一族に捨てられたので、何とか頑張ってみる。

ユニー

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2 そうだ、王都に行こう

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 なんと、美しい機体だ。

 まるでメレデンス(白鳥の魔物)の様に白く、その形に類似性を感じる。

 メレデンスの腹の部分が左右玉子型で上が緩やかな弧型に対して下正面は急激な弧で後になると緩やかに上と交わっている。

 ここでこの機体の重要な機関部を納めているのであろう。

 頭上や首にかけては、装飾や凹凸もないが、何やら機能を組み込められる機能美は素晴らしい。

 特に先端は鋭利な球体と言ったほうが良いのかどうかわからんが、あれを王都の職人が作れることは出来まい。

 その証拠に、其処に居る王都で一二を誇る職人が先端を見続けて固まっている。

 次に翼だ。

 この翼も機体と同じ形状をしている。

 恐らく、この形状が大きな秘密を抱えているのであろう。

 次に尻尾の方になるが、ここはメレデンスと違い真っ直ぐ一本の槍のようなものが備わっている。

 これはこれっで物凄く気になる。

 これも何らかの理由が有ってこうなっているのであろう。

 それに加え、近くで見ればわかったが、この機体一切継ぎ目が見当たらない。

 これれら全て一枚板で作られているのか?

 まさか!

 んーここで(外で)じっとしていたら迷惑を掛けるから中に入るか・・・。

 ん!シンプルでありながら癒れる空間、長期間部屋の中でも快適に過ごせるように配慮をされているのだな!

 素晴らしい!職人たちはこういう事が出来ない無骨な奴らだけだ!少しは見習って欲しい物だ!

 全員が入ったと思ったら、静かに音が聞こえて来た、動力部分を動かしたのであろう。

 いや、壁が上下に開いている。

 ほぉ・・・これで外に出れるのか?

 いや!違う!これは何だ!この透明な壁は!!

 この壁で中と外を遮断をしているのか!?

 素晴らしい!!

 嫌これだけではないのか!

 床の一部も透明化して下の様子も見れるのか!

 にしても・・・先ほどからハルハートン辺境伯の顔色が優れないな・・・。

 ハルハートン辺境伯領を総括しているマスターが操縦室に入って行ったみたいだ。

 特殊な構造に成っているようで、他の者が入ろうとしたら透明な壁にぶつかり腰を抜かしていた。

 話が終わったようでマスターが降りて来た。

 *

 ついに地面から離れた。

 私は、下と横を交互に見ながら興奮をしていた。

 人が空を飛び自由に羽ばたける時代!

 私はそれを夢を見ている!

 そしてその夢の一歩が記されるのか!!

 私は今、現実に空を飛んでいるのか!!

 下に見えるのが地面から、ハルハートン辺境伯家の屋敷全体が見えていき、その一部であるが王都も街並みも見えて来た。

 図面上推測で王都を見たことがあるが、実際にはこう見えるのだな・・・。

 景色はゆっくりと前方方向へ移動していった。

 ここから、マスター殿から色々と話を聞いた。

 この機体は、一人の冒険者が独自魔法と独自技術を持って組立っと言う事。

 なお、この素材のほとんどがロッスド山地の魔物からの素材だと言う。

 その素材も、その冒険者自ら持ってきた物であり詳細は知らないと言う事だ。

 また、彼は一切の技術・魔法・素材を公表していない。

 惜しいな、この技術を使えば望む物はすべて手に入るのにな・・・。

 最後にマスターが彼は今望むのもが無い事、金・地位・土地すべて欲していない事を言った。

 そうか・・・ロッスド山地で生きて戻ってくるほどの冒険者だ、我々の保護を無くしても生きて行けれる力を持っているんだろう。

 いや・・・持っているのだ。

 この機体を見ればわかる。

 彼を敵に回したらいけない!

 そのことを知ってか知らぬか軍事派の貴族の顔を見てみた。

 額に皺が出来ていた。

 下手にちょっかいを出すなよ・・・。

 外の風景は真っ直ぐ進みと同時にスピードが出て来た。

 ハルハートン辺境伯とマスターはお互いに見つめ合い、頷き合っていた。

 その時、声を荒げる者が居た。

 *

 「で・・・殿下・・・大丈夫ですか・・・。」

 込み上がる物を無理やり抑え込んだ。

 四回の曲芸飛行に限界が達しようとしていた。

 景色が良いのが反対に増幅された・・・。

 これは何かの拷問か・・・。

 部屋の中に響いてくる幼い声、これに突っ込むマスター

 「わ・・・私は甘く見ていた・・・。」

 彼っと言った冒険者を、空と言う物を、魔物と言う物を、私は解っていて解っていなかった。

 後日、マスターからあの機体はあの程度の魔物の攻撃では傷一つも付ける事も出来なと言う事だった。

 では、なぜ、あんな曲芸飛行をしたかと言うと、

 「耐久テストをしていなかったので回避をした。」

 っと言う事だ。

 あれでも私たちの安全を考慮していたらしい。

 その二日後、王都観光のために王都に向かうと彼がマスターに言って来たらしい・・・。

 私は全力で断って、手紙を託す事にした。

 さすがに無理だ・・・。

 っと言うかハルハートン辺境伯とマスターは二度乗ったのか・・・凄いな・・・。
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