292 / 358
魔王城への進行
291.決戦前の声掛け
しおりを挟む
「これは何だ?」
「これが魔王城の壁を破壊するために用意した物よ」
見た目は完全に弾丸のように見えるが、サイズが両手で抱えないと持てないほど大きい。
こんな物を用意してるなんて、ほんとに準備の根回しが速いように思えてくる。
「魔法障壁の展開は壁から約1m程離れているわ。でもその1mの範囲で魔法を発射しようとすると、長槍が壁から出てきたり、壁の窓から矢が飛んで来るみたいよ」
「みたいって・・・、既にそれを実戦しようとしてた連中でもいたのか」
「ついさっき、真下まで来てはフルボッコにされて撤退したわ」
多分中央騎士団の連中だろう。彼らが戦闘地域を突破し、壁の真下まで迫っていた。だが、そこに待ち受けていたのは迎撃用に作られた隠し窓からの攻撃だった。
リーネは先程の情報を教えてくれたから間違いないだろう。隠し窓は意外と分かりやすいが、接近する際は注意が必要とのことだ。
「明日、動くとしても動ける人数がたったの六千人前後、トラベルの騎士達はここの防衛をするとしても、この人数で攻略出来るかどうか・・・」
「出来るか出来ない・・・、やり遂げるのよ。私達の手で」
彼女は大きく、覚悟を決めたかのようにそう俺に言った。
一日が経ち、俺らは門の前へと立っていた。ほとんどの者達は魔物に乗り、そして一番前にいる者を見つめていた。
「今日で、我々は魔王を討ち取る。そしてこの悪夢を終わらせる!」
彼女は黙々と力強く話していく。まるで俺らに向かって演説でもしてるかのようにだ。
「今日ここで宣言する!魔王打倒すると!」
「「「オオオォォォーーー!!!」」」
リーネの最後の言葉に騎士達は一斉に叫びだした。そして同時に門が開門していった。
リーネは魔物を門の方へと振り向かせた後、叫んだ!
「全騎士!魔王城に向けて進行する!」
その言葉と同時に馬型の魔物を走らせた。それに続き、次々と騎士達は追いかけるように走っていく。
次々と門を出て、外へと次々と走っていく。リーネが用意していた対空砲と投石台が持ち出されているが、進行にはあまりにも遅い。
その為、そのスピードに合わせて途中からスピードを落としながら、兵器と並行しながら移動をするようにしていた。
今の戦力で、どこまで対抗出来るか分からない。
歩くより少々早めのスピードで魔王城へと目指す。朝一に出たのも、昼前に戦闘を始めるためだ。
そして、決戦が着々と近付いていると、俺の頭では直感していた。
「これが魔王城の壁を破壊するために用意した物よ」
見た目は完全に弾丸のように見えるが、サイズが両手で抱えないと持てないほど大きい。
こんな物を用意してるなんて、ほんとに準備の根回しが速いように思えてくる。
「魔法障壁の展開は壁から約1m程離れているわ。でもその1mの範囲で魔法を発射しようとすると、長槍が壁から出てきたり、壁の窓から矢が飛んで来るみたいよ」
「みたいって・・・、既にそれを実戦しようとしてた連中でもいたのか」
「ついさっき、真下まで来てはフルボッコにされて撤退したわ」
多分中央騎士団の連中だろう。彼らが戦闘地域を突破し、壁の真下まで迫っていた。だが、そこに待ち受けていたのは迎撃用に作られた隠し窓からの攻撃だった。
リーネは先程の情報を教えてくれたから間違いないだろう。隠し窓は意外と分かりやすいが、接近する際は注意が必要とのことだ。
「明日、動くとしても動ける人数がたったの六千人前後、トラベルの騎士達はここの防衛をするとしても、この人数で攻略出来るかどうか・・・」
「出来るか出来ない・・・、やり遂げるのよ。私達の手で」
彼女は大きく、覚悟を決めたかのようにそう俺に言った。
一日が経ち、俺らは門の前へと立っていた。ほとんどの者達は魔物に乗り、そして一番前にいる者を見つめていた。
「今日で、我々は魔王を討ち取る。そしてこの悪夢を終わらせる!」
彼女は黙々と力強く話していく。まるで俺らに向かって演説でもしてるかのようにだ。
「今日ここで宣言する!魔王打倒すると!」
「「「オオオォォォーーー!!!」」」
リーネの最後の言葉に騎士達は一斉に叫びだした。そして同時に門が開門していった。
リーネは魔物を門の方へと振り向かせた後、叫んだ!
「全騎士!魔王城に向けて進行する!」
その言葉と同時に馬型の魔物を走らせた。それに続き、次々と騎士達は追いかけるように走っていく。
次々と門を出て、外へと次々と走っていく。リーネが用意していた対空砲と投石台が持ち出されているが、進行にはあまりにも遅い。
その為、そのスピードに合わせて途中からスピードを落としながら、兵器と並行しながら移動をするようにしていた。
今の戦力で、どこまで対抗出来るか分からない。
歩くより少々早めのスピードで魔王城へと目指す。朝一に出たのも、昼前に戦闘を始めるためだ。
そして、決戦が着々と近付いていると、俺の頭では直感していた。
0
あなたにおすすめの小説
【コミカライズ決定】勇者学園の西園寺オスカー~実力を隠して勇者学園を満喫する俺、美人生徒会長に目をつけられたので最強ムーブをかましたい~
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング2位獲得作品】
【第5回一二三書房Web小説大賞コミカライズ賞】
~ポルカコミックスでの漫画化(コミカライズ)決定!~
ゼルトル勇者学園に通う少年、西園寺オスカーはかなり変わっている。
学園で、教師をも上回るほどの実力を持っておきながらも、その実力を隠し、他の生徒と同様の、平均的な目立たない存在として振る舞うのだ。
何か実力を隠す特別な理由があるのか。
いや、彼はただ、「かっこよさそう」だから実力を隠す。
そんな中、隣の席の美少女セレナや、生徒会長のアリア、剣術教師であるレイヴンなどは、「西園寺オスカーは何かを隠している」というような疑念を抱き始めるのだった。
貴族出身の傲慢なクラスメイトに、彼と対峙することを選ぶ生徒会〈ガーディアンズ・オブ・ゼルトル〉、さらには魔王まで、西園寺オスカーの前に立ちはだかる。
オスカーはどうやって最強の力を手にしたのか。授業や試験ではどんなムーブをかますのか。彼の実力を知る者は現れるのか。
世界を揺るがす、最強中二病主人公の爆誕を見逃すな!
※小説家になろう、カクヨム、pixivにも投稿中。
裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね
魚夢ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。
元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、
王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。
代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。
父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。
カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。
その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。
ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。
「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」
そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。
もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。
僕の秘密を知った自称勇者が聖剣を寄越せと言ってきたので渡してみた
黒木メイ
ファンタジー
世界に一人しかいないと言われている『勇者』。
その『勇者』は今、ワグナー王国にいるらしい。
曖昧なのには理由があった。
『勇者』だと思わしき少年、レンが頑なに「僕は勇者じゃない」と言っているからだ。
どんなに周りが勇者だと持て囃してもレンは認めようとしない。
※小説家になろうにも随時転載中。
レンはただ、ある目的のついでに人々を助けただけだと言う。
それでも皆はレンが勇者だと思っていた。
突如日本という国から彼らが転移してくるまでは。
はたして、レンは本当に勇者ではないのか……。
ざまぁあり・友情あり・謎ありな作品です。
※小説家になろう、カクヨム、ネオページにも掲載。
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
勇者パーティーを追放されました。国から莫大な契約違反金を請求されると思いますが、払えますよね?
猿喰 森繁
ファンタジー
「パーティーを抜けてほしい」
「え?なんて?」
私がパーティーメンバーにいることが国の条件のはず。
彼らは、そんなことも忘れてしまったようだ。
私が聖女であることが、どれほど重要なことか。
聖女という存在が、どれほど多くの国にとって貴重なものか。
―まぁ、賠償金を支払う羽目になっても、私には関係ないんだけど…。
前の話はテンポが悪かったので、全文書き直しました。
お前には才能が無いと言われて公爵家から追放された俺は、前世が最強職【奪盗術師】だったことを思い出す ~今さら謝られても、もう遅い~
志鷹 志紀
ファンタジー
「お前には才能がない」
この俺アルカは、父にそう言われて、公爵家から追放された。
父からは無能と蔑まれ、兄からは酷いいじめを受ける日々。
ようやくそんな日々と別れられ、少しばかり嬉しいが……これからどうしようか。
今後の不安に悩んでいると、突如として俺の脳内に記憶が流れた。
その時、前世が最強の【奪盗術師】だったことを思い出したのだ。
ゲームの悪役パパに転生したけど、勇者になる息子が親離れしないので完全に詰んでる
街風
ファンタジー
「お前を追放する!」
ゲームの悪役貴族に転生したルドルフは、シナリオ通りに息子のハイネ(後に世界を救う勇者)を追放した。
しかし、前世では子煩悩な父親だったルドルフのこれまでの人生は、ゲームのシナリオに大きく影響を与えていた。旅にでるはずだった勇者は旅に出ず、悪人になる人は善人になっていた。勇者でもないただの中年ルドルフは魔人から世界を救えるのか。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる