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メインストーリー
28.学園内の騒動3
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「油断も隙もねえよ。大体反射鏡的なのを空中に作り出すとかありえないのだが」
隣で愚痴るかのように潤が呟いていた。
確かに空中で反射鏡的な障壁を展開した。あれの展開が潤を狙う為とか到底言えない。
「けど、面白かったけどな。あんな緩い速さなら簡単に撃ち落とすよ」
「それお前だけだな」
潤は座りながら零の方と向きながら喋っていた。すると潤の表情が突如と変わり、驚いているように見えた。
「ん?いきなりどうしたんだ」
零の問いに潤は答えない。いや、答える前に後ろから声が入って来た。
「お前らはこんな遊びをするのが好きなのか?今日から復帰したのに思いやられるよ」
バシッと持っていた教本で零の頭を叩く。ゆさゆさと揺れる耳が印象の獣人族の先生だ。
「何するんですか……、フィーナ先生」
「何って、英才教育?」
「なぜ疑問で返すんですか。しかもこれ英才じゃなく制裁ですよね!」
零の返しに「さあね~」っと返す先生。
この先生は実技及び体育の先生である獣人族の先生だ。名前はフィーナ・舞、見た目はかなり美人でしかも20代前半と言っていた。美しい先生だからこそ、やってはいけない事もあるんじゃないだろうか。
「俺らはそろそろ着替えて向かいます。まだ集合には間に合いますよね」
「当たり前でしょ。早くするんだよー」
フィーナ先生は室内の扉から手を上げて振りながら去っていった。
潤は拳を握りしめ、うなされるかのように叫んだ。
「羨ましい。あの胸にモフモフしたい耳とか、最高で完璧の先生じゃないか」
俺ら以外にもいた生徒達が同意するかのように叫んでいた。
「そうだそうだ。完璧な獣っ子は最高だ」
「お姉さんだろそれは」
「あんな人がクラスにもいたらなあ」
だからどうした。こいつら完全にフィーナ先生の魅力に取り付かれている。
なんとかしなきゃいけないと思いながらも、零はため息を吐く以外なかった。
「今日は疲れた~」
昼休みの最中、教室で横たわっている葵の姿が見れた。あれほど派手に動いたら疲れるのも無理はない。
昼飯を食べた後とはいえ、寝るのは少々体に悪いだろう。
零は近づき、忠告しに行ったら、
「すでに遅し……か」
机の上で腕枕をしながらすやすやと寝ていた。
どこからその腕枕のクッション持って来たんだろうか。てか鞄に押し込めたもんだ。
葵の左腕には気持ちよさそうなクッションが巻かれていた。零にはこの腕に巻かれているクッションに見覚えがあった。
まさかな……。まさかあのクッションじゃ無いよな。
零は半信半疑になりがらもそのクッションの柄を見るために一枚の布を巡った。
まるで思い通りだったかのように手を机につき、落ち込見始めた。
待て……、何故葵が俺の大事なプリントアウトされた人気アイドルキラちゃんの折りたたみのクッションを使ってるんだ!
そうそこに写っていたのは獣人族アイドルのキラちゃんの写真がプリントアウトされたクッションだった。葵にはバレないだろうと思い購入していたが、そんなのをお見通しと言わんばかりに布を被せて枕代わりに持って来ていたのだ。
そこへ何も知らずに後ろから潤がやって来た。やばい…、こいつだけにはこれは見せたくない。
「零さんよ、何も寝ている女子生徒にイタズラをしようとするとは悪趣味過ぎますぜ」
よし、まだ気付かれてない。それでも周りには誤解されそうな言い方されているが今はどうでもいい。
「いやイタズラじゃなく、ついさっきの事で聞きたい事があっただけだよ」
「そうかなあ~俺にはそう見えないんだが」
あ、こいつ先程の仕返しか。だがな、俺にはお前の仕返しよりも守らないといけない物が真後ろにあるんだよ。
呆れた感じに潤は皆に聞こえる感じに喋っていた為に教室にいた女子生徒がコソコソと喋り声が聞こえてくる。
やめて、これ以上俺の心を抉らないで。
「まあ、これ以上やろうとするとお前の心にダメージが蓄積するだけだぞ」
潤が零の肩に手を置きながら、正々堂々と語った。
やばい、無情にこいつ殴りたい。そもそもなぜこうなったんだ。今も葵は寝ているから安心……ん?
葵の方へと零が視線を伸ばした時、葵がちょうど目を覚ました。眠たそうな顔をしながら零の方と見る刹那、
「あ、零。これ借りてたから。家にあった膝枕用のクッション放しちゃってね。それで隠すかのように入れられてたこれを見つけてね」
そう言いながら葵はクッションに入れていた生地を剥がして中身を取り出す。それをポンっと机の上に置く。
「ん?なんだそれはー」
「すまん。少々寝ててくれないか?あと今見た景色も忘れてもらえないかな!」
零は潤の首にチョップを繰り出した。零に応えるかのようにその場で零に向かって倒れた。零は手で葵に『そのクッションをしまってくれ』と伝えた。葵はそれを見るなりにそれを鞄の中に無理矢理入れ込む。 それを確認するなり、潤を座らせて目の前でパチンと手と手を叩いた。
気絶していた潤がゆっくりと目を覚ました。先程の合わせは超音波を利用して脳に刺激を与えて起こしたのだ。
「あれ、俺は何をしていたんだ…」
潤がその場をゆっくりと立ち上がる。周囲を見渡して
「零よ、なぜ俺は教室にいるんだ?さっきまで廊下を歩いてたはずじゃ…」
「さっき急に倒れたから運んだんだよ。俺が超音波で身体中に発してもなにもなかったよ。多分疲れで倒れたんじゃないかな」
大まかな嘘になるけど、先程の記憶は無くなってるから一応は解決かな。こいつだけにはあのクッションを見せたくはないからね。
時刻はもうすぐチャイムが鳴ろうとしていた。零は汗を拭きながら、潤を連れて席に戻った。
まさかこの後にあんな事が起きるとは予想もしてなかった。
隣で愚痴るかのように潤が呟いていた。
確かに空中で反射鏡的な障壁を展開した。あれの展開が潤を狙う為とか到底言えない。
「けど、面白かったけどな。あんな緩い速さなら簡単に撃ち落とすよ」
「それお前だけだな」
潤は座りながら零の方と向きながら喋っていた。すると潤の表情が突如と変わり、驚いているように見えた。
「ん?いきなりどうしたんだ」
零の問いに潤は答えない。いや、答える前に後ろから声が入って来た。
「お前らはこんな遊びをするのが好きなのか?今日から復帰したのに思いやられるよ」
バシッと持っていた教本で零の頭を叩く。ゆさゆさと揺れる耳が印象の獣人族の先生だ。
「何するんですか……、フィーナ先生」
「何って、英才教育?」
「なぜ疑問で返すんですか。しかもこれ英才じゃなく制裁ですよね!」
零の返しに「さあね~」っと返す先生。
この先生は実技及び体育の先生である獣人族の先生だ。名前はフィーナ・舞、見た目はかなり美人でしかも20代前半と言っていた。美しい先生だからこそ、やってはいけない事もあるんじゃないだろうか。
「俺らはそろそろ着替えて向かいます。まだ集合には間に合いますよね」
「当たり前でしょ。早くするんだよー」
フィーナ先生は室内の扉から手を上げて振りながら去っていった。
潤は拳を握りしめ、うなされるかのように叫んだ。
「羨ましい。あの胸にモフモフしたい耳とか、最高で完璧の先生じゃないか」
俺ら以外にもいた生徒達が同意するかのように叫んでいた。
「そうだそうだ。完璧な獣っ子は最高だ」
「お姉さんだろそれは」
「あんな人がクラスにもいたらなあ」
だからどうした。こいつら完全にフィーナ先生の魅力に取り付かれている。
なんとかしなきゃいけないと思いながらも、零はため息を吐く以外なかった。
「今日は疲れた~」
昼休みの最中、教室で横たわっている葵の姿が見れた。あれほど派手に動いたら疲れるのも無理はない。
昼飯を食べた後とはいえ、寝るのは少々体に悪いだろう。
零は近づき、忠告しに行ったら、
「すでに遅し……か」
机の上で腕枕をしながらすやすやと寝ていた。
どこからその腕枕のクッション持って来たんだろうか。てか鞄に押し込めたもんだ。
葵の左腕には気持ちよさそうなクッションが巻かれていた。零にはこの腕に巻かれているクッションに見覚えがあった。
まさかな……。まさかあのクッションじゃ無いよな。
零は半信半疑になりがらもそのクッションの柄を見るために一枚の布を巡った。
まるで思い通りだったかのように手を机につき、落ち込見始めた。
待て……、何故葵が俺の大事なプリントアウトされた人気アイドルキラちゃんの折りたたみのクッションを使ってるんだ!
そうそこに写っていたのは獣人族アイドルのキラちゃんの写真がプリントアウトされたクッションだった。葵にはバレないだろうと思い購入していたが、そんなのをお見通しと言わんばかりに布を被せて枕代わりに持って来ていたのだ。
そこへ何も知らずに後ろから潤がやって来た。やばい…、こいつだけにはこれは見せたくない。
「零さんよ、何も寝ている女子生徒にイタズラをしようとするとは悪趣味過ぎますぜ」
よし、まだ気付かれてない。それでも周りには誤解されそうな言い方されているが今はどうでもいい。
「いやイタズラじゃなく、ついさっきの事で聞きたい事があっただけだよ」
「そうかなあ~俺にはそう見えないんだが」
あ、こいつ先程の仕返しか。だがな、俺にはお前の仕返しよりも守らないといけない物が真後ろにあるんだよ。
呆れた感じに潤は皆に聞こえる感じに喋っていた為に教室にいた女子生徒がコソコソと喋り声が聞こえてくる。
やめて、これ以上俺の心を抉らないで。
「まあ、これ以上やろうとするとお前の心にダメージが蓄積するだけだぞ」
潤が零の肩に手を置きながら、正々堂々と語った。
やばい、無情にこいつ殴りたい。そもそもなぜこうなったんだ。今も葵は寝ているから安心……ん?
葵の方へと零が視線を伸ばした時、葵がちょうど目を覚ました。眠たそうな顔をしながら零の方と見る刹那、
「あ、零。これ借りてたから。家にあった膝枕用のクッション放しちゃってね。それで隠すかのように入れられてたこれを見つけてね」
そう言いながら葵はクッションに入れていた生地を剥がして中身を取り出す。それをポンっと机の上に置く。
「ん?なんだそれはー」
「すまん。少々寝ててくれないか?あと今見た景色も忘れてもらえないかな!」
零は潤の首にチョップを繰り出した。零に応えるかのようにその場で零に向かって倒れた。零は手で葵に『そのクッションをしまってくれ』と伝えた。葵はそれを見るなりにそれを鞄の中に無理矢理入れ込む。 それを確認するなり、潤を座らせて目の前でパチンと手と手を叩いた。
気絶していた潤がゆっくりと目を覚ました。先程の合わせは超音波を利用して脳に刺激を与えて起こしたのだ。
「あれ、俺は何をしていたんだ…」
潤がその場をゆっくりと立ち上がる。周囲を見渡して
「零よ、なぜ俺は教室にいるんだ?さっきまで廊下を歩いてたはずじゃ…」
「さっき急に倒れたから運んだんだよ。俺が超音波で身体中に発してもなにもなかったよ。多分疲れで倒れたんじゃないかな」
大まかな嘘になるけど、先程の記憶は無くなってるから一応は解決かな。こいつだけにはあのクッションを見せたくはないからね。
時刻はもうすぐチャイムが鳴ろうとしていた。零は汗を拭きながら、潤を連れて席に戻った。
まさかこの後にあんな事が起きるとは予想もしてなかった。
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