H・I・M・E ーactressー

誠奈

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第25章  scene5:チャペル

23

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 僕に息をする間も与えることなく、代わる代わる僕のお口に捩じ込まれる男達の息子……

 酸素が足りてないのか、頭がボーッとして来て……

 一瞬意識を手放しかけた僕の首筋に、KAZUがカリッと歯を立てた。

 「休んでる暇なんてないのよ?」って。

 そして尖った爪で胸の先を掻かいた。

 「あ……、あんっ……」

 それまでとは違う……、KAZUが触れた所からジワーっと熱が広がって行くような、甘い甘い痺れが広がった。

 勿論、男達が触れている部分は、吐き気を感じるくらい気持ち悪いことには変わらないんだけど……

 でも不思議とKAZUが触れた部分だけは……、そこだけは何かが違った。

 だから、KAZUの指が僕のお腹の上を通り、息子も通り過ぎ、後ろに突き入れられても、僕の身体は素直に指を受け入れることが出来た。
 KAZUの指が僕の蕾を出挿りするのに合わせて、腰だって勝手に揺れた。

 「くくく、よく見てご覧なさい? 乱暴されて感じるなんて……、あなたが選んだの人は相当な淫乱なのね?」

 僕の胸と中を弄りながら、KAZUが相原さんに向かって言う。

 「い……や……、言わない……でぇ……っ……」

 僕は息を途切れさせながら、それでも必死に訴えた。


 だって現実じゃないよ?
 お芝居だよ?

 だから本当に相原さんを愛してるわけじゃないよ?
 
 でもね……、見られたくなかったんだ。

 例えお芝居だったとしても、愛する人に、こんなはしたなくて浅ましい姿……見られたくなかった。


 なのに……

 「あら? やだ、あなたったら、これから結婚しようって相手がこんな目に合ってるのに、勃ってんじゃない」
 「くっ……」


 え……?
 どう……して……?
 嘘……、嘘だと言って……?


 でもそんな僕の願いも虚しく……

 「ほら、立ちなさいよ」

 KAZUに言われ、松下さんが相原さんの脇を抱えるようにして立ち上がらせた。

 「もっと近くで見なさいよ」

 そして僕の足元近くまで押しやった。

 「い……や…、見ないで……っ……」


 こんな僕を……見ないで……
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