631 / 688
第33章 scene6:君だけのHIMEにして?
5
しおりを挟む
軽く閉じた唇をペロンと舐められ、舌先でトンとノックされて、僕がそれに応えるようにそっと唇を開くと、すかさず翔真くんの舌が僕の口の中に入ってくる。
翔真くんのキスは、いつもどこかぎこちなかったりするんだけど、それが案外気持ち良かったりする。
言葉では上手く表せなかったりするんだけど、とにかく頭の芯がボーっとなって、身体の奥底からジンと熱くなって行くような……、本当に気持ちの良いキスなんだ。
そりゃ……さ、上手いか下手かで言ったら……、上手くはないのかもしれない。
凄くぎこちないし、たどたどしいしさ……
なのに僕が気持ちイイって思えるポイントを、実に的確に突いてくるんだよね。
だから翔真くんとのキスはやめられないんだ♪
「くく、すげぇ酒臭い」
散々僕の口の中を舐め回して、舌を吸いまくった翔真くんが、唇を離した途端クスクスと肩を揺らす。
だって仕方ないじゃん?
僕にじゃんじゃんお酒を飲ませる松下さんが悪いんだもん。
「なんか俺まで酔っ払っちゃいそうだよ」
「ふふ、酔って……?」
翔真くんも、僕に酔って?
「そうだね、今夜はとことん酔っ払っちゃおうか?」
言いながら翔真くんの唇が僕の耳たぶをカリッと噛む。
ううん、それだけじゃない……、熱い息まで一緒に吹きかかるから、
「んぁっ……」
キュッと噛んだ僕の唇の端から、思わず息が漏れてしまう。
「くく、本当に耳弱いよね?」
「だってぇ……、あんっ……」
擽ったいんだもん……
それに、ただ擽ったいだけじゃなくて、細かな息遣いとか、水音とかさ……、ただでさえ痺れ始めた脳に直接響いて来るから、余計に肩が竦んでしまう。
なのに翔真くんたら、それを分かっていながら、僕の耳をわざと音を鳴らして舐めたりするから、僕の口から漏れる吐息は、益々熱を帯びてくる。
翔真くんのキスは、いつもどこかぎこちなかったりするんだけど、それが案外気持ち良かったりする。
言葉では上手く表せなかったりするんだけど、とにかく頭の芯がボーっとなって、身体の奥底からジンと熱くなって行くような……、本当に気持ちの良いキスなんだ。
そりゃ……さ、上手いか下手かで言ったら……、上手くはないのかもしれない。
凄くぎこちないし、たどたどしいしさ……
なのに僕が気持ちイイって思えるポイントを、実に的確に突いてくるんだよね。
だから翔真くんとのキスはやめられないんだ♪
「くく、すげぇ酒臭い」
散々僕の口の中を舐め回して、舌を吸いまくった翔真くんが、唇を離した途端クスクスと肩を揺らす。
だって仕方ないじゃん?
僕にじゃんじゃんお酒を飲ませる松下さんが悪いんだもん。
「なんか俺まで酔っ払っちゃいそうだよ」
「ふふ、酔って……?」
翔真くんも、僕に酔って?
「そうだね、今夜はとことん酔っ払っちゃおうか?」
言いながら翔真くんの唇が僕の耳たぶをカリッと噛む。
ううん、それだけじゃない……、熱い息まで一緒に吹きかかるから、
「んぁっ……」
キュッと噛んだ僕の唇の端から、思わず息が漏れてしまう。
「くく、本当に耳弱いよね?」
「だってぇ……、あんっ……」
擽ったいんだもん……
それに、ただ擽ったいだけじゃなくて、細かな息遣いとか、水音とかさ……、ただでさえ痺れ始めた脳に直接響いて来るから、余計に肩が竦んでしまう。
なのに翔真くんたら、それを分かっていながら、僕の耳をわざと音を鳴らして舐めたりするから、僕の口から漏れる吐息は、益々熱を帯びてくる。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
50
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる