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メインストーリー
25.S組のエース4
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「てか小葉~。ここで買い物していたんだね」
「うん、頼まれた品は一応買えたよ」
知り合いなのか、鏡花は馴れ馴れしく喋っていた。そしてふと思い出したかのように鏡花は3人に彼女の事を話し始めた。
「あ、彼女は如月小葉。同じクラスにいる子で私のルームメイトでもあるのよ」
確かにそのような名前を自己紹介の時に聞いたのを思い出す。だが、あまりにもうる覚えのためあまり覚えてなかった。
「如月小葉です。こうして話す事になるなんて少し以外でした。光咲零君」
彼女は名前を言った後、まるで前から話したかったような感じに言っていた。
「まるで話したかった……の?」
葵は頭を傾げながら、小葉に質問をした。それは隣にいる二人も一緒だった。
葵の言葉に小葉は小さく頷いた。零は周りに視線を向けてから、
「色々と気になる事も多いが……ここだとなんか目立ってるみたいだからさ。一旦家に帰った方がいいかも知れない」
周りの目線を気にするかのように四人に喋った。周りの通行人が何人か立ち止まって見ていた。 それを気にしての事だ。
「なら一旦家に帰ろうか。何しに来たか分からなくなるけど」
葵の言葉に五人はその場から離れた。
家でもある寮の一室に戻った四人は小葉から何があったのか色々と聞いた。イスにゆらゆらと揺らしながら潤はこう答えた。
「なるほどねえ……、才能に恵まれた人がやりそうな差別だなあ」
「私の家だけかも。他の家ではこのような差別しているとは思えないけど」
意見は人それぞれだと思われる。だが、一般的にこんな境遇は少ないだろう。ただ能力としての才能を持つだけで自身が特別な存在だと思うのも少なくはない。零の家では『自分の力だけが特別と思うな。その力は人を救う為にあるのだ』と教え込まれていた。
少しその場が沈黙してしまった。その沈黙を破るかのように零が口を開かせた。
「これは終わらすべきではないのかな」
その言葉を聞いた小葉は零に向かって、
「私にはどうすればいいのか分からない。もし、あれば行動していただろうなあ」
彼女は行動しても何も変わらないと感じていた。だからこそ、この劣等感を受け入れている。
そんな彼女だからこそ、零は助けたいと思っていた。
「なら、彼よりも実力があると思わらせればいい」
「無理よ……私では彼には勝てない」
零の意見を却下した。
「劣等感を感じるなら強くなる努力をすればいいじゃないかな。俺もまだ能力は持ってないから言える柄じゃないが」
「あなたは元々強いでしょ。数々のスキルを持っているし、それに私は努力したところで無意味よ」
自分を否定するかのような口調だった。彼女には既に諦めているのだ。何も出来ない、話を聞けば聞くほどにそれは大きくなっていくようだった。
零はため息を吐いてから、立ち上がった。
「なら、強くなるように俺らが面倒を見る。そして次の学年別の大会行事で勝てばいい。能力の使用は禁止されている大会だ。自分の運動能力と体術で圧倒出来るようにすればいい」
大会はFPWS形式のルールになっている。一年の中で複数ある大会の一つでもあるが、唯一能力の使用を禁止されている。だからこそ、都合が良いと零は感じたんだろう。
「能力で勝たないといけないと私は思っているんの……」
能力を使わずに勝利しても何も意味がないと彼女は思っていた。だからこそ能力を使わずに勝ち、次での勝負では能力を使おうと使わなくても自身を持って挑める。彼はそう感じていたのだ。
「だからこそだよ。まずは勝利する事だけを考えれば良い。次の月曜の実技はこの女子二人が相手になるから、全力で彼女達に挑めば良い」
零の言葉に二人が反応した。
「ちょ!何私達を巻き添えしているのよ!」
「そ、そうです。私達は体術得意ではないんですが」
「いや、葵は体術相当出来るだろ。俺がやっていいが、あとで何言われるか分からないからね」
二人は売られたと感じ反発したが、零はため息を吐きながら立て続けに言った。
「俺が何かするとそこの人が襲いに掛かってくるからやれないのも理由だが」
視線を葵に向けた。昔零は葵に十字固めなどをもろに何回も食らっていた。そのせいもあり、こういう場面は女性陣に投げていた。
「分かった分かった。やればいいんでしょやれば」
葵はため息を吐きながら寝るかのように頭をテーブルにくっ付けた。
「諦め早くて助かるよ」
「私は何も頼んでないのだが……、まあ私の実力を見てもらえるならいいか」
彼女はもう断れないと踏んだのか諦めていた。
零は少しホッとしながら、話 立ち上がりテレビの前に立ちある物を手に取った。
「話は終わったし、これの続きするか」
それはコントローラーだった。潤に鏡花がそれに食いついた。
「てか、食材どうするの?何も買ってないんだけど……」
「レトルトあるからそれでいいと思うんだが」
「あれはもしの時に残したいんだけどてん…今日ぐらいはいいか」
レトルトでもたまにいいかっと葵は思いながら、零の所に向かった。そして夜遅くまでゲームに没頭していた。
「うん、頼まれた品は一応買えたよ」
知り合いなのか、鏡花は馴れ馴れしく喋っていた。そしてふと思い出したかのように鏡花は3人に彼女の事を話し始めた。
「あ、彼女は如月小葉。同じクラスにいる子で私のルームメイトでもあるのよ」
確かにそのような名前を自己紹介の時に聞いたのを思い出す。だが、あまりにもうる覚えのためあまり覚えてなかった。
「如月小葉です。こうして話す事になるなんて少し以外でした。光咲零君」
彼女は名前を言った後、まるで前から話したかったような感じに言っていた。
「まるで話したかった……の?」
葵は頭を傾げながら、小葉に質問をした。それは隣にいる二人も一緒だった。
葵の言葉に小葉は小さく頷いた。零は周りに視線を向けてから、
「色々と気になる事も多いが……ここだとなんか目立ってるみたいだからさ。一旦家に帰った方がいいかも知れない」
周りの目線を気にするかのように四人に喋った。周りの通行人が何人か立ち止まって見ていた。 それを気にしての事だ。
「なら一旦家に帰ろうか。何しに来たか分からなくなるけど」
葵の言葉に五人はその場から離れた。
家でもある寮の一室に戻った四人は小葉から何があったのか色々と聞いた。イスにゆらゆらと揺らしながら潤はこう答えた。
「なるほどねえ……、才能に恵まれた人がやりそうな差別だなあ」
「私の家だけかも。他の家ではこのような差別しているとは思えないけど」
意見は人それぞれだと思われる。だが、一般的にこんな境遇は少ないだろう。ただ能力としての才能を持つだけで自身が特別な存在だと思うのも少なくはない。零の家では『自分の力だけが特別と思うな。その力は人を救う為にあるのだ』と教え込まれていた。
少しその場が沈黙してしまった。その沈黙を破るかのように零が口を開かせた。
「これは終わらすべきではないのかな」
その言葉を聞いた小葉は零に向かって、
「私にはどうすればいいのか分からない。もし、あれば行動していただろうなあ」
彼女は行動しても何も変わらないと感じていた。だからこそ、この劣等感を受け入れている。
そんな彼女だからこそ、零は助けたいと思っていた。
「なら、彼よりも実力があると思わらせればいい」
「無理よ……私では彼には勝てない」
零の意見を却下した。
「劣等感を感じるなら強くなる努力をすればいいじゃないかな。俺もまだ能力は持ってないから言える柄じゃないが」
「あなたは元々強いでしょ。数々のスキルを持っているし、それに私は努力したところで無意味よ」
自分を否定するかのような口調だった。彼女には既に諦めているのだ。何も出来ない、話を聞けば聞くほどにそれは大きくなっていくようだった。
零はため息を吐いてから、立ち上がった。
「なら、強くなるように俺らが面倒を見る。そして次の学年別の大会行事で勝てばいい。能力の使用は禁止されている大会だ。自分の運動能力と体術で圧倒出来るようにすればいい」
大会はFPWS形式のルールになっている。一年の中で複数ある大会の一つでもあるが、唯一能力の使用を禁止されている。だからこそ、都合が良いと零は感じたんだろう。
「能力で勝たないといけないと私は思っているんの……」
能力を使わずに勝利しても何も意味がないと彼女は思っていた。だからこそ能力を使わずに勝ち、次での勝負では能力を使おうと使わなくても自身を持って挑める。彼はそう感じていたのだ。
「だからこそだよ。まずは勝利する事だけを考えれば良い。次の月曜の実技はこの女子二人が相手になるから、全力で彼女達に挑めば良い」
零の言葉に二人が反応した。
「ちょ!何私達を巻き添えしているのよ!」
「そ、そうです。私達は体術得意ではないんですが」
「いや、葵は体術相当出来るだろ。俺がやっていいが、あとで何言われるか分からないからね」
二人は売られたと感じ反発したが、零はため息を吐きながら立て続けに言った。
「俺が何かするとそこの人が襲いに掛かってくるからやれないのも理由だが」
視線を葵に向けた。昔零は葵に十字固めなどをもろに何回も食らっていた。そのせいもあり、こういう場面は女性陣に投げていた。
「分かった分かった。やればいいんでしょやれば」
葵はため息を吐きながら寝るかのように頭をテーブルにくっ付けた。
「諦め早くて助かるよ」
「私は何も頼んでないのだが……、まあ私の実力を見てもらえるならいいか」
彼女はもう断れないと踏んだのか諦めていた。
零は少しホッとしながら、話 立ち上がりテレビの前に立ちある物を手に取った。
「話は終わったし、これの続きするか」
それはコントローラーだった。潤に鏡花がそれに食いついた。
「てか、食材どうするの?何も買ってないんだけど……」
「レトルトあるからそれでいいと思うんだが」
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