勇者として召喚されたはずだけど、勇者として歓迎されませんでした

くノ一

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戦争 序章

164.西側の攻め

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 進路変更、前方の騎士団体が戦闘を開始した。更に言ってはかなりやり手の勇者を揃えているためにこちらが圧倒的に有利だろう。
 まさか疲れて囲まれる事態がない事を祈るしかないけど、疲労回復の疲労薬は常に持っていそうな人達だ。
 それとは別に俺らの騎士団体は西側の方向へと移動している。
 前方の騎士団が戦闘を開始した時、迂回路を探しながら進軍するようにしていたらしい。
 無論それは東側の方にもある。これで3つの陣が出来上がる。
 現段階の我々の目的は西側の魔王軍が占拠している基地などの制圧である。そこを陥落すれば、我々は優位に立つ事もありえる。

「ここで降りるわよ」

 バレない草むらへと降りる。数多くの騎士や兵士達が次々と戦へと向かっていく。

「ここは私が死守するから。あなた達は基地の制圧に乗り出して」
「分かった無理するなよ」

 リーネをその場に残し、俺らは騎士団が進む先へと向かう。
 確かリーネ以外にも勇者は何人かいたはずだし、防衛には支障はないはずだ。
 森を抜けた草原には無数の兵士達が剣で戦っていた。見ているこちらとして戦場は今どちらが有利なのか分からない。

「すごい人だ。ここを突破するのには骨が折れそうだ」
「やる前からそんな気力でどうするんですか。これ戦争ですよ」
「分かってるよ。ベラニアはここから魔法攻撃で、スレイラはお得意の戦法で味方の援護に、トルゥは囲まれない程度の距離感で」

 指示を出した後に俺は両手をチェーンへと切り替える。今の俺だったら、魔力0までに何列分のチェーンの爆破が可能だろうな。
 そして一気に駆け下りる。魔王軍兵士だけを仕留めながら一気に最前線へと向かう。
 前方には魔物、ベローグやヴァイングウルフと呼ばれる上位種が待ち構えていた。

「こんなに魔物を集めて、本気なんだな」

 チェーンにしながら襲ってくる魔物や兵士をなぎ払い、上空へと辺り一面に向かって振る。そして分離させて地面についたのと同時に爆発させる。

「さてと、爆破ショーの始まりだ」

 この事で一気に俺へとヘイトが集まり、魔王軍が殺到する。片方をクローへと切り替える事により、地面に破壊力を上げた『デストロイ』をぶつける。
 振動とひび割れが円を描くようにへと広がっていく。
 地面がまだ地響きが響いている時に、クローを解除させた。その代わりに政権を取り出し、周囲にいる者に向かって、斬りに掛かった。
 当てる事もなく、そのまま一振りするだけで、相手は次々と倒れていく。
 衝撃波の刃の攻撃だ。時空系の攻撃が未だに分かってない。分かるのは先程の攻撃した衝撃波の刃のみ。

「さてと、次はどいつだ。相手になってやるよ」

 聖剣を構え、次から次へと襲ってくる敵を倒していくのだった。
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