スキルソード(だった何かの)オンラインゲームをノンビリ楽しむ(予定だった)話。

ユニー

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第35話 七面鳥から鶏になった。本場の味は誰も知らない。

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「カキヤっちは、今どんな奴を相手にしているの?」
諸々と強くなった状態で今の相手は・・・
「鶏だ。雷魔法が優秀すぎて泣けてくる。」
あれだけの大規模な蟻を相手にした後で、スライムを中心とした初心者用モンスターでは噛み応えが無くなり、上のクラスのモンスターを相手にするようになった。
その中間に当たる、モグラは嗜む程度に相手にしたが、以外と苦戦した。
土の中に逃げられると、雷撃攻撃が出来ずにひょこっと首を出して攻撃しかけてきても、攻撃を仕掛ける前に逃げられる。
モグラ叩きになったのだが、途中から面倒臭くなり、最大級のライトニングを地面に叩き付けると、驚いてモグラどもが地面から飛び出してきた。
後は、楽な物だった。
以後、これがモグラ相手の狩り方になった。

モグラの話ついでに巷のモンスター状況を聞いた。
「モグラはどうなっているんだ?」
モグラ関係のドロップアイテムもかなり高値で取引されている。
「モグラ?」
「え?」
「何故そこで驚く?」
「例のタタラさんから聞いたけど、野菜関係の生産率の低さはモグラのせいだって・・・」
『知らなかった。』
「・・・後で依頼を受けてくれ、俺からはそれ以上は言えない。」
その後、ダイト達は緊急ギルド会議を近日中に開始する事になり、近くモグラ狩りをする事前提に話が進むそうだ。

それで、蟻は省略な、鶏を狩るようになった。
ライトニングで下処理してから、狩るから攻撃を受けること無く刈り尽くしてしまうのだ。
「・・・まさか、巷で出ている幻のフライドチキンは・・・。」
鶏を相手すると、鶏肉が出てくる。
当たり前であるが、さほど数が出てこなかった鶏肉が比較的多く提供されることに成り、町中キャラたちに手によりフライドチキンが販売されるようになった。
「ナンノコトハイッテイルノカ、ワカラナイヨ。」
「劇棒読み!」
「やっぱり此奴か!!」
「稼ぎ凄いのか?」
「あくまで、原材料を調達しているだけだ。調理販売まではしていない。」
とてもとても残念なか顔をするダイトを絞めたくなる。

このフライドチキンは、巷に思いもよらない事件に発展していた。
「狩られた。」
「狩られた?」
「鳥さんが居ない。卵が無い。」
「何それ。」
「巷に鳥が無いのに、フライドチキンを提供している場所に鳥さんがいる。購入、長蛇の列状態。」
「アレー。ドウナッテイルノカナ?」
何と言うことでしょう。
巷では大変なことになっていました。
「道理で、鳥系のドロップアイテムが高額で取引さっれる訳だ・・・」
「一部では、ダンジョンでは無いかと網を張っているギルドもいる。だが、それらしいキャラが来た報告は無い。何処で供給されているのか、ネットでは様々な噂が飛び交っている。」
「別に俺の口から、言っても良いのだが、此処は運営に任せよう。結論、役場に聞いてくれ。」
「結局はそこに行き着くか・・・」
ダイトもうすうす気がついていたようで、たいした突っ込みは無かった。

「そう言えば、蜘蛛を相手にしないのか?」
「そう言いたいのだが、少し蜘蛛糸が過剰気味になり始めたから、ストップが掛かった。」
そのため、一度も相手にしていない。
「ストップする代わりに、糸の供給を条件にしている。欲しいと思ったときに期間中は提供されるようになっている。」
「確かに、現状大手ギルドの貴重な財源になっているよな。」
前線基地でもある、露天町に戻れば充分な資金と資材があるのだが、風邪でこの町に足止めしている間に資金が枯渇し、その穴埋めに必死なのだ。
他にも、蛇を狩るキャラが増えている。
前にみたいにスタミナポーションを禁忌する風潮は和らぎ、蟻狩りには必需品として携帯するキャラが多くなった。
そのため、蛇の市場が蘇りつつある。
キャラの行動は、ネット情報一点集中から町中情報を元にした行動により大きく攪拌され始めていた。ただ、まだ源流は、ネット情報一点である。
やはり役場の立場を明確に理解していないのが問題になっていた。

「そろそろ、はぐれ狼辺りを挑戦しようと思っている。これもモグラと同じく生産率を下げる原因となっているからな。」
「ソロで、はぐれ狼か・・・キツくないか?」
「雷撃移動という素敵なスキルがあるから問題が無いと思う。」
「何それ!?」
「説明省略、依頼を受ける予定。恐らくモグラと同じく報酬は現物になるから、料理できる人いる?」
「私の十八番です。」
にこにこ顔のコマさん流石です。
かつて手を付けようと思ったスキルだ、余りにも手を広げると生産だけ時間が削られる可能性があったから止めた。
今になって後悔をしている。
今になって後悔をしているが、
「 町中キャラのネットワークで料理の問題は消えているから、問題は無い。」
「ぱねぇな・・・・まさか・・・フライドチキンを・・・。」
「狩人特権だ、問題ない。」
「俺また一回も口にしたこと無いのに!?」
「時間があれば食えるさ。」
この後、ダイトはコマさんの感震の一撃で静かになった。
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