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第11章 信愛…
12
「さあ、ちょっと失礼するよ?」
潤一が智子の両足を開き、
「これ……は……」
一瞬息を飲んだ。
そりゃそうだ……
僕だって初めて目にした時は、思わず我が目を疑ったのだから……
「ほう……、これはまたなんと……」
研修医とはいえ医療に携わる潤一と、そして長年医療に従事してきた潤一の父親が、二人して智子の足の間を覗き込む。
決して好奇心などではないと分かっている。
そうせざるを得ないことだって十分に理解はしている。
でも……出来ることなら誰の目にも触れさせたくはなかった。
そゆな僕の意を察したのか、潤一が少々厳しい目を向けた。
医師として、なのだろうけど……
「翔真君、済まないが主屋へ行って、湯を桶に汲んで来てくれないか?」
「僕が……ですか?」
「そうだ、君に頼んでいるんだ」
「でも智子が……」
今僕がこの場を離れてしまったら、智子はきっと不安になる。
それに僕だって、この握った手を離したくはない。
「智子ちゃんのことなら私が着いてますから心配ないわ。だから、ね?」
僕の気持ちを察したのか、潤一の母親がそっと僕と智子の間に割って入った。
「早くしないと、赤ちゃんが産まれた時、産湯に疲つかれないと可愛そうですよ?」
それでも智子の傍を離れずにいられない僕を、潤一の母親は優しく制した。
「はい……」
僕は仕方なく智子の手を離すと、名残惜しそうに何度も振り返りながら、離れを出た。
潤一が智子の両足を開き、
「これ……は……」
一瞬息を飲んだ。
そりゃそうだ……
僕だって初めて目にした時は、思わず我が目を疑ったのだから……
「ほう……、これはまたなんと……」
研修医とはいえ医療に携わる潤一と、そして長年医療に従事してきた潤一の父親が、二人して智子の足の間を覗き込む。
決して好奇心などではないと分かっている。
そうせざるを得ないことだって十分に理解はしている。
でも……出来ることなら誰の目にも触れさせたくはなかった。
そゆな僕の意を察したのか、潤一が少々厳しい目を向けた。
医師として、なのだろうけど……
「翔真君、済まないが主屋へ行って、湯を桶に汲んで来てくれないか?」
「僕が……ですか?」
「そうだ、君に頼んでいるんだ」
「でも智子が……」
今僕がこの場を離れてしまったら、智子はきっと不安になる。
それに僕だって、この握った手を離したくはない。
「智子ちゃんのことなら私が着いてますから心配ないわ。だから、ね?」
僕の気持ちを察したのか、潤一の母親がそっと僕と智子の間に割って入った。
「早くしないと、赤ちゃんが産まれた時、産湯に疲つかれないと可愛そうですよ?」
それでも智子の傍を離れずにいられない僕を、潤一の母親は優しく制した。
「はい……」
僕は仕方なく智子の手を離すと、名残惜しそうに何度も振り返りながら、離れを出た。
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