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18:復興への第一歩
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「マヤ様もお主様もすさまじい料理の腕じゃった!」
「満足していただいたのなら何よりです」
寝起きとは思えないくらいに食べるリオさんだったが獣人ってそういうものなのかもしれないとマチルダさんを見て思った。
まあそれを加味して作っていたからフロスト家の皆様にも満足して食べていただいた。
「リオ、これからどうするつもりだい? またフロスト家に戻ってきてくれれば私はありがたい」
ヘタイロスで買ったまた違う紅茶を飲んでいるジェイダン様がリオさんに聞く。
「妾もそのつもりなのじゃ。だからジェイダン様、またここにいさせてほしい」
「あぁ、大歓迎だよ」
フロスト家の方々とマチルダさんは大歓迎だからリオさんはかなり信頼されていたんだろう。
俺にとっても人が増えるということはそれだけフロスト家復興に向けて一歩前進ということだからありがたい話だ。
「まだ眠っているみなもここで働きたいと思うじゃろう」
マチルダさんから聞いた話があるからリオさんたちが国に変えるとかではなくここで働くという選択をすることに納得できた。
「これから同僚としてよろしく頼むぞ」
「はい、こちらこそよろしくお願いします。それでリオさんは以前この屋敷で何をされていたんですか?」
「妾はみなの身の回りのお世話じゃな。料理もマヤ様やお主様ほどではないができる方じゃ」
「それは心強いです。人が増えればそれだけ外に目を向けることができますから」
「ほぉ? ここでお世話を任せていたやつは何をしていたのじゃ? まさかとは思うが守るだけが仕事とは言わないかのぉ?」
それを指摘されて正面のマチルダさんは顔をそらす。
あぁ、これはあれだな。俺個人はあまり馴染みがないがお母さんに怒られているのがこういう感じだ。身近な存在がこうして怒られているのを見てきたからそれを思い出した。
「リオ! マチルダはちゃんとあたしのお世話をしていたから!」
「いいやしておらん。聞けばセオ様のことを騎士というだけで嫌っているそうではないか。あれが起こったとは言え、それで判断してはならんと言ったのじゃ。それを直せていないのじゃからお世話はしておらん」
まさか俺のことで注意されているとは思っても見なかった。
このままマチルダさんが怒られているのを見るよりも助けた方が面白くなりそうだ。
「まあまあリオさん。自分はそんなことを気にしませんから構いませんよ」
「しかしじゃ、直しておかねばいつか人を表面的でしか見ることができなくなるのじゃ」
「それは自分が大丈夫だとお分かりになればその先入観を払えるかもしれない。だから少し見守っていてください」
「……うーむ、お主様がそういうのであれば、仕方がないのぉ」
リオさんが納得した直後マチルダさんを見ればマチルダさんはほっとしたような悔しいような表情をしていた。
あのまま見ているだけでは見られなかった顔だな。悪くない。
「さぁ、食べ終わったから妾は働くのじゃ!」
「もう動くのかい? まだ少し休んでいた方がいいのではないかな?」
「セオ様のおかげで体はバッチリ、心も美味しいご飯で回復したのじゃ! まだまだケツが青い娘の尻を拭かんといかんのでなぁ」
「青くねぇよ!」
「まだまだじゃ。どうせお前のことだからこの食器も片付けないんじゃろう?」
黙っていても目をそらしたことですべてお見通しなリオさん。
「それは自分がやっておきます。リオさんはジェイダン様やフレヤ様と話すことがあると思いますからゆっくりとしてください。仕事は明日からでも十分に間に合ってます」
「見よマチルダ。これこそが完璧な騎士じゃ。万象の騎士、じゃったか?」
「はい。そう呼ばれています」
「大層な二つ名に恥じない働きぶり。見習ってほしいものじゃ」
「うるせぇんだよ! てかそいつは性格悪いんだぞ!? 魔法の攻撃はねちっこいし人の頭の上に荷物を転移させるし!」
「それで仕事が完璧ならば誰も何も言わないじゃろうなぁ」
ぐぬぬぬっと悔しそうに俺をにらんでくるマチルダさん。これはこれで意図せずマチルダさんをいじめてしまっている。
「そのまま娘さんと話していてもいいですよ。説教も終わっていなさそうでしたから」
「おま、それ言うなよ!」
「そうじゃったそうじゃった。妾も少し物忘れが始まってしまったようじゃな」
「五百才以上生きてるんだからそのまま忘れてろよ……」
「ほぉ、五百才の妖狐にそんなことを言うのか。青い尻を真っ赤にする必要があるようじゃのぉ」
「い、いや今のは!」
母娘の喧嘩を背に俺は厨房に向かう。
そこにマヤ様とレイラ様が一緒に来られる。
「どうしましたか?」
「私もお片付けしますよ」
「私もする! セオ様のお手伝いがしたい!」
ここで断るのもあれだから素直に受け取っておこう。
「はい、それではお願いします」
三人で厨房に向かい予め転移させていたお皿を洗う。
マヤ様は厨房の掃除をしておりレイラ様はそれを手伝っていた。
これもまたアカシックレコードを使えば使う前の情報に書き換えることが可能だが、この無駄は切り捨てるべきではないものだ。
まあこびりついている汚れは浄化魔法を使って落とすがそれ以外はちゃんと洗う。
お皿洗いは終わり、マヤ様とレイラ様の掃除も完璧にこなされた。
「お二人ともありがとうございます。早く終わることができました」
「これくらいは当然です」
一般家庭だと当然なのだがマヤ様のような貴族は当然ではないんだよな。
一方のレイラ様はどこか俺に期待しているような眼差しをチラチラと向けてくる。
多くのガキ共と接してきた俺には分かる。そして何か欲しいものが決まっている感じだ。
「お手伝いをしていただいたので何かご褒美を差し上げましょう。何がよろしいですか?」
その言葉でレイラ様はパーッと顔を明るくさせた。一方のマヤ様は一瞬どういうことか不思議に思われたがレイラ様の顔を見て察した。
「レイラ、さっきセオ様にいっぱい買っていただいたでしょう? これ以上は強欲というものよ」
ルナ様に注意するような感じでレイラ様を注意するマヤ様。
「いいではありませんか。本来なら自分の仕事でそれをお手伝いしていただいたのですから」
「もう、セオ様は厳しいということを知らないのですか? ……レイラ、何かほしいものがあるの?」
マヤ様に言われてしゅんとしていたレイラ様だがすぐに答えられた。
「魔法を、教えてほしい」
予期していない回答だったから俺とマヤ様は顔を見合わせる。
「そのようなことでしたらお手伝いせずともお教えしますよ」
「ホント!?」
「はい。それでいいですよね? マヤ様」
「もちろんです。セオ様に教えられるのでしたらこの上ない幸運でしょう」
「やった!」
体で喜びを表現しているレイラ様。
どうせアステル魔法学園で学ぶことだが今学んでおいて損はない。
「では時間が空いた時にでも仰ってください」
「今から!」
「今からですか? 自分はよろしいですが、マヤ様はお疲れになられていると思いますから後日の方がいいかと」
ものすごく納得していない顔をなさるレイラ様。
チラリとマヤ様を見れば目があって頷かれた。
「レイラ、今からやるのはいいけれど集中して聞ける?」
「聞ける」
「集中して聞けなかったらセオ様に失礼なのよ? それでも聞けると言える?」
「……うー……聞ける!」
悩んだ末に聞けると宣言されるのだからこれはやるしかない。
「承知しました。それではレイラ様が眠れなくなるほど楽しく魔法をお教えしましょう」
「やった!」
レイラ様がこれだけやる気なら全く問題ないだろう。
「マヤ様。レイラ様はどこまで魔法のことをご存知なのですか?」
「一般的なことを知っていますがまだ魔法に触れたことがありません」
触れたことがないのか。レコード魔法でも使えばよかったのだろうがそれもなされなかったのか。
「かしこまりました。では最初から軽く授業をしつつお教えしたいと思います」
「はい、お願いします」
こうして教えるのは学園の時ぶりだし、レイラ様にお教えになるとは何か縁を感じてならない。
「満足していただいたのなら何よりです」
寝起きとは思えないくらいに食べるリオさんだったが獣人ってそういうものなのかもしれないとマチルダさんを見て思った。
まあそれを加味して作っていたからフロスト家の皆様にも満足して食べていただいた。
「リオ、これからどうするつもりだい? またフロスト家に戻ってきてくれれば私はありがたい」
ヘタイロスで買ったまた違う紅茶を飲んでいるジェイダン様がリオさんに聞く。
「妾もそのつもりなのじゃ。だからジェイダン様、またここにいさせてほしい」
「あぁ、大歓迎だよ」
フロスト家の方々とマチルダさんは大歓迎だからリオさんはかなり信頼されていたんだろう。
俺にとっても人が増えるということはそれだけフロスト家復興に向けて一歩前進ということだからありがたい話だ。
「まだ眠っているみなもここで働きたいと思うじゃろう」
マチルダさんから聞いた話があるからリオさんたちが国に変えるとかではなくここで働くという選択をすることに納得できた。
「これから同僚としてよろしく頼むぞ」
「はい、こちらこそよろしくお願いします。それでリオさんは以前この屋敷で何をされていたんですか?」
「妾はみなの身の回りのお世話じゃな。料理もマヤ様やお主様ほどではないができる方じゃ」
「それは心強いです。人が増えればそれだけ外に目を向けることができますから」
「ほぉ? ここでお世話を任せていたやつは何をしていたのじゃ? まさかとは思うが守るだけが仕事とは言わないかのぉ?」
それを指摘されて正面のマチルダさんは顔をそらす。
あぁ、これはあれだな。俺個人はあまり馴染みがないがお母さんに怒られているのがこういう感じだ。身近な存在がこうして怒られているのを見てきたからそれを思い出した。
「リオ! マチルダはちゃんとあたしのお世話をしていたから!」
「いいやしておらん。聞けばセオ様のことを騎士というだけで嫌っているそうではないか。あれが起こったとは言え、それで判断してはならんと言ったのじゃ。それを直せていないのじゃからお世話はしておらん」
まさか俺のことで注意されているとは思っても見なかった。
このままマチルダさんが怒られているのを見るよりも助けた方が面白くなりそうだ。
「まあまあリオさん。自分はそんなことを気にしませんから構いませんよ」
「しかしじゃ、直しておかねばいつか人を表面的でしか見ることができなくなるのじゃ」
「それは自分が大丈夫だとお分かりになればその先入観を払えるかもしれない。だから少し見守っていてください」
「……うーむ、お主様がそういうのであれば、仕方がないのぉ」
リオさんが納得した直後マチルダさんを見ればマチルダさんはほっとしたような悔しいような表情をしていた。
あのまま見ているだけでは見られなかった顔だな。悪くない。
「さぁ、食べ終わったから妾は働くのじゃ!」
「もう動くのかい? まだ少し休んでいた方がいいのではないかな?」
「セオ様のおかげで体はバッチリ、心も美味しいご飯で回復したのじゃ! まだまだケツが青い娘の尻を拭かんといかんのでなぁ」
「青くねぇよ!」
「まだまだじゃ。どうせお前のことだからこの食器も片付けないんじゃろう?」
黙っていても目をそらしたことですべてお見通しなリオさん。
「それは自分がやっておきます。リオさんはジェイダン様やフレヤ様と話すことがあると思いますからゆっくりとしてください。仕事は明日からでも十分に間に合ってます」
「見よマチルダ。これこそが完璧な騎士じゃ。万象の騎士、じゃったか?」
「はい。そう呼ばれています」
「大層な二つ名に恥じない働きぶり。見習ってほしいものじゃ」
「うるせぇんだよ! てかそいつは性格悪いんだぞ!? 魔法の攻撃はねちっこいし人の頭の上に荷物を転移させるし!」
「それで仕事が完璧ならば誰も何も言わないじゃろうなぁ」
ぐぬぬぬっと悔しそうに俺をにらんでくるマチルダさん。これはこれで意図せずマチルダさんをいじめてしまっている。
「そのまま娘さんと話していてもいいですよ。説教も終わっていなさそうでしたから」
「おま、それ言うなよ!」
「そうじゃったそうじゃった。妾も少し物忘れが始まってしまったようじゃな」
「五百才以上生きてるんだからそのまま忘れてろよ……」
「ほぉ、五百才の妖狐にそんなことを言うのか。青い尻を真っ赤にする必要があるようじゃのぉ」
「い、いや今のは!」
母娘の喧嘩を背に俺は厨房に向かう。
そこにマヤ様とレイラ様が一緒に来られる。
「どうしましたか?」
「私もお片付けしますよ」
「私もする! セオ様のお手伝いがしたい!」
ここで断るのもあれだから素直に受け取っておこう。
「はい、それではお願いします」
三人で厨房に向かい予め転移させていたお皿を洗う。
マヤ様は厨房の掃除をしておりレイラ様はそれを手伝っていた。
これもまたアカシックレコードを使えば使う前の情報に書き換えることが可能だが、この無駄は切り捨てるべきではないものだ。
まあこびりついている汚れは浄化魔法を使って落とすがそれ以外はちゃんと洗う。
お皿洗いは終わり、マヤ様とレイラ様の掃除も完璧にこなされた。
「お二人ともありがとうございます。早く終わることができました」
「これくらいは当然です」
一般家庭だと当然なのだがマヤ様のような貴族は当然ではないんだよな。
一方のレイラ様はどこか俺に期待しているような眼差しをチラチラと向けてくる。
多くのガキ共と接してきた俺には分かる。そして何か欲しいものが決まっている感じだ。
「お手伝いをしていただいたので何かご褒美を差し上げましょう。何がよろしいですか?」
その言葉でレイラ様はパーッと顔を明るくさせた。一方のマヤ様は一瞬どういうことか不思議に思われたがレイラ様の顔を見て察した。
「レイラ、さっきセオ様にいっぱい買っていただいたでしょう? これ以上は強欲というものよ」
ルナ様に注意するような感じでレイラ様を注意するマヤ様。
「いいではありませんか。本来なら自分の仕事でそれをお手伝いしていただいたのですから」
「もう、セオ様は厳しいということを知らないのですか? ……レイラ、何かほしいものがあるの?」
マヤ様に言われてしゅんとしていたレイラ様だがすぐに答えられた。
「魔法を、教えてほしい」
予期していない回答だったから俺とマヤ様は顔を見合わせる。
「そのようなことでしたらお手伝いせずともお教えしますよ」
「ホント!?」
「はい。それでいいですよね? マヤ様」
「もちろんです。セオ様に教えられるのでしたらこの上ない幸運でしょう」
「やった!」
体で喜びを表現しているレイラ様。
どうせアステル魔法学園で学ぶことだが今学んでおいて損はない。
「では時間が空いた時にでも仰ってください」
「今から!」
「今からですか? 自分はよろしいですが、マヤ様はお疲れになられていると思いますから後日の方がいいかと」
ものすごく納得していない顔をなさるレイラ様。
チラリとマヤ様を見れば目があって頷かれた。
「レイラ、今からやるのはいいけれど集中して聞ける?」
「聞ける」
「集中して聞けなかったらセオ様に失礼なのよ? それでも聞けると言える?」
「……うー……聞ける!」
悩んだ末に聞けると宣言されるのだからこれはやるしかない。
「承知しました。それではレイラ様が眠れなくなるほど楽しく魔法をお教えしましょう」
「やった!」
レイラ様がこれだけやる気なら全く問題ないだろう。
「マヤ様。レイラ様はどこまで魔法のことをご存知なのですか?」
「一般的なことを知っていますがまだ魔法に触れたことがありません」
触れたことがないのか。レコード魔法でも使えばよかったのだろうがそれもなされなかったのか。
「かしこまりました。では最初から軽く授業をしつつお教えしたいと思います」
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伏線がいっぱいあって今後の展開がめちゃくちゃ気になります。
感想あざます! 面白いと言っていただけて幸いです!
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