一族に捨てられたので、何とか頑張ってみる。

ユニー

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1 魔境の森

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 扉の取っ手を持って閉じようとしたら、

 「ま、まて、魔導鞄だ!これでどうだ!?」

 必死に剣士が物を取り出す・・・。

 「もう四つほど持っている。要らない。」

 「じゃぁ、この投擲剣はどうだ!魔剣化しているぞ!」

 「十四振り持っているから、要らない。」

 「じゃぁ!この毛皮は!!」

 「それ以上の上等な毛皮を持っているから要らない。」

 「じゃぁ私の体でどうよ!!」

 突然、女魔導士が声を出す。

 いちばんスタイルが良いのですが、何処か変です。

 「いらん!お前たちは俺を怒らせたいのか!?」

 暗闇に中で二人の女性がOTZと成っていた。

 「あーんーと・・・。」

 さすがに慰める言葉もないか・・・。

 「はぁ・・・錬金術知識と魔導士知識でどうだ?」

 ばっっと振り向き二人は復帰した。

 二人は残りの四人に首を縦に振り同意した。

 *

 契約が成立したことで六人を家の中に入た。

 「所で、食事は?」

 確か、休憩もなしで此処まで来ていたよな・・・。

 「まだっと言うか、無いのです。」

 剣士が死んだような声で言って来た。

 「どういう事だ?」

 「すいません、何せ食糧がテントごと流れた物で・・・。」

 話に寄ると、俺の警告後、安全地帯の確保と言う観点から、木の上には移動する事になったそうだ。

 ただ、木を登る事に時間が掛かった事と、あまり信用しなかった事より、木の上に避難した時には雨水の洪水で食糧が流れてしまったと言う事だ。

 「魔導鞄を持っているのに、食糧が無いってどういう事だ!?」

 俺だったら、万が一の時に備えて食糧を魔導鞄にいてれ移動する。

 「その魔導鞄が流れた!どうしようもないじゃ!!」

 狩人の増備をしている男性から声が上がった。

 「はぁ?」

 「販売用・・・間違えて・・・持ってきた。」

 アーマーナイトの男性から途切れ途切れに声が聞こえた。

 喉元に バカか! と言いかけた。

 「かなり個性的な間違えだな・・・。」

 冒険者にとって、絶対に間違えたらいけない間違えだった。

 「かなり遠回りでバカにされたのは解ったよ!!」

 狩人さんからのツッコミだ。

 *

 翌朝、外は大粒の雨が降っていたが下に向かうロープ梯子を下した。

 俺は無くてもジャンプで此処まで上がれるが、居候達は無理だからな。

 家の中に入って、濡れた体をタオルでふき取り、朝食の準備をする。

 居候達は疲れがたまってか、今だに眠っている。

 朝食の鍋が出来上がる頃、目を覚ましてきた。

 「作ってやったぞ。」

 「ありがとうございます。」

 即席で作った、お椀に鍋を入れていく、因みにこのお椀は例の騎士団の時に作った物だ。

 「安心するのは早いぞ、狩りは自分たちでやるんだな、その為にわざわざ下るためのロープを付けてやったんだからな。」

 「はい・・・。」

 俺も狩りに行かないとな、何時こんな予定外が有るか解らんからな。

 特にあの騎士団が再び来るかもしれんからな・・・。

 朝食が終わると、女性陣がモゾモゾし始めた。

 異天の知識で幾二つの候補が出て来た。

 トイレ・着替え

 但し俺は譲る気はなかった。

 十分に余裕が有るが、女性騎士みたいに神経が牛蒡な奴は居ないから・・・。

 何かを言いかけたので先手を打った。

 「トイレ・着替えたかったらお前たちが外に出ろ。」

 俺の家で何で俺が家を出んとならん!

 『え?』

 全員ユニゾンして声を出してくる。

 「何だ?」

 「あんた!ちょっと女の子じゃないの?」

 女舞踏家が突っ込んで来た・・・。

 「待て今物凄く、いろんな疑念が渦巻いたぞ・・・。」

 と言って、女子学者と女魔導士に目線を向ける。

 「・・・生贄・・・。」

 と言って女子学者が盗賊を指さす。

 「俺!?」

 衝撃の事実です。

 そして・・・。

 「バッチ恋です!!」

 この人はアカン人でした・・・それもガッツポーズしながら言うな・・・。。

 「拒否して居なかったら、凄い事になっていたのかよ・・・。」

 いろんな意味で、地獄が始まっていたのだな・・・。

 「今俺、あんたを尊敬している。」

 と剣士に言った。

 「俺の苦労が解ってくれるか・・・。」

 それはともかく・・・。

 「俺は男だし、家主だ。こちらの言う事は守ってもらうぞ。」

 「ぐぬぬぬ・・・。」

 「いやなら出て行け。」

 「・・・。」

 悔しそうに言葉を飲み込んだ。

 俺は、食器を洗浄し始めて、それ以降無視した。

 って言うか、食器を洗うための大きめの桶は壁に側に在り、必然的に視線は壁に向かう事になる。

 男性陣は何故か俺の手伝いに来た。

 つまりそういう事か・・・。

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