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龍の里
81.魔物がいない森
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朝早くに朝食を取り、出発する。昨日でわかったが、魔物が一切出て来てない。それはそれでこちらとして楽だが、食材が尽きるのも時間の問題だろう。
せめて……途中に村などあればいいのだが、
「それにしても外に出てから魔物が1匹も出ないなんて」
「確かに……、こんなに静かな日ってあるんでしょうか」
何か異変でもあったのか、もしくは何か強い魔物が住み着いているのか。何かあったのは明白だろう。
「魔物と戦わずに行けるって事は早く着くのかな」
「そうだと思うが、途中種食料尽きるよ」
食料が足りないと目的地までは着くのに時間かかるだろう。
まあ、何も無ければ山菜採りとかすればいいのだが、出来ればそれはしたく無い。また探すだけでも時間が掛かるかと思うと魔物を討伐した方が断然速い。
「とりあえず進むぞ。こんな森早く抜けてから考えればいいんじゃ」
「「いいえ、それよりも肉です」」
何この2人肉想像したら狩る気になってるの。昨日の肉を食いたい為に狩るの。二ヶ所目の森なんだし、いるかも分からないんじゃ無意味に近い。
ここまで魔物が出ないんじゃ探しようも無い。彼女らはどのように見つけるのか。
「魔法で甘い香り出して魔物を呼ぶのあったけ」
「確かありましたね。使ってみる価値があるかもです」
話し合った結果、ベラニアが何かの詠唱を始める。止まらずにこっちさくさくと進みたいのだけど、
「継続魔法『プリズンフィーバー』」
すると甘い香りが辺り一面へと広がっていく。一定時間この区域にこの香りが広がるんだろう。そして魔物達を呼ぶ。うまく考えたなあ。
「これで魔物達が来ればいいのだけど」
「この魔法って時間はどれくらいなの」
「確か10分間だったはず」
以外とあるんだな。それも範囲も広いはずだからなんかの魔物は来るはずだろう。
「なかなか来ないわね……」
「既に8分ぐらいは経っています。普通だったら早くても2分ぐらいでしたけど」
これくらい待って魔物1匹も現れないって事はこの付近には1匹もいないのだろう。なら、何かが起こったのが妥当だろう。
「先へと進もう。もしかしたら答えが出てくるかもしれない」
10分まで待ったとしても答えは変わり無いだろう。それにこの先にも同じ事が起こっているのか見ておきたい。
せめて……途中に村などあればいいのだが、
「それにしても外に出てから魔物が1匹も出ないなんて」
「確かに……、こんなに静かな日ってあるんでしょうか」
何か異変でもあったのか、もしくは何か強い魔物が住み着いているのか。何かあったのは明白だろう。
「魔物と戦わずに行けるって事は早く着くのかな」
「そうだと思うが、途中種食料尽きるよ」
食料が足りないと目的地までは着くのに時間かかるだろう。
まあ、何も無ければ山菜採りとかすればいいのだが、出来ればそれはしたく無い。また探すだけでも時間が掛かるかと思うと魔物を討伐した方が断然速い。
「とりあえず進むぞ。こんな森早く抜けてから考えればいいんじゃ」
「「いいえ、それよりも肉です」」
何この2人肉想像したら狩る気になってるの。昨日の肉を食いたい為に狩るの。二ヶ所目の森なんだし、いるかも分からないんじゃ無意味に近い。
ここまで魔物が出ないんじゃ探しようも無い。彼女らはどのように見つけるのか。
「魔法で甘い香り出して魔物を呼ぶのあったけ」
「確かありましたね。使ってみる価値があるかもです」
話し合った結果、ベラニアが何かの詠唱を始める。止まらずにこっちさくさくと進みたいのだけど、
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すると甘い香りが辺り一面へと広がっていく。一定時間この区域にこの香りが広がるんだろう。そして魔物達を呼ぶ。うまく考えたなあ。
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「確か10分間だったはず」
以外とあるんだな。それも範囲も広いはずだからなんかの魔物は来るはずだろう。
「なかなか来ないわね……」
「既に8分ぐらいは経っています。普通だったら早くても2分ぐらいでしたけど」
これくらい待って魔物1匹も現れないって事はこの付近には1匹もいないのだろう。なら、何かが起こったのが妥当だろう。
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10分まで待ったとしても答えは変わり無いだろう。それにこの先にも同じ事が起こっているのか見ておきたい。
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