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1 悪役令嬢になったなら
序章2
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…
そうして入ってきたのは、茶髪の女の人
服装から見てメイドのようだ
(わー!メイドさんだっ!)
と喜ぶ私をよそに
その女の人は、私を見て驚愕の表情を浮かべたのだった
そして叫ぶ
「っ……クローディア様っ!」と
(なるほど、私はクローディアというわけね)と考えているうちに、その人は「なんてこと!お目覚めになられたのですね。急ぎ主治医を呼んでまいります!」と部屋を出ていってしまった。
(…案外リアルだなこの夢は)と思いつつ、あまりの仰々しさにため息が出た。
なんだか気疲れしてベットに腰掛け次の展開を待ってみたが夢はまだ覚めないようだった
そうこうしているうちに
先程のメイドが初老の男性を連れて戻ってきた
二人とも恐怖が滲むような、恐縮した様子で話しかけてくる「大変お待たせ致しました申し訳ございません」
「お嬢様は10日の間目を覚まされませんでしたが、このように目を覚まされて安心いたしました」
「お体で痛むところはございますか?脈拍は如何でしょう?」と矢継ぎ早に言葉を紡がれた。
困惑しながら
「大丈夫です!ただまぁ、体の節々が痛むような気がします」なんて返すと
そのメイドや男性は目を白黒とさせ怖がっているようだった
(この反応は…私変な反応をしてるってこと?お嬢様なんだから言葉遣いは合わせたほうが良いのかな?それとも他に何か…)色々と考えてみたが理由は思いつかず
こちらも戸惑いが隠せない
そしてまた体中を触診され、いくつかの質問をされそうしてるうちに結果が出たようだった。
どうやら医者であるその男性が言うに曰く、「お嬢様は何者かに襲われ、意識不明でいらっしゃいました。喜ばしいことに無事に目を覚まされ、お体にも大きな問題はございません。体が痛いのは長く寝ていらっしゃったためと思われます。」とのこと
(なるほどね。寝すぎたわけね。じゃあ私もこの夢から覚めたら節が痛みそうだわ)と憂鬱になっていたのだが…それだけではないようで、医者は言葉を続け
「ただ…お嬢様…。どうか気を強く持ち話を聞いて下さいね。」と前置きし、一息後
「お嬢様は今記憶喪失である可能性があります。襲われた事だけでなく、ご自身の事、侍女の事すら分からない状態です。恐らく、襲われた時のショックのためだと思いますが……」といった。
ポカンとする私
だって…これは夢なんだから、知らないのは当たり前じゃんまさかここまで王道な流れでこんな告白を受けるとは!
次の瞬間には笑いがこみ上げてしまった
「あはははっ!それは、そうよ。だってこれは夢なんだもん!」とそれは愉快に笑い転げてしまった。
メイドも医者も恐怖の眼差しでこちらを見つめていた。
もう、愉快な夢だなと
そう思ったところで
頭のどこかでチカッと何か光ったように感じた瞬間
思い出しちゃったんだ
そうして入ってきたのは、茶髪の女の人
服装から見てメイドのようだ
(わー!メイドさんだっ!)
と喜ぶ私をよそに
その女の人は、私を見て驚愕の表情を浮かべたのだった
そして叫ぶ
「っ……クローディア様っ!」と
(なるほど、私はクローディアというわけね)と考えているうちに、その人は「なんてこと!お目覚めになられたのですね。急ぎ主治医を呼んでまいります!」と部屋を出ていってしまった。
(…案外リアルだなこの夢は)と思いつつ、あまりの仰々しさにため息が出た。
なんだか気疲れしてベットに腰掛け次の展開を待ってみたが夢はまだ覚めないようだった
そうこうしているうちに
先程のメイドが初老の男性を連れて戻ってきた
二人とも恐怖が滲むような、恐縮した様子で話しかけてくる「大変お待たせ致しました申し訳ございません」
「お嬢様は10日の間目を覚まされませんでしたが、このように目を覚まされて安心いたしました」
「お体で痛むところはございますか?脈拍は如何でしょう?」と矢継ぎ早に言葉を紡がれた。
困惑しながら
「大丈夫です!ただまぁ、体の節々が痛むような気がします」なんて返すと
そのメイドや男性は目を白黒とさせ怖がっているようだった
(この反応は…私変な反応をしてるってこと?お嬢様なんだから言葉遣いは合わせたほうが良いのかな?それとも他に何か…)色々と考えてみたが理由は思いつかず
こちらも戸惑いが隠せない
そしてまた体中を触診され、いくつかの質問をされそうしてるうちに結果が出たようだった。
どうやら医者であるその男性が言うに曰く、「お嬢様は何者かに襲われ、意識不明でいらっしゃいました。喜ばしいことに無事に目を覚まされ、お体にも大きな問題はございません。体が痛いのは長く寝ていらっしゃったためと思われます。」とのこと
(なるほどね。寝すぎたわけね。じゃあ私もこの夢から覚めたら節が痛みそうだわ)と憂鬱になっていたのだが…それだけではないようで、医者は言葉を続け
「ただ…お嬢様…。どうか気を強く持ち話を聞いて下さいね。」と前置きし、一息後
「お嬢様は今記憶喪失である可能性があります。襲われた事だけでなく、ご自身の事、侍女の事すら分からない状態です。恐らく、襲われた時のショックのためだと思いますが……」といった。
ポカンとする私
だって…これは夢なんだから、知らないのは当たり前じゃんまさかここまで王道な流れでこんな告白を受けるとは!
次の瞬間には笑いがこみ上げてしまった
「あはははっ!それは、そうよ。だってこれは夢なんだもん!」とそれは愉快に笑い転げてしまった。
メイドも医者も恐怖の眼差しでこちらを見つめていた。
もう、愉快な夢だなと
そう思ったところで
頭のどこかでチカッと何か光ったように感じた瞬間
思い出しちゃったんだ
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