どうしてこうなった道中記-サブスキルで面倒ごとだらけ-

すずめさん

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-第九章-スプリングフィールド王国・再び編-

-第九章十七節 目的の会場とウェディング体験と気になるドレス-

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既にこの時点で内容が濃い三日目の出来事となっているが、

しかしこの話はまだ終わりを迎えず!…

と言うのもまだ四人のウェディング体験が控えており、

シロとハクもマサツグが起きた事で一旦は安堵!…

フィロとリーナもマサツグに怒られながらも!…

何とか復活した事でシュンとしながら同じく安堵して見せると、

ここからが本番!と…静かにやる気を漲らせる!…

尚一方でその披露宴会場の中では、

表が騒がしい事にスタッフ?達が若干の不安を抱えており!…

と言うのもまた空賊か!?と言った様子で戦々恐々としている様で…

となるとスタッフ達はその出入り口の扉をジッと見詰め!…

逃げたいのに逃げられない!…

何か嫌な予感がする様なそんな気分になっていると、

遂に目の前の扉が軋む音を!…

その瞬間スタッフ達は覚悟する!…しかし!…


__ガチャッ!!…ッ!?…ギイイイイィィィ!!…ッ~~~~!!!…


「「「たのもぉ~~~!!!」」」×3


「ッ!?…た、たのもぉ~~!!」


扉が開いてもう駄目だとスタッフ達が慌て出す一方、

次に聞こえて来たのはまるで道場破りみたいな掛け声であって!…

その中でも遅れて気弱と言うか困惑と言うか…

恐らく言い慣れていない様子で更に頼もう!と…

明らかに小さいお子様の声がスタッフ達の耳に届いて行くと、

その声を聞いたスタッフ達はハッと我に返るよう…

途端にん?と疑問を持った反応を見せる!…

そしてチラッと披露宴会場に入って来た者達の姿を恐る恐る確認すると、

そこには姫騎士に狼の幼女二人にメロンの狐!と…

更には何故かボロボロ?の成人男性の奇妙なパーティがそこに在り!…


「ッ!………ッ…え?…」


「ここが[うぇでぃんぐ体験]なるモノが出来る場所かや!!…

早速マサツグとわっちでその体験とやらをしたいのじゃが!!…」


勿論そのアンバランスなパーティを目にしてスタッフは更に困惑!…

パッと見だと一応冒険者達?である事は何と無く分かるのだが、

それにしても各々個性が強い様な?…特に一人だけ…

いや二人[人間]が混じっている事に思わず!…

この二人?と勝手にカップル判定をしていると、

フィロが先陣を切るよう言葉を!…その中にいるスタッフ達に確認を取る!…

何ならちゃっかり自分が一番!とばかりに!…

ウェディング体験の事を話して行くと、

リーナがそのフィロの言葉を聞き逃さなかった様子で途端に噛み付き!…


「ッ!?…な!?…おい貴様!!…勝手に順番を決めるな!!!…

…と言うか…その体形に合うドレスはあるのか?…」


それこそ自分も一番が良い!とばかりに負けん気を発動!…

勝手に決めるな!と文句を言い!…

フィロに反抗するそんな怒り様を露わにするが、

それもふと次には疑問の表情に変わってしまい!…

と言うのもフィロはチンチクリンでボイン!と…

ちょっとと言うかまぁアンバランスな体形をして居り、

となると今用意されて有るドレスを着る事が出来るのか?と…

その点についてリーナがん?とばかりに疑問を感じると、

思わずその事をまんま口にして行き!…

するとそのリーナの言い様にフィロもカチン!と…

当然の如く反応をして見せ、フィロもフィロで文句を返し!…


「ッ!?…にゃ!!…にゃ、にょおぉ~~~!?!?…

お、お主!!…わっちの事を愚弄して居るのか!!…

あれだけの数があるのじゃぞ!?…一着ぐらい合うモノが!!…」


「ッ!?…え!?……ッ…」


その際若干の動揺も露わにすると、フィロは問題無い!と文句有り気に言葉を!…

それこそ何故かスタッフでもないのに謎に断言をして見せ!…その理由に数!と…

結構な量のドレスが用意されて有る事を口にすると、それでもリーナはえっ?と…

それこそドレスが掛けられて有るハンガーラックの方へ視線を向ける!…

そして思わずフィロが着れそうなドレスがあるかどうか?を確認し出すと、

そんなリーナの反応にフィロはこれまた顔を真っ赤に!…

珍しく普段より感情を豊かにして必死になり!…


「ッ!?…ッ~~~!!!…こ、こやつ!!…トコトン馬鹿にしおってぇ!!!…

…そ、それにじゃなぁ!!…着飾る物等それ位用意をして!!……ッ!!…」


それは如何してもマサツグとウェディング体験をしたい!と、

そう言う思いからの怒りで有り!…

一方で勿論リーナもフィロを馬鹿にする気はサラサラなく!…

この時自身のやっている事にハッ!と…

今言われて気が付いた様なそんな反応を露わにすると、

慌ててフィロの方へ向き直る!…

するとそこで若干涙目になって顔を真っ赤にする!…

フィロの様子を目にしてしまう!…

となるとリーナとしても何か申し訳ない気分になって行くと、

次には反省をする様子を見せ…

しかしそれでもフィロの怒りが収まる事は決して無く!…何なら最終手段として…

何かヤバい事を口走りそうな必死具合を見せようとすると、

ここでふとハンガーラックの方に視線を!…と、そこである物を見つけてしまう!…


と、一方でそんな言い争いをする二人に…

やはりスタッフ達も戸惑い様を露わにするが、

一応自分達に危害を加えるモノではない!と…

何ならお客様であると言う事を認識すると、

次には気を取り直す様にして各々が仕事に戻って行き!…


「…コ、コホンッ!…お、お客様?…

こちらへは[ウェディング体験]をご希望に?…」


「ッ!…ッ!?…うぇえぇ!?…お、俺!?…

お、俺はまぁ……とりあえずリーナ達がしたいみたいで…」


その中でも一人が徐にマサツグの方へと寄って行くと、

改めてサービスを受けるかどうかの確認をし!…

と、この時やはりまだ動揺を隠せない様子でおっかなびっくり!…

何故かボロボロであるマサツグに対して確認の言葉を掛けて行くと、

マサツグも突如声を掛けられた事で同様に吃驚!…

何なら情けない様子を露わにする!…そしてその問い掛けに対して!…

戸惑いながらもマサツグはそんな気は無い様な返事をするのだが、

四人はする気満々である事を口に!…

となるとその返事にスタッフも困った様子を見せ!…


「ッ!…あぁ~…では相手の方は如何されましょうか?…」


「ッ!…え?…」


と言うのもマサツグがやらなければ誰がシロ達の相手をするのか?と…

勿論戸惑った様子でマサツグに尋ね!…

となるとマサツグもそんな質問をされた事で!…

これまた戸惑った様子を露わにすると、同時に言葉も漏らし!…

が、戸惑った所で当然話は全然進まず!…

一方でこの時シロとハクは用意されて有るドレスに夢中になっており、

フィロもその有るモノを見詰めてはピタッと固まって見せており!…

何ならリーナは反省から復帰すると今度はモジモジが復活!…

その際ハンガーラックに掛けられて有るドレスをチラッと一瞥すると、

その度に頬を赤らめる様子を見せ!…

と、これまた一方ではスタッフがマサツグに相手を頼むよう話しを進め!…


「[ウェディング体験]ですので、勿論お相手の方が居ない事には…

そして私共としても皆スタッフは女性ばかりで、お相手を務めるのは少々…

…で、ですのでぇ~…」


「…なるほど…分かりました…腹括ります…」


何故マサツグに頼むのか?と言うと勿論四人の目的は[ウェディング体験]!…

当然相手は決まっており、

その相手でないとこれまた勿論納得する筈が無いであろう事から!…

スタッフによるマサツグとの交渉が始まると、

それと無くマサツグに頼むよう!…

何ならやってくれるよう心の中でも祈り始める!…

因みにその四人の様子と言うのは傍から見ても一目瞭然な訳であり、

尚の事マサツグにお願いをし!…

となるとさすがの朴念仁のマサツグでも納得?出来たのか…

いやこの場合はスタッフさんの事情を察し!…

自分が人柱になるしかない!と…

ある意味で覚悟を決める様なそんな考えを持って行くと、

そのスタッフさんのお願いを承諾!…

するとスタッフさんも次には表情を明るくする!…


「ッ!…申し訳御座いません!…

…因みに段取りとしては軽い披露宴の流れに、模型によるケーキ入刀!…

そこからツーショット写真と言った流れになっております…

…ですがこの様子だと…恐らく時間が掛かります…よね?…」


「…ですねぇ~…」


その際明るくと言っても申し訳なさそう、

いや何方かと言うと苦笑いが正しいだろうか!…

とにかくマサツグに承諾して貰えた事で、次にはその体験の段取りの話に入り!…

何でも流れとしては一般的?な…別に現実世界にあっても違和感のない!…

至って普通の内容の様に聞こえて行くと、ここでふと問題がある様な!…

またスタッフさんが戸惑い様を露わにする!…

と言うのも一回の体験時間が長いらしく!…しかも同じ新郎が四回となると、

これまた更に時間が掛かる事が予想出来!…

故に時間の都合と言うかマサツグにその事を伝えると、

マサツグもそれを聞いてスッと納得!…それこそ容易に想像が出来たのか!…

その話を聞いて思わず戸惑い様を見せてしまうと、

スタッフさんもマサツグに配慮!…ある提案を続けて話す!…


「でしたらショートver.の方で行いましょうか?…

披露宴の流れを抜きにして、模型によるケーキ入刀!…

そしてツーショット写真と言った流れになりますが…」


何でもその提案と言うのもこの体験をする上で、

一番時間の掛かる部分を省いてしまうと言うモノで!…

それこそもっと簡単に言うと簡略化ver.!…

主な部分だけで話を進める事とし、思い出作りとしても然程影響が無い様に!…

スタッフさんがこうすれば?と流れでマサツグに提案を続けて話しをすると、

マサツグもそれを聞いてハッ!と…次には助かる!と言った様子で返事をする!…


「ッ!…あぁ~…だとするとそっちの方が良いかも知れない…

…もし披露宴の流れまでやると…あの奥に多分座るんですよね?…

…誰が隣に座るとかで揉めそうですし…」


その際寧ろその方が良い!とばかりに返事をすると、ふとある懸念を口にし始め!…

と、その懸念と言うのも恐らく!…

新郎新婦が座るであろう一番メインの奥の席の事を差して行き!…

一人一人やるには時間が掛かる!と…

故に四人まとめてやる場合、誰が新郎の隣になるのか!?…

さすがの朴念仁マサツグでもそれが争いの種になるであろう事が分かってしまうと、

マサツグは思わず遠い目を…

それこそこの時点で既に面倒臭い!と言った様子を見せてしまう!…

するとそんなマサツグの様子にスタッフさんもピクッと反応をして見せると、

次には同情をする様に苦笑いをし!…


「あ、あはははは……ッ…ではその手筈で…

では皆様方は一先ずドレスをお選びに…

そしてお相手様もどうぞこちらに…」


何ならスタッフさんからすればもはや笑うしか他になく!…

が、一方でとにかく段取りはこれで決まって行き!…

その手筈で進める事をマサツグに話し!…

話もまとまった事で更にシロ達にも声を掛けると、まずは衣装選びを勧め始める!…

そして新郎役であるマサツグにも移動するよう声を掛ける!…

となるとシロとハクもドレス選びで声を掛けられた事に嬉々とした反応を見せると、

素直にそのスタッフの案内に従い始め!…


__トテテテテテッ!!…コッ…コッ…コッ…コッ…


「…ハクちゃんハクちゃん!!…いよいよです!!…いよいよですよ!!!」


「はい、お姉様!!…先生の…お嫁さん!!…」


と、勿論体験なので本物ではないのだが!…

それでもシロは全く興奮を抑え切れない様子で尻尾をブンブン!…

頬を赤く染めては興奮し続け!…

その自身の隣を一緒に歩くハクにその興奮を伝えるよう言葉を漏らすと、

ハクもシロと同様に凄く興奮!…やはり尻尾をブンブンと振る!…

それこそその様子も微笑ましく感じられると、

そんな二人の様子にスタッフ達も思わずにっこり!とし…

一方で同じく案内されたリーナは見事に緊張!…

やはりこちらもさも本番!とばかりに…

まるでゼンマイ仕掛けのおもちゃの様!…

ぎこちない動きでスタッフの案内に従うと、

スタッフもそんなリーナの様子に苦笑い!…


__ギッコ!…ガッコ!…ギッコ!…ガッコ!……あ、あははは…


{…つ、遂にマ!…マママママサツグと!!…け、けけけ!!…結婚!!!…

た、たたた確かに!!…あくまでも体験ではあるが!!!…それでも!!!…

…あぁ~!!…私は今!!…今までにない位に緊張!!…動揺をしている!!!…

あの初めての任務の時より!!…師匠からの卒業テストより!!!…

それこそ今この時!!!…生涯で一番緊張をしている!!!!…

はたして私は上手くやれるだろうか!?…マサツグは!!!…

マサツグは私の事を見てくれるであろうか!!!…}


それこそこの時リーナは顔を真っ赤にして見せると、頭から蒸気を発しており!…

それは興奮やら気恥ずかしさやらその他諸々のせいであって!…

もはや思考はぐちゃぐちゃと言っていい程に纏まらず、

ただ自身の状況を何か実況する様な…

誰も聞いていないし何なら聞こえない!…

にも関わらず無我夢中に心の中で慌てに慌て続けてしまうと、

そこへ乙女ならではの不安を感じ!…とにかく色々と一杯一杯の心境になる!…

そして案内のままに更衣室の方へと向かって行くと、

その後方からこれまたフィロが神妙な様子を見せており!…


__カラコロッ…カラコロッ……ッ?…


それは何かずっと考え込む様にして歩いて居り、

その際その様子に思わずスタッフもえっ?とばかりに疑問を持ち!…

それこそ何をそんなに重く悩む事があるのか?と…

確かに今まで人が悩む様子と言うのはこの場だと幾度となく見て来たモノなのだが、

フィロの場合はその今まで見て来たモノとは大きく違い!…

と言うのも今まで見て来た悩む様子と言うのは、

ドレス選びやプランディングで嬉々としたモノが見られたのだが…

しかしフィロの場合はまるで事を物凄く重く見ている様な!…

何ならここだけ何か別空間の様に感じてしまう程に神妙!…

宛らこんな事をしている場合ではない様な!…

そんな様子にスタッフも思わず本当にこのまま進めてもいいのか?と…

疑問を感じてしまっていると、

一方でフィロはずっと悩み続ける様子を露わに!…


{…何故?…何故あれがここに?……あれはとうの昔に失われ…

…いや、考えすぎかもしれぬな…わっちの見間違いやも…}


__…チラッ?……ッ…


{…いや…やはり見間違いなどではない!…

あれはわっちがまだあの大陸に居た時に!…

…何故まだ残っているのか?と言った所じゃが……ふむ…}


この時ずっとその物を気にしては仕舞に記憶まで遡り始め!…

そして自身の見間違いとも考え出し、一度冷静になったよう!…

もう一度その物を見つけた場所へチラッと視線を向けて行くと、

そこにはやはり見間違い等では無い!とばかりにその物が!…

フィロの目に映りそこだけ色彩が違うかの様な存在感を露わにすると、

フィロもフィロで見間違いではない!と…改めてある事を認識して行く!…

そして忘れもしない様子でその物がある事に三度疑問を持ち出すと、

次第にその物に興味を持ち!…


と、それぞれが更衣室前に辿り着くとそこからは自由!…

まずはドレス選びの流れになり!…

自身が着たいドレスをハンガーラックから探し出す事になって行くと、

未だシロとハクはキャッキャと喜び!…リーナは更衣室前でマネキンと化す!…

そしてフィロもドレスを探す事になるのだが、

フィロは迷う事無くそのあるモノに向かって歩いて行き!…


__カラコロッ…カラコロッ……ッ…


「…一度これに袖を通してみたいのじゃが…構わぬかや?…」


「ッ!…え?…そ、其方ですか?…で、ですが?…」


この時先程から出ている[ある物]と言うのはドレスはドレスでもチャイナドレス!…

それも赤や金を基調とするフィロからすれば珍しく!…

恐らく絹で織られて有るであろう深い紫色のモノをジッと見ると、

さも懐かしそうにフッと笑い!…

すると次にはスタッフにこれを着たい!とお願いをし出す!…

となるとそのフィロのお願いを聞いてスタッフもピクッ!と反応をすると、

次には思わず戸惑った様子で言葉を漏らし!…

と言うのも何か不都合がある様子で口籠るのだが!…


「…皆まで言うな…分かって居る!…

…これは…これはこのような華やかな場所出来る物では無い故な?…」


しかしフィロはそんなスタッフに対して分かっている!と言葉を続け…

その理由にそのドレスがさもこの場に不相応である事を話し始めると、

それでもそのドレスを着たい!事を表情で訴え!…

その際その表情と言うのは何処か儚げでと言うか大人と言うか!…

とにかく何か意味深にフッと微笑む表情を露わに!…

するとそんなフィロの表情と言うか様子を見て思わずドキッ!と…

同じ女性でありながらまるで恋に落ちたよう!…

自身の胸を押さえてポッ!と頬を赤くするそんな様子を見せてしまうと、

だがそれでもそれを聞いても尚戸惑う反応を!…

と言うのもそのスタッフは別の事で悩んでいる様子を続けて見せる!…


「ッ!?…い、言え!…そう言う事ではなく!…そのぉ……ッ…」


「…何じゃ?…言うてみぃ?…」


それはとても伝え辛そうな感じでモジモジとすると、

更にはフィロの色香にやられた?様子で戸惑い様も露わに!…

すると一方でフィロもそれでも諦め切れないのか続けて質問を口に!…

では何故出来ないのか?と…単純に疑問を感じた様子で!…

その理由について怒る事無くスタッフに話せ!とばかりに言葉を掛けると、

スタッフはその言葉を聞いて更にモジモジ!…

だが次にはちゃんとその戸惑う理由について話をする!…


「ッ!……ッ…お、お客様の身長では…そのぉ…

ド、ドレスの丈が合いませんので…ッ…」


何でもそのスタッフが戸惑っていた理由と言うのは、

フィロの身長とそのドレスの丈が合わない!と言う事であり!…

と言うのもそのチャイナドレスは思いっきり!…

大人用のハンガーラックに掛けれて有って、一目で絶対に合わない事が判断出来…

故に要望に応えたいところでは有るのだが!…

如何しても出来ないが故に悩んでいた様子を…

これまたモジモジと露わにしながら申し訳なさそうに漏らして行くと、

フィロもそれを言われて漸く理解!…次にはピクッと反応をする!…そして!…


「ッ!…あぁ…うっかり失念して居ったわ!……どれ?…」


__シュウウウゥゥゥンン!!!……ッ!?…ッ!?!?…


その際今言われて気が付いた様に言葉を漏らすと、フィロは徐に目を閉じて行き!…

すると何かに集中するようジッとし始め!…その様子にスタッフもえっ?と…

また違う戸惑い様を露わにしてしまいそうになっていると、

一方でフィロの周りに何かが集まる様な!…妙な気配を感じ始める!…

と、同時にフィロもそれを自身の中に吸収するよう!…

更にジッとして見せると、その容姿を徐々に元の?大人の姿に変えて行き!…

となるとまた目の前で容姿が変わって行くフィロの姿にスタッフも驚き!…

今日一日で怯えたり驚いたり戸惑ったり!と…とにかく忙しい様子を見せ!…

驚きの余りフィロを見詰めたまま絶句する様子で固まって居たが、

そのフィロの変身もものの数分で終わり!…

次には大人の姿でフィロが確認を取り始める!…


「…如何でありんすか?…これなら問題無いでありんしょう?…」


「ッ!?…は、はい!!…た、確かに!!…

…ッ!!…で、では直ぐにご準備をしますので!…少々お待ちを!!…」


そこには見紛う事無き狐耳の絶世の美女が!…

顔はこの世の者とは思えない位に美形で整い、

バストもまるでよく言うメロンの様な物が二つ大きく実っており!…

と、そこから更に蠱惑的な腰の括れが服の上からでも見られて行き!…

そしてキュッと引き締まったヒップはまるで人を堕落を誘う様な!…

何ならそのヒップから生えているモフモフの九本の尻尾ですら!…

何か色香の様なモノを感じさせると、

スラリと流線型に伸びる美脚はもう暴力的な存在感を!…

まさにパーフェクトなボディがそのスタッフの目の前に存在しており!…

これまたそのフィロの姿に思わず見惚れる様な!…息を飲む程の美人にとにかく!…

時が止まったかの様にスタッフが固まって見せてしまうと、

若干の間を置いた後ハッと我に返る!…

すると次には慌ててこれなら!とフィロの要望に答え始める!…


__タッタッタッタッタッタッ!!…カチャッ!!…バサァ!!…


「…ではそれを持って来るでありんす…」


「ッ!!…は、はい!!…ただいま!!…」


それは誰にも取られる心配はないであろうが!…

それでも急ぎスタッフがドレスを回収をすると、

次にはまるで献上品であるかの様に傅きながらドレスを差し出し!…

と、そんなスタッフの様子に対してフィロも慣れた具合で言葉を口に!…

何ならそのスタッフをさも自身の侍女であるよう扱い始め!…

ドレスを受け取る事無く歩き出し!…

更衣室に向かい同時に持って来るようスタッフに声を掛けると、

そのスタッフもその役に成り切った様に!…

やはり慌てながらも返事をする!…

そしてフィロはスタッフを引き攣れ更衣室の中へと入って行くと、

そのチャイナドレスに着替え始め!…

すると一方ではシロとハクが悩んだ様子で言葉を漏らし!…


「…んん~…どれも可愛くて目移りしちゃいます!…

ハクちゃんは如何ですか?…」


「んん~…こっちも同じなのです!…

もういっそ誰かに決めて貰った方が…」


と言うのもいざ自分が着たいドレスとなるとやはり悩んでしまうモノで、

オマケに事が事だけに絶対に失敗はしたくない!となり…

そして用意されて有るドレスはどれもシロとハクにとっては魅力的で!…

故にどれが一番可愛いか決められず!…

あれやこれやと右往左往しながら悩みに悩んで見せて居ると、

スタッフとしてもそんな一生懸命な二人の間に入れず!…

ただジッと見守る事しか出来なくなる!…

しかしシロとハクもずっと悩み続けるだけでは無い様で、

次第に互いに意見を交換し合う様子を見せて行き!…

が、その際ハクがある事を思わずうっかり口に!…

それは自分達の他に誰か意見を求めると言うか…

いっそ城にまだ居た時と同様!…

コーディネート一式をお願いしたい様なそんな事をポロッと漏らすと、

突如その者はその言葉を聞き届けた様に!…

シロとハクの背後に現れて見せる!…


__バシュンッ!!!…ッ!?……ッ!…ッ?…


それこそ一体何処から話を聞いていたのか!…

こう言う話しとあれば黙っては居られない!とばかりに、

突如本当に姿を現し!…

と、その突然の人物の登場にシロ達を見守っていたスタッフも!…

勿論戸惑い様を露わにして行き!…

次には不審者!?と警戒をし始め、今すぐにでも通報ならぬ!…

船員に助けを求めよう!と隙を伺う様なそんな素振りを取って見せると、

一方でシロとハクもその背後に現れた気配に気が付いた様で!…

次にはクルッと振り向きその正体を確認する!…

するとそこにいた人物と言うのはオリハであり、

オリハは笑顔でシロ達の助けに来た!と…


「…そんな悩めるシロちゃん達の為に!!…オリハ叔母さん参上!!!…」


「「ッ!?…うわあぁ!?…」」×2


となると勿論このオリハの突然の登場に二人は驚き、声を上げて両手で万歳!…

それこそ本当に驚いた表情で目を見開きもして行き!…

そしてジッとその笑顔のオリハを凝視すると、

その驚く反応も長くは続かない様子で徐々に落ち着き!…

と、最終的には三人の間で微妙な空気が漂い始める!…

となるとシロとハクが徐々に落ち着き始めた事で!…

見守っていたスタッフもここでピクッ!と反応をすると、

一旦その様子を見守り!…と言うのも本当に知らない人物であったのなら、

今頃シロとハクは逃げている!と…故に一旦通報する事は止めて行き!…

まだ様子を伺う様にして依然警戒をして見せると、もしもに備えて構える!…

何ならとことんオリハの事を不審者扱いするようジッと監視を続けて行く!…

一方でそんなスタッフの様子に気が付いていないのか、

オリハはオリハで話を進め!…


「んん~そうねぇ?…

まず兄さんと結婚式を挙げる為のドレス選びってので既に大いに不服なんだけど…

それでもシロちゃんとハクちゃんの可愛さを十分に発揮するならこれとこれ!…

後はこれとこれとかぁ……ッ!…あっ!…こっちのこんな感じのも似合いそう!…」


と、ここで何様か!?とばかりに不満を口に!…

コーディネートする理由がマサツグ!と…

しかしそこは可愛いシロとハクの為!と思うと、

一人勝手に我慢をし始め!…

何なら貴重な体験!と言って興味と興奮が勝っている様子を露わにして行き!…

すると次には瞬く間にその子供用のハンガーラックからドレスを物色!…

あれやこれやと候補を決め!…その自身の腕に何着もドレスを抱え出すと、

嬉々とした様子を見せる!…一方でシロが改めて驚いた事を口にする!…


「オ、オリハ叔母さんが来ちゃった!…」


「…ハク…若干あの人が怖いのです!…」


それこそ本来オリハは眠りに行った筈で、

何ならそのハクのつぶやきも当然聞こえる筈が無かった訳で!…

しかし現にこうして悩み困っていると来ちゃった訳で!…

そのオリハの耳の良さ?…或いは第六感シックスセンスと言うべきか!…

とにかく駆け付けて来た事にシロは何度も瞬きをして見せ!…

未だ若干驚きを禁じ得ないで戸惑っていると、

一方でハクは思わずシロの後ろに隠れる!…

何なら身の危険を感じた様な恐怖をポロッと漏らしてしまう!…

その際オリハは味方であって!…

危ない人ではない!と言う事を重々理解をしては居るが、

それでもやはり今のはビビってしまうモノがある!と…

と、思わず何者なのか!?と言った具合に!…

次にはハクが警戒心を露わにして見せ!…

物色するオリハの事をジッと様子を見るよう凝視すると、

一方でオリハはやはり御構い無し!…

オリハはずっとシロとハクのドレスを物色し続けるのであった!…

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感想 63

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ハーデス 「ワシとこの遺跡ダンジョンをそなたの魔法で成仏させてくれぬかのぅ?」 俺 「確かに俺の神聖魔法はレベルが高い。神様であるアンタとこのダンジョンを成仏させるというのも出来るかもしれないな」 ハーデス 「では……」 俺 「だが断る!」 ハーデス 「むっ、今何と?」 俺 「断ると言ったんだ」 ハーデス 「なぜだ?」 俺 「……俺のレベルだ」 ハーデス 「……は?」 俺 「あともう数千回くらいアンタを倒せば俺のレベルをカンストさせられそうなんだ。だからそれまでは聞き入れることが出来ない」 ハーデス 「レベルをカンスト? お、お主……正気か? 神であるワシですらレベルは9000なんじゃぞ? それをカンスト? 神をも上回る力をそなたは既に得ておるのじゃぞ?」 俺 「そんなことは知ったことじゃない。俺の目標はレベルをカンストさせること。それだけだ」 ハーデス 「……正気……なのか?」 俺 「もちろん」 異世界に放り込まれた俺は、昔ハマったゲームのように異世界をコンプリートすることにした。 たとえ周りの者たちがなんと言おうとも、俺は異世界を極め尽くしてみせる!

【完結】元ゼネコンなおっさん大賢者の、スローなもふもふ秘密基地ライフ(神獣付き)~異世界の大賢者になったのになぜか土方ばかりしてるんだがぁ?

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【Hotランキング3位】  ゼネコンで働くアラフォーのおっさん、多田野雄三は、ある日気がつくと、異世界にいた。  見覚えのあるその世界は、雄三が大学時代にやり込んだVR型MMOアクションRPGの世界で、当時のキャラの能力をそのまま使えるらしい。  大賢者という最高位職にある彼のやりたいことは、ただ一つ。スローライフ!  神獣たちや気がついたらできていた弟子たちと共に、おっさんは異世界で好き勝手に暮らす。 「なんだか妙に忙しい気もするねぇ。まあ、楽しいからいいんだけど」

現実世界にダンジョンが出現したのでフライングして最強に!

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2026年、突如として世界中にダンジョンが出現した。 ダンジョン内は無尽蔵にモンスターが湧き出し、それを倒すことでレベルが上がり、ステータスが上昇するという不思議空間だった。 過去の些細な事件のトラウマを克服できないまま、不登校の引きこもりになっていた中学2年生の橘冬夜は、好奇心から自宅近くに出現したダンジョンに真っ先に足を踏み入れた。 ダンジョンとは何なのか。なぜ出現したのか。その先に何があるのか。 世界が大混乱に陥る中、何もわからないままに、冬夜はこっそりとダンジョン探索にのめり込んでいく。 やがて来る厄災の日、そんな冬夜の好奇心が多くの人の命を救うことになるのだが、それはまだ誰も知らぬことだった。 至らぬところも多いと思いますが、よろしくお願いします!

異世界帰りの元勇者、日本に突然ダンジョンが出現したので「俺、バイト辞めますっ!」

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俺、結城ミサオは異世界帰りの元勇者。 異世界では強大な力を持った魔王を倒しもてはやされていたのに、こっちの世界に戻ったら平凡なコンビニバイト。 せっかく強くなったっていうのにこれじゃ宝の持ち腐れだ。 そう思っていたら突然目の前にダンジョンが現れた。 これは天啓か。 俺は一も二もなくダンジョンへと向かっていくのだった。

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 社会勉強のため、幼い頃から暮らしていた山を降りて現代で生活を始めた男、草埜コウジ。  なんと現代ではダンジョンと呼ばれる場所が当たり前に存在し、多くの人々がそのダンジョンに潜っていた。  食い扶持を稼ぐため、山で鍛えた体を鈍らせないため、ダンジョンに潜ることを決意するコウジ。  そんな彼に、受付のお姉さんは言う。「この加護薬を飲めばダンジョンの中で死にかけても、脱出できるんですよ」  コウジは返す。「命の危険がない戦場は温すぎるから、その薬は飲まない」。  かくして、本来なら飲むはずだった加護薬を飲まずに探索者となったコウジ。  もとよりそんなもの必要ない実力でダンジョンを蹂躙する中、その高すぎる実力でバズりつつ、ダンジョンで起きていた問題に直面していく。  なお、加護薬を飲まずに直接モンスターを倒すと、加護薬を呑んでモンスターを倒すよりパワーアップできることが途中で判明した。  カクヨム様にも投稿しています。

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