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第1章
異世界グルメ 1
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改めて料理に目を下ろすと、まず目に付いたのは、プレートの中央にある焼き目のついた……お肉かしら。
外見からすると、ローストチキンみたい。一塊を切って並べてあるわ。そして、何か白いソースが添えられているわ。
その傍らには千切りの……レタス?あとトマトに形が似た球体の果実。
お皿の端には、白い見た目からしてホクホクしていそうな山のナニカ。
カナ達の世界の言葉で言うなら、チキン南蛮定食ってことかしら。
まずは、茶色い多分お肉らしきものから。
近くの藤で丁寧に編み込まれたモノであろう小さな籠から肉用であろうステーキナイフであろうモノを取り出すわ。
異世界に来たとはいえ、道具は基本的に変わりはないのかしら。
カナは興味を持ったから少し観察してみることにしたわ。
取り出した恐らくステーキナイフらしきモノは刃がギザギザしているわ。波刃のモノね。
所謂、セレイティドエッジというもので肉の筋を切ることに特化した形状だわ。
わかりやすく形状を示すなら、小さなノコギリを想像するとわかりやすいと思うわ。
欧米では赤身肉のステーキに使われることが多いわね。
このタイプの特徴というなら、刃が鋭角に尖り鋭くなっているならそれはよく切れるということね。
この知識に関しては、セトに教えてもらったけれど。
兎も角、目の前のお肉を一口大に切り分けてみることにするわ。
まずはお肉にナイフを当てて押し切るようにするわ。
日本の鋸や包丁は引いて切るけれど、ナイフに関しては押して切るということがいいみたいだわ。
実際に引いて切ってしまうと切れない上に皿に当たって不愉快な音が出てしまうとのことらしいわ。これもセトから教えてもらったわ。
ナイフの切れ味は抜群だったからスムーズに切り分けることができたわ。でも、お肉にナイフを入れる度に透明ながらに澄み渡った肉汁がじわりじわりと中から染み出し溢れ出て思わずカナの食欲を刺激していくわ。
改めてお肉をみれば外面はパリパリと香ばしく焼き上がりまるで照り焼きの様にキラキラと飴色に焼けているわ。
そして、内面もじわりじわりと未だに溢れ出る肉汁で輝いているわ。このお肉はきっと旨味がたくさん入っているのね。そして、そのお肉からはふわりと鼻をつく様に香ばしく焼けた皮の匂いと調味料…少しばかり甘いような匂いが上がってくるわ。日本でいうなら、きっとお醤油に近い匂いかしら。もしかしたら、お醤油に近いものがあるのかもしれないわ。
後でシロウさんにお料理のことを聞くことにするわ。セトもきっと驚くでしょうから。
ふふ、そして、カナはその目の前のお肉を単品で口に運ぶことにしたわ。
口に含んだ瞬間にまず感じたのは、パリッとしたお肉の外側の感覚。寧ろ皮というべきかしら。そして、パリッとした皮に対して弾力のある肉の感触、次に続くは肉に施された甘みがあり、深みのある味付け。お肉にリンゴの様な甘みと酸味のあるモノを使っているのかしら。
それを楽しんでいる時にスッと鼻の奥に香るは肉にまぶされた調味料であろうものの香り。
例えていうならば、まさに照り焼きとチキン南蛮のハイブリッドというものかしら。
それが刹那の間にカナの味覚、嗅覚に駆け抜けていくわ。
異世界だから、どんな料理が出てくるか少し不安だったけれどそれを一気に吹き飛ばしてくれるほどの美味しさだったわ。
だからこそ、カナはその一口で思わず表情を綻ばせながら
「美味しい」
と漏らしてしまったわ。
出来るならセトに今すぐにでも食べさせてあげたいわ。
カナが思わず漏らした一言を聞いたシロウさんは少し固まった後に照れ臭そうに頰をぽりぽりと数回掻いて早々に厨房に下がっていったのを見えたけれど今はこの料理が美味しくてそれどころじゃなかったわ。
カナの様子に、ロゼさんたちも自分のことの様に嬉しそうにしていたわ。
次は添えてあるソースとともに食べてみることにするわ。
--------------------------------
今回はカナに異世界の料理を食べてもらう事にしてみました。
詳しく描写を心がけ書き込んでみましたが、食欲をそそる様な内容になっていたらいいなぁと思います。
不定期更新ですが、次回も異世界の料理をカナに食べさせてみたいと思います。
外見からすると、ローストチキンみたい。一塊を切って並べてあるわ。そして、何か白いソースが添えられているわ。
その傍らには千切りの……レタス?あとトマトに形が似た球体の果実。
お皿の端には、白い見た目からしてホクホクしていそうな山のナニカ。
カナ達の世界の言葉で言うなら、チキン南蛮定食ってことかしら。
まずは、茶色い多分お肉らしきものから。
近くの藤で丁寧に編み込まれたモノであろう小さな籠から肉用であろうステーキナイフであろうモノを取り出すわ。
異世界に来たとはいえ、道具は基本的に変わりはないのかしら。
カナは興味を持ったから少し観察してみることにしたわ。
取り出した恐らくステーキナイフらしきモノは刃がギザギザしているわ。波刃のモノね。
所謂、セレイティドエッジというもので肉の筋を切ることに特化した形状だわ。
わかりやすく形状を示すなら、小さなノコギリを想像するとわかりやすいと思うわ。
欧米では赤身肉のステーキに使われることが多いわね。
このタイプの特徴というなら、刃が鋭角に尖り鋭くなっているならそれはよく切れるということね。
この知識に関しては、セトに教えてもらったけれど。
兎も角、目の前のお肉を一口大に切り分けてみることにするわ。
まずはお肉にナイフを当てて押し切るようにするわ。
日本の鋸や包丁は引いて切るけれど、ナイフに関しては押して切るということがいいみたいだわ。
実際に引いて切ってしまうと切れない上に皿に当たって不愉快な音が出てしまうとのことらしいわ。これもセトから教えてもらったわ。
ナイフの切れ味は抜群だったからスムーズに切り分けることができたわ。でも、お肉にナイフを入れる度に透明ながらに澄み渡った肉汁がじわりじわりと中から染み出し溢れ出て思わずカナの食欲を刺激していくわ。
改めてお肉をみれば外面はパリパリと香ばしく焼き上がりまるで照り焼きの様にキラキラと飴色に焼けているわ。
そして、内面もじわりじわりと未だに溢れ出る肉汁で輝いているわ。このお肉はきっと旨味がたくさん入っているのね。そして、そのお肉からはふわりと鼻をつく様に香ばしく焼けた皮の匂いと調味料…少しばかり甘いような匂いが上がってくるわ。日本でいうなら、きっとお醤油に近い匂いかしら。もしかしたら、お醤油に近いものがあるのかもしれないわ。
後でシロウさんにお料理のことを聞くことにするわ。セトもきっと驚くでしょうから。
ふふ、そして、カナはその目の前のお肉を単品で口に運ぶことにしたわ。
口に含んだ瞬間にまず感じたのは、パリッとしたお肉の外側の感覚。寧ろ皮というべきかしら。そして、パリッとした皮に対して弾力のある肉の感触、次に続くは肉に施された甘みがあり、深みのある味付け。お肉にリンゴの様な甘みと酸味のあるモノを使っているのかしら。
それを楽しんでいる時にスッと鼻の奥に香るは肉にまぶされた調味料であろうものの香り。
例えていうならば、まさに照り焼きとチキン南蛮のハイブリッドというものかしら。
それが刹那の間にカナの味覚、嗅覚に駆け抜けていくわ。
異世界だから、どんな料理が出てくるか少し不安だったけれどそれを一気に吹き飛ばしてくれるほどの美味しさだったわ。
だからこそ、カナはその一口で思わず表情を綻ばせながら
「美味しい」
と漏らしてしまったわ。
出来るならセトに今すぐにでも食べさせてあげたいわ。
カナが思わず漏らした一言を聞いたシロウさんは少し固まった後に照れ臭そうに頰をぽりぽりと数回掻いて早々に厨房に下がっていったのを見えたけれど今はこの料理が美味しくてそれどころじゃなかったわ。
カナの様子に、ロゼさんたちも自分のことの様に嬉しそうにしていたわ。
次は添えてあるソースとともに食べてみることにするわ。
--------------------------------
今回はカナに異世界の料理を食べてもらう事にしてみました。
詳しく描写を心がけ書き込んでみましたが、食欲をそそる様な内容になっていたらいいなぁと思います。
不定期更新ですが、次回も異世界の料理をカナに食べさせてみたいと思います。
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