対異世界防衛学園

くノ一

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メインストーリー

27.学園内の暴動2

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「よ、来たぜ」
 零はビルの屋上から軽々と飛び降り、地面に着地した。
「やっと来たか。待ちくたびれたぜ」
 そこには潤が立っていた。
「……で、やるのか?」
 零は腰に手を置きながら彼に聞いた。潤はニヤリとしながら、腕組みを崩して大きく言った。
「当たり前だろ。ここでやらずに引くのは男じゃねえ」
「残り時間はあと5分だからね。さっさと終わらせますよ」
「もうそんなに経つのかよ。俺には10分あると感じているぞ」
 やれやれとしながら零は腰に装備していたハンドガンを取り出した。潤もハンドガンらしきのを持っていた。
「どっちが正確に命中出来るか勝負だぞ」
 そう、二人はどちらが正確に狙えるかの勝負をしようとしていた。
 その為零はハンドガン意外にハンドキャノンを取り出していた。ハンドキャノンはいわゆるグレネードランチャーの一種だ。それを空中に撃ち、ハンドガンで正確に破壊する事がこの二人がやろうとしている事だ。
「ちなみにこのハンドキャノンちょーっと手を加えた物だから。空中炸裂弾も使えるし、更には連続で撃てるようにもしているから」
 魔力が使用されている銃器には概念など存在しない。一つの種類に改造して使えるはずもない弾薬なども使用出来るようになっている。先程小葉概念使用していたショットガンも改造されていくつもの魔力弾が使用可能になっていた。
 そもそも魔力弾は方式と呼ばれる魔導図方式でプログラミングされたものだ。プログラムはなくとも使えるが、素早く使えるように武器などに組み込む事で魔力が切れるまで使えるようになっている。
 プログラムはない時に使用する事が出来るのは魔力を自然にコントロール出来る人に限る。例えれば零の音爆もその一種に入る。プログラムされた武器では威力なども複雑に決められているが、コントロール出来る人は威力や魔力の使用量なども調整が出来る。マジックマスターリーの者は大抵自身で魔力をコントロール出来るようにしている。
 零はハンドキャノンを空中に向け、
「それじゃどっちが撃ち漏らしが出るか勝負と行きますか」
 喋り終わった後に空中に撃ち込んだ。グレランと言っても音は盛大だった。
 空中に投げ出されたハンドキャノンの魔力弾は半円を描くように空高く飛び、次第に落下を開始した。
「あんな1発じゃすぐに破壊してやるよ」
 潤が片手のハンドガンを構え、標準を合わす。
「1発だけと思っていたら痛い目見るよ」
 そう零が告げた途端に空中から落下していた魔力弾が突如となく無数に分裂した。改造とはハンドキャノン以外にも魔力弾にも工夫を仕掛けていたようだ。
「……って迫撃砲の拡散弾を入れていたのかよ!!」
「威力も維持したままの高威力だ。破壊出来るならしてみやがれ」
 これはちゃんとした遊びなのか駆け引きなのか、それとも勝負なのかも分からなくなっていた。零自身やるなら盛大にやろうと思ったのか、弾もちゃんと変えていた。
「お前は遊びのプロフェッショナルかよ!!」
 ハンドガンを連射しながら潤は大声で叫んだ。降り注ぐ魔力弾は一つ一つ破壊されていく。
 そして、破壊されなかった魔力弾が雨の如く潤に降り注ぐ。
「ぎゃあああー」
 叫びながら潤は後方へ猛ダッシュをしながら避けていた。破壊出来なかった魔力弾が降り注ぎ終わった時、
「お前……なんて物を……持ってきたんだ」
 息切れをしながら戻り、零に言葉を投げた。
「こんなもので済んだって事でいいでしょ」
「良くねえよ!」
 ”それくらい声出せればまだ余力あるな" 
 零はふと思いつつ、片手に持っていたハンドキャノンを潤に投げ飛ばした。それを潤は慌てて手でキャッチする。
「次はそっちが撃つ番だ。盛大にやってくれよ」
 零はもう片手に持っていたハンドガンを回し、撃つ構えに直した。カチッと音を鳴らしながら零はやる気を示していた。
「俺以上に破壊しそうだなあ……、それじゃ派手に行くぜ!」
 潤が上空に向かって撃った。発射された魔力弾は上空に浮かび、一定の距離まで上空に上がった後に落下を開始した。そして無数に分裂した時、零は銃口を魔力弾に向けて撃った。撃った時の表情は余裕のある顔に見えた。
 継続的に撃ち続け、上空から落下している魔力弾を一つ一つ破壊していく。一種の花火のように綺麗に円状に形成されていく煙を出しながら爆発していく。
 やがて音は止み、零はハンドガンの引き金を引くのを止めた。
「こんなもんだろ」
 零は唖然としていた潤に話し掛けた。それでも開いた口が戻らなかったので、零はため息を吐きながらハンドガンで足元を狙った。
 そのハンドガンから発射された魔力弾が地面に弾いた時にやっと反応を見せた。
「危ねえ。て、いきなり撃つんじゃない」
「固まっているお前が悪い」
「全て撃ち落とすとは思わなかったんだよ」
 大きく叫びながら足を後ろに下げた。
 残り時間もすくなる中、ギャラリーも増えているのかもう何人か見に来ていた。ド派手に爆発などが起こっていた為近くにいた者は集まっていたようだ。
「もう1発行くぞーー」
 そのあと潤はもう1発上空に撃った。屋上で見ていた何人かが離れていく。
 やれやらと首を振りながら腰からマシンガンを取り出し、撃ち続けた。一つ一つ破壊していくが、連射して外した魔力弾が上空で反射し、潤の所へと降り注いだ。降り注ぐ魔力弾から逃げるかのように後ろへ走り出した。
「おま!?なんて物を持ち込んだんだ!そして地味に魔力を空中に展開して反射しただろ!」
「反射フィールドを展開しただけだよ」
 全ての迫撃型魔力弾を全て破壊し終わった時、残り時間を確認した。
"残り1分か…"
 銃口を潤に向けて、逃げている姿を見ながら撃ち始めた。
地面や壁に魔力弾が弾いていた。
『そろそろ時間だ。バカ二人そろそろ止めとけよ』
 耳元から突如となく先生の声が聞こえてくる。零はマシンガンを捨て、代わりに投げナイフには数個の爆薬を付けて投げ飛ばした。
「やっと止んだか、たくお前もやる時は限りなくやるんだか……」
 振り向いてセリフを言っている時、顔の前に零が投げた爆薬付きのナイフが飛んで来ていた。潤にはそれをソローモーションに見えてたのか反応した瞬間、眩い閃光を出し爆発した。爆発した瞬間に終わる時になるサイレンが同時に鳴った。その音が鳴ったのと同時に転移が始まった。
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