RPGみたいな世界で二周しないと出てこない裏チートキャラになりました。

山椒

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第二ミッション

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 目的の村は飛び上がればすぐに見えたからそこに向かって流星よりも早く落ちた。

 飛び上がってから実に五秒も経たない内に村の中央に到着した。

「どーもー、襲撃をお届けに参りましたー」

 周りを見れば柄の悪そうなやつらがたくさんいるからまあたぶんこの村は強盗たちの村だろうな。

「なんだガキが! やんのか!?」
「ここがどこだか分かってんのか!? あぁん!?」
「ご託はいいんだよ。やるならさっさとかかってこい」

 俺は神馬から降り、新たな神獣を顕現させる。

「千手千具降魔神猿」

 俺よりもでかく、二足歩行をしている毛むくじゃらで豪華な防具を身に付けている猿は両手に剣を持ち笑いながら顕現した。

「ウキ、ウキキキ!」
「さ、腕試しだな」

 今の力がどれくらいなのか確認するためにちょうどいい相手だ。

 神馬が上空に跳んだ瞬間、俺と神猿は動き始めた。

 俺は手前にいる大男の顔面をつかみ、そのまま勢いよく男の後ろの地面に叩き込んだ。頭は地面にのめり込み、頭蓋骨が柔らかくなったのも感触で分かった。

 一方の神猿は一撃を振るっただけで何百以上の斬撃が出て広範囲のごろつきを殺した。

 さらに上空から戻ってきた神馬もごろつきがたくさんいるところにめがけて落ちてきた。流星が落ちてくれば一たまりもなくぐちゃぐちゃになっているのが見えた。

「な、なんだこいつら!?」
「ひぃ!」
「おいおい、せっかく遊びに来たんだからもてなしてくれよ」

 俺は逃げようとしている男たちを逃がすつもりはなく、そいつらよりも早く回り込む。

「くそっ! なめんなぁ!」

 男の一人が俺の腹に蹴りを入れてきたから素直に受けるが全く痛くなかった。

「もう少し頑張ってくれよ。蹴りっていうのはこうやるんだよ!」

 蹴りをお見舞いしてきた男に向けて同じように腹に蹴りを放てば男の胴体は蹴りの威力で消し飛んだ。

「おぉ、拳じゃないからか?」

 拳のつもりで蹴りを放ったら殺してしまった。ぶっとばすくらいにしようとしていたのに。

「に、逃げろぉ!」
「なんだよなんだよなんだよぉ!?」

 一人を殺しただけで虫のように散っていくやつらに腹が立つ。

「武器を向けたのなら……」

 一足で逃げているやつの背後にたどり着きハイキックで側頭部を軽く蹴った。

「最後まで戦い抜け」

 すごいスピードで横回転をして転がっていく男が壁にぶつかって止まれば全身ぐにゃぐにゃになっていた。

「こ、降参だ! だから殺さないでくれぇ!」

 武器を置いて両手をあげる男がいた。

「……ハァ」

 悪霊たちはどんなに相手が強くても向かってきていたのにな。

 戦う気が失せたから俺はそいつの通りすぎたところでそいつが俺に羽交い締めにしてきた。

「ハッ! ガキが油断したなぁ!」
「そうか。それなら俺を殺す勢いでやれ。お前の顔がえぐれる前にな」

 俺は後ろにいる男の顎に指を添える。

 岩を砕けるくらいだから皮膚をえぐるくらい何ら苦労はない。

「ほら、もう食い込んでいるぞ。早く俺を止めないと顔がなくなるな」
「ひっ、許して」
「ハァ、そればかりだな」

 俺は思いっきり男の顔をはぎ腕をもいで拘束から抜き出す。

「二度目をやってきた時点で許されるわけがないだろう。必死に足掻くしかお前の選択肢はなかったんだよ」
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