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第一部
不安
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旧・玉座の間では、やはり、魔物達が走り回っている。
「近い内に、ここに勇者がやってくるかもしれぬ。みな、休憩室に避難し、しばらく待機せよ」
俺は、仰々しく左腕を振り上げ、隣室を指し示した。
改めて、休憩室と名付けられた隣室は、改築により、以前よりも数倍広くなっており、現在、魔王城に退避しているすべての魔物を収容できる広さになっている。
そう。現在、休憩室は充分な広さがある。今、目の前に居るやつらは、遊び半分で出てきているだけなのだ。
魔物達が避難を始めた。俺は、その場でドラキャットに変身し、他の魔物達に混ざって移動する。
この、旧・玉座の間に勇者が現れたとき、俺が、強制ワープさせられないことを確認するのが、今回の目的だ。
それだけであれば、俺は、どこか別の場所に居てもいいのだが、勇者がやってくる瞬間を自分の目で見たいというのと、何かあったときには、すぐに俺が出ていって勇者を倒せるように、という理由で、俺も休憩室で待機することにしたのだ。
他の魔物達の避難が、あらかた終わるのを待ってから、俺も休憩室へと入る。なるべく、入り口に近いところで待機するためだ。
だだっ広い休憩室の中では、魔物達が無秩序に動き回っているのだろうと、思っていたが、そうではなかった。
魔物達は、それぞれの居場所が決まっているかのように、種族ごとに分かれてまとまり、それぞれのスタイルでリラックスしていた。
ドラキャット達は、枯れ草のようなもので編まれた寝床に横たわり、ゼリー状のボールのような魔物は、浅いプールのようなところで水を浴びながらプルプルしている。ゴブリンのような人間型の魔物は、数匹ごとに輪になって焚き火を囲んでいる。
休憩室の中は、そこだけで小さな世界を形成しているかのようだった。
予想外の光景に言葉を失っていると、いつの間にか、横にアキナが立っていた。
「驚いた? わたしが作ったの」
「これを、全部ひとりで?」
「そう! と言いたいところだけど、さすが無理だったんで、カッカ達にも、手伝ってもらっちゃった」
そんなことをしているから、改築が遅れるのだ、という気もしたが、幸せそうな魔物達の姿を見ると、文句は言えなかった。
「すごいな。だけど、なんで?」
「言ったでしょ。わたし、この子達のお世話するって」
たしかに、最初に話したとき、そんなことを言っていた気がする。しかし、最初は、ひたすら怪しかったし、何を企んでるのか分からなかったので、どうせウソだろうと思っていた。
今までの態度から見ても、アキナは、本当に魔物が好きなんだな、と思う。その理由までは分からないが。
そんなことを考えていると、アキナが眉を寄せる。
「早く見せたかったのに、あんたは、仕事仕事で、全然、城に帰ってこないし」
「え、いや、俺は、お前達のために――」
「たまに帰ってきたと思ったら、ブラックデーモンを、自分好みの女の子に変身させて、自分のことをお兄ちゃんって呼ばせるのに必死になってるし」
「いや、あの、すみませんでした」
駄目だ。その件を、引き合いに出されると分が悪い。
俺は素直に頭を下げた。今はドラキャットに変身しているため、四つん這いになっており、まるで土下座している気分になる。
すると、アキナが吹き出す。
「あはははは。冗談よ冗談。あんたが頑張ってるのは分かってるから」
そう言いながら、アキナは、俺の頭を撫でる。
「それで、あんたは、なんでドラキャットになってるの」
「勇者が来たときに、魔王の姿で、隣に居るのもどうかと思うだろう」
「じゃあ、人間になってればいいじゃない。フレークに」
「フレークは、これからも人間の町に行ったりするんだよ。下手に、ここで顔を見られたくない。それに、アキナが、人間の男と一緒にいるのを見られるのも、よくないかと思ってさ」
「そんなに、気を使わなくていいのに」
言いつつ、アキナは少し嬉しそうだ。
「それでドラキャットなんだ。こんな可愛い顔になっちゃって。えへへ、困っちゃうねえ」
「ちょ、ちょっと、アキナ?」
「ドラキャットはねえ、喋るとき、語尾にニャンを付けるのよ」
「ア、アキナニャン?」
「何それ。変なの」
笑いながら、アキナは、俺の頭に抱きついてきた。
「くっつきすぎだニャン」
顔に、胸が当たって。こ、これはたまらん。
「あれー、いくら撫でても、ゴロゴロ言わないなあ。この子、本当にドラキャットなのかなあ」
アキナは、ニコニコしながら、俺の頭と、アゴの下を撫でる。
くそ。からかわれてるのか。
いや、試されているのだ。変身したときは、そのものになりきる。その教えをどこまで守れるかを。
「ゴロゴロゴロゴロ」
「口で言ってんじゃないわよ。喉を鳴らすの、喉を」
真顔になったアキナから、厳しい突っ込みが入る。
喉を鳴らせと言われても、どうやったらいいのか分からない。変身はしているものの、内部構造までドラキャットになったわけではないのだ。多分。
というか、変身しているとき、身体の内部、内臓や骨格はどうなっているのだろうか。
だが、今はそんなことを考えても仕方がない。
喉の奥に、弁のようなものを形成し、息を吐きながら、巻き舌の要領で鳴らしてみた。
ゴロロロロロ。
「あ、鳴った鳴った。いい感じ」
嬉しそうに笑うアキナ。
しかし、息を吸い込んだ瞬間、喉の奥で弁が詰まり、激しく咳き込んだ。
「ぐほっ! げほっ! えほっ!」
アキナは、びっくりして俺から離れたあと、大笑いしながら地面を転がった。
「ああ、死ぬかと思った……ニャン」
「あんた、ドラキャットの才能ないんじゃないの」
指で涙を拭いながら、アキナが言う。
一頻り笑って満足したらしいアキナは、その場で横座りになった。
「はい」
アキナは、そう言って、自分のももを2回叩いた。
意味がよく分からず、俺は首を傾げる。
「ここで寝なさいよ。どうせ暇でしょ」
「いや、俺、あっちを監視してないといけないんだニャン」
俺は、旧・玉座の間を顔で示しながら言った。
「だから、ここに頭を乗せて寝れば、見えるでしょう」
この女は、何を考えているのだ。
言われるままに、俺は、左頬をアキナの膝枕に乗せる形で横たわった。
「いいこねえ」
満足そうに、アキナは俺の右頬を撫でている。
「早く平和になって、ずっとこんな時間をすごせたらいいのにね」
アキナが、ずっと、俺と一緒にすごしたいと言っているのかと思い、ドキッとしたが、そうではないと判断し、冷静になるよう努めた。
アキナは、こんなふうに、楽しく魔物達とすごしたいと言っているだけだろう。
そもそも、俺は、アキナに慕われるほど接点がない。数回、会話をしたにすぎない。しかも、俺は、長靴を履いた、わけの分からない格好の魔王だ。こんな状況で、アキナが俺を慕ってくれることなど、あろうか! いや、ない。
しかし、俺のほうはどうかというと、正直、アキナのことが気になっている。だって、仕方がないじゃないか。俺の周りにいるのは、いかつい魔物ばかり。まあ、その辺の小さな魔物はまだ可愛いが。
近くに居る女性といったら、ブラックデーモン3人衆。しかも、その内の1人はおばあちゃんで、1人はお母さんと来てる。パインは、まだいいけど。
そんな中で、アキナは、魔王城の紅一点なのだ。中身が人間である俺にとっては、気にならないわけがない。
しかし、女にうつつを抜かしていては、魔物は敗退してしまう。そう思い、心を鬼にして、アキナとはあまり接しないようにしていたのだ。
なのに、この状況はまずい。あろうことか、膝枕だと。
さっき、ブランを相手に、ラブコメのようなアンラッキーハプニングを演じてしまったあとだけに、反動がでかい。緊張してしまう。
そう。アキナは、俺の中身が人間だとは思っていないから、こんなことができるのだ。ペット感覚なのだ。
「あんたとは、一回、ゆっくり話してみたいと思ってたのよね」
まずい。このままでは、アキナに絡め取られてしまいそうだ。魔王業に支障が出るぞ。
心中、焦りまくっている俺の視界の中で、旧・玉座の間の扉が開き、扉の陰から、黒い人影が現れた。
そいつは、休憩室の入り口前までやってきた。
「もし勇者が来ても、ここには入れさせないデス!」
「デスデスちゃん、よろしくね!」
アキナは、身長が十数メートルはあろうかというデスデスに、笑顔で手を振る。
「お任せくださいデス!」
剣を胸に当てて、敬礼するデスデス。
アキナは、すべての魔物と仲がいいようだ。このままでは、魔王城はアキナに乗っ取られるんじゃないか。そんな思いが、頭をよぎる。
「アキナは、わたしが守るデス! 安心してほしいデス!」
こいつで大丈夫だろうか。
そんな思いも、頭をよぎる。
「近い内に、ここに勇者がやってくるかもしれぬ。みな、休憩室に避難し、しばらく待機せよ」
俺は、仰々しく左腕を振り上げ、隣室を指し示した。
改めて、休憩室と名付けられた隣室は、改築により、以前よりも数倍広くなっており、現在、魔王城に退避しているすべての魔物を収容できる広さになっている。
そう。現在、休憩室は充分な広さがある。今、目の前に居るやつらは、遊び半分で出てきているだけなのだ。
魔物達が避難を始めた。俺は、その場でドラキャットに変身し、他の魔物達に混ざって移動する。
この、旧・玉座の間に勇者が現れたとき、俺が、強制ワープさせられないことを確認するのが、今回の目的だ。
それだけであれば、俺は、どこか別の場所に居てもいいのだが、勇者がやってくる瞬間を自分の目で見たいというのと、何かあったときには、すぐに俺が出ていって勇者を倒せるように、という理由で、俺も休憩室で待機することにしたのだ。
他の魔物達の避難が、あらかた終わるのを待ってから、俺も休憩室へと入る。なるべく、入り口に近いところで待機するためだ。
だだっ広い休憩室の中では、魔物達が無秩序に動き回っているのだろうと、思っていたが、そうではなかった。
魔物達は、それぞれの居場所が決まっているかのように、種族ごとに分かれてまとまり、それぞれのスタイルでリラックスしていた。
ドラキャット達は、枯れ草のようなもので編まれた寝床に横たわり、ゼリー状のボールのような魔物は、浅いプールのようなところで水を浴びながらプルプルしている。ゴブリンのような人間型の魔物は、数匹ごとに輪になって焚き火を囲んでいる。
休憩室の中は、そこだけで小さな世界を形成しているかのようだった。
予想外の光景に言葉を失っていると、いつの間にか、横にアキナが立っていた。
「驚いた? わたしが作ったの」
「これを、全部ひとりで?」
「そう! と言いたいところだけど、さすが無理だったんで、カッカ達にも、手伝ってもらっちゃった」
そんなことをしているから、改築が遅れるのだ、という気もしたが、幸せそうな魔物達の姿を見ると、文句は言えなかった。
「すごいな。だけど、なんで?」
「言ったでしょ。わたし、この子達のお世話するって」
たしかに、最初に話したとき、そんなことを言っていた気がする。しかし、最初は、ひたすら怪しかったし、何を企んでるのか分からなかったので、どうせウソだろうと思っていた。
今までの態度から見ても、アキナは、本当に魔物が好きなんだな、と思う。その理由までは分からないが。
そんなことを考えていると、アキナが眉を寄せる。
「早く見せたかったのに、あんたは、仕事仕事で、全然、城に帰ってこないし」
「え、いや、俺は、お前達のために――」
「たまに帰ってきたと思ったら、ブラックデーモンを、自分好みの女の子に変身させて、自分のことをお兄ちゃんって呼ばせるのに必死になってるし」
「いや、あの、すみませんでした」
駄目だ。その件を、引き合いに出されると分が悪い。
俺は素直に頭を下げた。今はドラキャットに変身しているため、四つん這いになっており、まるで土下座している気分になる。
すると、アキナが吹き出す。
「あはははは。冗談よ冗談。あんたが頑張ってるのは分かってるから」
そう言いながら、アキナは、俺の頭を撫でる。
「それで、あんたは、なんでドラキャットになってるの」
「勇者が来たときに、魔王の姿で、隣に居るのもどうかと思うだろう」
「じゃあ、人間になってればいいじゃない。フレークに」
「フレークは、これからも人間の町に行ったりするんだよ。下手に、ここで顔を見られたくない。それに、アキナが、人間の男と一緒にいるのを見られるのも、よくないかと思ってさ」
「そんなに、気を使わなくていいのに」
言いつつ、アキナは少し嬉しそうだ。
「それでドラキャットなんだ。こんな可愛い顔になっちゃって。えへへ、困っちゃうねえ」
「ちょ、ちょっと、アキナ?」
「ドラキャットはねえ、喋るとき、語尾にニャンを付けるのよ」
「ア、アキナニャン?」
「何それ。変なの」
笑いながら、アキナは、俺の頭に抱きついてきた。
「くっつきすぎだニャン」
顔に、胸が当たって。こ、これはたまらん。
「あれー、いくら撫でても、ゴロゴロ言わないなあ。この子、本当にドラキャットなのかなあ」
アキナは、ニコニコしながら、俺の頭と、アゴの下を撫でる。
くそ。からかわれてるのか。
いや、試されているのだ。変身したときは、そのものになりきる。その教えをどこまで守れるかを。
「ゴロゴロゴロゴロ」
「口で言ってんじゃないわよ。喉を鳴らすの、喉を」
真顔になったアキナから、厳しい突っ込みが入る。
喉を鳴らせと言われても、どうやったらいいのか分からない。変身はしているものの、内部構造までドラキャットになったわけではないのだ。多分。
というか、変身しているとき、身体の内部、内臓や骨格はどうなっているのだろうか。
だが、今はそんなことを考えても仕方がない。
喉の奥に、弁のようなものを形成し、息を吐きながら、巻き舌の要領で鳴らしてみた。
ゴロロロロロ。
「あ、鳴った鳴った。いい感じ」
嬉しそうに笑うアキナ。
しかし、息を吸い込んだ瞬間、喉の奥で弁が詰まり、激しく咳き込んだ。
「ぐほっ! げほっ! えほっ!」
アキナは、びっくりして俺から離れたあと、大笑いしながら地面を転がった。
「ああ、死ぬかと思った……ニャン」
「あんた、ドラキャットの才能ないんじゃないの」
指で涙を拭いながら、アキナが言う。
一頻り笑って満足したらしいアキナは、その場で横座りになった。
「はい」
アキナは、そう言って、自分のももを2回叩いた。
意味がよく分からず、俺は首を傾げる。
「ここで寝なさいよ。どうせ暇でしょ」
「いや、俺、あっちを監視してないといけないんだニャン」
俺は、旧・玉座の間を顔で示しながら言った。
「だから、ここに頭を乗せて寝れば、見えるでしょう」
この女は、何を考えているのだ。
言われるままに、俺は、左頬をアキナの膝枕に乗せる形で横たわった。
「いいこねえ」
満足そうに、アキナは俺の右頬を撫でている。
「早く平和になって、ずっとこんな時間をすごせたらいいのにね」
アキナが、ずっと、俺と一緒にすごしたいと言っているのかと思い、ドキッとしたが、そうではないと判断し、冷静になるよう努めた。
アキナは、こんなふうに、楽しく魔物達とすごしたいと言っているだけだろう。
そもそも、俺は、アキナに慕われるほど接点がない。数回、会話をしたにすぎない。しかも、俺は、長靴を履いた、わけの分からない格好の魔王だ。こんな状況で、アキナが俺を慕ってくれることなど、あろうか! いや、ない。
しかし、俺のほうはどうかというと、正直、アキナのことが気になっている。だって、仕方がないじゃないか。俺の周りにいるのは、いかつい魔物ばかり。まあ、その辺の小さな魔物はまだ可愛いが。
近くに居る女性といったら、ブラックデーモン3人衆。しかも、その内の1人はおばあちゃんで、1人はお母さんと来てる。パインは、まだいいけど。
そんな中で、アキナは、魔王城の紅一点なのだ。中身が人間である俺にとっては、気にならないわけがない。
しかし、女にうつつを抜かしていては、魔物は敗退してしまう。そう思い、心を鬼にして、アキナとはあまり接しないようにしていたのだ。
なのに、この状況はまずい。あろうことか、膝枕だと。
さっき、ブランを相手に、ラブコメのようなアンラッキーハプニングを演じてしまったあとだけに、反動がでかい。緊張してしまう。
そう。アキナは、俺の中身が人間だとは思っていないから、こんなことができるのだ。ペット感覚なのだ。
「あんたとは、一回、ゆっくり話してみたいと思ってたのよね」
まずい。このままでは、アキナに絡め取られてしまいそうだ。魔王業に支障が出るぞ。
心中、焦りまくっている俺の視界の中で、旧・玉座の間の扉が開き、扉の陰から、黒い人影が現れた。
そいつは、休憩室の入り口前までやってきた。
「もし勇者が来ても、ここには入れさせないデス!」
「デスデスちゃん、よろしくね!」
アキナは、身長が十数メートルはあろうかというデスデスに、笑顔で手を振る。
「お任せくださいデス!」
剣を胸に当てて、敬礼するデスデス。
アキナは、すべての魔物と仲がいいようだ。このままでは、魔王城はアキナに乗っ取られるんじゃないか。そんな思いが、頭をよぎる。
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