勇者として召喚されたはずだけど、勇者として歓迎されませんでした

くノ一

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戦争 中章

200.アイテム探し

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「こんな所によく使えそうなアイテムあるもんだよな」

 なにも入ってない木箱がいくつも放置されている建物へと入る。
 騎士達は入っている木箱だけを回収して行ったらしく、そんなに中までは確認していない。

「まだ手が出てないだけでいいか。探すか」

 中へと進み、使えそうなアイテムを探していく。魔王兵士達がここに置いていたとしても、こちらとしてはありがたいアイテムかもしれない。
 いくつものアイテムを見つけたが、どれも使えそうにないガラクタだった。

「よくこんな物ここに持ってくるよな」

 広い分、探す価値はある。後ろの板へと背中をくっ付けた時、大きくそのまま倒れ込む。

「いたたた・・・、一体何があるってんだ」

 埃が舞っている時に、目を開けて見てみる。そこには他の部屋とは違う感じが漂っていた。
 例で挙げるなら、船の艦長の部屋みたいなデザインの部屋だ。

「ここはどうやら指令の本部みたいだな」

 しかも騎士達には気付いてない。もしかしたら何かとお宝あるかもしれない。
 手当たり次第、色々と見ていく。補助のあるアクセサリーや、黄金で出来た剣など、詰めるだけ詰める。
 一応言うが、騎士達が回収しそうな物を優先的に回収している。
 あとでこれは選別をするわけだ。しかも案外狭く、タンスの中や置かれていた品を全てリュックへと入れた。
 剣や槍などはぶら下げる。アイテムが無い事を確認した後、その部屋を後にした。
 外へと出ると、未だにどこから回収してきているのか、木箱を2人がかりで担ぎながら移動していた。

「ほんと、木箱何個あるやら」

 今俺の背負っている巨大なリュックには大量の品がある。
 騎士達に感づかれる事なく持っていく必要がある。

「自然にしながら進むか」

 俺はそのまま細い通路へと移動する。その後に次々と瞬間移動し、馬車の方へと戻る。
 振り向く前に移動している事だし、多分今のところ気付かれてない。
 馬車の前まで来ると、俺は自身の馬車まで歩く。

「流石にここも騎士が多いな」

 馬車の数もあるが、馬車は色々な形があるから、1発で分かる。
 そこへと戻った時、トルゥ達が戻っていた。どうやら彼女達も一旦戻ってきたみたいだ。

「やあ・・・って何その荷物」
「回収品だ」

 回収してきた荷物を馬車へ置く。その中身はある意味輝いている。

「よく、騎士団に気付かれる事なく戻って来たよね」
「ほんとに苦戦したよ」

 実際は回収される前に回収した代物だ。今更回収しようにも、もう既に無い。
 荷物をチェックしていたリーネがふと思い出したかのように俺に言ってきた。

「そうそう、出発日決まったわよ。明後日、ここを出るみたい」
「意外と早いな。あと2日程はここに滞在すると思ったのだが」

 意外にも早くここを発つみたいだ。流石に魔物や騎士達にも少しの休憩を取らせてやりたいとは思う。
 今の時間を無駄にするなって事だろうな。
 なら、明後日までゆっくりと休むべきだろうな。特に俺は先の戦闘で相当なダメージが体に蓄積されている。
 疲労薬で動いているもんだし、もし寝てしまえば爆睡してしまうだろう。
 その後、荷物の整理をしながらその日を過ごした。
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