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3.嵐の夜に愛を知り、恋に目覚め
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「君が好きだ」
逃げも隠れもない直球の告白に、朱理の理性が白旗を振る。
「わ、私……わた、し」
感情の起伏が激しすぎて、思うように言葉が出てこない。
だけど神野は急かそうとせず、静かに頭を振った。
「今は無理に返事をしなくてもかまわない。こんな状況で告白されて驚くのも、君が俺を持て余し、苦手にしているのもわかっている。ただ……朱理を好きだという気持ちを冗談にされたくない俺の自己満足だ。朱理を困らせたいわけでは」
言いつのり、やっぱり困らせているか。と神野が目元を赤らめ黙る。
誤解されないように、彼にあきれられないように、変なことを言わないようにと色々と考え、でもパニックの頭ではろくな考えも浮かばなくて、ついに両手で顔を覆う。
「……じゃないです」
「うん?」
「苦手じゃないです。あと、持て余したのは神野先生じゃなくて……自分の気持ちなんです。だって、カルテ庫の魔女とからかわれる私が、先生を、す……好きだなんて」
うれしさと、恥ずかしさが混じり合って、うまく伝えられる気がしない。
必死になって考えたが、出てきたのは『好き』の二文字だけだった。
「あか……り」
初めて名を口にするように、神野がかすれた声を出す。
普段の自信にあふれた口調とは違う響きに、ときめきが止まらない。
心を素直に伝えることに慣れない朱理が身悶えていると、いつの間にか移動してきた神野から手首をつかまれ、そっと顔からはずされた。
あ、と顔を上げると、鼻先が触れあう位置に神野の黒いまなざしがあって。
――気がついたら唇が重なっていた。
引き締まった唇が角度を変えながら触れ、舌先で探るようにして薄い表面をなぞられる。
ちろちろと動く舌に誘われ口を開くと、待ちかねたように神野の舌が中へ入ってくる。
自分では意識することなどないのに、熱くぬめるそれで歯列の根元や頬の方をなぞられると、どうしてか身体がぞくぞくした。
ぴちゃりという水音が恥ずかしくて身をすくませていると、大丈夫だという風に、口蓋にあてられた舌がゆっくり動き、優しく中を愛撫する。
(あ……蕩けるように気持ちいい)
キスがこんなに心地よいものだなんてと驚きながら、朱理は夢中で唇を重ね合う。
神野はやがて好きの気持ちをひたむきに伝えなるように、深い場所まで舌を含ませてきた。
おびえそうな朱理の舌をあやしながら絡め取る感触に、身体がざわめき目覚めだす。
初めての深い口づけに、呼吸まで奪われくらくらしてしまう。
やがて男の手が朱理の首の後ろを支え、神野が覆い被さる形でキスしだす。
力の抜けた身体で手を伸ばすと、神野のパジャマに指が触れて――そのまま落ちた。
朱理は彼の腕を直接つかみ、倒れないように必死ですがる。
呼応して神野がぐっと朱理の腰を引き寄せ、執拗に舌を絡ませていく。
「んっ……ん、ぁ……は、あ」
唇が離れた合間を縫って、朱理は物慣れぬしぐさで息を継ぐ。
鼻から抜ける声が、自分のものでないように甘ったるい。
呼吸のたびに上下する胸の先は徐々に硬く変化しだし、借りたシャツに尖端が擦れるたびに、むずむずとした痺れが乳房全体へと広がる。
淫らな変化に戸惑い羞恥を覚えていると、神野がそっと舌を引き抜き口角を上げた。
逃げも隠れもない直球の告白に、朱理の理性が白旗を振る。
「わ、私……わた、し」
感情の起伏が激しすぎて、思うように言葉が出てこない。
だけど神野は急かそうとせず、静かに頭を振った。
「今は無理に返事をしなくてもかまわない。こんな状況で告白されて驚くのも、君が俺を持て余し、苦手にしているのもわかっている。ただ……朱理を好きだという気持ちを冗談にされたくない俺の自己満足だ。朱理を困らせたいわけでは」
言いつのり、やっぱり困らせているか。と神野が目元を赤らめ黙る。
誤解されないように、彼にあきれられないように、変なことを言わないようにと色々と考え、でもパニックの頭ではろくな考えも浮かばなくて、ついに両手で顔を覆う。
「……じゃないです」
「うん?」
「苦手じゃないです。あと、持て余したのは神野先生じゃなくて……自分の気持ちなんです。だって、カルテ庫の魔女とからかわれる私が、先生を、す……好きだなんて」
うれしさと、恥ずかしさが混じり合って、うまく伝えられる気がしない。
必死になって考えたが、出てきたのは『好き』の二文字だけだった。
「あか……り」
初めて名を口にするように、神野がかすれた声を出す。
普段の自信にあふれた口調とは違う響きに、ときめきが止まらない。
心を素直に伝えることに慣れない朱理が身悶えていると、いつの間にか移動してきた神野から手首をつかまれ、そっと顔からはずされた。
あ、と顔を上げると、鼻先が触れあう位置に神野の黒いまなざしがあって。
――気がついたら唇が重なっていた。
引き締まった唇が角度を変えながら触れ、舌先で探るようにして薄い表面をなぞられる。
ちろちろと動く舌に誘われ口を開くと、待ちかねたように神野の舌が中へ入ってくる。
自分では意識することなどないのに、熱くぬめるそれで歯列の根元や頬の方をなぞられると、どうしてか身体がぞくぞくした。
ぴちゃりという水音が恥ずかしくて身をすくませていると、大丈夫だという風に、口蓋にあてられた舌がゆっくり動き、優しく中を愛撫する。
(あ……蕩けるように気持ちいい)
キスがこんなに心地よいものだなんてと驚きながら、朱理は夢中で唇を重ね合う。
神野はやがて好きの気持ちをひたむきに伝えなるように、深い場所まで舌を含ませてきた。
おびえそうな朱理の舌をあやしながら絡め取る感触に、身体がざわめき目覚めだす。
初めての深い口づけに、呼吸まで奪われくらくらしてしまう。
やがて男の手が朱理の首の後ろを支え、神野が覆い被さる形でキスしだす。
力の抜けた身体で手を伸ばすと、神野のパジャマに指が触れて――そのまま落ちた。
朱理は彼の腕を直接つかみ、倒れないように必死ですがる。
呼応して神野がぐっと朱理の腰を引き寄せ、執拗に舌を絡ませていく。
「んっ……ん、ぁ……は、あ」
唇が離れた合間を縫って、朱理は物慣れぬしぐさで息を継ぐ。
鼻から抜ける声が、自分のものでないように甘ったるい。
呼吸のたびに上下する胸の先は徐々に硬く変化しだし、借りたシャツに尖端が擦れるたびに、むずむずとした痺れが乳房全体へと広がる。
淫らな変化に戸惑い羞恥を覚えていると、神野がそっと舌を引き抜き口角を上げた。
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