H・I・M・E ーactressー

誠奈

文字の大きさ
上 下
70 / 688
第7章  scene2:ピンクのお部屋

12

しおりを挟む
 コレが……僕の中に?

 コレが僕の中に插って来る時って、どんな感じなんだろう?

 こんなにおっきかったら、きっと痛いよね……
 でもその分絶対気持ちいいよね……


 想像したらゴクリ…と僕の喉が鳴って、胸がドクンと高鳴った。

 欲しがりな僕は待ちきれないとばかりに、それまで枕の端っこを握っていた手を外し、折り曲げた膝を胸にくっつくくらいに抱え込んだ。
 当然だけど、自分でも分かるくらいに溢れ出した蜜で濡れた僕のお尻は、KAZUからも……それから僕の足元へと回ったカメラからも丸見えで……
 その時・・・が来るのを、今か今かとヒクヒクとしている。

 「くく、そんなにコレが欲しいの?」
 「ほし……ぃ……」
 「だったらちゃんとお強請りしないとね?」

 ヘッドドレスを外したKAZUが、黒髪サラサラロングヘアを掻き上げる、どこからか飛んできたボトルと、KAZUのよりは若干小さめの玩具を手に取った。

 「どこに何が欲しいのかしら? 言わないと、コレ……挿れちゃうけど、 良いかしら?」
 「い……ゃ……」

 ただ冷たいだけの玩具よりも、触れただけで火傷しちゃいそうな、KAZUの熱いのが欲しい。


 ああ……、でもどうしたら良いの?

 僕のお尻に、KAZUの大きなおちんちん下さい…なんて、恥ずかしくて言えないよ…


 ……と、心の中で思いつつも、やっぱり自分の気持ちには正直でいたい僕。

 「HIMEのお尻に……、お姉ちゃんのおっきいの……、頂戴?」

 チークで薄っすらピンクに染めた頬を赤くして、甘えた声と仕草でしっかりお強請りをした。


 普段の僕なら、口が裂けても絶対に言えないような台詞だけど、HIMEの解きは別。不思議なくらい、素直になれちゃうの♪


 「くく、私、素直な子は好きよ。 だからHIMEちゃんにすぐにでも私のを挿れて上げたいところだけど、いきなりだとHIMEちゃん壊れちゃうから……」

 ちょっとだけ我慢してね、なんて言いながら、ヒクヒクする僕のお尻の穴をKAZUのぷっくりとした指がクルンと撫でた。
しおりを挟む

処理中です...