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お兄様、お姉様は似た者同士
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「ちょっと、ミノ起きなさい!起きなさいったら!」
「うーん、あとちょっと。」
「あらあら、寝顔もアイル様にそっくりだわ。」
そう、第三者の声によって、私は、目をパッチリと開けた。
「エ、エナお姉様?」
「あら、もう起きてしまったの?私としては、もう少し眺めていたかったのだけど。もう、時間切れね。」
「おはようございます。すいません。お姉様に起こしていただくなんて。」
「いいのよ。ミノさん。かわいい寝顔を拝めて良かったわ。アイル様がいっていた通りね。ふふっ。」
「そうだ。支度をしないと!」
「お姉様、すいませんが先に行ってて下さいまし。すぐに追い付きます!」
「わかったわ。怪我のないようにね。では、またあとで。」
そう言うと、エナお姉様は頭を一撫でし部屋を出ていった。
「ミノ、あの子。あんたの兄貴とは別で少し危険な感じがするわ。可愛いものに盲目的な感じがする。」
「リゼ、大丈夫よ。…まっさかー。心配しすぎだよー。」
「今、一瞬の沈黙あったわね。」
「さてと、エナお姉様に追い付かなくちゃ。」
「はぁ。世話が焼けるわね。転ぶんじゃないわよ。」
「はーい」
ーーー食堂にてーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「おはよう。ミノ!制服似合ってるぞ!これで、やっと今日からミノも一緒に登校できるな!」
「おはよう、ございます。お兄様。恥ずかしいですわ。でも、私も、う、嬉しいですわ。」
「ミノのデレいただき!今日も家の天使は、健在だ!」
「お兄様、お止め下さいまし。」
すかさず、私は兄の言葉を制止した。恥ずかしいったら。
きっと、お兄様の威厳が崩れかけてるに違いない。
「エナお姉様。お待たせしました。」
「いえいえ、今日は良いものを見させてもらいましたわ。」
エナお姉様がニッコリされる。
含みを持たさないでいただきたい。
「エナは、同室だからいいなー。で、良いものってなにかな?」
「それは、乙女の秘密ですわ。アイル様。ね、ミノさん。」
「えぇ。そうですわね。」
前言撤回。いや、再度思う。この二人、似ている。
なんか、兄さんが二人に増えたみたいだ。ちょっと、厄介かもしれない。
リゼの言った通りだ。
てか、早く二人くっつけ。でも本当にくっついた方がいいのか?いや、それとも…でもなぁ、くっついたらくっついたで…
そうこう、していると、二人に挟まれて食事をしている。
時々、お兄様やお姉様があーんをしてくるのだが…。
二人でやってくれませんかね?私じゃなくて!
と、ミノは心の中で思った。
「うーん、あとちょっと。」
「あらあら、寝顔もアイル様にそっくりだわ。」
そう、第三者の声によって、私は、目をパッチリと開けた。
「エ、エナお姉様?」
「あら、もう起きてしまったの?私としては、もう少し眺めていたかったのだけど。もう、時間切れね。」
「おはようございます。すいません。お姉様に起こしていただくなんて。」
「いいのよ。ミノさん。かわいい寝顔を拝めて良かったわ。アイル様がいっていた通りね。ふふっ。」
「そうだ。支度をしないと!」
「お姉様、すいませんが先に行ってて下さいまし。すぐに追い付きます!」
「わかったわ。怪我のないようにね。では、またあとで。」
そう言うと、エナお姉様は頭を一撫でし部屋を出ていった。
「ミノ、あの子。あんたの兄貴とは別で少し危険な感じがするわ。可愛いものに盲目的な感じがする。」
「リゼ、大丈夫よ。…まっさかー。心配しすぎだよー。」
「今、一瞬の沈黙あったわね。」
「さてと、エナお姉様に追い付かなくちゃ。」
「はぁ。世話が焼けるわね。転ぶんじゃないわよ。」
「はーい」
ーーー食堂にてーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「おはよう。ミノ!制服似合ってるぞ!これで、やっと今日からミノも一緒に登校できるな!」
「おはよう、ございます。お兄様。恥ずかしいですわ。でも、私も、う、嬉しいですわ。」
「ミノのデレいただき!今日も家の天使は、健在だ!」
「お兄様、お止め下さいまし。」
すかさず、私は兄の言葉を制止した。恥ずかしいったら。
きっと、お兄様の威厳が崩れかけてるに違いない。
「エナお姉様。お待たせしました。」
「いえいえ、今日は良いものを見させてもらいましたわ。」
エナお姉様がニッコリされる。
含みを持たさないでいただきたい。
「エナは、同室だからいいなー。で、良いものってなにかな?」
「それは、乙女の秘密ですわ。アイル様。ね、ミノさん。」
「えぇ。そうですわね。」
前言撤回。いや、再度思う。この二人、似ている。
なんか、兄さんが二人に増えたみたいだ。ちょっと、厄介かもしれない。
リゼの言った通りだ。
てか、早く二人くっつけ。でも本当にくっついた方がいいのか?いや、それとも…でもなぁ、くっついたらくっついたで…
そうこう、していると、二人に挟まれて食事をしている。
時々、お兄様やお姉様があーんをしてくるのだが…。
二人でやってくれませんかね?私じゃなくて!
と、ミノは心の中で思った。
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