一族に捨てられたので、何とか頑張ってみる。

ユニー

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1 魔境の森

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 食器を洗うのも終えたが、あえてそのまま話をする事にした。

 「それと・・・。木材を調達するから。後はお前たちで家を建てるんだな。」

 『え?』

 「言わなかったか、雪は凄い事になると、まさか冬の間この家にいるつもりは無いだろう?」

 後から声が上がる。

 「ちょっと契約違反じゃないの!」

 「何のことだ?」

 「助けてくれるって!」

 「助ける事と此処に居候する事は違うぞ、それに昨日と今食った分は働いてもらうからな。」

 「ぅ・・・。」

 着替えも終わったようで、家の中に視線を向ける。

 「あんたほんとに根性が有るよね!」

 憤慨しているが、

 「全方位に集中ぐらいしとけ、気を張るぐらい日常的に成っとかんと死ぬぞ。」

 「それどういう意味よ。」

 「目で見えない敵も対処しろと言っているんだ。その狩人のようにな。」

 「は!どうしてそこで僕に振るのさ!」

 「早く行動に移るぞ、冬はすぐそこだ待ってはくれん。」

 扉を開けると大粒の大雨であったため、居候達は二度足を踏んだ。

 「どんなに頑張っても、三十六日掛かる。これは魔法を使って日数だ。雪が降るのは今から二十日ぐらいだ。今から全力で遣れば如何にかできる。」

 と言った。

 「それとも、ずっと屋根が無い所で居たいか?」

 と聞くと、覚悟を決めた顔に成り気合を入れていた。

 *

 僅かに残された僅かな時間との戦いが始まった。

 俺は、念のために多めに食糧を調達と同時に木材の調達をし始めた。

 他の奴らも、必死に魔物を狩っていた。

 けど。俺一人で七匹狩る間にあいつら、六人で二匹って、

 「バカにしているのか?」

 一日の終わりにポロッと声に出た。

 「いやいや・・・君が異常に強いのですよ・・・。」

 と剣士が言ってくる。色々とボロボロに成っている。

 「あのな・・・これぐらい通常じゃないと魔人は倒せんぞ・・・。」

 「倒したことがあるのですか?」

 次は、女魔導士が声を掛けて来た。

 「は?」

 彼らは、魔人に会わずに魔道具は拾ったっと言う事だ。

 「軟弱者。」

 『ぐはっー!』

 「良く生きてここまで来れたな・・・。」

 「運!」

 と女子学者が言って来た。

 「威張る事じゃない。」

 こいつらの尻を叩きながら、ツリーハウスの作成を急がせた。

 「何とか間に合ったな・・・。」

 簡単な木材加工を全部押し付けた。

 飛天魔法を見せる訳でもないので、自力(魔法も含む)で全部作らせた。

 難しい加工はやってやったが、それも見せて、手分けして出来るようにしていった。

 皮肉な事に屋根を完成した時には雨期が終わった・・・。

 「後は出入り口と窓を作るって完成だな。これで冬季は越せるだろう。」

 六人ともげっそりとゾンビみたいに倒れ込んでいた。

 その後諸々出来上がったのは雪がちらつく頃であった。

 「・・・囲炉裏・・・。」

 日に日に寒さがきつく成った頃に、女子学者が言って来た。

 「知らんがな!」

 「!?」

 *

 それから壮絶な交渉が始まった。

 こいつらが持っている物は全部持っている。

 金は要らない。

 欲しいのは情報と知識のみ。

 世間に疎い冒険者では、俺が知りたい情報以上はさほど持っていない。

 たださえ、ここまでの対価として色々対価を払っているので血の涙を流していた。

 「解った、解った、毎朝の雪かきは、お前たちが行う事で良いだろう。」

 屋根に雪を積もらせると家が壊れるので、毎朝する事を言って聞かせている。

 その対価で囲炉裏の提供に同意した。

 魔法を使った超高速作成に、技術を盗もうとして見ていたが・・・。

 「はい終わり、簡単だっただろ?」

 再び血の涙を流していた・・・。

 「・・・魔法属性、何?・・・。」

 と女武闘家が聞いてきた。

 「秘密」

 「む!」

 「これ以上払う対価が無いのに、聞くんだな。」

 「ぐっ!」

 「わたし、風ですよ!」

 女魔導士が再び声を出してきた。

 「聞いてない。」

 「がはっ!」

 男たちから、英雄みたいな目線を向けられるようになった・・・。

 *

 本格的な冬が始まり、雪が本格的に降って来た。

 隣では男どもが女性陣のために寒さに堪えていた。

 無論、俺は助けん!

 知らんがな!

 暫くたって、女子学者が家に訪れた。

 彼女は女錬金術士で錬金術を教えてくれるのだ。

 「・・・先生と呼べ・・・。」

 「毎日、香辛料を頂きに来るのに?」

 「・・・特別に許す・・・。」

 一体何を許すのでしょうか?俺には分かりません(棒)
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