どうしてこうなった道中記-サブスキルで面倒ごとだらけ-

すずめさん

文字の大きさ
661 / 976
-第七章-ウィンタースノー連邦-霊峰ウルフハウリング・後編~デグレアント帝国・前編-

-第七章七十五節 ミサカの不安と終わらない事件!と炊飯器のコア-




無事第三大都市[バイオシア]を攻略した事で各々は一旦休憩!…ここまでで五日の

日数が過ぎ!…リーナの結婚式まであと二日と言った所では有るのだが、それでも

ミサカ達は然程慌てず!…いや寧ろここまで好調!と言った安堵感を露わにすると、

ここでマサツグやハンドレットに声を掛ける!…と言うのもここで改めて覚悟の

確認を取ろうと思ったのだろうか、その二人を呼んだ場所にあの研究所の屋上を

指定し!…


「……っで、如何して急にこんな所に?…ここに何がある…って、ッ!…」


「ッ!…あれは……なるほど?…

何と無く言いたい事は理解出来たかと…」


当然ミサカに呼ばれた事でマサツグとハンドレットは屋上に!…そしてミサカが

とある方を見つめて居る姿を見つけて行き!…マサツグがそんなミサカに向かい

一体何事?と言って声を掛けると、そこでミサカが見ている物を目にする!…

と言うのもそこには遠方ながらももう一つ大都市が!…その奥には城らしき物が

建っているのも見つけて行く!…するとそれを見てマサツグが思わずビックリした

様なそんな反応を露わにすると、ハンドレットもそれを見て思わず驚きを露わに!…

だが次にはミサカの言いたい事を理解した様子で!…分かった!と言った返事?を

ミサカに返してミサカの反応に気を向けると、ミサカもクルッと振り向くなり声を…


「…来てくれてありがとう!…

…漸く…五日掛けてここまで来れた!…」


「…アレが、デグレアントなのか?…」


それは少し物思いにふける様な表情をして居り…来てくれた二人に対してまずは

お礼の言葉を口にすると、まるで感慨深い様な!…漸くここまで辿り着けた事を

口にする!…そしてまたチラッとその遠方に見える大都市の様子に目を向けて

行くと、マサツグも改めて確認をするよう言葉を口に!…と言うのも今見えている

あの大都市はデグレアントなのか?と…するとミサカではなくハンドレットが

返事をし出し!…


「…えぇ…かの邪知暴虐じゃちぼうぎゃくの王が居るとされている居城!!…

アレが[デグレアント]!!……決戦の日は近いと言う事ですね!…」


その大都市を睨んで静かに怒りを露わにすると、もう直ぐ相まみえる事になる!と

漏らしながらギュッと拳を握って見せ!…それは散々苦汁を舐めさせられた!と

ばかりの反応で有り!…何なら歯をも食い縛る様子を!…とにかく遂に決戦の日が

近付いて来ている事をヒシヒシ!と…感じる様子を露わにすると、マサツグも

ハッとした様子でその大都市を見詰める!…遂に間近である事を感じて行く!…

そして三人がジッと大都市を見詰めて固まって居ると、一方でその視線を下に

向けるとそこには一緒にここまで戦って来てくれた仲間達が!…


__ワイワイ!!…ガヤガヤ!!…ワイワイ!!…ガヤガヤ!!…


ある者達は玉座の修復に取り掛かっており、またある者達はあの空飛ぶ炊飯器を

取り囲んで何か企んでいる様子を見せ!…と、まさに十人十色の様子で有り!…

各々最終決戦に向けての準備をし続け!…宛らそれはお祭り前夜!と言った具合に

皆が和気藹々としながらあぁ~でも無いこぉ~でも無いとやって居ると、

その光景を眼下にミサカが徐に二人へ話を切り出す!…と言うのもここまでやって

来たその覚悟の有無について突如質問を口にする!…


「…さて!!…ここまで来て今更引き返すなんて言うのは無しだからね?…

…改めて確認をしたいんだ!…ここからは当然総力戦!!…

有るのは勝つか負けるかの二択だけ!!…

恐らく引き分けなんて言う生易しいモノは存在しない!!……理解出来てる?…」


と言うのもそれはもう逃げられない!と言う様に改めて逃げ場がない事を話して

行くと、ここからが本当の戦争になるであろう事を口に!…その際引き分けと

言ったモノは決してない!とミサカは語り…有るのは勝つか負けるかだけである!

と更に続けてある意味で危機感を煽る言葉を話して見せると、理解が出来て居るか?

を尋ねて行く!…改めてその覚悟を問い質す!…それは自分達は出来て居る!と

言った様子で話して見せると、その質問をされた事でマサツグとハンドレットも

ピクッと反応!…


「…ッ?…何を今更?…これは元々俺の喧嘩だったんだぜ?…

今更逃げるなんて事する訳がねぇ!!…やっとここまで来たんだ!!!…

そのボンクラ王の横っ面に2~3発叩き込まねぇと気が済まねぇ!!!…」


「…私も!…私も乗り掛かった舟だから今ここに居ますけど…

だからと言って逃げる気はサラサラありませんよ?…

…これは一種の聖戦です!!…ここで我々が負ける様な事が有れば!!…

また罪のない者達が傷付く!!…だから今こうして戦っているのです!!…」


ミサカの質問に対して何を馬鹿な!?と…二人は揃って一切怖気ずく様子を

見せる事無く!…寧ろ好戦的にマサツグが若干の怒りを露わにして見せると、

徐にスッと拳を握る!…と、隣でハンドレットも覚悟を話す!…それこそ

イベントだからと言う事で最初は何も考えて居なかった事を口にするが、

今は違う!と…明確な目的を持った様子で!…この戦いにおいて不退転を

決める事を続けて話すと、それを聞いたミサカはジッと二人を見詰めたのち安堵!…

更に話しを続けて行く!…


「………ッ…ふぅ…いや、ごめんなさい!…

…こういう場面で良く逃げる子達が居たから…つい…」


「ッ!…ッ…」


二人の精悍な顔付きを見て何か一人信用した様なそんな表情を浮かべると、

次には一息を吐いて謝罪!…と言うのも何故こんな質問を今更したのか?と

言う話なのだが!…それは何か過去に遭った様な!…それを思い出した様子で

何か不安になった事を話して行くと、それを聞いたマサツグとハンドレットも

ハッ!と…思わず納得する様なそんな反応を露わにする!…そして二人揃って

何も言えずに固まって居ると、一方でミサカも更に話を続けて行き!…


「…誰だって負けたくないからね?…

だから生き延びる為に逃げるのも立派な戦略!…

でもそこに残された者達の事も考えると!…

やっぱりある程度の覚悟を確認したくなって!…

…試す様な事をして…ゴメンッ…」


「……ミサカ…」


それは彼女にとって軽いトラウマと化しているのか?…その時に居たであろう

冒険者プレイヤー達の責める事を無く、それも一つの戦略である事を自分でも認める様子で

言葉を口にするのだが…それでも残られた者達からすれば恐怖でしかない!と…

さも自分がその被害者であった様に!…今になってそれを思い出し確認をせずには

居られなかった様子で話しをすると、再度こんな事を聞いた事に対して謝罪!…

俯きプルプル!と震えて見せる!…するとそんなミサカの様子にマサツグ達も

更に何も言えなくなり、ミサカの名前だけを口に!…となると辺りは一気に

お通夜ムードになり!…何とも気不味い雰囲気になってしまうと、そこへ

その空気を一変させる様にある者達が!…それこそ急いだ様子で姿を現す!…


__ダッダッダッダッ!!!…バアアァァン!!!…ッ!?…バババッ!!!…


その際一気に階段を駆け上がって来た様に足音が聞こえると、次には屋上の扉を

蹴破って来たのか!…扉はけたたましい音を立てて勢い良く開き!…となると

当然その荒々しい音にマサツグ達も途端に驚き!…慌てて振り返り武器を構え!…

勿論と言った様子で警戒の反応を露わにするが、そこに居たのは何とオリハ!…

この時息を切らしている姿を目にして行く!…それこそ膝に手を突き上半身で

息をするよう軽く体を動かす様子を目にするが、オリハは急いだ様子で息も

整わないままに話しを切り出し!…


「ゼェ!…ゼェ!…ちょ、ちょっと良いか!?…」


「ッ!?…な、何!?…急に如何したんだ!?…」


と、当然そんなオリハの様子を見てマサツグ達も落ちつける筈が全然無く!…

やはり慌てたままの様子で話を聞き!…オリハの意を汲んで何があったのか?を

マサツグ他戸惑った具合に尋ねて見せると、オリハも一度大きく息を吸い込む!…

そして辛そうにしながらも慌ててここまで来た理由について話し始める!…

それは息苦しい!と言った表情をマサツグ達に見せると、トンデモナイ事実が

分かった事を口に!…


「ッ~~!!!…ダハァ!!!…はぁ!…はぁ!…

…あ、兄さんが追われてたアレ!!!…」


「ッ!…あ、あぁ…あの空飛ぶ炊飯器な?…アレが如何し?…」


それは如何やらマサツグが追われていたあの空飛ぶ炊飯器の事であるらしく、

オリハは落ち着かない様子でアレと言い!…と、そんなオリハの言い様に

各々も勿論戸惑いつつ!…それでもマサツグは察せた様子で炊飯器!と…

やはり正式名称が分かっていない様子で同じくアレとばかりに返事をすると、

それが如何した?と言葉を続けようとするのだが!…しかしそれを最後まで

言い切る事は決してなく!…オリハが遮る様に慌てた様子で更に言葉を口に

し出すと、不可解な言葉を並べ!…


「パ、パパパ!…!!…」


「…ッ?…パロット?…」


と言うのもまるで錯乱でもしている様に!…しかしそれでも最後の最後で

ちゃんとした単語を口に!…と、その際オリハが言った単語と言うのは

[パロット]と言う言葉で!…となると余計に空飛ぶ炊飯器と結びつかず!…

各々も余計に困惑する様なそんな反応を露わにすると、ミサカが首を

傾げながら復唱!…さも更に詳しい説明を求めるよう零して見せる!…

するとオリハもその言葉を聞いて漸く一回呼吸を落ち着かせようとして

見せると、改めて何が言いたいのか?を話し!…


「ッ~~~!!!…アレに!!…が!!…乗ってた!!!…」


しかしやはり落ち着かない様子で如何にも言葉が途切れ途切れ!…だがそれでも

今度はしっかりと伝わった様子で、オリハが言い直して[パロット]ではなく

[パイロット]!と…つまり搭乗者が存在していた事を明かして行くと、何なら

その搭乗者も見つけた様なそんな口振り!…となるとそれを聞いた面々は改めて

驚きを露わにする!…中でも特にマサツグが動揺を隠せない様子で戸惑って

見せると、その息を切らすオリハへと徐に近付き!…


「ッ!?…ちょ!?…はぁ!?…ちょ、ちょっと待て!!…

た、確かに人が乗って居そうではあったけど!!…

パイロットって如何言う!?…おいオリハ!?…」


「ッ~~~!!!…ゲッホゴッホガッホ!!!…ッ~~~!!!…

ちょ、ちょっとユラさ!…ゲッホゲッホ!!…こ、呼吸が!!…」


当然更に詳しい話を聞こうとするが、オリハも息を切らしてい居る事で思う様に

返事が出来ず!…何なら肩を掴まれ揺さぶられる事で尚の事呼吸が出来なくなり!…

ただ咽るばかり!…何なら今は勘弁して!とマサツグに待った!を掛ける様子を

露わにすると、勿論そんなマサツグを止めに入る!…ハンドレットが羽交い絞めに

して仲裁に入る!…その際落ち着くよう声を掛けると、一旦オリハから引き剥がしに

掛かり!…


「ッ!?…ちょ、ちょっと待ってください!!…

それでは話せるモノも話せませんって!!…」


「ッ!?……ま、まぁ確かに!!…」


「だ、大丈夫?…一旦落ち着いて?…」


ヨタヨタとしながらオリハから1~2m後ろに下がり!…マサツグも突如羽交い

絞めにされた事で戸惑いつつ!…それでもハッと我に返るようハンドレットの

言葉を聞き入れた反応を露わにすると、徐々に落ち着きを見せて行く!…

一方で咽ているオリハに対してミサカが心配の言葉を掛けると、その際近寄り

オリハの背中を摩って宥め!…するとそれが功を奏した様子でオリハも徐々に

呼吸を整え!…次にはミサカに礼を言うよう!…手をスッと出してもう大丈夫!と

ジェスチャーを一つやって見せると、改めてマサツグに言葉を!…


「…ゲッホゴッホガッホ!!…ッ~~~!!!…

…ッ……あぁ~…と、とにかく!!…一旦来て見て欲しいんだって!!…

…って言うのも兄さんで無いと如何にも対処が出来ないって言うか…」


「ッ!…え?…なして?…」


何でもオリハがここに来た目的と言うのはただその報告をしに来ただけでは

なかった様子で、自分達では如何にも出来ないから助けて欲しい!と…

そしてそれを唯一対処出来るであろう者はマサツグしか居ない!と続けて語り!…

となるとマサツグもマサツグでいきなりそんな事を言われて勿論困惑!…

えっ?とばかりに戸惑った表情を浮かべて見せ!…何ならそのまま言葉にして

当然その理由についても尋ねて行くが、オリハはただ付いて来るよう言うだけ!…

とにかく急いだ様子を露わにする!…


「い、良いから!!…本当にヤバいんだって!!…

兄さんが出来なければ本当に如何しようも無いんだって!!…

さ、先に行ってるから!!!…」


__ババッ!!…ダッダッダッダッ!!!…シャアァ~~~……


「…えぇ~?…」


そしてマサツグ達を置き去りにしてまた一人慌てた様子で駆けて行くと、決して

案内をすると言った様子もなく階段を駆け下りる音を響かせ!…何ならその途中で

手すりを滑り台代わりにする事を思い付いたのか、途中からそんな滑っている音も

聞こえ!…となると置いて行かれたマサツグ達は状況が飲み込めずただただ困惑!…

困惑の言葉を零す事しか出来ず!…そのまま屋上で三人が立ち尽くし!…

その判断に如何しよう?と言った顔を見合わせる反応を見せて居ると、ふと一人が

話しを切り出し!…


「…ど、如何する?…」


「ど、如何すると言われましても……い、行くしか…」


この時先に話しを切り出したのは恐らく今回の件には無関係であろうミサカで有り、

マサツグを捕まえているハンドレットに如何する?と戸惑った様子でやはり声を!…

と、ミサカにいきなりそんな質問をされた事でハンドレットも勿論戸惑い!…

しかしそれでも一応返事を!…その問い掛けに対して戸惑いながらもやはり行くしか

ない事を口にすると、マサツグもそれを聞いて居た様子でピクッと反応!…次には

ハンドレットに声を掛ける!…


「…と、取り敢えず放してくんね?…もう落ち着いてるから…」


__ッ!!…スッ…ッ…グルングルンッ…グルングルンッ…


と言っても意見を言うとかではなくただ単に放してくれ!と、自身が正気に

戻っている事を口に!…するとハンドレットもそのマサツグの言葉を聞いた

様子でハッとして見せ!…と、そこで未だ情けなく拘束されているマサツグの

姿を見つけ!…慌てた様子でパッ!とマサツグの両腕の拘束を解いて行くと、

マサツグも漸く自由に!…そこで軽く両肩を回して見せる!…さてそうなると

あおのオリハからの頼みに対してもしそれが本当なら!…勿論そのまま放置すると

言う訳には行かず!…


「…はあぁ~…しゃ~ない!…

最後の最後まで面倒を掛けやがって!!……とにかく見て来るわ!…」


となると次にはマサツグが呆れた様子で溜息を一つ!…そして仕方がない!と

言葉を零し!…腰に両手を当て面倒臭そうに俯くそんな素振りも露わにすると、

やはり文句を留めて置く事は出来ない様子!…今度はあの空飛ぶ炊飯器に対して

面倒!と言葉を更に漏らす…しかしそれでも行く事を決意すると、二人を置いて

スッと屋上を後にしようと!…だがその最後で徐にピクッと何かに反応を示し!…

と言うのもピタッと足を止め!…クルッと徐にミサカの方へと振り向いて見せると、

去り際にこんな言葉を口に!…


「…ッ!…あ、あと俺は逃げる気なんてサラサラねぇから!!…宜しくな!!」


__ッ!!…ッ…ッ~~……シャアァ~~~……


それは最後の最後でミサカの不安を払拭する様に!…この時体半分は既に

階段の扉の向こうにへと隠れているが、それでも上半身だけはその扉から

覗かせる様にしてバランスを取り!…と、そんな状態で有りながらも徐に

ミサカへ向かいサムズアップ!…そして不敵に笑みを浮かべ!…

更に改めて参謀宜しく!とばかりに信頼をしている言葉を残してからスッと

その姿を消して見せると、それを見たミサカもハッ!と…次には驚いた様な

そんな表情を露わにする!…すると今度は何故かウルッと来るモノが在った

らしく、思わず一人俯き!…一方でマサツグも手すりを滑り台代わりに

滑って行き!…あっと言う間に一階!…そして研究所を出て件の炊飯器に

向かい歩いて行くと、そこで驚くべき光景を目にし!…


__ザッ…ザッ…ザッ…ザッ…ッ!?…


「…おいおいおいおい!!…」


研究所を出て約4~5分歩き!…自身を苦しめたその空飛ぶ炊飯器のシルエットが

見えて来ると、同時にその炊飯器に人だかりが出来ているのを目にして行き!…

と、そこから更に近付いて行く事でこれたまあるモノを目にする事に!…

と言うのもそれはあの空飛ぶ炊飯器を解体している真っ最中か?…無造作に

その炊飯器の装甲だったと思われるモノが転がっているのを目にしてしまうと、

更に動揺!…思わず言葉も出て来てしまう!…するとそんなマサツグの言葉が

耳に入ったのか!…次にはオリハらしき人影がピクッと反応を示すと、クルッと

振り向くなり声を掛け出し!…


「ッ!…あっ!…来た来た!!…コッチコッチィ~!!」


「ッ!…コッチコッチじゃねぇよ!!…一体何して!?……って、ッ!?…」


やって来たマサツグに向かい手を振り始め!…コッチコッチ!と早く来るよう

急かす言葉も口にすると、マサツグもそれに気が付いた様子で当然反応!…

次にはツッコミの言葉を漏らす!…それは当然何をしているのか!?と言った

様子でツッコんで行くと、無警戒に弄って大丈夫なのか!?と表情でも訴え!…

と、更に近付く事でその炊飯器の様子もこれまた分かり!…そこには装甲が

かなり剥がされた状態のあの炊飯器が!…何なら中身が見えており!…

そのマサツグを呼ぶに当たっての原因と思わしきモノの姿を見て取れると、

マサツグは更に驚き戸惑う事に!…思わず言葉を失ってしまう!…何故なら!…


__ヴゥ~ン!!…ヴゥ~ン!!…ヴゥ~ン!!…ヴゥ~ン!!…


更に近付いた事で分かった真実!…その炊飯器の中は淡い水色の光を放つと、

その光の中心に恐らくシロやハクと変わらない位の女の子が座っているのが

見られ!…何ならまだ完全に炊飯器の稼働も止まっていない様子で唸る様な

機械音を発し!…そしてドワーフ達もそんな有様である事から!…

作業を進めたくとも勧められない!…如何にしてここから少女を避けて作業を

するか?と言った悩む素振りを見せて居ると、一方でオリハがマサツグに

理解を求める!…呼んだ理由はコレ!と話す!…


「…これが兄さんを呼んだ理由!!…どう?…理解出来た?…」


「………。」


「…あぁ~…まぁ絶句するのも分かるんだけど…

このままだと可哀そうだから…なるはやでお願いね?…」


それこそオリハ自身も如何にかしたい所で有るのだろうが、これにはお手上げ!と

言った様子でマサツグに話し!…と、一方でそんな光景を見てマサツグは未だ

絶句しており!…と言うのもその炊飯器に搭乗口らしき物は何処にもない!…

つまりは完全にとして扱われていた!…或いはとして見られて

いた事がその光景から伺えると、オリハもそんなマサツグに対してさすがに

小馬鹿にする様な事は言わず!…寧ろ共感した様子で言葉を漏らす!…

しかしそれでもやはり自分でも如何にも出来ない事を口にすると、もう一度

マサツグを急かして行き!…と、次にはマサツグもハッと我に返り!…改めて

何故自分が呼ばれたのか?に疑問を持つと、オリハに質問を返して行く!…


「……ッ!?…い、いやいやいやいやいやいやいやいや!!…

だ、だからってなんで俺!?…俺だってそんな機械に強くねぇし!!…

寧ろこう言うのは今作業をしているドワーフ達の方が!!…」


その際当然戸惑いを隠せない様子で言葉を口に!…改めて状況は分かったにせよ!…

それでも何で自分が呼ばれたのか?が分からない様子で漏らして行くと、何なら

更にこういう事に疎い!とばかりに話しをし!…この時更にこのまま下手に手を出す

のも不味いのでは?と…自分達よりそう言うのに強そうなドワーフ達に任せる事を

これまた話すが、オリハはそれを良しとしない!…と、ここでその理由についても

さもマサツグのスキルが関係しているよう返事をする!…


「…まぁそれはそうなんだけど!!…

…確か兄さん…[伝説の魔物使い]…持ってたっしょ?…」


この時オリハもマサツグの言い分を一応は理解している様子で勿論返事!…

だがそれを抜きにしても出来ない様子で更に続け!…その理由にマサツグが

下手な魔物使いよりエネミーの扱いが上手い事を口にすると、それこそ

マサツグのスキル[伝説の魔物使い]を引っ張り出す!…何ならこれが関係して

いる!とばかりに確認を取る!…するとマサツグも突然そんな事を聞かれた事で

戸惑って見せるが、次には持っている事を肯定し!…


「…ッ?…何でまた?…確かに持っては居るが……ッ!?…」


「…そのまさかなんだよ!!…」


__ッ!?…チラァ~?…


と言うのも何でこんな事を聞かれたのか分からない!…一体何が如何関係して

いるのか?と一瞬悩みこそするのだ、次にはそれもハッと察した様子で表情が

変わり!…それこそまさか!?と言った具合に目を見開き困惑する!…すると

そんなマサツグの表情に対してオリハもやっとか!と言った具合に真剣に悩む

表情を露わにすると、マサツグの推測を肯定するよう言葉を口に!…となると

今度はその炊飯器の中の少女に対して!…マサツグが恐る恐る視線を向けて

安定の初手をして行くと、自分が呼ばれた理由を察し!…


「……あ…鑑定アプレェィザァル!…」


__ピピピ!…ヴウン!…

 -----------------------------------------------------------------------

 「大型飛行ガードロイド・サマンサ(生体ユニット)」  

 Lv.3

   HP 300 ATK 0   DEF 0

      MATK 0  MDEF 0


 SKILL

 家事洗濯 Lv.10 脳波操作 Lv.5
 -----------------------------------------------------------------------


マサツグが炊飯器の中の少女を見詰めながら初手をすると、それはキッチリと

モンスターとなっている様子でステータス画面が表示され!…何ならその少女の

ステータス画面にはふとツッコミ所が幾つか有り!…だがそんな事を気にしている

場合では当然なく!…体力も低く乱暴に扱えばそのまま昇天!…なんて事が起きる

可能性が見受けられると、周りの面々が手を拱いているのも理解!…思わず自分も

戸惑ってしまう!…と言うのもただでさえ自分達は高レベル!…何が因果で攻撃と

判定されるかが分からず!…となると結果事故死などが考えられ!…


{…なるほど?…

恐らく素手でエネミーに触るとテイム扱いになる俺に白羽の矢が立ったって所か!…

…オマケに持ってるのは[伝説の魔物使い]な訳だし?…期待は大!!ってか…}


__ジィ~~~~!!……ッ…


誰もが助けたくても助けられない状況であった事をこれまた理解すると、マサツグは

何故自分が呼ばれたのか?を理解し!…と、同時に自身がやらなくてはならない事も

理解して行き!…何ならマサツグに期待をするよう!…周りから刺さりそうな勢いで

視線が向けられているのを感じてしまうと、とても逃げ出せる様な状況では

なくなってしまう!…当然断れる雰囲気でも無くなってしまう!…とまぁそんな

雰囲気になった所でマサツグ自身逃げる筈も無い訳で、次には視線を感じつつ!…


「…はあぁ~…やるしか無いんだろ?…

失敗するつもりもないけど!…恨みっこなしだぜ?…」


__ッ!!…ゴクリッ!!……ザッ…ザッ…ザッ…ザッ……ッ!…ッ……


諦めた様子で一つ溜息を吐いてしまうと、直ぐに覚悟も決めて見せる!…真っ直ぐ

少女を見詰めて行き!…誰かが生唾を飲み込むそんな音を耳にするが、関係無い!…

マサツグは構わずゆっくりその少女に向かって近付き続ける!…すると先程まで

如何やって更に解体するか?で悩んでいたドワーフ達も反応をし出すと、マサツグに

視線を向け!…と、そんな視線を向けている間にもマサツグはその少女の前に!…

後は手を伸ばせば届きそうな距離になり!…マサツグもその中を覗き込む様にして

スッと自身の両手を入れて行くと、次にはまたもや難題が!…


__…ヒョコッ…スッ……ビィ~~!!!…ビィ~~!!!…


腰を落として中を覗き!…そこでまずは少女の状態を確認すると、如何やら

自分達と同じヘッドギアの様なモノを被らされて居るだけの様で!…

となるとそれを見てマサツグも何と無く察して行き!…余裕!と言った感じで

そのヘッドギアに向けてスッと手を更に伸ばすと、不意にその少女の頬に手が

触れる!…すると次にはけたたましい警告音が発せられる!…するとその警告音に

誰もがビクッと反応をすると、途端に武器を身構え始め!…


__ッ!!!…ジャキキキッ!!!…ざわ!!…ザワザワ!!…


〈…生体ユニットに、謎の異物が接触!…生体ユニットに、謎の異物が接触!…

直ちに係りの者は現場に!…生体ユニットの安全を確保してください!…〉


「ッ!?…だ、誰が異物じゃこのポンコツ~!!!…

驚かせやがって!!!…」


言わずもがなそれは急に動き出すのを警戒した様子!…何なら中には少女を

心配するざわめきも有り!…一方でその炊飯器からは中の少女に異常が有った!と…

更に続けて警告音を発せられると、マサツグは腕を突っ込んだまま文句を!…

逃げる事なく少女の救助に当たっていた!…さて町のど真ん中でピ~ピ~!と

警告音を発していると、更に人が集まり!…次第にそれは何かのイベントの様な!…

固唾を飲んで見守る重苦しい雰囲気になって行くと、マサツグも違う意味で苦戦!…

如何にも調子を狂わされるのであった!…

感想 63

あなたにおすすめの小説

いじめられっ子だった俺はダンジョンの現れた世界で最強能力【トランスフォーム】を駆使して無双する

TB
ファンタジー
その日世界にダンジョンが現れた。 いじめられっ子な俺は、その日ダンジョンの最奥へと落とされた。 それは、偶然なのか? それとも運命なのか? いきなり豹変してしまった世界を救う事は出来るのか? そして世界は俺を受け入れるのか?

おばさん冒険者、職場復帰する

神田柊子
ファンタジー
アリス(43)は『完全防御の魔女』と呼ばれたA級冒険者。 子育て(子どもの修行)のために母子ふたりで旅をしていたけれど、子どもが父親の元で暮らすことになった。 ひとりになったアリスは、拠点にしていた街に五年ぶりに帰ってくる。 さっそくギルドに顔を出すと昔馴染みのギルドマスターから、ギルド職員のリーナを弟子にしてほしいと頼まれる……。 生活力は低め、戦闘力は高めなアリスおばさんの冒険譚。 ----- 剣と魔法の西洋風異世界。転移・転生なし。三人称。 一話ごとで一区切りの、連作短編。 リーナ視点が主です。 ----- また続けるかもしれませんが、一旦完結です。 ※小説家になろう様にも掲載中。

ダンジョンのある生活《スマホ片手にレベルアップ》

盾乃あに
ファンタジー
進藤タクマは25歳、彼女にフラれて同棲中の家を追い出され、新しい部屋を借りたがそこにはキッチンに見知らぬ扉が付いていた。床下収納だと思って開けたらそこは始まりのダンジョンだった。  ダンジョンを攻略する自衛隊、タクマは部屋を譲り新しい部屋に引っ越すが、そこにもダンジョンが……  始まりのダンジョンを攻略することになったタクマ。    さぁ、ダンジョン攻略のはじまりだ。

ダンジョン発生から20年。いきなり玄関の前でゴブリンに遭遇してフリーズ中←今ココ

高遠まもる
ファンタジー
カクヨム、なろうにも掲載中。 タイトルまんまの状況から始まる現代ファンタジーです。 ダンジョンが有る状況に慣れてしまった現代社会にある日、異変が……。 本編完結済み。 外伝、後日譚はカクヨムに載せていく予定です。

ダンジョンを拾ったので、スキル〈ホームセンター〉で好き勝手リフォームします

ランド犬
ファンタジー
 異世界に転移した佐々木悠人は、召喚でも勇者でもなかった。ただ迷い込んだ先で見つけたのは、王都を望む郊外にひっそりと口を開けるダンジョン。足を踏み入れた瞬間、発動したスキルは ――〈ホームセンター〉 壁を張り替え、部屋を増やし、畑や牧場、カフェまで作れる不可思議な力だった。 気ままに始めたリフォームは、もふもふなネコミミ獣人の少女との出会いをきっかけに、思わぬ変化を呼び始める。 拡張され続けるダンジョンの先で、悠人が作り上げる“住める迷宮”とは――?

【完結】モンスターに好かれるテイマーの僕は、チュトラリーになる!

すみ 小桜(sumitan)
ファンタジー
 15歳になった男子は、冒険者になる。それが当たり前の世界。だがクテュールは、冒険者になるつもりはなかった。男だけど裁縫が好きで、道具屋とかに勤めたいと思っていた。 クテュールは、15歳になる前日に、幼馴染のエジンに稽古すると連れ出され殺されかけた!いや、偶然魔物の上に落ち助かったのだ!それが『レッドアイの森』のボス、キュイだった!

異世界魔物大図鑑 転生したら魔物使いとかいう職業になった俺は、とりあえず魔物を育てながら図鑑的なモノを作る事にしました

おーるぼん
ファンタジー
主人公は俺、43歳独身久保田トシオだ。 人生に疲れて自ら命を絶とうとしていた所、それに失敗(というか妨害された)して異世界に辿り着いた。 最初は夢かと思っていたこの世界だが、どうやらそうではなかったらしい、しかも俺は魔物使いとか言う就いた覚えもない職業になっていた。 おまけにそれが判明したと同時に雑魚魔物使いだと罵倒される始末……随分とふざけた世界である。 だが……ここは現実の世界なんかよりもずっと面白い。 俺はこの世界で仲間たちと共に生きていこうと思う。 これは、そんなしがない中年である俺が四苦八苦しながらもセカンドライフを楽しんでいるだけの物語である。 ……分かっている、『図鑑要素が全くないじゃないか!』と言いたいんだろう? そこは勘弁してほしい、だってこれから俺が作り始めるんだから。 ※他サイト様にも同時掲載しています。

異世界に召喚されたけど、従姉妹に嵌められて即森に捨てられました。

バナナマヨネーズ
恋愛
香澄静弥は、幼馴染で従姉妹の千歌子に嵌められて、異世界召喚されてすぐに魔の森に捨てられてしまった。しかし、静弥は森に捨てられたことを逆に人生をやり直すチャンスだと考え直した。誰も自分を知らない場所で気ままに生きると決めた静弥は、異世界召喚の際に与えられた力をフル活用して異世界生活を楽しみだした。そんなある日のことだ、魔の森に来訪者がやってきた。それから、静弥の異世界ライフはちょっとだけ騒がしくて、楽しいものへと変わっていくのだった。 全123話 ※小説家になろう様にも掲載しています。