H・I・M・E ーactressー

誠奈

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第35章  scene7:僕達のParty Starters!

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 「あの……さ、時間は?」

 暫く両腕をしっかり組んで、ずっと考え込んでいた翔くんが、眉間に皺を寄せたまま僕を見た。

 怒ってはいないみたいだけど、納得はしていない……って顔してる?

 「んと……、十一時から十七時まで……かな」

 本当は夜とかの方が深夜手当も付くから、お金のことを考えればその方が良いんだけど、そうすると翔真くんとの時間が無くなっちゃうし、それこそ翔真くんが心配するだろうと思って、店長さんに交渉した結果がこの時間だった。

 「で? 週何勤?」
 「んと、月水金の三日間かな……」

 僕としては平日毎日入れたら良かったんだけど、他のパートさんとの兼ね合いもあって、それは叶わなかった。

 「ダメ……かな?」
 「ダメも何も、もう決めてきちゃったんでしょ?」

 それはそうなんだけどさ……

 「だったら俺が言うことは何もないんじゃないかな?」

 え……、やっぱり怒ってる?

 「あの……さ……」
 「但し条件がある」

 言いかけた僕を遮るように、翔真くんが僕の手を握る。

 「条件……て?」


 ……ってゆーか、僕達まだ一緒に暮らし始めてもないのに、僕がバイトするのも条件付きなの?

 え、翔真くんがとっても心配性なのは知ってたし、思った以上に嫉妬深いのも気付いたてはいたけど、案外束縛するタイプだったりする?

 出来れば僕、自由でいたいんだけど……

 でも、翔真くんだったら束縛されても良いかなぁ…、なんて最近ちょっぴりだけど思いだしちゃってる僕♡
 

 「条件て難しいこと?」
 「全然難しいことじゃないから安心して?」

 よっぽど僕が不安そうな顔をしてたんだろうね、翔真くんが僕の髪をそっと撫でてニッコリ笑った。

 その笑顔を見て、ホッとする僕。


 良かった、怒ってはいないみたい♪


 「条件は二つ……」

 言いながら翔真くんが僕の目の前に、まるで∨サインでもするみたく、指をピッと二本立てた。


 ってゆーか、二つも条件あんの?
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