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都市開発本格始動
119:サグラモール領へ。
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「どうなされましたか?」
「……今から飛行車でサグラモール家に行ってあっちにも駅を作ってくれって言われた」
「やはりそうなりますか。アーサーさまの構想では駅は一つだけではダメなようですからいいのではないですか?」
「まあそっか」
それにサグラモール家に行くということはクレアにも会えることになる。それはそれで楽しみだな……!
俺はあちらで飛行車を見ているグリーテンに電話を掛ける。するとワンコールで出た。
『はーい、アーサー。どうしたの?』
「今から飛行車を動かすけどついてくる?」
『絶対に行くわ! 何を言われてもついていくわ!』
まあそうだと思った。グリーテンは電話を切ってすぐにこちらに向かっているのが分かった。
「グリーテンさまも一緒に行かれるのですか?」
「ダメ?」
「ダメではありません。あの方は行かれると分かりきっていることです」
「ノーランに伝えた方がいいよね?」
「はい。それは私から伝えておきます。アーサーさまはご準備を」
「うん、分かった」
最強戦力の俺やその次に強いグリーテンがランスロット家から出るのは大幅な戦力ダウンになるが、そもそも俺やグリーテンは戦力として数えられていないから問題はない。
「ここが駅なのね!?」
ベラと入れ替わりで入ってきたグリーテンは興奮した様子だった。
もうヤった後かと思うくらいに息を荒くして顔を真っ赤にしていた。しかも妖艶な雰囲気がさらに増しているから男なら前屈みになりそう。
「じゃあここに飛行車を持ってくるね」
「えぇ!」
格納庫から駅に飛行車を移動させる。
「いいわね……!」
うっとりとしているグリーテン。
「乗っておく?」
「そうするわ!」
飛行車のドアを開けばグリーテンは即座に飛行車に乗り込んだ。
俺はベラを待ちつつ、この駅に硬貨を電子マネーに変える機械も作り出した。これは単純に前世でのチャージ機と同じだな。
まあ俺が作り出すものにしか使えないが、いつか電子コミックの体制を作って電子マネーを作れるようにしたい。
クレジットカード会社を作ろうにもそれは全体的な社会改革が必要だから今はする必要はない。まあ娯楽都市では採用してもいいかもしれない。
「お待たせしました」
少ししてベラが戻ってきた。
「ノーランはなんて?」
「お楽しみになられてください、とのことです」
お気をつけて、とかではなくお楽しみになられてくださいか。
グリーテンとベラがいるから心配する必要はないのだろう。それに長居するつもりもないから心配されることもない。
俺とベラが飛行車に乗ればグリーテンが至る所を見て興奮していた。
「あぁ……こんな造形見たことがないわぁ……」
そして誰しもが見惚れるようなうっとりとした顔をしているグリーテン。
現代だと通勤ラッシュとかでロングシートを採用されているらしいが、ここではボックスシートが適切だと思ってボックスシートにした。
「じゃあ出発しよっか!」
「そうね!」
「はい」
俺を先頭に二人が続く。
俺が向かうのはもちろん飛行車の運転席で自動ドアを抜ければ飛行車の先頭にたどり着いた。
「なによこれ……!」
現代の電車の運転席や自動車の運転席のようにしようと思ったが誰でもできるように、もしくは遠隔でもできるようにした。
だからバリバリタッチパネルで操作できるようにしてある。
ただパネルがたくさんあり世界地図やら世界の気候など様々な情報がここには載っている。
「……これは」
その情報に目を通したベラがパネルを注意深く見始める。
「アーサーさま、これはやりすぎではありませんか?」
パネルの情報は世界の情報が載っている。それは世界のどこに何があるのか、それを詳細に載っていることになる。
「いいじゃない。どうせこの飛行車があればすべてさらけ出しているわけなんだから」
「それは飛行船でも同じことでは?」
「そんなわけないじゃない。この飛行車はすべての場所に潜り込めるのよ? それに一切攻撃が通じないようになっている魔法陣! 飛行船と同じなわけがないわよ」
「……だからと言って……ハァ、もう何も言いません」
「ごめんね、ベラ。でも悪いことには絶対使わないから!」
もう何を言っても無駄だと悟った様子のベラ。
ベラが言いたかったことはこの情報があれば他国に有利をとれるということで、逆にこの飛行車が盗まれればそれだけで損害になる。
そういうことを言っているのだろうがこの飛行車に関して言えばその心配は全くない。何せここに入ったとしても操作ができないのだから。
秘密の部屋の入口のように操作には手順がある。
コックピットの椅子に座り、まずは左側にスマホを置く場所を示されているためスマホを置き、右側に魔力を流すパネルがあるため魔力を流す。
飛行車を運転する人のスマホにはその持ち主の情報が分かるようにしておく。そしてここでスキャンする時に二つが一致していなければ起動しないようにする。
『認証完了。ようこそアーサー・ランスロットさま』
『自動運転と手動運転、どちらのモードにされますか?』
「手動でする」
『どちらまで?』
「サグラモール領まで」
『サグラモール領までルートを設定します』
そして正面のパネルには目的地までのルートが表示された。
子供用に位置を調整したスティック型のハンドル二つを左右の手で持つ。
「飛行車MK1、発進」
ハンドルを前にすれば飛行車は動き始める。
このままでは壁にぶつかるが上昇し、さらにボタンを押すことで時空間ゲートが開き地上に出る。
そのまま天高くまで上昇しながらサグラモール領まで向かう。
「すごいわ……さすがはアーサーが作ったものね」
「飛んでいるものなら飛行船で慣れているんじゃないの?」
「そこはそうね。でもこの飛行車は飛行船とは違って一からアーサーが作っている。飛行船とは段違いにすばらしいものよ」
あぁ、そういうことか。それなら俺の飛行車がすごいのは当然だ。何せ全能なのだから。
ていうか俺、この年齢で運転をしてしまっている。まあこの世界で運転免許なんてないから気にしないけど。
「どこか寄るところある?」
「それならアヴァロンまで!」
「いいわけがありません。このままサグラモール領まで参りましょう」
「はーい」
まあ冗談のつもりで聞いたから本気で行くわけではない。
しばらく下の様子をモニターで見ながら操作していればグリーテンが引っ付いてきた。
「ねぇ、アーサー」
「操作したいの?」
「えぇ! よく分かったわね!」
さすがにさっきからウズウズとしていたのだから分かる。
一度空中で停止してからワクワクとしているグリーテンに運転を交代する。
俺の運転を見ていたとは思うが念のために運転の方法、それから画面の見方をグリーテンに伝授する。
「ふふふふふふっ……! 発進!」
俺と同じ掛け声をして飛行車を発進させるグリーテン。
さすがは七聖法? なだけはあってすぐに使いこなすグリーテンだが段々と速度があがっていた。
「グリーテンさま、速度をあげすぎではありませんか?」
それはベラも分かっているためグリーテンにそう声をかけた。
「いいじゃない! 何もない空なのだからぶつかることもないわ!」
「飛行船があってもすぐに分かるからね」
「こんなに速度が出るのだから出さなければ損よ!」
「損なことはありません! 今すぐに通常のスピードにしてください!」
飛行船はその重量と性能でそれほど速度はでないし多くを運ぶことに特化している。
だがこの飛行車は速さに特化しているため飛行船ほど積めないが速く到着することができる。
運転しているグリーテンや全能な俺にとっては気にならないことだがこれに初めて乗るベラにとっては気が気ではないのだろう。
ベラは自身の胸に俺の頭を挟み込み俺を守るように抱きしめてきた。
あぁ、これはかなり贅沢な感触だ。ベラを落ち着かせるのはこの感触に満足してからにしよう。
「……今から飛行車でサグラモール家に行ってあっちにも駅を作ってくれって言われた」
「やはりそうなりますか。アーサーさまの構想では駅は一つだけではダメなようですからいいのではないですか?」
「まあそっか」
それにサグラモール家に行くということはクレアにも会えることになる。それはそれで楽しみだな……!
俺はあちらで飛行車を見ているグリーテンに電話を掛ける。するとワンコールで出た。
『はーい、アーサー。どうしたの?』
「今から飛行車を動かすけどついてくる?」
『絶対に行くわ! 何を言われてもついていくわ!』
まあそうだと思った。グリーテンは電話を切ってすぐにこちらに向かっているのが分かった。
「グリーテンさまも一緒に行かれるのですか?」
「ダメ?」
「ダメではありません。あの方は行かれると分かりきっていることです」
「ノーランに伝えた方がいいよね?」
「はい。それは私から伝えておきます。アーサーさまはご準備を」
「うん、分かった」
最強戦力の俺やその次に強いグリーテンがランスロット家から出るのは大幅な戦力ダウンになるが、そもそも俺やグリーテンは戦力として数えられていないから問題はない。
「ここが駅なのね!?」
ベラと入れ替わりで入ってきたグリーテンは興奮した様子だった。
もうヤった後かと思うくらいに息を荒くして顔を真っ赤にしていた。しかも妖艶な雰囲気がさらに増しているから男なら前屈みになりそう。
「じゃあここに飛行車を持ってくるね」
「えぇ!」
格納庫から駅に飛行車を移動させる。
「いいわね……!」
うっとりとしているグリーテン。
「乗っておく?」
「そうするわ!」
飛行車のドアを開けばグリーテンは即座に飛行車に乗り込んだ。
俺はベラを待ちつつ、この駅に硬貨を電子マネーに変える機械も作り出した。これは単純に前世でのチャージ機と同じだな。
まあ俺が作り出すものにしか使えないが、いつか電子コミックの体制を作って電子マネーを作れるようにしたい。
クレジットカード会社を作ろうにもそれは全体的な社会改革が必要だから今はする必要はない。まあ娯楽都市では採用してもいいかもしれない。
「お待たせしました」
少ししてベラが戻ってきた。
「ノーランはなんて?」
「お楽しみになられてください、とのことです」
お気をつけて、とかではなくお楽しみになられてくださいか。
グリーテンとベラがいるから心配する必要はないのだろう。それに長居するつもりもないから心配されることもない。
俺とベラが飛行車に乗ればグリーテンが至る所を見て興奮していた。
「あぁ……こんな造形見たことがないわぁ……」
そして誰しもが見惚れるようなうっとりとした顔をしているグリーテン。
現代だと通勤ラッシュとかでロングシートを採用されているらしいが、ここではボックスシートが適切だと思ってボックスシートにした。
「じゃあ出発しよっか!」
「そうね!」
「はい」
俺を先頭に二人が続く。
俺が向かうのはもちろん飛行車の運転席で自動ドアを抜ければ飛行車の先頭にたどり着いた。
「なによこれ……!」
現代の電車の運転席や自動車の運転席のようにしようと思ったが誰でもできるように、もしくは遠隔でもできるようにした。
だからバリバリタッチパネルで操作できるようにしてある。
ただパネルがたくさんあり世界地図やら世界の気候など様々な情報がここには載っている。
「……これは」
その情報に目を通したベラがパネルを注意深く見始める。
「アーサーさま、これはやりすぎではありませんか?」
パネルの情報は世界の情報が載っている。それは世界のどこに何があるのか、それを詳細に載っていることになる。
「いいじゃない。どうせこの飛行車があればすべてさらけ出しているわけなんだから」
「それは飛行船でも同じことでは?」
「そんなわけないじゃない。この飛行車はすべての場所に潜り込めるのよ? それに一切攻撃が通じないようになっている魔法陣! 飛行船と同じなわけがないわよ」
「……だからと言って……ハァ、もう何も言いません」
「ごめんね、ベラ。でも悪いことには絶対使わないから!」
もう何を言っても無駄だと悟った様子のベラ。
ベラが言いたかったことはこの情報があれば他国に有利をとれるということで、逆にこの飛行車が盗まれればそれだけで損害になる。
そういうことを言っているのだろうがこの飛行車に関して言えばその心配は全くない。何せここに入ったとしても操作ができないのだから。
秘密の部屋の入口のように操作には手順がある。
コックピットの椅子に座り、まずは左側にスマホを置く場所を示されているためスマホを置き、右側に魔力を流すパネルがあるため魔力を流す。
飛行車を運転する人のスマホにはその持ち主の情報が分かるようにしておく。そしてここでスキャンする時に二つが一致していなければ起動しないようにする。
『認証完了。ようこそアーサー・ランスロットさま』
『自動運転と手動運転、どちらのモードにされますか?』
「手動でする」
『どちらまで?』
「サグラモール領まで」
『サグラモール領までルートを設定します』
そして正面のパネルには目的地までのルートが表示された。
子供用に位置を調整したスティック型のハンドル二つを左右の手で持つ。
「飛行車MK1、発進」
ハンドルを前にすれば飛行車は動き始める。
このままでは壁にぶつかるが上昇し、さらにボタンを押すことで時空間ゲートが開き地上に出る。
そのまま天高くまで上昇しながらサグラモール領まで向かう。
「すごいわ……さすがはアーサーが作ったものね」
「飛んでいるものなら飛行船で慣れているんじゃないの?」
「そこはそうね。でもこの飛行車は飛行船とは違って一からアーサーが作っている。飛行船とは段違いにすばらしいものよ」
あぁ、そういうことか。それなら俺の飛行車がすごいのは当然だ。何せ全能なのだから。
ていうか俺、この年齢で運転をしてしまっている。まあこの世界で運転免許なんてないから気にしないけど。
「どこか寄るところある?」
「それならアヴァロンまで!」
「いいわけがありません。このままサグラモール領まで参りましょう」
「はーい」
まあ冗談のつもりで聞いたから本気で行くわけではない。
しばらく下の様子をモニターで見ながら操作していればグリーテンが引っ付いてきた。
「ねぇ、アーサー」
「操作したいの?」
「えぇ! よく分かったわね!」
さすがにさっきからウズウズとしていたのだから分かる。
一度空中で停止してからワクワクとしているグリーテンに運転を交代する。
俺の運転を見ていたとは思うが念のために運転の方法、それから画面の見方をグリーテンに伝授する。
「ふふふふふふっ……! 発進!」
俺と同じ掛け声をして飛行車を発進させるグリーテン。
さすがは七聖法? なだけはあってすぐに使いこなすグリーテンだが段々と速度があがっていた。
「グリーテンさま、速度をあげすぎではありませんか?」
それはベラも分かっているためグリーテンにそう声をかけた。
「いいじゃない! 何もない空なのだからぶつかることもないわ!」
「飛行船があってもすぐに分かるからね」
「こんなに速度が出るのだから出さなければ損よ!」
「損なことはありません! 今すぐに通常のスピードにしてください!」
飛行船はその重量と性能でそれほど速度はでないし多くを運ぶことに特化している。
だがこの飛行車は速さに特化しているため飛行船ほど積めないが速く到着することができる。
運転しているグリーテンや全能な俺にとっては気にならないことだがこれに初めて乗るベラにとっては気が気ではないのだろう。
ベラは自身の胸に俺の頭を挟み込み俺を守るように抱きしめてきた。
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