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09:闇のモンスター
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アストリッドをお姫様抱っこしてから眠らせる場所を探す。
「……ここを拠点にしているんだよな?」
「はい。ここはジェミニ様が守ってくださる最も安全な場所となっていますから」
「それならベッドとかは……」
「残念ながら、今は椅子で寝ています」
こ、これは非常にまずい状況なんじゃないのか……?
ちゃんと休めなければ休んでも疲れが残ってしまう。しかもこの二人は王族だからこんな状況でストレスがたまらないはずがない。
「ベッドは持ってこないのか?」
「ここに無事なベッドはありません。もしかしたら周りの家にあるのかもしれませんが……そこには闇のモンスターが数多潜んでいます」
まず俺がすべきことが分かった。
「幸いなことに温まるものはありますから何とか生活はできています」
「分かった。とりあえず俺がまず最初にやるべきことは俺たち三人が最低限の生活をできるようにすることだな」
「そうしてくださると助かります」
さすがは王女だな。ちゃんと分かっている。
「アストリッドは特別な眠りをかけているわけではない。ただ眠っているだけだ。だが疲れているから中々起きることはないと思う」
「はい。ユーキ様、どうかご無事で」
「あぁ、無事に帰ってくるよ」
俺はその部屋を後にする。
そして確認していなかった今の俺のステータスを確認する。
『星宮勇輝
ジェミニの勇者
Lv1
攻撃:400(+300)
防御:100
速度:100
器用:100
魔力:10100(+10000)
魔攻:10100(+10000)
魔防:10100(+10000)
武器<双星の剣>
解放済み<スラッシュソード><万象の書>
スキル<双星><勇者>』
初期ステータスはまあこんなものかというステータスだった。
一回目の異世界召喚の時はあまり初期ステータス値は高くなかった。だけど回数を重ねるごとに初期ステータス値は高くなっていった。
しかもそれでいて前のステータスは引き継がれるのだからお得になっている。嬉しくはないがな。
ただ何かしらプラスになっている数値は気になるところではあるな。
スキル<双星>が今回の特殊スキルか。<勇者>については少し困るところではある。
今まで俺は二つの勇者スキルをあげた。一つは<勇者王>に、一つは<大勇者>にした。
勇者王は勇者の頂に立った王。勇者として圧倒的な強さを持つのが勇者王となっている。
一方の大勇者は民を導く存在として前線に立つのが大勇者になっている。
今回の勇者をあげるのはいいが……他の勇者なんてないだろうから変化しても重複しそうだ。
それはともかく、とにかくこの国を建て直さないことには女神の力は増えないし俺にそれが還元されない。
今のところ俺の強さで国民にバフをかけれている。神の力をアップさせていた方が後々役に立つのだろうからその方針で間違いはないだろう。
「来たか」
城から出ればガーゴイルらしきモンスターが集団でこちらに飛んできていた。
ガーゴイルと違うのは非常に巨大な羽をもっていることだ。しかもさっきの骸骨とは違って闇を纏っている。
さっきの骸骨は伝説の武器を持っていたから闇の力が弱かったのだろう。
「さて、いけるか?」
双剣に戻した伝説の武器を見て、次なるイメージを浮かべる。
万象の書の次に俺の手に収まったのは槍だった。
俺が四回目の世界で使っていた伝説の武器<神速の槍>を両手に持っていた。
『<神速の槍>が解放されました』
この槍は槍自体が速くなる。それは投擲すれば真価を発揮する。
距離があればあるほど速くなり、<一投必殺>を組み合わせることで障害物があればあるほど威力も上がっていくという一撃必殺の槍になった。
二槍も必要ないが、まあ戻ってくるまでの時間でもう一撃撃てると思えばお得か。
空を飛んでいるモンスターは遠慮することがないからちょうどいいな。
闇のモンスターに向け投擲準備を始め、溜めた力を一気に放ち槍を投擲した。
音を置き去りにして後から轟音が聞こえてくる。
そんな投擲をモンスターが避けれるはずがなく、一体は投擲で、残りは投擲で生まれた圧で吹き飛んだ。
そして槍は目的を貫いたことで俺の元に戻ってきた。
こういうところは伝説の武器は便利だ。伝説の武器は呪いのように所有者から離れない。
闇のモンスターを倒したことでさっきまで出ていなかった項目が出てきた。
『ディディミの闇の者の生存率 87%』
げっ、まだこれだけいるのか。
ていうか100%の状態がどういう状態なのか分からない。
まぁ、闇の者を倒さない限りはこの国を建て直すことなんてできない。
また双星の剣に戻し、レベルを上げるために走り始めた。
「……ここを拠点にしているんだよな?」
「はい。ここはジェミニ様が守ってくださる最も安全な場所となっていますから」
「それならベッドとかは……」
「残念ながら、今は椅子で寝ています」
こ、これは非常にまずい状況なんじゃないのか……?
ちゃんと休めなければ休んでも疲れが残ってしまう。しかもこの二人は王族だからこんな状況でストレスがたまらないはずがない。
「ベッドは持ってこないのか?」
「ここに無事なベッドはありません。もしかしたら周りの家にあるのかもしれませんが……そこには闇のモンスターが数多潜んでいます」
まず俺がすべきことが分かった。
「幸いなことに温まるものはありますから何とか生活はできています」
「分かった。とりあえず俺がまず最初にやるべきことは俺たち三人が最低限の生活をできるようにすることだな」
「そうしてくださると助かります」
さすがは王女だな。ちゃんと分かっている。
「アストリッドは特別な眠りをかけているわけではない。ただ眠っているだけだ。だが疲れているから中々起きることはないと思う」
「はい。ユーキ様、どうかご無事で」
「あぁ、無事に帰ってくるよ」
俺はその部屋を後にする。
そして確認していなかった今の俺のステータスを確認する。
『星宮勇輝
ジェミニの勇者
Lv1
攻撃:400(+300)
防御:100
速度:100
器用:100
魔力:10100(+10000)
魔攻:10100(+10000)
魔防:10100(+10000)
武器<双星の剣>
解放済み<スラッシュソード><万象の書>
スキル<双星><勇者>』
初期ステータスはまあこんなものかというステータスだった。
一回目の異世界召喚の時はあまり初期ステータス値は高くなかった。だけど回数を重ねるごとに初期ステータス値は高くなっていった。
しかもそれでいて前のステータスは引き継がれるのだからお得になっている。嬉しくはないがな。
ただ何かしらプラスになっている数値は気になるところではあるな。
スキル<双星>が今回の特殊スキルか。<勇者>については少し困るところではある。
今まで俺は二つの勇者スキルをあげた。一つは<勇者王>に、一つは<大勇者>にした。
勇者王は勇者の頂に立った王。勇者として圧倒的な強さを持つのが勇者王となっている。
一方の大勇者は民を導く存在として前線に立つのが大勇者になっている。
今回の勇者をあげるのはいいが……他の勇者なんてないだろうから変化しても重複しそうだ。
それはともかく、とにかくこの国を建て直さないことには女神の力は増えないし俺にそれが還元されない。
今のところ俺の強さで国民にバフをかけれている。神の力をアップさせていた方が後々役に立つのだろうからその方針で間違いはないだろう。
「来たか」
城から出ればガーゴイルらしきモンスターが集団でこちらに飛んできていた。
ガーゴイルと違うのは非常に巨大な羽をもっていることだ。しかもさっきの骸骨とは違って闇を纏っている。
さっきの骸骨は伝説の武器を持っていたから闇の力が弱かったのだろう。
「さて、いけるか?」
双剣に戻した伝説の武器を見て、次なるイメージを浮かべる。
万象の書の次に俺の手に収まったのは槍だった。
俺が四回目の世界で使っていた伝説の武器<神速の槍>を両手に持っていた。
『<神速の槍>が解放されました』
この槍は槍自体が速くなる。それは投擲すれば真価を発揮する。
距離があればあるほど速くなり、<一投必殺>を組み合わせることで障害物があればあるほど威力も上がっていくという一撃必殺の槍になった。
二槍も必要ないが、まあ戻ってくるまでの時間でもう一撃撃てると思えばお得か。
空を飛んでいるモンスターは遠慮することがないからちょうどいいな。
闇のモンスターに向け投擲準備を始め、溜めた力を一気に放ち槍を投擲した。
音を置き去りにして後から轟音が聞こえてくる。
そんな投擲をモンスターが避けれるはずがなく、一体は投擲で、残りは投擲で生まれた圧で吹き飛んだ。
そして槍は目的を貫いたことで俺の元に戻ってきた。
こういうところは伝説の武器は便利だ。伝説の武器は呪いのように所有者から離れない。
闇のモンスターを倒したことでさっきまで出ていなかった項目が出てきた。
『ディディミの闇の者の生存率 87%』
げっ、まだこれだけいるのか。
ていうか100%の状態がどういう状態なのか分からない。
まぁ、闇の者を倒さない限りはこの国を建て直すことなんてできない。
また双星の剣に戻し、レベルを上げるために走り始めた。
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