一族に捨てられたので、何とか頑張ってみる。

ユニー

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 最後の試合も終わり、締めのあいさつになった。

 「本当、解説ありがとうございました。」

 「いえいえ、結構いい席で見せていただき、ありがとうございます。」

 「所で、ネイト君は戦うとしたら誰と戦いですか?」

 「え?またまた、御冗談を止して下さい。」

 「ははは、ですよねー。」

 「そうですよ。雑魚過ぎて相手になりませんよ。」

 「え?」

 「え?」

 解説が出来ると言う事は、完全に把握している事ですよ。

 「そ・・・そっすよね・・・。」

 「それともう一つ、その魔石は魔物化する石だ。今すぐ捨てろ。」

 「は?」

 「其々の闘技場出入り口に居る二人組に選手控室に居る奴に、医療室に居る奴もだ。最後に陛下の護衛をしている近衛お前だ。」

 「なっ!?」

 「警告だ。魔物に成ったら戻るすべはない。今すぐ捨てろ。」

 闘技場は騒然となった。

 護衛を担当していた騎士団は直ちにその人物たちに接触をしようとしたが、一人を残して魔物化していった。

 「それで陛下を人質に取ったつもりか?雑魚が!」

 投擲剣を展開して、それぞれの出入り口に居た魔物を一撃討伐した。

 後で聞いたのだが、選手控室はクラスメイトたちが、医療室は俺の奴隷たちが討伐したそうだ。

 参加していた騎士団の人は最早、役立たず状態であったそうな・・・。

 高速移動で陛下が居る観覧席にいる、近衛の右腕を切った。

 この観覧席は多重の結界を張っているが、結界を共鳴させ無効化したら、簡単に進入は出来ますよ。

 斬りおとした右手の中にある魔石を砕きながら、

 「お前には、聞きたい事がある人が大勢いる。」

 俺としてはどうでもいいが、そうでは無い人は大勢いた。

 そのため、出血死をさせないため、切り口を治癒した。

 苦々しく下を噛んで死のうとしたが、他の近衛の人に妨害された。

 そのまま、この近衛は捕縛され他の近衛と共に連れ出されて行った。

 こうして、緊急事態は収束したが、色々やり過ぎたかもしれなかった。

 特に結界方面で・・・。

 緊急事態だったし・・・まぁいいか・・・。

 まぁ王国に恩が売れた事だし静かに過ごしたら良いかと思っています。

 無論、報酬は新たな拠点の特権ですよ。

 「いやはや・・・助かったよ。」

 「気にしないでください。報酬は解っていますよね。」

 とスマイル!

 「む・・・無論だとも・・・。」

 あーれー?

 陛下から汗が出ているよー。

 大丈夫だと言う事で、そのまま帰る事にした。

 そんなこんなで、舞踏始めはこれで色々と終わった。

 *

 次の日、事件の報告とかが有るから、王宮に来てくれと言われた。

 ‘とかが’と言う言い方で本音は何処にあるのかは直ぐに理解した。

 王宮の会議室に案内され、そこで話となった。

 各大臣や重鎮たちも一緒だ。

 先ずは、今回の襲撃事件の話になった。

 上位式前の能力判定の際に問題になった魔人化問題が此処に来ても解決していなかったツケが尾を引いていた。

 今度はフェメウト公爵家の派閥の人たちであった。

 解っているのは此処まで、まだ例の元近衛の人からは何も情報が出し切れていなかった。

 一先ず現状況での情報の共有と言う側面が大きかった。

 案の定、話は結界の話になった。

 「話を聞いたのだが、結界が破壊されたいなかったそうだ。どうやって入ってこれたんだ?」

 と陛下が聞いてくる。

 その質問の答えを聞き逃さない様にと、王宮で使えている王宮魔導士や近衛騎士団が聞き耳を立てていた。

 「結界でも一種の波が存在している。その波を理解して同じ波をぶつけたら問題なく空間に穴が開く、無論瞬きぐらいの一瞬ですけどね。」

 と割簡単に説明した。

 無論、そうやって波を知るのか、どうやって波を発生して制御するのか、どうやってぶつけるのか、様々な質問があるのだか・・・。

 「瞬きぐらいの一瞬?」

 「そうですよ。光魔法で言えばそうでもないのですけどね。」

 「なるほどのぉ・・・。」

 「因みに、それを対処しようとすると結界内ある生命体は死にますから弄らない方がいいですよ。」

 とスマイルで答えた。

 『・・・。』

 無理もない・・・守るべき人が結界のせいで死んだら元も子もないのだからな・・・。

 最早対策としては、守られる人も鍛えてほしい物だ。

 「で?僕の報酬の件は上手く行っているの?」

 と聞いてみると、陛下が一気に汗を吹き出し、

 「HAHAHAHA・・・無論だとも各方面問題なく対応し始めているぞ、NA!」

 と、各方面の重鎮の人たちに話を振る。

 重鎮たちは陛下と同じような笑いをしながら同意をした。

 報告と会議が終わって・・・ようやく落ち着いたと思った時に奴らが動き出した。
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