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第1章
炎の妖精さん
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「?」
カナの知らない人だわ。このおじさん達むさ苦しい、山賊かしら。
わらわらと…いすぎるわ
セトはすぐにカナの前で剣を構えたわ。
「質問に答えろ!お前らは…「おじさん達…だあれ?」
カナがおじさん達の質問に答える前に、そう言ったわ。人の名前を聞く前に己の名前を言わないといけないのに。カナのお爺様は言っていたのに。悪いおじさん達だわ。
そうしたらおじさん達は顔を真っ赤にしていたわ。逆にセトは剣を構えたまま苦笑いをしていたわ。
…失敗したかしら?
「女、よくもコケにしてくれたな!おい、俺様達は心優しい。だから今すぐその男の身ぐるみ剥いでやるから、それで許してやろう。そして、その女は俺様達が引き取ってやろう。それとそのモンスターの死骸も寄越せ」
この人たちは何を言っているのかしら。
心優しいならそんな事しない筈だわ。
まるで冷泉や取り巻きと同じね。死骸まで欲しがるなんて、酷い人達だわ
セトの方に振り返れば、既にセトの顔は怒っていたわ。
「お嬢様になんたることを…」
そういえば、このおじさん達はさっきの蛇の死骸を見ていないのかしら。
「うるせぇ!さっさとそこの女寄越せ!」
おじさん達は複数人で近寄って来て一人はセトに飛びかかりカナに手を伸ばしたわ。
「お嬢様!な、何をする!」
セトはおじさんの一人…Aと呼ぶことにするわ。それと揉み合いながらカナの名前を呼んだわ。おじさんそのまた一人…Bと呼ぶことにするわ。Bはカナの腕を掴んだわ。
…怖い…
急にカナの中で怖いが増殖していったわ。カナは振り払おうと腕を動かそうとしたけれど、動かない。怖いが沢山増えていくと同時に、カナの中で何かが沸き立つ気がするわ。
「貴様ら、お嬢様に触れるな!」
「行かせねぇぜ、へっへっへっ。それによそ見はあぶねぇぜ!」
なんとか振り払ったセトが何とかカナの方へ行こうとしているけれど、おじさんAがニヤニヤした声をしながら邪魔して、斬り合いに近くなったらしく、難しいようだわ。
すると…頭の中に声が響いたわ。
【対象者の危険と魔力を察知。解除を行います】
カナは思わず、上を見たけれど誰もいないわ。
【ナビゲーションシステム起動…成功、次の文言を繰り返してください。召喚魔法を発動します】
「?」
「おい、お嬢さん、どこ見てんだ?」
おじさんがそう言っているのが聞こえてくるけど、カナは頭の中に響く声の方を優先するわ。
【 爆ぜろ、爆ぜろ、回れ回れ、ぐるりと、魔力を回せ、全てを焼き尽くせ、いあ、いあ! フレアード】
言われた通りにカナは言葉を続けたわ
「 爆ぜろ、爆ぜろ、回れ回れ、ぐるりと、マナを回せ、全てを焼き尽くせ、いあ、いあ!フレアード!」
そうすれば、カナの持っている本が輝きだして本の中からまるで生きている炎のような形をしたものが飛び出て目の前のBに飛びかかったわ。
「ぐ、うわ、なっ、なんだ!ヒギャァァァァ!」
瞬時にBの身体は消し炭と化したわ。
「なっ、なっ…!」
他のおじさん達は、動揺しているわ。勿論おじさんAも動揺していたわ。
さっき本を飛び出したのはまるで火の妖精さんみたい。
「くっ、くそ!お前、何を出した!ぐ、あ、あ、あ、あ!」
おじさんAは構えなおして妖精さんに斬りかかったけど、直ぐに妖精さんに消し炭にされてしまったわ。
「化け物、化け物だ!逃げるぞ!俺たちは楽に稼げるって聞いただけだ!」
他のおじさん達の腰が引けそのまま逃げようと背中を見せたわ。その間にセトがカナの身体を引っ張って守るような体制を取ったわ。
妖精さんは、逃げ始めた周りのおじさん達をじっと見た後に直ぐに飛びかかったわ。
「す、すまなかった、あんた、助け…!」
おじさんの一人がカナにそう言ったけど、それは最後までいうことなく妖精さんに消し炭にされてしまったわ。
「お嬢様!これは一体…」
次々と消し炭が増えていく光景に顔を歪ませながらセトがカナに言うけれどわからないわ。
「カナはわからないわ。でも、きっとカナを守ってくれているわ」
「然し乍ら!」
そう言っている間に、おじさん達はほぼ全員悲鳴をあげながら消し炭になってしまっていたわ。でも、妖精さんはカナを守ってくれているみたいだわ。
だから、カナはセトの前に立って妖精さんの側へ寄っていったわ。
妖精さんはこっちに振り返ったわ。何ぜかわからないけど不思議とカナは怖くなかったわ。
「お嬢様!」
「大丈夫…」
セトがカナの名前を呼んでいるのはきちんと聞こえているわ。妖精さんはカナの方に飛びかかってきたけれど、だからそう言って受け入れるつもりでカナは手を広げたけれど、熱くなくて妖精さんはカナの持っている本へ消えていったわ。
「……大丈夫、そうですね。お嬢様、生き残りにいろいろ聞いてきますので、ここでお待ちください。」
何もなかった事にセトはため息をついてそのまま、生き残っているらしいおじさんの方へ歩いて行ったわ。
カナは、消し炭になったおじさんだったモノに視線を向ければもう風に吹かれて風化していくのが見えたわ。同時にさっき、セトが切り捨てた蛇の死体はなぜかうねっていて、カナの影に飛び込んで行ったわ。
不思議ね。
そうしていれば、燃え残ったおじさんを連れてセトがカナの方へやってきたわ。
「お嬢様、事情をご説明いたします。」
-------------------------
カナ
■■■■■の召喚魔法を取得
カナの知らない人だわ。このおじさん達むさ苦しい、山賊かしら。
わらわらと…いすぎるわ
セトはすぐにカナの前で剣を構えたわ。
「質問に答えろ!お前らは…「おじさん達…だあれ?」
カナがおじさん達の質問に答える前に、そう言ったわ。人の名前を聞く前に己の名前を言わないといけないのに。カナのお爺様は言っていたのに。悪いおじさん達だわ。
そうしたらおじさん達は顔を真っ赤にしていたわ。逆にセトは剣を構えたまま苦笑いをしていたわ。
…失敗したかしら?
「女、よくもコケにしてくれたな!おい、俺様達は心優しい。だから今すぐその男の身ぐるみ剥いでやるから、それで許してやろう。そして、その女は俺様達が引き取ってやろう。それとそのモンスターの死骸も寄越せ」
この人たちは何を言っているのかしら。
心優しいならそんな事しない筈だわ。
まるで冷泉や取り巻きと同じね。死骸まで欲しがるなんて、酷い人達だわ
セトの方に振り返れば、既にセトの顔は怒っていたわ。
「お嬢様になんたることを…」
そういえば、このおじさん達はさっきの蛇の死骸を見ていないのかしら。
「うるせぇ!さっさとそこの女寄越せ!」
おじさん達は複数人で近寄って来て一人はセトに飛びかかりカナに手を伸ばしたわ。
「お嬢様!な、何をする!」
セトはおじさんの一人…Aと呼ぶことにするわ。それと揉み合いながらカナの名前を呼んだわ。おじさんそのまた一人…Bと呼ぶことにするわ。Bはカナの腕を掴んだわ。
…怖い…
急にカナの中で怖いが増殖していったわ。カナは振り払おうと腕を動かそうとしたけれど、動かない。怖いが沢山増えていくと同時に、カナの中で何かが沸き立つ気がするわ。
「貴様ら、お嬢様に触れるな!」
「行かせねぇぜ、へっへっへっ。それによそ見はあぶねぇぜ!」
なんとか振り払ったセトが何とかカナの方へ行こうとしているけれど、おじさんAがニヤニヤした声をしながら邪魔して、斬り合いに近くなったらしく、難しいようだわ。
すると…頭の中に声が響いたわ。
【対象者の危険と魔力を察知。解除を行います】
カナは思わず、上を見たけれど誰もいないわ。
【ナビゲーションシステム起動…成功、次の文言を繰り返してください。召喚魔法を発動します】
「?」
「おい、お嬢さん、どこ見てんだ?」
おじさんがそう言っているのが聞こえてくるけど、カナは頭の中に響く声の方を優先するわ。
【 爆ぜろ、爆ぜろ、回れ回れ、ぐるりと、魔力を回せ、全てを焼き尽くせ、いあ、いあ! フレアード】
言われた通りにカナは言葉を続けたわ
「 爆ぜろ、爆ぜろ、回れ回れ、ぐるりと、マナを回せ、全てを焼き尽くせ、いあ、いあ!フレアード!」
そうすれば、カナの持っている本が輝きだして本の中からまるで生きている炎のような形をしたものが飛び出て目の前のBに飛びかかったわ。
「ぐ、うわ、なっ、なんだ!ヒギャァァァァ!」
瞬時にBの身体は消し炭と化したわ。
「なっ、なっ…!」
他のおじさん達は、動揺しているわ。勿論おじさんAも動揺していたわ。
さっき本を飛び出したのはまるで火の妖精さんみたい。
「くっ、くそ!お前、何を出した!ぐ、あ、あ、あ、あ!」
おじさんAは構えなおして妖精さんに斬りかかったけど、直ぐに妖精さんに消し炭にされてしまったわ。
「化け物、化け物だ!逃げるぞ!俺たちは楽に稼げるって聞いただけだ!」
他のおじさん達の腰が引けそのまま逃げようと背中を見せたわ。その間にセトがカナの身体を引っ張って守るような体制を取ったわ。
妖精さんは、逃げ始めた周りのおじさん達をじっと見た後に直ぐに飛びかかったわ。
「す、すまなかった、あんた、助け…!」
おじさんの一人がカナにそう言ったけど、それは最後までいうことなく妖精さんに消し炭にされてしまったわ。
「お嬢様!これは一体…」
次々と消し炭が増えていく光景に顔を歪ませながらセトがカナに言うけれどわからないわ。
「カナはわからないわ。でも、きっとカナを守ってくれているわ」
「然し乍ら!」
そう言っている間に、おじさん達はほぼ全員悲鳴をあげながら消し炭になってしまっていたわ。でも、妖精さんはカナを守ってくれているみたいだわ。
だから、カナはセトの前に立って妖精さんの側へ寄っていったわ。
妖精さんはこっちに振り返ったわ。何ぜかわからないけど不思議とカナは怖くなかったわ。
「お嬢様!」
「大丈夫…」
セトがカナの名前を呼んでいるのはきちんと聞こえているわ。妖精さんはカナの方に飛びかかってきたけれど、だからそう言って受け入れるつもりでカナは手を広げたけれど、熱くなくて妖精さんはカナの持っている本へ消えていったわ。
「……大丈夫、そうですね。お嬢様、生き残りにいろいろ聞いてきますので、ここでお待ちください。」
何もなかった事にセトはため息をついてそのまま、生き残っているらしいおじさんの方へ歩いて行ったわ。
カナは、消し炭になったおじさんだったモノに視線を向ければもう風に吹かれて風化していくのが見えたわ。同時にさっき、セトが切り捨てた蛇の死体はなぜかうねっていて、カナの影に飛び込んで行ったわ。
不思議ね。
そうしていれば、燃え残ったおじさんを連れてセトがカナの方へやってきたわ。
「お嬢様、事情をご説明いたします。」
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カナ
■■■■■の召喚魔法を取得
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連載時、HOT 1位ありがとうございました!
その他、多数投稿しています。
こちらもよろしくお願いします!
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