主人公が一発逆転を賭け夢のタワマン生活を目指して挑んだ探索者研修。 なんとか手に入れたものの最初は外れスキルだと思われていた収奪スキルが実はものすごく優秀だと気付いたその瞬間から、彼の華々しくも生々しい日常が始まった。 これは魔物のスキルを駆使して夢と欲望を満たしつつ、そのついでに前人未到のダンジョンを攻略するある男の物語である。

【完結】元ゼネコンなおっさん大賢者の、スローなもふもふ秘密基地ライフ(神獣付き)~異世界の大賢者になったのになぜか土方ばかりしてるんだがぁ?

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【Hotランキング3位】  ゼネコンで働くアラフォーのおっさん、多田野雄三は、ある日気がつくと、異世界にいた。  見覚えのあるその世界は、雄三が大学時代にやり込んだVR型MMOアクションRPGの世界で、当時のキャラの能力をそのまま使えるらしい。  大賢者という最高位職にある彼のやりたいことは、ただ一つ。スローライフ!  神獣たちや気がついたらできていた弟子たちと共に、おっさんは異世界で好き勝手に暮らす。 「なんだか妙に忙しい気もするねぇ。まあ、楽しいからいいんだけど」

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