愛玩人形

誠奈

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第7章   哀傷…

19

 ぶるぶると震える智子の肩からシュミーズを落とし、乳房を外気に晒す。

 「智子……、僕の智子……」

 僕は智子の乳房を乱暴に揉みしだくと、腰の辺りで溜まっていたシュミーズを床へと落とした。

 「兄さま……だめ、やめて……」

 啜り泣く智子が小さく首を振りながら僕を見下ろす。

 「やめないよ、智子。僕はこれまでだって、ずっと智子とこうしたかったんだ。僕は……、僕は智子を愛しているから…!」


 こんなにも僕が愛しているというのに、それなのに父様が智子を穢したんだ。
 僕の智子から、天使の笑顔を奪ったんだ。
 
 
 僕は智子が唯一身に着けていた下着に手をかけた。

 「だめ……、兄さま、やめて……、お願いだから……。智子、兄さまにだけは見られたくないの。だから……」

 僕は涙ながらに懇願する智子を無視して、下着の中に手を滑り込ませた。

 「あ……、だめ……っ、兄さま……だめっ……」

 そこには確かな膨らみがあって、それは僕の身体にある物と同じ形をしていた。

 「智子……、君は……」
 「そうよ……、 これでお分かりでしょ? 智子は女の子でもなければ男の子でもないの……。化け物と同じなのよ……」

 見上げる僕の視線から逃れるように、智子が涙で濡れた顔を背ける。
 その姿は悲痛そのもので……


 違う……、違う違う違うっ!
 智子は……、僕の智子は……

 「言わないでおくれ……、化け物だなんて……そんな悲しいことを言わないでおくれ……」

 僕は智子の胸に宛てていた手を頬へと移動させると、頬を濡らす涙を拭いながら、下着を膝までずり下ろした。
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