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メインストーリー
26.学園内の暴動1
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月曜日はいつも通り晴れだった。クラスに零は外を見ていた。
(やっぱ、何か空気がおかしい……)
いつも通りの風景なのだが、零には何か違和感を感じていた。何かが起ころうとしている、そんな風に感じていたのだ。
零は携帯を取り出し、電子パネルをスライドしながらネットを見ていた。するとそこへ、
「そろそろ実技の授業始まるぜ。この20分の休みが短く感じる」
潤が後ろから現れ、そろそろ移動だと知らせに来たのだ。
「分かった。移動する」
零は返事をしてその場を去った。
「では小葉、行きますよ」
「お、お願いします…」
実技はほとんどが自由だった。フィールドの中で何人かと勝負をするだけだ。そして、ビルとビルの間に鏡花と葵と小葉が立っていた。葵の装備は両腰にマシンガン系の銃器と刀が装備されていた。鏡花はアサルトライフル一丁と腰に装着された拳銃のみ。一方小葉の手にはショットガンが持っていた。
「それにしてもショットガンとか使う人いるのねえ」
「ショットガンは接近戦に使えるから、あとこれは私独自にカスタマイズした奴だから」
武器でもカスタマイズは出来る。それを知って小葉は自身が使いやすいようにカスタマイズを施した一品になっている。
「あ、先に相手するのは葵でいい?私は見学で」
鏡花のセリフにはいはいと葵は返事をした。鏡花が下がったところで小葉がショットガンの銃口を空に向けて弾を込めていた。
「ではいきますよ」
ショットガンを構えながら、小葉は突っ込んだ。あの動きからするとショットガンは近接戦闘用に改良されているようにみえる。ショットガンを殴りに使ったのか大きく振り回していた。
葵は後ろに下がりながら、右腰に装着されたマシンガンを取り、構えた。小葉は一回転してからショットガンを撃った。ショットガンから出た弾は一発の弾だけだった。
ショットガンは散弾銃で有名な為に一気に何十発もの弾を撃ち出す。だが、そんな中で中距離戦に特化した物もある。それが筒に入った弾だ。
ビルの上から覗いていた零は発射された弾を見て、
「まさか弾までお手製とか……」
発射された弾を弾こうと葵は数発撃った。弾に当たった瞬間に弾は複数の光となって、葵に目掛けて飛んでいった。
「!?」
葵は驚いていた。ショットガンから発射された弾はミサイルの如く、葵に向かって飛んでいるのだ。
葵はマシンガンをフルオートでばら撒き、複数のミサイル型の魔力弾を破壊した。
「まさか、ショットガンにミサイルの弾を詰め込む人がいるなんて……」
誰もがショットガンに追撃型のを搭載する事なんて想定していない。だが、実際に彼女が使ってるのはまさしく追撃型だった。
「あれはオートロック式追撃魔力弾か……」
零が小葉が使用した魔力弾の名前を上げた。魔力弾も様々な種類があり、それぞれ魔力の使用量が異なる。また魔力弾には大中小と三段階に分けられており、大だと威力が高いが魔力の使用量は大きい。中だと威力が中威力になり、魔力使用量も平均的になる。小だと威力が小さいにちなんで魔力使用量も小さい。
なお、魔力は少し何もしなければ自動的に回復していく。魔力を使用して魔力切れになった時は『オーバーマジック』と呼ばれている。そんな状態になると魔力の回復は遅くなる。なかなかオーバーマジックになる人はいない。もしなろうとすれば一旦退いているはずだ。
自身の魔力の量はスーツを着た時に自動的に測られる。それをパーセント表示で電子ゴーグルに表示される。
小葉はショットガンのギアを回した。そして構え直し、撃った。葵はそれを避けたが、地面に当たった時に爆発が起きた。発射された弾は別のタイプに切り替えていたらしく、グレネードランチャーになっていた。威力は低いがそれでも当たれば痛い魔力弾になっていた。
「そのショットガンにどれだけの種類の魔力弾が入っているのよ!」
葵は叫んでいた。ギア式の切り替え方式を採用しているなら、何種類も組み込んでる可能性があった。
小葉は休むことなく切り替えをし、撃ち込んだ。次は普通の散弾だった。葵は角に隠れやり過ごす。そして切り替えて、さっき使用したグレネードランチャーを使い角に向けて発射した。葵は危険を察したのか横へ飛び込んだ。
「便利過ぎるでしょ。そのショットガン」
零は思わず口に出していた。あまりにも炸裂や爆発系が多かった。それでもまだ全てを見せているわけではない事も分かっていた。
小葉が角を曲がり、葵の正面に立った。
「機械をいじるのが得意な子は怖いわね」
「私はこんな程度しか出来ないだけよ」
「そう、だけど勝つのは私よ」
葵がそう言い切ると両手にマシンガンを持ち、それを当たり一変に撃ち込んだ。その魔力弾が壁に当たって消えると思いきや、壁に反射して小葉の方へと飛んでいった。
小葉はバク転しながら避けた。 小葉が壁の方を見ると、壁には何やら風のような物が流れていた。
「まさか能力で起動変換させたのね……」
「そう、直接的な攻撃をしない限りでは使用は認められてるから」
葵は風の能力持ちだ。あれくらいは普通に出来るのだろう。お互いに睨み合っていた。
「ふむ、見た感じだと実力は高いようだな」
零は感心していた。その後ろの方では奇襲に来たのか、数人の男女が倒れていた。
「まさかここまでの実力とは…」
「耐久値が一瞬で溶けるなんて……」
数人で組んで零の後ろから奇襲を掛けたのだが、零の仕掛けていたトラップにはまり、耐久値は削られ、スキルの神速で一気に斬られてこの有様になっていたのだ。
「奇襲ぐらいは俺も警戒するよ。まさかこの人数で来るとは思わなかったが」
零はため息をつきながら後ろの倒れているクラスメイトを見ていた。
一方下の方では撃ち合いをしていた。葵が両手のマシンガンを撃ちまくり、小葉が散弾に切り替えて撃ち落としていた。それでも撃ち落とし切れてない魔力弾が小葉の体をかすっていった。
「あなたの実力はそんなものでいいのですか」
葵は大きな声で叫んだ。小葉は後ろに下がりながら撃ち続けて、そして右へと曲がった。
魔力弾が採用になってからはリロードという概念は無くなっている。そのためショットガンなどの武器は非常に優れるようになっているが、使う為の魔力の使用量が多い。
「残り25分か」
零は残りタイムを見た。もしカウントダウンが終了すると全員ワープされて控え室に戻されるからだ。
それまでに二人の戦いが終わると感じていた。移動着替えだけでも30分は掛かる。それが往復で1時間だとしたら授業の時間は40分程になる。二人がやり始めて10分は経過しようとしていた。
「なら、そらそろ私も残っている分は使わせてもらいます」
小葉はそう言いながらギアを回した。そして壁から飛び出し撃ち込んだ。単発の魔力弾が葵に向かって飛んでいく。そして魔力弾が六つに分断して中央からレーザーが飛び出し、レーザーが葵に向かって飛んでいった。
出遅れたのか身動き取れずに葵は直撃した。かなりの破壊力だ。
「まさか、レーザー系のものまで入れてるなんてね。でもあれは威力重視のレーザー系魔力弾だから、連続では撃てないか」
小葉が使用したのはレーザー系魔力弾だった。そしてすぐさまにギアを切り替えて、3発を葵に目掛けて撃った。3発とも全て六つに分かれて中央からレーザーが飛び、葵に当たった。
「今度は威力を落として連続で使えるように改良された連射レーザー系魔力弾か。多分これで最後かな」
小葉がショットガンに入れてあるのは先程のレーザーで最後だったのだろう。すぐさまにギアを回して、最初のミサイルに切り替えていた。
「なかなかやるわね。まさかレーザー系のものまで入れてるとは」
葵は煙を斬るかのように剣を降り、煙を追い払った。葵の下にはマシンガンが一丁落ちていた。
「レーザーを剣で弾いていたのね」
「これくらいしないとレーザー対策はないからね」
小葉は撃った。それを葵は左手に持っていたマシンガンで撃ち落そうとする。当たった時、小葉が撃った魔力弾が六つに分裂し、葵に目掛けて飛んでいく。
「行きます!」
葵は左手に持っていたマシンガンを地面に投げ込んで、落ちる前に一気に駆け出した。移動中に追撃型魔力弾を一つ一つ斬り落としていき、一気に小葉に近づいた。
剣の刃が小葉の首で止まり、そして葵が斬った魔力弾が一気に爆発した。
「勝負ありね」
葵は小葉にいった。この時点で勝負はついたのだ。葵は剣を下ろした時に小葉が悔しそうな顔で、
「全力出したのに負けたのね」
そう言っていた。
「なかなかいい勝負だったと思うんだけど」
葵はマシンガンを拾いながら、そう返した。残り時間は15分。
零は動いた。相手するわけではない。暇そうな人の尻を叩きに行く為だ。
「見学したし、あいつ叩きに行くか」
零は後ろに振り向き、歩き出した。
(やっぱ、何か空気がおかしい……)
いつも通りの風景なのだが、零には何か違和感を感じていた。何かが起ころうとしている、そんな風に感じていたのだ。
零は携帯を取り出し、電子パネルをスライドしながらネットを見ていた。するとそこへ、
「そろそろ実技の授業始まるぜ。この20分の休みが短く感じる」
潤が後ろから現れ、そろそろ移動だと知らせに来たのだ。
「分かった。移動する」
零は返事をしてその場を去った。
「では小葉、行きますよ」
「お、お願いします…」
実技はほとんどが自由だった。フィールドの中で何人かと勝負をするだけだ。そして、ビルとビルの間に鏡花と葵と小葉が立っていた。葵の装備は両腰にマシンガン系の銃器と刀が装備されていた。鏡花はアサルトライフル一丁と腰に装着された拳銃のみ。一方小葉の手にはショットガンが持っていた。
「それにしてもショットガンとか使う人いるのねえ」
「ショットガンは接近戦に使えるから、あとこれは私独自にカスタマイズした奴だから」
武器でもカスタマイズは出来る。それを知って小葉は自身が使いやすいようにカスタマイズを施した一品になっている。
「あ、先に相手するのは葵でいい?私は見学で」
鏡花のセリフにはいはいと葵は返事をした。鏡花が下がったところで小葉がショットガンの銃口を空に向けて弾を込めていた。
「ではいきますよ」
ショットガンを構えながら、小葉は突っ込んだ。あの動きからするとショットガンは近接戦闘用に改良されているようにみえる。ショットガンを殴りに使ったのか大きく振り回していた。
葵は後ろに下がりながら、右腰に装着されたマシンガンを取り、構えた。小葉は一回転してからショットガンを撃った。ショットガンから出た弾は一発の弾だけだった。
ショットガンは散弾銃で有名な為に一気に何十発もの弾を撃ち出す。だが、そんな中で中距離戦に特化した物もある。それが筒に入った弾だ。
ビルの上から覗いていた零は発射された弾を見て、
「まさか弾までお手製とか……」
発射された弾を弾こうと葵は数発撃った。弾に当たった瞬間に弾は複数の光となって、葵に目掛けて飛んでいった。
「!?」
葵は驚いていた。ショットガンから発射された弾はミサイルの如く、葵に向かって飛んでいるのだ。
葵はマシンガンをフルオートでばら撒き、複数のミサイル型の魔力弾を破壊した。
「まさか、ショットガンにミサイルの弾を詰め込む人がいるなんて……」
誰もがショットガンに追撃型のを搭載する事なんて想定していない。だが、実際に彼女が使ってるのはまさしく追撃型だった。
「あれはオートロック式追撃魔力弾か……」
零が小葉が使用した魔力弾の名前を上げた。魔力弾も様々な種類があり、それぞれ魔力の使用量が異なる。また魔力弾には大中小と三段階に分けられており、大だと威力が高いが魔力の使用量は大きい。中だと威力が中威力になり、魔力使用量も平均的になる。小だと威力が小さいにちなんで魔力使用量も小さい。
なお、魔力は少し何もしなければ自動的に回復していく。魔力を使用して魔力切れになった時は『オーバーマジック』と呼ばれている。そんな状態になると魔力の回復は遅くなる。なかなかオーバーマジックになる人はいない。もしなろうとすれば一旦退いているはずだ。
自身の魔力の量はスーツを着た時に自動的に測られる。それをパーセント表示で電子ゴーグルに表示される。
小葉はショットガンのギアを回した。そして構え直し、撃った。葵はそれを避けたが、地面に当たった時に爆発が起きた。発射された弾は別のタイプに切り替えていたらしく、グレネードランチャーになっていた。威力は低いがそれでも当たれば痛い魔力弾になっていた。
「そのショットガンにどれだけの種類の魔力弾が入っているのよ!」
葵は叫んでいた。ギア式の切り替え方式を採用しているなら、何種類も組み込んでる可能性があった。
小葉は休むことなく切り替えをし、撃ち込んだ。次は普通の散弾だった。葵は角に隠れやり過ごす。そして切り替えて、さっき使用したグレネードランチャーを使い角に向けて発射した。葵は危険を察したのか横へ飛び込んだ。
「便利過ぎるでしょ。そのショットガン」
零は思わず口に出していた。あまりにも炸裂や爆発系が多かった。それでもまだ全てを見せているわけではない事も分かっていた。
小葉が角を曲がり、葵の正面に立った。
「機械をいじるのが得意な子は怖いわね」
「私はこんな程度しか出来ないだけよ」
「そう、だけど勝つのは私よ」
葵がそう言い切ると両手にマシンガンを持ち、それを当たり一変に撃ち込んだ。その魔力弾が壁に当たって消えると思いきや、壁に反射して小葉の方へと飛んでいった。
小葉はバク転しながら避けた。 小葉が壁の方を見ると、壁には何やら風のような物が流れていた。
「まさか能力で起動変換させたのね……」
「そう、直接的な攻撃をしない限りでは使用は認められてるから」
葵は風の能力持ちだ。あれくらいは普通に出来るのだろう。お互いに睨み合っていた。
「ふむ、見た感じだと実力は高いようだな」
零は感心していた。その後ろの方では奇襲に来たのか、数人の男女が倒れていた。
「まさかここまでの実力とは…」
「耐久値が一瞬で溶けるなんて……」
数人で組んで零の後ろから奇襲を掛けたのだが、零の仕掛けていたトラップにはまり、耐久値は削られ、スキルの神速で一気に斬られてこの有様になっていたのだ。
「奇襲ぐらいは俺も警戒するよ。まさかこの人数で来るとは思わなかったが」
零はため息をつきながら後ろの倒れているクラスメイトを見ていた。
一方下の方では撃ち合いをしていた。葵が両手のマシンガンを撃ちまくり、小葉が散弾に切り替えて撃ち落としていた。それでも撃ち落とし切れてない魔力弾が小葉の体をかすっていった。
「あなたの実力はそんなものでいいのですか」
葵は大きな声で叫んだ。小葉は後ろに下がりながら撃ち続けて、そして右へと曲がった。
魔力弾が採用になってからはリロードという概念は無くなっている。そのためショットガンなどの武器は非常に優れるようになっているが、使う為の魔力の使用量が多い。
「残り25分か」
零は残りタイムを見た。もしカウントダウンが終了すると全員ワープされて控え室に戻されるからだ。
それまでに二人の戦いが終わると感じていた。移動着替えだけでも30分は掛かる。それが往復で1時間だとしたら授業の時間は40分程になる。二人がやり始めて10分は経過しようとしていた。
「なら、そらそろ私も残っている分は使わせてもらいます」
小葉はそう言いながらギアを回した。そして壁から飛び出し撃ち込んだ。単発の魔力弾が葵に向かって飛んでいく。そして魔力弾が六つに分断して中央からレーザーが飛び出し、レーザーが葵に向かって飛んでいった。
出遅れたのか身動き取れずに葵は直撃した。かなりの破壊力だ。
「まさか、レーザー系のものまで入れてるなんてね。でもあれは威力重視のレーザー系魔力弾だから、連続では撃てないか」
小葉が使用したのはレーザー系魔力弾だった。そしてすぐさまにギアを切り替えて、3発を葵に目掛けて撃った。3発とも全て六つに分かれて中央からレーザーが飛び、葵に当たった。
「今度は威力を落として連続で使えるように改良された連射レーザー系魔力弾か。多分これで最後かな」
小葉がショットガンに入れてあるのは先程のレーザーで最後だったのだろう。すぐさまにギアを回して、最初のミサイルに切り替えていた。
「なかなかやるわね。まさかレーザー系のものまで入れてるとは」
葵は煙を斬るかのように剣を降り、煙を追い払った。葵の下にはマシンガンが一丁落ちていた。
「レーザーを剣で弾いていたのね」
「これくらいしないとレーザー対策はないからね」
小葉は撃った。それを葵は左手に持っていたマシンガンで撃ち落そうとする。当たった時、小葉が撃った魔力弾が六つに分裂し、葵に目掛けて飛んでいく。
「行きます!」
葵は左手に持っていたマシンガンを地面に投げ込んで、落ちる前に一気に駆け出した。移動中に追撃型魔力弾を一つ一つ斬り落としていき、一気に小葉に近づいた。
剣の刃が小葉の首で止まり、そして葵が斬った魔力弾が一気に爆発した。
「勝負ありね」
葵は小葉にいった。この時点で勝負はついたのだ。葵は剣を下ろした時に小葉が悔しそうな顔で、
「全力出したのに負けたのね」
そう言っていた。
「なかなかいい勝負だったと思うんだけど」
葵はマシンガンを拾いながら、そう返した。残り時間は15分。
零は動いた。相手するわけではない。暇そうな人の尻を叩きに行く為だ。
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