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第1章 英雄の娘、冒険に出る
018 周囲の期待
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ランチとディナーを凌いだリーベの耳には『どんな魔物だったの?』『怖くなかったかい?』『リーベちゃんが戦ったって本当かい?』『さすがエルガーさんの娘だ!』という言葉が焼き付いていた。目を瞑ればそれらが耳朶に蘇るほどに。
「はあ……」
(お父さんの引退騒動よりも凄かった……)
リーベはそう思いつつも、自分の生活が脅かされたのだからそれもそうだろうと、納得していた。しかし、そのお陰で疲れ切った彼女はため息が尽きないが、それではいけないと代わりに伸びをする。
「ん~~~っ!」
「リーベ。仕込みをやるからこっちに来てちょうだい」
脱力をしようとしたちょうどのタイミングで母シェーンに呼ばれる。
「はあ……あ、はーい!」
返事をしてから食器をまとめていた父エルガーを見やる。
彼は元冒険者なだけあって体力があり、疲れた様子は一切ない。娘の目にはまだ8割ほどは体力が残っているように映った。
「お掃除、お願いね」
「おう。リーベもケガすんなよ?」
「うん。ありがと」
がらんとしたホールに父を残し、彼女は厨房へ向かう。
閉店後の仕込みは川魚を切り身にしたり、ドレッシングやソースを作ったりする。そうすることで明日の仕事が減るのはもちろん、ドレッシングなどは一晩おくことで味が馴染むのだ。
リーベはこの作業を手伝いつつ、料理を学んでいた。
母の隣に立って指導を受けようとしたが、別の指示が飛んできた。
「あ、そうだ。冷蔵庫に魔力を籠めておいて」
「わかった」
ここは食堂であるため、大きな冷蔵庫がある。
冷蔵庫とは金属製の大きな箱で、天板の内側に取り付けられた刻印に、魔石から魔力を供給する事で冷気を発生させる仕組みを持っている。この冷気をもって食品の鮮度を保つのだ。
クローゼットのような冷蔵庫の扉の上には魔石がある。紫色のそれは内側から淡い輝きを放っているが、あと2~3時間もすれば消えてしまうだろう。熱を操る魔法は魔力の消費が激しい為、冷蔵庫の効力を維持するには一日一回、魔力を籠めねばならないのだ。
リーベはワンドを取り出すと、先端の珠を魔石にあてがい、魔力を籠める。
すると淡い輝きは白く煌々としたものへと変わっていく。
「これでよしっと――終わったよ?」
「そう。それじゃ、仕込みを始めましょうか」
仕込みを終え、一家はようやく夕食にありついた。
メニューは弱ってきた野菜を使ったラタトゥイユと余り物という、食堂を営んでいる家庭にありがちな組み合わせだった。
事実、質素なメニューだが、これらは全てシェーンが腕によりを掛けて作ったもので、味は保証されていた。だから誰も不満を抱かなかったが、しかし昨日の豪華さと、なにより食卓の賑やかさの落差が激しく、リーベには若干物寂しく感じられた。
「どうしたリーベ? 腹でも痛いんか?」
エルガーが心配して問い掛ける。
「う、ううん。なんでもないよ」
「そうか?」
夫が首を傾げる傍ら、シェーンが口を開く。
「具合が悪いのなら遠慮せずに言うのよ?」
両親優しい言葉を耳に、リーベは失礼な事を考えていた自分が恥ずかしくなった。
「ありがと。でもちょっと疲れただけだから――それより、お腹空いちゃった」
彼女の言葉を裏付けるように腹が鳴った。
「~~っ!」
「ははは! そうだな、さっさと食おうぜ」
「そうね。いただきますしましょうか」
それから3人は「いただきます」と唱和して食事を始めた。
食事は和気藹々と、会話を交えて進行していく。
その中で話題に上ったのはもちろん、今日の混雑具合だ。
「お店が賑わうのはいいんだけど、賑わいすぎるのも困りものね」
シェーンが贅沢な悩みを吐露すると、エルガーが小さく笑った。
「はは、そうだな。だが、ディアンの画が無くなったことだし、しばらくすりゃ、前よりも忙しくなくなるだろうさ」
「そうね。今が稼ぎ時なんだし、頑張りましょう」
二人が言うように、ディアンの描いた『断罪の時』はエーアステの集客に一役買っていた。だが、エーアステの魅力はそこだけではない。シェーンの料理と、エルガーの名声。それらがある限り全く以て安泰だった。
一家が風呂屋に向かう道中、すれ違った冒険者の姿に、リーベは昨夜の疑問を思い出した。
「そうだ。ねえ、お父さん。お父さんはどうして冒険者になったの?」
「藪から棒だな」
「ちょっとね、気になったの」
エルガーは訝しげに鼻を鳴らしつつも答える。
「俺には才能があったからだ」
「才能? お金とかじゃないの?」
「ああ。俺は東のオズソルト出身なんだが、冒険者になる前は剣闘士をしてたんだ」
オズソルトはこの国の東端にある港湾都市で、外国との通商で発展してきた。そんな歴史もあり、テルドル以上に人の出入りが多く、必然的に興行が盛んになったのだ。
そして剣闘とは、オズソルトで1番人気の競技だった。
「剣闘士⁉」
リーベは父の言葉に驚愕する。
剣闘とは鎧を纏った戦士が木剣で殴り合う非常に危険な競技で、時に死人が出ることもあるほどだ。父がそんな恐ろしい競技をしていただなんて、リーベはまったくの初耳だった。
(お母さんはこのことを知ってるのかな?)
彼女はちらりと母を見やる。自分と同じ反応を示しているかに思われたが、シェーンは至って平然としていた。
(夫婦なんだから、夫の経歴を知り尽くしていて当然か)
納得しつつ父に視線を戻した時、彼は苦笑気味に語る。
「親が事故で死んだ憂さ晴らしで剣闘士をやってたんだが……俺は負け無しだった。それで師匠に目を付けられた。『お前には才能があるんだから、こんなごっこ遊びは辞めて俺と来い』ってな」
(剣闘をごっこ扱いするなんて……)
そう思いつつも、命が掛かっているワケではないのだから、と納得させられたリーベだった。
「だ、大胆な人なんだね……お母さんは会ったことあるの?」
「ええ。と言っても、もうずっと会っていないけどね」
「そうなんだ……」
(お父さんの師匠……きっと凄い人なんだろうな)
そう思うと同時に、そんな大人物から冒険者になるべきだと豪語されるほどの才能を持っていた父もまた凄いのだと、彼女は思った。
「……才能、か…………」
(わたしにも遺伝してたりして)
そんなことを考えていると、エルガーが深刻な顔をして娘に問い掛ける。
「お前……まさか、冒険者になりたいとか考えてるんじゃないよな?」
「え……?」
夫婦は真剣な眼差しを娘に向けていた。
「そ、そんなことないよ……!」
慌てて否定すると「ほんとうに?」とシェーンが哀願するように問い掛けてくる。
その悲愴さに気圧され、リーベは些細な疑問を口にしただけなのに、重大な過失を犯しているような気になった。
「……う、うん」
どうにか返事をすると、母は感情を抑え込んだ。
「……そう、なら、いいわ…………」
そう言い残すと彼女は娘から目を離し、コツコツと歩き出した。
リーベが母の儚げな背中を追いかけようとした時、エルガーが小さく言う。
「……リーベ。シェーンの前じゃ、2度と冒険者の話をするな」
いいな? と念を押されると頷かずにはいられなかった。
「はあ……」
(お父さんの引退騒動よりも凄かった……)
リーベはそう思いつつも、自分の生活が脅かされたのだからそれもそうだろうと、納得していた。しかし、そのお陰で疲れ切った彼女はため息が尽きないが、それではいけないと代わりに伸びをする。
「ん~~~っ!」
「リーベ。仕込みをやるからこっちに来てちょうだい」
脱力をしようとしたちょうどのタイミングで母シェーンに呼ばれる。
「はあ……あ、はーい!」
返事をしてから食器をまとめていた父エルガーを見やる。
彼は元冒険者なだけあって体力があり、疲れた様子は一切ない。娘の目にはまだ8割ほどは体力が残っているように映った。
「お掃除、お願いね」
「おう。リーベもケガすんなよ?」
「うん。ありがと」
がらんとしたホールに父を残し、彼女は厨房へ向かう。
閉店後の仕込みは川魚を切り身にしたり、ドレッシングやソースを作ったりする。そうすることで明日の仕事が減るのはもちろん、ドレッシングなどは一晩おくことで味が馴染むのだ。
リーベはこの作業を手伝いつつ、料理を学んでいた。
母の隣に立って指導を受けようとしたが、別の指示が飛んできた。
「あ、そうだ。冷蔵庫に魔力を籠めておいて」
「わかった」
ここは食堂であるため、大きな冷蔵庫がある。
冷蔵庫とは金属製の大きな箱で、天板の内側に取り付けられた刻印に、魔石から魔力を供給する事で冷気を発生させる仕組みを持っている。この冷気をもって食品の鮮度を保つのだ。
クローゼットのような冷蔵庫の扉の上には魔石がある。紫色のそれは内側から淡い輝きを放っているが、あと2~3時間もすれば消えてしまうだろう。熱を操る魔法は魔力の消費が激しい為、冷蔵庫の効力を維持するには一日一回、魔力を籠めねばならないのだ。
リーベはワンドを取り出すと、先端の珠を魔石にあてがい、魔力を籠める。
すると淡い輝きは白く煌々としたものへと変わっていく。
「これでよしっと――終わったよ?」
「そう。それじゃ、仕込みを始めましょうか」
仕込みを終え、一家はようやく夕食にありついた。
メニューは弱ってきた野菜を使ったラタトゥイユと余り物という、食堂を営んでいる家庭にありがちな組み合わせだった。
事実、質素なメニューだが、これらは全てシェーンが腕によりを掛けて作ったもので、味は保証されていた。だから誰も不満を抱かなかったが、しかし昨日の豪華さと、なにより食卓の賑やかさの落差が激しく、リーベには若干物寂しく感じられた。
「どうしたリーベ? 腹でも痛いんか?」
エルガーが心配して問い掛ける。
「う、ううん。なんでもないよ」
「そうか?」
夫が首を傾げる傍ら、シェーンが口を開く。
「具合が悪いのなら遠慮せずに言うのよ?」
両親優しい言葉を耳に、リーベは失礼な事を考えていた自分が恥ずかしくなった。
「ありがと。でもちょっと疲れただけだから――それより、お腹空いちゃった」
彼女の言葉を裏付けるように腹が鳴った。
「~~っ!」
「ははは! そうだな、さっさと食おうぜ」
「そうね。いただきますしましょうか」
それから3人は「いただきます」と唱和して食事を始めた。
食事は和気藹々と、会話を交えて進行していく。
その中で話題に上ったのはもちろん、今日の混雑具合だ。
「お店が賑わうのはいいんだけど、賑わいすぎるのも困りものね」
シェーンが贅沢な悩みを吐露すると、エルガーが小さく笑った。
「はは、そうだな。だが、ディアンの画が無くなったことだし、しばらくすりゃ、前よりも忙しくなくなるだろうさ」
「そうね。今が稼ぎ時なんだし、頑張りましょう」
二人が言うように、ディアンの描いた『断罪の時』はエーアステの集客に一役買っていた。だが、エーアステの魅力はそこだけではない。シェーンの料理と、エルガーの名声。それらがある限り全く以て安泰だった。
一家が風呂屋に向かう道中、すれ違った冒険者の姿に、リーベは昨夜の疑問を思い出した。
「そうだ。ねえ、お父さん。お父さんはどうして冒険者になったの?」
「藪から棒だな」
「ちょっとね、気になったの」
エルガーは訝しげに鼻を鳴らしつつも答える。
「俺には才能があったからだ」
「才能? お金とかじゃないの?」
「ああ。俺は東のオズソルト出身なんだが、冒険者になる前は剣闘士をしてたんだ」
オズソルトはこの国の東端にある港湾都市で、外国との通商で発展してきた。そんな歴史もあり、テルドル以上に人の出入りが多く、必然的に興行が盛んになったのだ。
そして剣闘とは、オズソルトで1番人気の競技だった。
「剣闘士⁉」
リーベは父の言葉に驚愕する。
剣闘とは鎧を纏った戦士が木剣で殴り合う非常に危険な競技で、時に死人が出ることもあるほどだ。父がそんな恐ろしい競技をしていただなんて、リーベはまったくの初耳だった。
(お母さんはこのことを知ってるのかな?)
彼女はちらりと母を見やる。自分と同じ反応を示しているかに思われたが、シェーンは至って平然としていた。
(夫婦なんだから、夫の経歴を知り尽くしていて当然か)
納得しつつ父に視線を戻した時、彼は苦笑気味に語る。
「親が事故で死んだ憂さ晴らしで剣闘士をやってたんだが……俺は負け無しだった。それで師匠に目を付けられた。『お前には才能があるんだから、こんなごっこ遊びは辞めて俺と来い』ってな」
(剣闘をごっこ扱いするなんて……)
そう思いつつも、命が掛かっているワケではないのだから、と納得させられたリーベだった。
「だ、大胆な人なんだね……お母さんは会ったことあるの?」
「ええ。と言っても、もうずっと会っていないけどね」
「そうなんだ……」
(お父さんの師匠……きっと凄い人なんだろうな)
そう思うと同時に、そんな大人物から冒険者になるべきだと豪語されるほどの才能を持っていた父もまた凄いのだと、彼女は思った。
「……才能、か…………」
(わたしにも遺伝してたりして)
そんなことを考えていると、エルガーが深刻な顔をして娘に問い掛ける。
「お前……まさか、冒険者になりたいとか考えてるんじゃないよな?」
「え……?」
夫婦は真剣な眼差しを娘に向けていた。
「そ、そんなことないよ……!」
慌てて否定すると「ほんとうに?」とシェーンが哀願するように問い掛けてくる。
その悲愴さに気圧され、リーベは些細な疑問を口にしただけなのに、重大な過失を犯しているような気になった。
「……う、うん」
どうにか返事をすると、母は感情を抑え込んだ。
「……そう、なら、いいわ…………」
そう言い残すと彼女は娘から目を離し、コツコツと歩き出した。
リーベが母の儚げな背中を追いかけようとした時、エルガーが小さく言う。
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