81 / 96
第2章 旅立ちの時
080 別れが迫る
しおりを挟む
「それでは、報酬金のお支払いとなります」
サリーが差し出した報酬金の額は、ラソラナ討伐の時よりも少なかった。
ラソラナが積極的に人を襲う第三級に分類される魔物であるのに対し、ハイベックスはテリトリーに侵入するなど、こちらから刺激しない限りは襲ってこない第四級の魔物である。
魔物の等級が下がれば報酬金も下がる。実に明快なことだ。
しかし一所懸命戦ったリーベにとっては少々複雑なことであった。
「むう……」
「なんだ? 不満か?」
ヴァールが口角を吊り上げ、揶揄う。
「不満じゃないよ。でもラソラナより少ないんだなーって」
正直なところを言うと、ヴァールは極太い腕をカウンターに乗せ、空いた手の親指でリーベを差し、受付嬢であるサリーに言う。
「おいサリー、ウチのお嬢が足りないだとよ。もっと持ってこい」
すると案の定、彼女は困ってしまった。
垂れ目を大きく見開き、あわあわと両手をあげ「こ、困ります!」と悲鳴交じりに言う。
彼女は優秀な受付嬢だが、こうしたアクシデントに弱いと評判だった。それは隣のカウンターから先輩受付嬢のアウラーが助けに飛んでくる様からもよくわかる。
「どうかなさいましたか?」
「あ、いや……」
ヴァールも、まさかこんな大事になるとは思っていなかったのだ。イガグリ頭をボリボリと掻く姿の滑稽なこと。リーベは確と目に焼き付けながらも、助け船を出す。
「すみません。おじさんが冗談を言っただけですから」
「リーベちゃんがそういうなら……」
アウラーは「大丈夫?」とサリーに小声で尋ね、彼女が頷くのを見ると自分の持ち場に戻っていった。
「す、すみません。私、鈍くて……」
「いや、悪いクセが出ただけだ。気にしないでくれ」
2人の間には気まずい空気が流れている。見かねてリーベは言う。
「ほんと、日頃からそんなことしてるからだよ」
「ああ。揶揄うのはリーベだけで我慢しとくよ」
「違う、そうじゃない!」
リーベが叫ぶとサリーはくすくすと口下を押さえて笑った。
「2人は本当に仲が良いんですね。ここまでフランクな師弟は中々いませんよ?」
「まあ、おしめを変えてやったこともあるくらいだかんな」
「おじさん!」
(まったく、おじさんったら~!)
リーベが恥ずかしい思いをする一方、サリーは楽しげに笑っている。
「可愛い弟子がハイベックスを倒してどうですか?」
「……どうもなにも、これで増長しなけりゃ、それでいいさ」
そう言うとヴァールは報酬金を受け取り、そそくさと退散しようとした。しかし「領収書!」と呼び止められ、慌てて引き返してきた。
彼が照れていることを珍しく思う一方、愛されてると感じられて、リーベの胸は温かくなった。
「おや、終わったようですね」
掲示板を眺めていたフェアが振り向く。端正な顔は今も微笑を湛えていて、今日も世界は平和だと思わされる。しかしその背後には人々の助けを求める声が形となって張り出されており、リーベは胸が疼くのを覚えた。
「あの、依頼はどうですか?」
相棒から報酬金の入った袋を受け取っていたフェアに尋ねる。
思いが先走るあまり言葉足らずになってしまったが、彼はリーベの言わんとする事を察した。
「そうですね、当初よりかは目に見えて減ってきていますよ。この分ならもう直、辞令が下ることでしょう」
「じれい?」
聞き慣れぬ言葉に首を傾げていると、フロイデがぼそりと教える。
「ギルド本部から、帰って来いって、言われる」
「本部って……」
「王都だな」
ヴァールの言葉に頭が揺さぶられる。
(王都……テルドルの外……おじさんたちは王都の冒険者だ。その弟子になったわたしもそれに着いていくことになるとお父さんは言っていたけれども、こんなに早くだなんて……)
煩悶としていると、肩に大きな手を置かれた。
「そう深く考えるな。冒険で街の外に出る。その延長なんだからよ」
「……うん」
ヴァールはリーベの肩を叩くと「んじゃ、ぼちぼち解散すっか」と気持ち大きな声で言った。それにフェアが続く。
「そうですね。体が疲れていると気持ちも沈んじゃいますから」
その言葉に覚えのあったリーベは素直に従う事にした。
もうすぐテルドルを出て行かなければならない。
その事実に苛まれたリーベは食べる手を止め、しばしば悲嘆に暮れていた。そんなことをしていれば食卓を囲んでいる両親を心配させてしまうのは当然だが、彼女はそれにに気づけなかった。
「リーベ? 何処か具合でも悪いの?」
母シェーンが眉尻を下げて心配してくれる。
「あ……ごめん、ボーッとしてた」
「疲れが溜まってるのね。午後はゆっくりすると良いわ」
「……うん。そうするね」
微笑み掛けて昼食を再開しようとスープを掬うが、父エルガーと目が合う。日に焼けたまぶたの間に覗く鳶色の瞳は妻と同様の心配に加え、同情するような深い共感の念が表れていた。
その様子からリーベは、父には全て見透かされているのだと悟った。
「……あのね。もうすぐ辞令が出るだろうってフェアさんが……」
「辞令って……王都に戻って来なさいってこと?」
母の上擦った声にリーベは頷く。
「そんな……」
「仕方ないことだ」
妻の悲嘆とは対象的に、エルガーは割り切ったことを言う。
「あなた!」
妻の非難を受けてなお、その表情は崩れなかった。
「冒険者になった以上、仕方ない事だ。……そうだろう?」
テルドルを出なきゃならないという事実を知ったのはもう半月も前のことで、当時も父と同様のやりとりを交わしていた。そして時間が経過した今も、その意思に変わりはなかった。
「……うん…………」
頷くつもりが、そのまま項垂れてしまう。
目の前にはエーアステ家では定番のラタトゥイユが湯気を立てている。
(……王都に行ったら、お母さんの料理も食べれなくなるんだよね……)
悲しい事実が胸に澱のように降り積もり、心が重くなる。
「故郷を離れる時ってのは誰だって憂鬱になるもんだ。だが、鬱ぎ込んでちゃ見えなくなるものもある。冒険者活動を頑張るのは偉いことだが、自分の心とも向き合うことだ」
「お父さん……」
エルガーの故郷は遙か北東にある都市、オズソルトである。
そこを旅立つ時、彼がリーベと同様の憂慮を抱いていたのは言葉の節々に現れている。
今この会話をしながらもエルガーは若干の郷愁を抱いていた。
それを悟ったリーベは少しでも多く、テルドルの思い出を持ち込みたいと切実に思った。
「……わかったよ。ねえ、お父さん、お母さん」
リーベは両親の目を交互に見ながら続ける。
「午後、お散歩に出てもいい?」
「え、ええ。気を付けるのよ?」
「疲れない程度にな?」
2人の了承を得ると、彼女は細やかな計画を立てた。
自分の故郷、テルドルを回るのだ。当てもなく、気の赴くままに。そうする中で街の景色を、匂いを、音を、あらゆる情景をこの胸に刻みつけるのだ。
そう決めるや、リーベは午後の活力を求めて昼食を再開した。もちろん、その美味を堪能することも忘れなかった。
サリーが差し出した報酬金の額は、ラソラナ討伐の時よりも少なかった。
ラソラナが積極的に人を襲う第三級に分類される魔物であるのに対し、ハイベックスはテリトリーに侵入するなど、こちらから刺激しない限りは襲ってこない第四級の魔物である。
魔物の等級が下がれば報酬金も下がる。実に明快なことだ。
しかし一所懸命戦ったリーベにとっては少々複雑なことであった。
「むう……」
「なんだ? 不満か?」
ヴァールが口角を吊り上げ、揶揄う。
「不満じゃないよ。でもラソラナより少ないんだなーって」
正直なところを言うと、ヴァールは極太い腕をカウンターに乗せ、空いた手の親指でリーベを差し、受付嬢であるサリーに言う。
「おいサリー、ウチのお嬢が足りないだとよ。もっと持ってこい」
すると案の定、彼女は困ってしまった。
垂れ目を大きく見開き、あわあわと両手をあげ「こ、困ります!」と悲鳴交じりに言う。
彼女は優秀な受付嬢だが、こうしたアクシデントに弱いと評判だった。それは隣のカウンターから先輩受付嬢のアウラーが助けに飛んでくる様からもよくわかる。
「どうかなさいましたか?」
「あ、いや……」
ヴァールも、まさかこんな大事になるとは思っていなかったのだ。イガグリ頭をボリボリと掻く姿の滑稽なこと。リーベは確と目に焼き付けながらも、助け船を出す。
「すみません。おじさんが冗談を言っただけですから」
「リーベちゃんがそういうなら……」
アウラーは「大丈夫?」とサリーに小声で尋ね、彼女が頷くのを見ると自分の持ち場に戻っていった。
「す、すみません。私、鈍くて……」
「いや、悪いクセが出ただけだ。気にしないでくれ」
2人の間には気まずい空気が流れている。見かねてリーベは言う。
「ほんと、日頃からそんなことしてるからだよ」
「ああ。揶揄うのはリーベだけで我慢しとくよ」
「違う、そうじゃない!」
リーベが叫ぶとサリーはくすくすと口下を押さえて笑った。
「2人は本当に仲が良いんですね。ここまでフランクな師弟は中々いませんよ?」
「まあ、おしめを変えてやったこともあるくらいだかんな」
「おじさん!」
(まったく、おじさんったら~!)
リーベが恥ずかしい思いをする一方、サリーは楽しげに笑っている。
「可愛い弟子がハイベックスを倒してどうですか?」
「……どうもなにも、これで増長しなけりゃ、それでいいさ」
そう言うとヴァールは報酬金を受け取り、そそくさと退散しようとした。しかし「領収書!」と呼び止められ、慌てて引き返してきた。
彼が照れていることを珍しく思う一方、愛されてると感じられて、リーベの胸は温かくなった。
「おや、終わったようですね」
掲示板を眺めていたフェアが振り向く。端正な顔は今も微笑を湛えていて、今日も世界は平和だと思わされる。しかしその背後には人々の助けを求める声が形となって張り出されており、リーベは胸が疼くのを覚えた。
「あの、依頼はどうですか?」
相棒から報酬金の入った袋を受け取っていたフェアに尋ねる。
思いが先走るあまり言葉足らずになってしまったが、彼はリーベの言わんとする事を察した。
「そうですね、当初よりかは目に見えて減ってきていますよ。この分ならもう直、辞令が下ることでしょう」
「じれい?」
聞き慣れぬ言葉に首を傾げていると、フロイデがぼそりと教える。
「ギルド本部から、帰って来いって、言われる」
「本部って……」
「王都だな」
ヴァールの言葉に頭が揺さぶられる。
(王都……テルドルの外……おじさんたちは王都の冒険者だ。その弟子になったわたしもそれに着いていくことになるとお父さんは言っていたけれども、こんなに早くだなんて……)
煩悶としていると、肩に大きな手を置かれた。
「そう深く考えるな。冒険で街の外に出る。その延長なんだからよ」
「……うん」
ヴァールはリーベの肩を叩くと「んじゃ、ぼちぼち解散すっか」と気持ち大きな声で言った。それにフェアが続く。
「そうですね。体が疲れていると気持ちも沈んじゃいますから」
その言葉に覚えのあったリーベは素直に従う事にした。
もうすぐテルドルを出て行かなければならない。
その事実に苛まれたリーベは食べる手を止め、しばしば悲嘆に暮れていた。そんなことをしていれば食卓を囲んでいる両親を心配させてしまうのは当然だが、彼女はそれにに気づけなかった。
「リーベ? 何処か具合でも悪いの?」
母シェーンが眉尻を下げて心配してくれる。
「あ……ごめん、ボーッとしてた」
「疲れが溜まってるのね。午後はゆっくりすると良いわ」
「……うん。そうするね」
微笑み掛けて昼食を再開しようとスープを掬うが、父エルガーと目が合う。日に焼けたまぶたの間に覗く鳶色の瞳は妻と同様の心配に加え、同情するような深い共感の念が表れていた。
その様子からリーベは、父には全て見透かされているのだと悟った。
「……あのね。もうすぐ辞令が出るだろうってフェアさんが……」
「辞令って……王都に戻って来なさいってこと?」
母の上擦った声にリーベは頷く。
「そんな……」
「仕方ないことだ」
妻の悲嘆とは対象的に、エルガーは割り切ったことを言う。
「あなた!」
妻の非難を受けてなお、その表情は崩れなかった。
「冒険者になった以上、仕方ない事だ。……そうだろう?」
テルドルを出なきゃならないという事実を知ったのはもう半月も前のことで、当時も父と同様のやりとりを交わしていた。そして時間が経過した今も、その意思に変わりはなかった。
「……うん…………」
頷くつもりが、そのまま項垂れてしまう。
目の前にはエーアステ家では定番のラタトゥイユが湯気を立てている。
(……王都に行ったら、お母さんの料理も食べれなくなるんだよね……)
悲しい事実が胸に澱のように降り積もり、心が重くなる。
「故郷を離れる時ってのは誰だって憂鬱になるもんだ。だが、鬱ぎ込んでちゃ見えなくなるものもある。冒険者活動を頑張るのは偉いことだが、自分の心とも向き合うことだ」
「お父さん……」
エルガーの故郷は遙か北東にある都市、オズソルトである。
そこを旅立つ時、彼がリーベと同様の憂慮を抱いていたのは言葉の節々に現れている。
今この会話をしながらもエルガーは若干の郷愁を抱いていた。
それを悟ったリーベは少しでも多く、テルドルの思い出を持ち込みたいと切実に思った。
「……わかったよ。ねえ、お父さん、お母さん」
リーベは両親の目を交互に見ながら続ける。
「午後、お散歩に出てもいい?」
「え、ええ。気を付けるのよ?」
「疲れない程度にな?」
2人の了承を得ると、彼女は細やかな計画を立てた。
自分の故郷、テルドルを回るのだ。当てもなく、気の赴くままに。そうする中で街の景色を、匂いを、音を、あらゆる情景をこの胸に刻みつけるのだ。
そう決めるや、リーベは午後の活力を求めて昼食を再開した。もちろん、その美味を堪能することも忘れなかった。
0
あなたにおすすめの小説
幸福の魔法使い〜ただの転生者が史上最高の魔法使いになるまで〜
霊鬼
ファンタジー
生まれつき魔力が見えるという特異体質を持つ現代日本の会社員、草薙真はある日死んでしまう。しかし何故か目を覚ませば自分が幼い子供に戻っていて……?
生まれ直した彼の目的は、ずっと憧れていた魔法を極めること。様々な地へ訪れ、様々な人と会い、平凡な彼はやがて英雄へと成り上がっていく。
これは、ただの転生者が、やがて史上最高の魔法使いになるまでの物語である。
(小説家になろう様、カクヨム様にも掲載をしています。)
巻き込まれ異世界召喚、なぜか俺だけ竜皇女の推しになった
ノラクラ
ファンタジー
俺、霧島悠斗は筋金入りの陰キャ高校生。
学校が終わったら即帰宅して、ゲームライフを満喫するのが至福の時間――のはずだった。
だがある日の帰り道、玄関前で学園トップスターたちの修羅場に遭遇してしまう。
暴君・赤城獅童、王子様系イケメン・天条院義孝、清楚系美少女・柊奏、その親友・羽里友莉。
よりによって学園の顔ぶれが勢ぞろいして大口論!?
……陰キャ代表の俺に混ざる理由なんて一ミリもない。見なかったことにしてゲームしに帰りたい!
そう願った矢先――空気が変わり、街に巨大な魔法陣が出現。
赤城たちは光に呑まれ、異世界へと召喚されてしまった。
「お~、異世界召喚ね。ラノベあるあるだな」
そう、他人事のように見送った俺だったが……。
直後、俺の足元にも魔法陣が浮かび上がる。
「ちょ、待て待て待て! 俺は陰キャだぞ!? 勇者じゃないんだぞ!?」
――かくして、ゲームライフを愛する陰キャ高校生の異世界行きが始まる。
異世界へ行って帰って来た
バルサック
ファンタジー
ダンジョンの出現した日本で、じいさんの形見となった指輪で異世界へ行ってしまった。
そして帰って来た。2つの世界を往来できる力で様々な体験をする神須勇だった。
ダンジョンでオーブを拾って『』を手に入れた。代償は体で払います
とみっしぇる
ファンタジー
スキルなし、魔力なし、1000人に1人の劣等人。
食っていくのがギリギリの冒険者ユリナは同じ境遇の友達3人と、先輩冒険者ジュリアから率のいい仕事に誘われる。それが罠と気づいたときには、絶対絶命のピンチに陥っていた。
もうあとがない。そのとき起死回生のスキルオーブを手に入れたはずなのにオーブは無反応。『』の中には何が入るのだ。
ギリギリの状況でユリアは瀕死の仲間のために叫ぶ。
ユリナはスキルを手に入れ、ささやかな幸せを手に入れられるのだろうか。
異世界転生~チート魔法でスローライフ
玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
S級スキル『剣聖』を授かった俺はスキルを奪われてから人生が一変しました
白崎なまず
ファンタジー
この世界の人間の多くは生まれてきたときにスキルを持っている。スキルの力は強大で、強力なスキルを持つ者が貧弱なスキルしか持たない者を支配する。
そんな世界に生まれた主人公アレスは大昔の英雄が所持していたとされるSランク『剣聖』を持っていたことが明らかになり一気に成り上がっていく。
王族になり、裕福な暮らしをし、将来は王女との結婚も約束され盤石な人生を歩むアレス。
しかし物事がうまくいっている時こそ人生の落とし穴には気付けないものだ。
突如現れた謎の老人に剣聖のスキルを奪われてしまったアレス。
スキルのおかげで手に入れた立場は当然スキルがなければ維持することが出来ない。
王族から下民へと落ちたアレスはこの世に絶望し、生きる気力を失いかけてしまう。
そんなアレスに手を差し伸べたのはとある教会のシスターだった。
Sランクスキルを失い、この世はスキルが全てじゃないと知ったアレス。
スキルがない自分でも前向きに生きていこうと冒険者の道へ進むことになったアレスだったのだが――
なんと、そんなアレスの元に剣聖のスキルが舞い戻ってきたのだ。
スキルを奪われたと王族から追放されたアレスが剣聖のスキルが戻ったことを隠しながら冒険者になるために学園に通う。
スキルの優劣がものを言う世界でのアレスと仲間たちの学園ファンタジー物語。
この作品は小説家になろうに投稿されている作品の重複投稿になります
アラフォーおっさんの週末ダンジョン探検記
ぽっちゃりおっさん
ファンタジー
ある日、全世界の至る所にダンジョンと呼ばれる異空間が出現した。
そこには人外異形の生命体【魔物】が存在していた。
【魔物】を倒すと魔石を落とす。
魔石には膨大なエネルギーが秘められており、第五次産業革命が起こるほどの衝撃であった。
世は埋蔵金ならぬ、魔石を求めて日々各地のダンジョンを開発していった。
【もうダメだ!】貧乏大学生、絶望から一気に成り上がる〜もし、無属性でFランクの俺が異文明の魔道兵器を担いでダンジョンに潜ったら〜
KEINO
ファンタジー
貧乏大学生の探索者はダンジョンに潜り、全てを覆す。
~あらすじ~
世界に突如出現した異次元空間「ダンジョン」。
そこから産出される魔石は人類に無限のエネルギーをもたらし、アーティファクトは魔法の力を授けた。
しかし、その恩恵は平等ではなかった。
富と力はダンジョン利権を牛耳る企業と、「属性適性」という特別な才能を持つ「選ばれし者」たちに独占され、世界は新たな格差社会へと変貌していた。
そんな歪んだ現代日本で、及川翔は「無属性」という最底辺の烙印を押された青年だった。
彼には魔法の才能も、富も、未来への希望もない。
あるのは、両親を失った二年前のダンジョン氾濫で、原因不明の昏睡状態に陥った最愛の妹、美咲を救うという、ただ一つの願いだけだった。
妹を治すため、彼は最先端の「魔力生体学」を学ぶが、学費と治療費という冷酷な現実が彼の行く手を阻む。
希望と絶望の狭間で、翔に残された道はただ一つ――危険なダンジョンに潜り、泥臭く魔石を稼ぐこと。
英雄とも呼べるようなSランク探索者が脚光を浴びる華やかな世界とは裏腹に、翔は今日も一人、薄暗いダンジョンの奥へと足を踏み入れる。
これは、神に選ばれなかった「持たざる者」が、絶望的な現実にもがきながら、たった一つの希望を掴むために抗い、やがて世界の真実と向き合う、戦いの物語。
彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。
テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。
SF味が増してくるのは結構先の予定です。
スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。
良かったら読んでください!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる